登録販売者は就職に有利って本当?資格のメリットと有利な就職先を解説

登録販売者は就職に有利って本当?資格のメリットと有利な就職先を解説
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登録販売者とは、一般医薬品を販売することができる国家資格の事です。

2009年の薬事法改正により生まれた資格で、需要も高く注目を集めています。

この記事では登録販売者が本当に就職に有利なのかと、資格のメリット・デメリットについて解説していきます。

登録販売者が有利な就職先も紹介していますので目を通してみてくださいね。

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公開求人数 約6,500件
非公開求人数 公開求人数に含まれています
対応地域 全国
対応年代 20代~50代
主な転職先 調剤薬局・ドラッグストア・企業など
注目ポイント
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登録販売者が就職に有利な理由

薬を触る女性

登録販売者は就職に有利という噂がありますが、具体的にはどんなところが有利なのでしょう。

3つのポイントにまとめましたので、順番に解説していきます。

国家資格なので信頼性が高い

資格には国家資格と民間資格がありますが、登録販売者は国家資格にあたります。

民間資格よりも信頼度が高いため、就職の際に大きなアピールポイントになりますよ。

ちなみに同じ医療系の資格でも、医療事務や調剤薬局事務等は民間資格となります。

登録販売者の需要が高まっている

2009年の薬事法改正により、薬剤師以外にも医薬品の販売(第一類一般医薬品を除く)を行える登録販売者の資格が誕生しました。

それに伴って、ドラッグストアだけでなくスーパーやコンビニ、ホームセンターなどでも幅広い医薬品を取り扱えるようになったのですね。

さらに2014年からは第一類医薬品以外の医薬品の通信販売も可能になり、医薬品を扱うECサイトの運営等も登録販売者の活躍の場となっています。

登録販売者の需要はまだまだ増加傾向にあり、就職にも有利な将来性のある資格と言えるでしょう。

実務未経験でも受験できる

登録販売者の資格ができた当時は受験条件がやや厳しく、薬局等での実務経験がないと受験することができませんでした。

しかし平成27年の制度改正によって見直しが行われた以降は条件が緩和され、登録販売者の受験のハードルは低くなりました。

現在、登録販売者の資格を受験するにあたって年齢制限はありません。

登録販売者の資格は実務未経験からでも挑戦できる資格となったのですね。

登録販売者が有利な就職先

処方箋を渡す女性

登録販売者が就職に有利な理由をお伝えしてきましたが、ここからは登録販売者が特に有利に就職しやすい就職先についても見ていきましょう。

登録販売者が有利に就職しやすい主な就職先は下記の3つです。

  • ドラッグストア
  • 製薬業界
  • コンビニ

ドラッグストア

ドラッグストアは登録販売者が活躍する代表的な就職先の一つですね。

薬剤師がいればドラッグストア内のすべての医薬品を販売できるものの、薬剤師の人手不足もあり全ての時間帯に薬剤師が勤務できないことも多いです。

登録販売者は薬剤師に比べれば扱える医薬品の種類が少ないですが、それでもドラッグストア内のほとんどの医薬品を販売可能です。

人手不足のドラッグストア業界としては、登録販売者はいくらでも需要がある人材なのですね。

製薬業界

製薬業界での仕事はどの部署であろうと医薬品に関する知識を求められます。

登録販売者の資格を持っているなら、はじめから医薬品に関する知識を持っているため、企業としては研修に時間がかからないメリットがあります。

すぐに現場で活躍できる人材と判断されやすいため、就職に有利と言えますね。

コンビニ

近年では医薬品を扱うコンビニが増えており、登録販売者の需要も増しています。

一方で就職を考える登録販売者の就職先候補として、まずコンビニを検討する人は少数派です。

まずはイメージの強いドラッグストアや製薬業界への就職を考える人が多いため、コンビニ業界は穴場と言えます。

登録販売者の人材を確保するための待遇の良い求人も多いため、ぜひチェックしておきましょう。

登録販売者の4つのメリット

男 白衣 腕を組んでいる

登録販売者として働くことのメリットについても確認していきましょう。

登録販売者の主なメリットは下記の4つです。

  • 資格手当が出る可能性が高い
  • 就職先の選択肢が多い
  • 高齢になっても仕事を続けやすい
  • 転職にも有利

資格手当が出る可能性が高い

職場にもよりますが、登録販売者には資格手当がつくことがあります。

正社員の場合毎月の手当が1.5万という求人も見られますね。

ただしパートやアルバイト勤務の場合は手当が出ても時給50~100円程度であることも多いですから、給与を重視するなら正社員を目指しましょう。

就職先の選択肢が多い

勤務場所の選択肢が多いのも登録販売者として働くメリット。

ドラッグストアだけでも全国に2万店舗以上あると言われていますし、今はコンビニやホームセンターでも医薬品を扱う時代です。

全国どこに行っても働く場所があり、今後も需要が高まっていく仕事だということができます。

