ベンチャー企業は「きつい」?やめとけと言われる理由と向いていない人の特徴も解説
「ベンチャー企業はきつい?就職・転職はやめた方が良い?」
「ベンチャー企業に向いている人・向いていない人の特徴は?」
このように、ベンチャー企業に関する疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ベンチャー企業と聞くと、「かっこいい」「華やか」など良いイメージがあるものの、実際は「業務がきついのでは?」「仕事についていけるかな」と不安に感じてしまいますよね。
また、大企業や創業年数が長い中小企業と比較すると独特な特徴や雰囲気があるため「きつい」「やめとけ」と言われることが多いです。
そこで今回は、ベンチャー企業が「きつい」「やめとけ」と言われる理由を解説するとともに、向いている人・向いていない人を紹介します。
最後まで見ることで、ベンチャー企業への就職・転職をすべきか否かが判断できるので、ぜひ参考にしてください。
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- 1 そもそもベンチャー企業とは?
- 2 ベンチャー企業は「きつい」「やめとけ」と言われる理由9選
- 3 ベンチャー企業に向いていない・ついていけない人の特徴4選
- 4 ベンチャー企業に向いている人の特徴5選
- 5 ベンチャー企業に就職・転職するメリット5選
- 6 ベンチャー企業に就職・転職するデメリット・注意点
- 7 優良ベンチャー企業の見分け方・探し方
- 8 ベンチャー企業への就職・転職を成功させるポイント
- 9 ベンチャー企業への就職・転職におすすめの転職エージェント
- 10 ベンチャー企業へ就職・転職後に「きつい」と感じた時の対処法
- 11 ベンチャー企業に関するよくある質問
- 12 ベンチャー企業はきつい点もあるがやりがいのある企業
そもそもベンチャー企業とは?
ベンチャー企業には明確な定義はありませんが、日本では新しいサービスやビジネスを展開している、設立間もない成長企業のことを指す言葉です。
なお、経済産業省の報告書では、ベンチャー企業は下記のように定義されています。
「ベンチャー」とは、ベンチャービジネスという和製英語から誕生した言葉であり、スタートアップと同様に明確な定義はないが、一般的には、大企業の枠組みでは取り組みにくい独自の技術や新しいアイデアを実践し、成長している企業のことを指す。比較的歴史が浅い企業について使われる場面が多い。
引用元:経済産業省「平成30年度地方創生に向けたスタートアップエコシステム整備促進に関する調査事業報告書」
なお、海外で使われる「ベンチャー」は、ベンチャーキャピタルなど投資家を指す言葉であるため、日本で使われる意味とは異なります。
スタートアップ企業との違い
ベンチャー企業とスタートアップ企業に明確な違いはないものの、スタートアップの方がより短期間での成長を目指す企業として捉えられることが多いです。
なお、スタートアップ企業自体も明確な定義はありませんが、経済産業省の報告書では下記のように定義されています。
「スタートアップ」という言葉には、各資料においても様々な解釈があり、明確に定義することは難しいが、本書では新しいビジネスモデルを考えて、新たな市場を開拓し、社会に新しい価値を提供したり、社会に貢献することによって事業の価値を短期間で飛躍的に高め、株式上場や事業売却を目指す企業や組織のことを指す。
引用元:経済産業省「平成30年度地方創生に向けたスタートアップエコシステム整備促進に関する調査事業報告書」
また、法人ではないスタートアップ企業も存在します。
中小企業との違い
中小企業庁によると、中小企業は下記のような定義があります。
業種 | 資本金 | 従業員数 |
---|---|---|
製造業・運輸業・建設業・その他 | 3億円以下 | 300人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
サービス業 | 5千万円以下 | 100人以下 |
小売業 | 5千万円以下 | 50人以下 |
対してベンチャー企業は、企業の規模に関わらず「大企業の枠組みでは取り組みにくい独自の技術や新しいアイデアを実践し、成長している企業のこと」を指します。
つまり、多くのベンチャー企業は小規模・中規模であるため、中小企業でありながらベンチャー企業でもある企業も含まれているということです。
