正しい就職先の選び方とは?後悔しない就職先選びを分かりやすく解説!
はじめて就職をする人にとって、「どのように就職先を選べばいいのか?」悩んでしまいますよね。
就職は人生の中でも比較的大きなイベントなので、失敗は避けたいポイント。
就職先選びに失敗してしまうと、早期退職してしまうリスクがあり、経歴に大きな傷がついてしまいます。
経歴に傷がついてしまうと、市場価値が低下してしまい、自分にあった仕事で働けなくなります。
そんな状況に陥らないためにも、この記事では、就職先を選ぶ際に大切なポイントを紹介していきます。
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就職先を決める前に理解しておきたい4つのこと
就職先を決める前にあらかじめ理解しておきたい4つのポイントを紹介していきます。
- 自分がどの様な仕事をしたいのか
- 就職活動を行う上での軸を決める
- 5年後10年後の将来像を明確にする
- どの様な仕事に向いているのか適性を見極める
各ポイントについて、詳しく紹介していくのでチェックしてみてくださいね。
自分がどの様な仕事をしたいのか
そもそも自分がどの様な仕事に就きたいのか、明確なビジョンを持っておきましょう。
自分が仕事をしている姿をイメージできない職種は、実際に働いてみても長く続かずに、早期退職してしまいます。
イメージできないということは、実際に働き始めると、ギャップを感じてしまい高い確率で早期退職することになります。
そんな状況に陥らないためにも、大前提として、どんな仕事をしたいのか考えておきましょう。
就職活動を行う上での軸を決める
人によって軸が異なるように、何を基準にして就活を進めていくのか、就活の軸をしっかりと定めておきましょう。
「高収入が稼げる仕事がしたい」
「裁量権を持って仕事ができる企業が良い」
「充実した研修が受けられる企業で働きたい」
などなど、就活の軸をしっかりと決めておけば、目標がはっきりするので就職先を決めやすくなります。
また、明確な自分の軸をもとに就職先を選択すれば、入社後に後悔する可能性も少なくなります。
5年後10年後の将来像を明確にする
就職してから5年後・10年後にどうなっていたいのか、明確な将来像を持っておきましょう。
明確な将来像を持っておけば、その目標に向かいやすくなるので、今何をすべきなのかが明確になります。
逆に将来像が明確になっていないと、行動がぶれてしまうため、就職先選びに失敗するリスクが高くなります。
ミスマッチを少なくするためにも、将来像をイメージしておきましょう。
どの様な仕事に向いているのか適性を見極める
働きたい職種や業種があったとしても、その職種に適性があるかは別なので、向いていない可能性があります。
やりたい仕事と向いている仕事は別という事をあらかじめ理解し、自分がどのような仕事に向いているのか考えておきましょう。
仕事への適正を見極めるためには、徹底した自己分析が必須です。
今一度自分を見つめなおし、短所や長所、興味関心など考えてみましょう。
自分一人で自己分析をするのが厳しい場合は、自己分析ツールや第三者からアドバイスを貰うのも効果的です。
自分にあった就職先の選び方はステップごとに決めるのが秘訣
それではここから、自分にあった就職先を選ぶ際のステップについて、詳しく紹介していきます。
3つのステップに沿って、就職先を絞っていけば自分にあった企業へと就職することができます。
- 業界を選ぶ
- 職種を選ぶ
- 自分の条件に合っているかチェックする
それぞれのステップについて、詳しく紹介していきます。
ステップ1:業界を選ぶ
まずは業界から絞って考えていきましょう。
業界によって、どのようなサービスや商品を扱うかが異なるので、業界を絞るだけで収書職先の選択肢が狭まります。
- 金融
- 製造
- IT
- メディア
- 自動車
- 不動産
- 飲食
- メーカー
上記以外にも様々な業界があり、業界によって、扱う商材・仕事内容・働き方など、かなり大きな違いがあります。
まずは、自分が飛び込んでみたい業界を選択するところから始めましょう。
ステップ2:職種を選ぶ
業界が定まったら、次に職種を決めていきます。
- 営業職
- 経理職
- 人事職
- 技術職(開発職)
バリバリ営業をしたい人は、どの業界でも必要とされるため、幅広く色々な業界の企業を探してみてもいいですね。