高齢になっても仕事を続けやすい

嬉しいことに登録販売者は定年後になっても働き続けられる可能性が高い仕事と言えます。

雇用側には、登録販売者を雇用することで取り扱える商品が増えるメリットがありますからね。

一般医薬品を扱える資格を持ったスタッフがいなければ、店舗に置くことができない医薬品もあります。

つまり高齢だったとしても、登録販売者であるという事実だけで雇用するメリットになるということです。

転職にも有利

登録販売者の資格や知識は他の職種でも活かすことができるものが多いので、転職時も役立ちます。

例えばドラッグストア勤務だった場合、健康食品を扱う会社や製薬会社に勤めれば登録販売者の資格や医薬品に関する知識が役に立つことでしょう。

また介護の仕事なども、医薬品の知識のあるスタッフは重宝されますよ。

このようにいずれ転職の機会があった時にも、登録販売者の資格と知識があれば有利になるでしょう。

登録販売者の4つのデメリット

汗を拭く女性

登録販売者の資格や働くうえでの主なデメリットは下記の4つです。

  • 正規の登録販売者となるには2年の実務経験が必要
  • 資格を維持するには定期的な研修の受講が必要
  • 売上ノルマを課されることがある
  • 業務量が多い

正規の登録販売者となるには2年の実務経験が必要

登録販売者の資格ができた当初は、受験するためには1年の実務経験が必要という条件がありました。

しかし薬事法改正によりこの規定は撤廃され、現在では実務経験がなくても受験が可能となっています。

ただし受験条件が緩和された代わりに、直近5年以内に2年以上の実務経験がないと正規の登録販売者とはみなされないことになったのです。

つまりは実務経験が浅いうちは見習いという扱いになり、薬剤師か正規の登録販売者の監督のもとでしか医薬品の販売ができないことになります。

資格が取れたとしても正規の登録販売者になるまでに時間がかかる点はデメリットと言えますね。

資格を維持するには定期的な研修の受講が必要

登録販売者の資格を維持していくためには毎年研修を受け続ける必要があります。

医薬品は常に新しいものが開発されていきますから、研修を通して最新の医薬品情報を得て知識を更新していく必要があるのですね。

登録販売者として働き続けるためには、最新の医薬品の勉強も同時進行しなくてはいけないため、自分の時間を確保するのが難しいと感じる人もいます。

登録販売者は資格がないとつけない仕事ですが、一度資格を取ればそれでおしまいというわけではないのです。

売上ノルマを課されることがある

ドラッグストアやコンビニ、スーパーの医薬品コーナー等、接客の現場で働いている場合には、登録販売者に売り上げノルマが課されることがあります。

店舗が推奨している商品を期間内に一定数売り上げなくてはいけないなんてこともあるでしょう。

医薬品は利益率が高いので、店舗はその利益を使ってその他の食品や日用品の価格を下げているという事情もあります。

そのため登録販売者には医薬品の知識だけでなく販売能力も求められ、接客業務につく登録販売者のプレッシャーは大きくなります。

業務量が多い

特に接客業務につく登録販売者に言えることですが、無資格のスタッフと比べて基本的に業務量が多くなります。

一般スタッフが行う業務は登録販売者も行いますが、それとは別に登録販売者にしか担当できない業務もあるため、基本的に業務負担は多めになるでしょう。

登録販売者の就職活動におすすめの就活サイト・エージェント3選

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  • マイナビ薬剤師

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登録販売者と薬剤師は何が違う?

手元のアップ 薬

ここまでの内容で薬剤師についても少々触れてきましたが、そもそも薬剤師と登録販売者の違いは何か、疑問に感じている人もいるでしょう。

薬剤師と登録販売者の主な違いは下記の2点です。

  • 取り扱い可能な医薬品が違う
  • 店舗管理者になれる条件が違う

取り扱い可能な医薬品が違う

薬剤師と登録販売者はどちらも医薬品の販売ができる国家資格ですが、取り扱い可能な薬品の範囲に違いがあります。

一般医薬品は副作用のリスクが大きい順に第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品に分類されていますが、その中でも登録販売者が扱えるのは第2類までとなります。

一方薬剤師は第1類まですべての医薬品を取り扱うことができますよ。

店舗管理者になれる条件が違う

店舗管理者になれば、登録販売者として一人で店頭に立つことができます。

しかし店舗管理者になる条件は薬剤師と登録販売者では異なります。

登録販売者の場合は2年以上の実務経験が必要なのに対して、薬剤師は資格さえあればすぐに店舗管理者として就業が可能です。

登録販売者の資格を取って就職を有利に進めよう

登録販売者が就職に有利な理由と資格のメリット・デメリット、そして登録販売者が有利な就職先について解説しました。

医薬品を扱える店舗や販売方法の緩和によって、登録販売者の活躍の場はますます広がっていくことが予想されます。

医薬品業界も今後さらに成長が見込まれる業界ですので、登録販売者の資格があれば有利に就職できる可能性が高いでしょう。