ベンチャー企業は「きつい」「やめとけ」と言われる理由9選
全てのベンチャー企業が「きつい」というわけではありません。
ただし、大企業に比べると「きつい」「やめとけ」と言われる傾向があります。
そこでここからは、ベンチャー企業が「きつい」「やめとけ」と言われる理由を紹介します。
- 長時間労働の企業が多いから
- いつ倒産するかわからないから
- 仕事の責任が大きいから
- 教育体制が整っておらずほったらかしになるから
- 結果が求められるから
- 社会的信用が低いから
- ベンチャー企業のノリについていけないから
- 福利厚生が期待できないから
- 会社の仕組みが完全ではないから
それぞれ解説します。
1.長時間労働の企業が多いから
ベンチャー企業は、勤務時間が定められているものの資金が限られていることが多く、1人1人の仕事量が多くなりがちです。
大企業のように仕事を細分化しているわけでもないため、社員一人ひとりが多岐にわたる役割を担います。
これが「きつい」と感じられる大きな要因の1つです。
そのため、ワークライフバランスを重視する人にとっては厳しい環境となります。
2.いつ倒産するかわからないから
ベンチャー企業は、いつ倒産するかわからないことから、精神的に「きつい」「やめとけ」と言われることも多いです。
日経ビジネス「【創業20年後の生存率0.3%】を乗り越えるには」によると、ベンチャー企業の生存率は、創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後は0.3%とされています。
ベンチャー企業の生存率 | |
---|---|
創業から5年後 | 15.0% |
創業から10年後 | 6.3% |
創業から20年後 | 0.3% |
参照元:日経ビジネス「【創業20年後の生存率0.3%】を乗り越えるには」
特にスタートアップ初期のベンチャー企業は、安定した収益を確保するまでに時間がかかることが多く、「いつ会社が倒産するかわからない」という不安が常に付きまといます。
3.仕事の責任が大きいから
ベンチャー企業では、限られた人員で多岐にわたる業務を担うため、一人ひとりに課せられる責任が非常に大きくなります。
特に、重要なプロジェクトやクライアントの対応などでは、その成果が直接会社の未来に影響を与えることも少なくありません。
そのため、特に経験の浅い方にとってベンチャー企業は、仕事の負担が大きく感じられることから「きつい」と感じるのです。
4.教育体制が整っておらずほったらかしになるから
ベンチャー企業では、入社直後から即戦力としての活躍が求められることが多いです。
なぜなら基本的にベンチャー企業は、1人1人の抱える仕事量が多く、新入社員を教育する時間が限られているから。
そのため、新入社員や未経験者にとってベンチャー企業は仕事についていけず、「きつい」と感じてしまうのです。
5.結果が求められるから
ベンチャーでは、各個人の成果が直接会社の業績に影響を与えるため、常に高いパフォーマンスが求められます。
そのため、結果を出せない場合のストレスやプレッシャーが大きい傾向があります。
特に、成果主義が強いベンチャー企業では、継続的な高パフォーマンスの維持が求められることから「きつい」と感じることが多いです。
6.社会的信用が低いから
ベンチャー企業は大企業と比較すると、知名度が低く、創業間もないことも多いため社会的信用が低いです。
そのため、特にベンチャー企業の営業職は会社のネームバリューではなく「営業力」が必要になります。
そのため、なかなか売れないことも多く「きつい」と感じることが多いのです。
7.ベンチャー企業のノリについていけないから
ベンチャー企業は、「部活感」「体育会系感」がある企業と認識されることがあります。
最近のベンチャー企業では、「部活感」「体育会系感」が薄れたとは言え、大企業や中小企業と比較すると、その傾向が強いです。
そのため、「部活感」「体育会系感」のノリが苦手な人にとってベンチャー企業は「きつい」と感じるのです。
8.福利厚生が期待できないから
多くのベンチャー企業では、大手企業と比較して、福利厚生が限定的であることが多いです。
なぜならベンチャー企業は創業間もないことも多く、
- 予算が制限されている
- 資金力が安定しない
ことが多いからです。