一方で技術職や開発職など専門性が高い仕事をしたい場合には、自然と業界も絞られてきます。
持っている知識やスキルを活かせる業界の中から就職先を選びましょう。
就職すれば必ず希望する職種に就けるわけではありませんが、前もって希望を出すことはできます。
のぞんでいない仕事をするよりも希望する仕事をするほうが、充実した生活を送れます。
ステップ3:該当する企業から就職先を選ぶ
業界と職種まで選べたら、いよいよ具体的に企業を選んでいきます。
業界と職種を絞ったら、必然的に企業も決まってくるので、給与形態や福利厚生など自分の条件と照らし合わせていくだけです。
企業を選ぶ際には、給料や福利厚生などを重視してしまいがちですが、あらゆる要素をチェックしておかないとミスマッチをおこしてしまいます。
職場の雰囲気・社風・会社方針など、軽視されがちなポイントの方が、働き始めてから仕事に大きく作用するケースも。
あらゆる要素を踏まえたうえで、就職先の企業を決めましょう。
入社して後悔しないためにあらかじめ確認しておきたいポイント
就職した企業とのミスマッチは、なるべく避けたいポイントです。
ミスマッチが起きてしまうと、早期退職する可能性が高くなるため、経歴に傷がついてしまうためです。
そんな状況に陥らないためにも、企業を選ぶ際に覚えておいて欲しいポイントを紹介していきます。
教育制度が充実しているか
教育制度が整っている企業で働くことにより、いち早く会社や仕事のことを学んで覚えられます。
大手や新人育成に力を入れている企業は、様々な教育制度が取り入れられており、新人研修後は、OJT形式で実践経験を積みながら、必要な知識や技術を身につけられます。
中には、新人教育以外にスキルアップやキャリアアップのための研修を実施している企業もあるほど。
企業ごとに取り入れられている教育制度を確認しておきましょう。
若い年齢でも裁量もある仕事を任されるか
少人数の企業で新人のうちから即戦力として働きたいと思っている場合は、大企業ではなく中小企業がおすすめです。
大手企業でも若い年次でチャレンジの機会をもらえるケースもありますが、人数の少ない中小企業の方が挑戦できる機会が多いです。
「中小企業は給料が低そうだから、大企業に就職したい」などの理由で、大企業に就職すると必ず後悔します。
人と違う仕事がしたい、自分の独創的なアイディアを活かして仕事をしたい、と思っている場合はベンチャー企業がおすすめです。
ベンチャー企業は革新的かつクリエイティブな分野で急成長している企業も多いです。
中小企業やベンチャー企業では、新人のうちから意見やアイディアを取り入れてもらえる機会が多いです。
仕事の成果によって、評価してくれる制度を取り入れている傾向もあるので、バリバリ仕事をこなしたいと考えている人にもおすすめです。
求人や企業ホームページ以外からも情報を集める
企業の情報をキャッチするのは基本的に、求人と企業のホームページです。
しかし、この2つは企業が作成している情報なので、実際の条件や環境とかけ離れている場合があります。
そのため、第三者の正直な意見が寄せられている、口コミサイトもあわせてチェックしてみましょう。
口コミサイトには実際に働いていた人や面接を行った人の意見が書かれているので、より正直な意見をキャッチできます。
成長性の高い業界に属している
業界によって、将来的に衰退していく業界・成長していく業界の2つにわけられます。
衰退していく可能性のある業界に就職すると、今は良くても、スキルが身に付いてきた5年後・10年後に職を失ってしまう可能性があります。
一方で、成長性の高い業界であれば、将来的にも職を失う可能性が低く安心して仕事ができます。
また、成長性の高い業界のスキルを身につけておけば、転職してキャリアアップも可能です。
将来の可能性がかなり広くなるので、企業が属している業界を意識してチェックしておきましょう。
複数の内定先を既にもらっている場合の選び方
就職先選びに悩んでいる人の中には、既に複数の企業から内定をもらっており、どの企業にすれば良いのか悩んでいる人もいるでしょう。
そこでここからは、複数の企業から内定をもらっている場合の、就職先選びの考え方を紹介していきます。
キャリアプランと照らし合わせる
どちらかの企業で迷った時は、自分が描くキャリアプラン(いつまでにどうなっていたいか)と照らし合わせて考えてみましょう。
