中卒は親のせい？自分の責任？中卒という学歴がもたらす弊害とは？
「自分はなぜ中卒なのか？」と考えた時、誰のせいで中卒になってしまったのか疑問を感じませんか？
高校に進学しなかった自分のせいなのか、高校進学を後押ししなかった両親のせいなのか、誰の責任なのかよく分かりませんよね。
中卒は社会的にもかなり不利な立ち位置なので、就活をはじめとして、様々な場面で弊害を感じてしまうケースが多いです。
中卒になってしまうのは少なからず両親の影響がありますが、いつまでも親のせいにしている訳にはいきません。
そこでこの記事では、中卒として生きていくことで起きる弊害や、中卒として社会人になるためのポイントを紹介していきます。
中卒になるのは両親や家庭環境の影響が大きい
中卒になるのは少なからず、親や家庭環境が影響しており、高校へと進学できる環境が整っていないケースが多いです。
中卒になってしまう主な要因を紹介していきます。
- 両親の経済力
- 学歴に対しての考え方
- 子どもへの興味・関心
両親の経済力
低学歴になりやすい一番の要因は、両親の経済力が低いケースです。
息子を高校へと進学させるための収入や貯金がなく、中学卒業後に進学せずに中卒として働き始める人が多いです。
両親が高齢の場合は、進学して勉強をする時間も確保できないので、両親を養うために中学卒業に働かなければなりません。
学歴に対しての考え方
両親が学力に対しての重要性を理解していない場合も、子どもが中卒になる可能性が高いです。
子どもの考えは親の考え方に影響されるため、家庭で「学歴は必要ない」となれば子どもも同じような考えになっていきます。
特に両親が学歴に関係ない仕事をしている場合、子どもを進学させる考えを持ちにくくなる傾向が強いです。
子どもへの興味・関心
親が子どもに対して興味や関心がない場合、わざわざ学費を支払って進学させる必要性を感じられません。
親からの愛情を注がれないケースがあり、学歴の他にも、人間性にも影響する可能性がありあます。
愛情をたっぷりと注がれている子ども場合は、大学まで面倒をみてくれるので、万全の状態で社会人デビューが切れるのです。
すべてが親の責任という訳ではない
中卒になる原因は両親の責任でもありますが、少なからず自分の責任でもあります。
日本の義務教育は中学までなので、中学を卒業したら、進学するか働くかを選択できるのです。
両親に進学を進められなかったら、自ら行動を起こして、自分の力で高校へと進学する方法もあります。
中卒という学歴がもたらす3つの弊害
中卒という学歴は社会的にものすごく不利な立場に立たされてしまいます。
中卒という学歴がもたらす3つの弊害について紹介していきます。
- 就職しにくい
- 世間的なイメージが悪い
- 就職できても昇給や昇進の機会に恵まれない
中卒の弊害⓵：就職しにくい
中卒は高卒や大卒と比べて、圧倒的に学歴が低く、企業から不信感を持たれてしまいます。
「人間的に問題があるのでは？」「仕事を適当にやるのでは？」など、第一印象で悪いイメージを与えてしまうことに。
第一印象が悪くなってしまうと、そのイメージを払拭するのは難しく、ずるずると悪い印象を引きずってしまい採用されにくいのです。
また、中卒ではエントリーできる求人数がそもそも少なく、就活の行動量を増やせないのも就活しづらい要因。
中々就職先が決まらず、無職期間が長くなると、さらに就活しづらくなる悪循環も招いてしまうのです。
中卒は就職できない！？中卒の就活事情や内定を貰うポイントを紹介！
中卒の弊害⓶：世間的なイメージが悪い
世間は中卒に対して非常に悪いイメージを抱えています。
中卒というだけで偏見を持たれたり、悪い印象を抱かれたりするので、普通に生活していても何かしらの後ろめたさを感じてしまいます。
特に結婚する際には、結婚相手の両親からのイメージが悪くなり、中卒の人との結婚を承諾してくれないケースも。
そのため、中卒はあらゆる面で不利な状況におかれてしまうのです。
中卒の弊害⓷：就職できても昇給や昇進の機会に恵まれない
中卒は就職先での扱いも悪くなります。
仕事をしっかりとしているにも関わらず、中卒というだけで昇進や昇給できないケースがあります。
いくら勤続年数を重ねても、管理職などの重要なポジションは大卒に任されてしまい、中卒はいつまで経っても昇給や昇進に恵まれません。
いくらがんばっても評価の対象にならないので、仕事に対してのモチベーションを保つことが難しいのです。
中卒から高収入を得るには？高収入が得られる職種や資格を解説！
中卒でも社会で自立することが十分に可能！
世間的なイメージが悪く、恵まれない中卒でも社会で自立することができます
理由は下記の通り。
- 学歴に関わらず若い人材を求めている企業が多い
- 実力主義の業界もある
- 通信制高校や高校認定試験を受けるのも効果的
それぞれ解説していきます。
学歴に関わらず若い人材を求めている企業が多い
一昔前までは学歴社会で、大卒以上の学歴がないとエントリーすらできない時代がありました、
しかし、今では学歴よりも大切なのは仕事の実力やポテンシャルです。
例え中卒でも、将来性やポテンシャルが高ければ十分に採用されます。
求人をしっかりとチェックして、学歴不問としている求人を狙ってエントリーしていきましょう。
通信制高校や高校認定試験を受けるのも効果的
学歴をコンプレックスに感じている人は、通信制高校や高校認定試験を受けて、高卒の資格を取得するのも十分にOKです。
学費や受講料、勉強時間などかかってしまいますが、時間の調整ができるので仕事の隙間時間で進められます。
実際に、中卒のなかには通信制高校や高卒認定試験を受講し、高卒の資格を取得している人が多いです。
高卒の資格が貰えれば、大学や専門学校への進学や高卒向け求人へのエントリーができ、選択肢が広がります。
中卒は高卒認定試験を受けるべき？合格すれば選択肢が広がります！
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