そのため給料以外の福利厚生を求める方ににとって、福利厚生が限定的なベンチャー企業は「きつい」と感じてしまいます。
9.会社の仕組みが完全ではないから
ベンチャー企業は、会社の仕組みが完全ではないことも多いです。
仕事をする中で、仕組みや仕事のやり方を整えていくことも多く、マニュアルもゼロから作る必要があります。
またベンチャー企業は、急に仕事の方針が変わることも少なくありません。
そのため、変化に対応できない人にとっては「きつい」と感じることが多いです。
ベンチャー企業に向いていない・ついていけない人の特徴4選
ここからは、ベンチャー企業に向いていない・ついていけない人の特徴4選を紹介します。
- 指示がないと行動できない人
- 安定志向の人
- 年功序列が良い人
- 変化が楽しめない人
指示がないと行動できない人
指示がないと行動できない人は、ベンチャー企業に向いていません。
先述したように、ベンチャー企業は1人1人の仕事量が多く、上司でも指示を出している暇はないというケースも少なくありません。
そのため、ベンチャー企業では自発的に考えて行動することは必須です。
従って受動的な人は、ベンチャー企業の環境に適応するのは難しいでしょう。
安定志向の人
安定志向の人も、ベンチャー企業には向いていません。
上述したように、日経ビジネス「【創業20年後の生存率0.3%】を乗り越えるには」によると、ベンチャー企業の生存率は、創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後は0.3%となっています。
ベンチャー企業の生存率 | |
---|---|
創業から5年後 | 15.0% |
創業から10年後 | 6.3% |
創業から20年後 | 0.3% |
参照元:日経ビジネス「【創業20年後の生存率0.3%】を乗り越えるには」
またベンチャー企業は、大企業と比較すると福利厚生が限定的なことも多いです。
そのため、安定志向の人にはベンチャー企業は向いていません。
年功序列が良い人
大企業のような年功序列を求める人も、ベンチャー企業は向いていません。
基本的にベンチャー企業は、「成果主義」「実力主義」です。
新卒社員が、中堅社員を抜いて出世することも珍しくありません。
そのため、年功序列での評価や昇進を望む人にはベンチャー企業は不向きと言えます。
変化が楽しめない人
ベンチャー企業は、良くも悪くも変化が激しいです。
毎日のように、仕事内容やマニュアルが変更されることも珍しくありません。
そのため、変化に対応できない人、楽しめない人には苦痛に感じることもあるため、ベンチャー企業には向いていません。
ベンチャー企業に向いている人の特徴5選
ここからは、ベンチャー企業に向いている人の特徴を紹介します。
- 主体的に行動できる人
- 変化が楽しめる人
- 将来独立・起業したい人
- 出世意欲が強い人
- いろいろな仕事を経験したい人
主体的に行動できる人
主体的に行動できる人は、ベンチャー企業に向いています。
ベンチャー企業は教育体制が整っていないことが多く、手取り足取り教えてもらえる機会は少ないため、自分で考えて行動する能力が求められます。
自分で考えて行動できる人にとってベンチャー企業は、楽しく働ける環境と言えるでしょう。
変化が楽しめる人
ベンチャー企業は常に変化しています。
事業方針の変更、市場の動向への迅速な対応が求められるため、変化を楽しめる柔軟性がある人には最適な環境です。
ベンチャー企業の変化を恐れず、チャンスと捉えることができれば、より楽しく働けます。
将来独立・起業したい人
ベンチャー企業は、将来的に独立・起業を考えている人にとって最適な環境です。
その理由は、下記の通りです。
- 仕事の立ち上げから経験できる
- さまざまな業務に挑戦できる
また、ベンチャー企業は経営層との距離も近いため、さまざまな勉強ができます。
出世意欲が強い人
先述したように、ベンチャー企業は「実力主義」「成果主義」を掲げていることが多いです。
年齢が若くても結果が出せれば、出世できます。
そのため、出世意欲が強い人にとってベンチャー企業は、非常に大きなチャンスがあります。
いろいろな仕事を経験したい人
ベンチャー企業は大企業と異なり、一人ひとりの業務範囲が広いです。
大企業では、「営業職」「企画職」「マーケティング職」などそれぞれの業務が決められていますが、ベンチャー企業の場合は全て一人で行うことも少なくありません。