企業の得意分野や置かれているポジション、その中で自分がどのように活躍できるかを考えて、就職先を決めましょう。
ただし必ずしも規模が大きい会社が良いとは限りません。
社員数が少ないほうが早く重要な役割を与えられてたくさんの経験を積み、重要なポストを与えられるかもしれません。
よく企業研究を行って自分の夢が実現できる道を探りましょう。
企業選びの軸と照らし合わせる
もし就活の結果、複数の企業から内定をもらったのであれば、最初に決めた自分が就職先に求める条件(軸)を確認しましょう。
給与や待遇だけで決めるのではなく、自分がこれから働くにあたって大事にしたいことは何か、それを叶えられる企業はどこか?という視点で、就職先を決定しましょう。
就職先を選ぶ際に避けておきたい企業の特徴
就職先の企業を選ぶ際には、選んではいけない企業(ブラック企業)があります。
間違っている方法で就職先を選んでしまうと、働き始めてから後悔や失敗に気付き、長期間の勤務ができなくなってしまいます。
ブラック企業に就職しないために、やってはいけない就職先の選び方を紹介していきます。
- 求人に掲載されている給料がやたら高収入
- 年間を通して求人が掲載されている
- 応募から内定までが短い
- 離職率が異様に高い
それぞれ見ていきましょう。
求人に掲載されている給料がやたら高収入
「入社後1年で年収1000万円」
「ボーナス100万円支給します」
企業に掲載されている求人にやたら高収入が掲載されている場合、ブラック企業である可能性が高いです。
求人だけ見ると、給料が高くて労働環境が整っている理想的な職場に見えますが、働き始めてみると労働環境が劣悪とケースがほとんど。
必要以上に高収入を打ち出している企業にはくれぐれも気をつけましょう。
年間を通して求人が掲載されている
求人サイトに、年間を通してずっと掲載されている業界もブラック企業の可能性が高いです。
基本的に求人サイトに掲載する場合は、ある程度期間が決まっています。
「このくらいの期間求人を掲載すれば、十分な人材が確保できるだろう」
と、通常の企業であれば、採用担当に大まかな算段があります。
そのため、ほとんどは設定した求人掲載期間内で採用活動が終わります。
しかし、ブラック企業の場合には慢性的に人材が足りていないので、求人を年間通して掲載しています。
また、選考を進めていく中で、転職者がブラック企業だと気づいて辞退するケースもあります。
この特徴は、日頃から求人サイトをチェックしていないと気づけないので、求人サイトをチェックする習慣を身に付けましょう。
応募から内定までが短い
企業によって内定までかかる期間に差がありますが、一般的には内定まで1ヶ月です。
面接の予定が上手く合えば、3週間程度で内定を貰えるケースもあり、最短でも内定までは3週間です。
しかし、中には「応募から採用まで1週間!」と選考期間が異様に短い企業もあります。
選考期間が短い理由は、人手が足りておらず、一刻も早く人材を欲しがっているためです。
通常の企業であれば、ある程度人材を確保しているので、すぐにでも人材が欲しいという状況になりません。
また、選考期間が短いと応募者がどのような人物なのかを理解せずに、かなり甘い採用基準で選考を行います。
応募者側も選考を受ける企業がどのような企業委なのか、十分に理解できないでしょう。
離職率が異様に高い
企業の離職率は、ブラック企業を見分ける一つの指標になります。
離職率とは、企業に入社した人が年間でどのくらい退職しているかを数値化したものです。
退職する人は、企業に何かしらの不満や問題を感じて、退職を決意します。
「退職している人が多い=企業に何かしらの問題がある」と判断できるでしょう。
企業が出している求人に離職率が記載されているので、離職室にも注目して、求人を見ていきましょう。
就活の軸をしっかりと決めてから就職先を選ぼう!
就職先を選ぶ際に最も大切なのは、就職をしていくうえで軸をしっかりと持つことです。
軸ができていないと、就活の目的がぶれてしまったり、全く興味がない企業に就職してしまったりする、リスクが高くなります。
しかし、就活の軸を決めておくと、自分が何をしたいのか・将来的にどのような成長を遂げたいのかが明確に定まり終活の行動が明確になります。
採用率にも大きく関わってくる要素なので、軸をしっかりと定めてから就活をするようにしてみてくださいね!