そのため、「いろいろな仕事を経験したい」「多様なスキルを身につけたい」という方はベンチャー企業に向いています。
ベンチャー企業に向いている人の特徴は?向いていない人の特徴や求められるスキルも紹介
ベンチャー企業に就職・転職するメリット5選
ここからは、ベンチャー企業に就職・転職するメリットを解説します。
- 会社の成長を感じつつ働ける
- 若くても裁量権を持って仕事ができる
- ストックオプションがあることも
- 経営陣との距離が近い
- スピード感を持って仕事ができる
会社の成長を感じつつ働ける
ベンチャー企業は、大企業では考えられないほど急速に成長することも多いです。
そのため、会社の成長を間近で体験できるのがベンチャー企業の大きな魅力の1つです。
自分の成果が会社の業績に直接反映されることも多いので、やりがいを感じつつ仕事ができます。
若くても裁量権を持って仕事ができる
ベンチャー企業は若くても裁量権を持って仕事ができる点も、大きなメリットです。
ベンチャー企業では、年齢や経験に関係なく、能力を発揮できるだけでなく、自分の意見やアイデアを積極的に提案し、実現するチャンスも多くあります。
若い時から裁量権のある仕事ができると、転職が有利な点もメリットです。
ストックオプションがあることも
ベンチャー企業によっては、ストックオプションがもらえることもあります。
ストックオプションとは、株式会社の従業員や取締役が、自社株をあらかじめ定められた価格で取得できる権利のことです。
株価が上昇したタイミングでストックオプションを行使すると、権利行使価格と株価上昇分の価格との差が、利益として得られます。
経営陣との距離が近い
ベンチャー企業は、経営層との距離が近い点もメリットです。
経営の現場を直接学ぶ機会が多く、キャリアに役立つ経験を積むことが可能です。
将来的に独立・起業にも役立つため、独立志向のある方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
スピード感を持って仕事ができる
ベンチャー企業は、スピード感を持って仕事ができる点もメリットです。
大企業の場合は、何か新しいことをする場合、上司の許可が必要になります。
その点ベンチャー企業は意思決定が迅速で、スピード感を持って仕事を進められます。
そのため仕事の進行が早く、多くの経験を短期間で積むことが可能です。
ベンチャー企業に就職・転職するデメリット・注意点
ここからは、ベンチャー企業に就職・転職するデメリット・注意点を紹介します。
- 福利厚生が限定的
- 教育体制が整っていない
- 憧れだけで就職・転職しない
- 倒産するリスクを受け入れる
福利厚生が限定的
ベンチャー企業は、福利厚生が限定的であることが多いです。
その理由は、下記の通り。
- 創業間もないため、制度が整っていない
- 福利厚生にまわす資金がない
大企業や中小企業では、当たり前にある福利厚生制度もベンチャー企業では受けられないということも珍しくありません。
そのため、ベンチャー企業には福利厚生をあまり期待しない方が良いです。
教育体制が整っていない
ベンチャー企業は、教育体制が整っていないことも多いです。
そのため、自分で考えて仕事を進める能力が必要です。
また、教育体制が整っていないため、自分で勉強する・スキルを身につける必要があります。
そのためベンチャー企業は、ゼロから丁寧に教育してもらいたいという方にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。
憧れだけで就職・転職しない
ベンチャー企業に、「かっこいい」「華やか」なイメージを持っている方も多いですが、憧れだけで就職・転職しないよう注意しましょう。
先述したようにベンチャー企業は、
- 仕事量が多い(業務範囲が広い)
- 福利厚生が整っていない
- 倒産のリスクが高い
など、大企業や他の中小企業にはない特徴が多くあります。
憧れだけで入社すると、入社前後のギャップも感じやすいです。
そのため、憧れだけでベンチャー企業に就職・転職することだけは避けましょう。
倒産するリスクを受け入れる
先述したように、日経ビジネス「【創業20年後の生存率0.3%】を乗り越えるには」によると、ベンチャー企業の生存率は、創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後は0.3%とされています。
ベンチャー企業の生存率 | |
---|---|
創業から5年後 | 15.0% |
創業から10年後 | 6.3% |
創業から20年後 | 0.3% |
参照元:日経ビジネス「【創業20年後の生存率0.3%】を乗り越えるには」
そのため、ある程度のリスクを受け入れる必要があります。
倒産のリスクが高いベンチャー企業は安定を求める人にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。
優良ベンチャー企業の見分け方・探し方
ここからは、優良ベンチャー企業の見分け方・探し方を解説します。
- 頻繁に求人が出ていないか
- 社員の口コミを確認する
- 業績を確認する
- 給料が高すぎないか
頻繁に求人が出ていないか
優良ベンチャー企業を見極める方法の1つは、頻繁に求人が出ていないか確認することです。
頻繁に求人が出ているベンチャー企業の場合、離職率が高く、人員の入れ替わりが激しいことが予測できます。
ただし、事業拡大のために頻繁に求人を出しているベンチャー企業も多いので、業績などからも見極めることが重要です。
社員の口コミを確認する
社員の口コミや評価は、企業の実態を知る重要な手がかりとなります。
口コミサイトなどで、
- 従業員の口コミ
- 職場環境
- 企業文化
- 福利厚生
- 働き方
などに関するレビューをチェックしましょう。
特に、現在働いているまたは過去に働いていた社員からのリアルな声は、そのベンチャー企業が本当に良い環境なのかを判断することに役立ちます。
業績を確認する
優良ベンチャーを見極めるには、業績を確認することも重要です。
- 成長率
- 売上高
- 利益率
などの経営指標を確認し、企業が安定して成長しているかどうかを調べましょう。
また、業界内での競争力や市場の動向も参考になります。
給料が高すぎないか
給料が相場よりも高すぎるベンチャー企業には、注意が必要です。
なぜなら給料が高すぎる企業は、
- 応募者を集める吊り求人
- 求人の給料に残業代が含まれていた
などの可能性が高いからです。
そのため、給与水準が業界平均と比較して妥当な範囲内に収まっているかをしっかり確認しましょう。
また、給料だけでなくキャリア成長や教育なども総合的に評価することも重要です。
ベンチャー企業への就職・転職を成功させるポイント
ここからは、ベンチャー企業への就職・転職を成功させるポイントを解説します。
- 自己分析でベンチャー企業に向いているか見極める
- 情報収集をしっかり行う
- 将来伸びそうな業界を選ぶ
- 転職エージェントを活用する
自己分析でベンチャー企業に向いているか見極める
ベンチャー企業への就職・転職を成功させるには、自己分析が重要です。
自己分析をすることで、自分がベンチャー企業に向いているかを見極められます。
また、強みや弱みも理解できます。
- 強み・弱み
- 興味・関心
- 性格
- 傾向...etc
自己分析で自分が理解できたら、自分にぴったりの企業も見つけやすいです。
情報収集をしっかり行う
ベンチャー企業への就職・転職を成功させるためには、情報収集が不可欠です。
ただし創業間もないベンチャー企業ほど、口コミや情報が少ない傾向があります。
情報収集先としては、ホームページや転職サイトだけでなく、社長や社員のSNSなどからも情報収集をしましょう。
働き方や会社の雰囲気を隠すことなく投稿している企業は、優良ベンチャーである可能性も高いです。
将来伸びそうな業界を選ぶ
転職する業界や職種にこだわりがないのであれば、伸びている業界・将来伸びそうな業界を選びましょう。
今後伸びやすい業界に身を置くことで、将来的に優位に立てる知識やスキルを身につけられます。
転職エージェントを活用する
ベンチャー企業への転職を成功させるには、転職エージェントの活用もおすすめです。
ベンチャー企業には、長時間労働が当たり前、給与体系が曖昧などブラック企業と呼ばれる企業も多いです。
その点転職エージェントは企業の内部事情も把握しているため、ブラックなベンチャー企業を避けられます。
また、転職エージェントは求人紹介や面接対策なども受けられます。
- キャリア相談
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 企業とのやり取り代行(面接日程の調整や条件交渉など)
- 就業後のアフターフォロー
転職エージェントを活用することで、就職・転職活動の負担も軽減できます。
ベンチャー企業への就職・転職におすすめの転職エージェント
ここからは、ベンチャー企業への就職・転職におすすめの転職エージェントを紹介します。
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- JACリクルートメント
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ベンチャー企業へ就職・転職後に「きつい」と感じた時の対処法
ここからは、ベンチャー企業へ就職・転職後に「きつい」と感じた時の対処法を解説します。
- 今の会社で改善できないか考える
- 心身の負担が大きなら再転職を検討する
今の会社で改善できないか考える
ベンチャー企業への就職・転職後に「きつい」と感じた場合、まずは今の会社で改善できることはないかを考えましょう。
仮にスキルが足りない、馴染めないなどの理由であれば時間が経てば解決する場合もあります。
転職を繰り返してしまうと、転職が厳しくなる傾向があるため、まずは今の会社で改善できないかを考えましょう。
20代の平均転職回数は1~2回って本当?企業に好印象を与える方法や不利になる回数について解説
心身の負担が大きなら再転職を検討する
ベンチャー企業への就職・転職後に心身の負担が大きのであれば、再転職を検討しましょう。
過度なストレスを抱えたまま仕事をすると、うつ病のリスクも高まります。
ただし、再度転職するのであれば、何が原因で「きつい」と感じたのかを明確にすることが重要です。
何も考えずに転職すると、同じ失敗を繰り返してしまいます。
ベンチャー企業に関するよくある質問
ここからは、ベンチャー企業に関するよくある質問を紹介します。
- ベンチャー企業はきつい?忙しすぎる?
- ベンチャー企業の営業はきつい?
- 30代・40代でベンチャー企業への転職はアリ?
- 日本の有名なベンチャー企業は?
ベンチャー企業はきつい?忙しすぎる?
ベンチャー企業の仕事が「きつい」「忙しい」と感じるかどうかは、個々の仕事への姿勢や業界、企業によって異なります。
一般的に、ベンチャー企業は市場での急速な成長を目指しており、そのためにスピーディな意思決定と柔軟な対応が求められます。
この結果、働く環境は忙しく、時には激務になることもあります。
しかし、これは同時に大きな成果や成長を遂げるチャンスでもあります。
変化を楽しめるか、高いペースの仕事に興奮を覚えるかどうかが、ベンチャー企業での仕事の「きつさ」を決定づける要因となります。
ベンチャー企業の営業はきつい?
ベンチャー企業の営業職は、一般的な営業職に比べてプレッシャーが大きいことがあります。
大企業の場合、ネームバリューで商品が売れることも多いです。
一方ベンチャー企業の場合は、知名度が低いことも多く「営業力」が重要になります。
ベンチャー企業の営業職は大きな責任を伴う一方で、成功した場合の達成感や報酬は大企業よりも大きいです。
自らを推し進める意欲と創造力がある人にとっては、ベンチャー企業の営業職はやりがいのある仕事です。
30代・40代でベンチャー企業への転職はアリ?
30代・40代でベンチャー企業への転職はアリです。
なぜならベンチャー企業は、スキルや経験を重視する傾向が強いからです。
実際に中小機構の「ベンチャー企業の人材確保に関する調査」によると、中途人材を求める企業が多い結果が出ています。
ただし、ベンチャー企業は倒産のリスクがあることも受け入れる必要がある点に注意しましょう。
30代でベンチャー企業への転職は後悔する?転職成功のコツを解説
40代でベンチャー企業に転職する際の注意点!企業の選び方や転職に成功する秘訣
日本の有名なベンチャー企業は?
日本で有名なベンチャー企業は以下の通りです。
- リクルート
- サイバーエージェント
- DeNA
- メルカリ
- ミクシィ
- LINE…etc
ベンチャー企業はきつい点もあるがやりがいのある企業
今回は、ベンチャー企業が「きつい」「やめとけ」と言われる理由を解説しました。
確かに大企業と比較するとベンチャー企業は、「きつい」点が多くあります。
しかしベンチャー企業は、裁量権を持って仕事ができる、さまざまな業務経験が積めるなど大企業にはないメリットも多く、やりがいを感じつつ仕事ができます。
とは言ってもベンチャー企業には向き不向きがあるので、自分の特性を見極めてから就職・転職しましょう。