【新卒】最終面接に合格するための3つの秘策|質問内容・回答例・逆質問について徹底解説
もう就活も終盤に差し掛かり、最終面接を控えている人も多いですよね。
就活生の中には、「最終面接はこれまでと違って、最終的な意思確認の場所だから落ちない」と考えている人がいます。
しかし、新卒の最終面接は就活生にとって「最難関」です。
最終面接で、面接官はあなたの入社意欲を確認する以外にも、様々な項目をチェックしています。
また、就活ではあなたが面接官の質問に回答する以外にも、逆質問があります。
逆質問は、新卒が就活の最終面接を行うときに非常に重要になってくるものです。
今回は、現在最終面接を控えている人のために、最終面接で合格を勝ち取るために必要な事を徹底解説していきます。
関連記事:新卒の面接でよく聞かれる質問10選!答え方のポイントと例文を紹介!
新卒が最終面接でチェックされる受かるために必要な3項目
最終面接は、決して意思確認の場所というだけでは無いので、面接官はあなたのことをしっかりとチェックしています。
チェックされる項目を知っておけば、最終面接の通過率を格段にアップさせることが出来ます。
- 最終面接では入社意欲の最終確認
- 企業の社風とマッチしているかどうかの確認
- 将来のキャリアプランを持っているかどうかの確認
上記の3点に関しては、新卒就活生が最終面接を受ける際に100%チェックされる項目です。
まずは、これらのチェック項目についてしっかり知っておきましょう。
1. 最終面接では入社意欲の最終確認
先ほども言いましたが、最終面接ではもちろん入社意欲に関して面接官にチェックされます。
入社意欲とは、簡単に言えば「会社がのことがどれくらい好きか」という事です。
新卒生には、多くの企業が入社意欲(熱意)を求める傾向にあります。
会社側は、せっかく最終面接まできた優秀な人材を内定辞退や早期離職によって離職率が上がってしまうことはどうしても避けたいのです。
ですから、会社側は入社意欲に関してはかなり慎重にチェックして来ます。
入社意欲に関しては、少ない時間でも確実にアピールするかが大切です。
2. 企業の社風とマッチしているかどうかの確認
最終面接で、企業に対する強い入社意欲と同等レベルにチェックされるのが、企業の社風としっかりマッチしているかです。
どれだけあなたの入社意欲や企業に対する志望度が高かったとしても、企業とマッチしていなければ最終面接を突破することはできません。
入社時点で会社側とあなた側でミスマッチがあると、会社側にデメリットがあるだけではなく、あなたにもデメリットがあるからです。
ですから、最終面接においては、面接官があなたの企業に対するマッチ度を志望動機などを通して客観的に判断してきます。
最終面接での志望動機の回答は、これまでの志望動機に加えて、より「会社の求める人材はどういう人物なのか」という事をしっかり考えて回答するのがポイントです。
3. 将来のキャリアプランを持っているかどうかの確認
企業側にとっては、あなたの入社後のキャリアプランについてもチェックします。
キャリアプランとは、入社後にあなたがどのような展望や目標をもって仕事に取り組むのかという事です。
キャリアプランをしっかりと具体的に持っている人は、実際に会社への志望動機やマッチ度が高い傾向にあります。
ですから、会社に入ったらあなたが何をやりたいのか、またどのような人物になりたいのかを明確にすることが大切です。
また、ベンチャー企業と大手の間では理想とするキャリアプランが異なります。
大手の場合だと、会社に長く在籍して役職になってくなどのキャリアプランが重要視されます。
対して、ベンチャー企業は将来的には独立していくなどと言ったキャリアプランを持っている人が高く評価される場合もあります。
企業規模や社風によって理想とするキャリアプランは異なってくるので、あなたが最終面接を控えている企業はどうなのかを調べてみてください。
関連記事:新卒でベンチャーに転職するリスクとは?向いている人向いていない人の特徴とは?
確実に聞かれる!最終面接の質問内容と回答例
新卒の最終面接において、必ず聞かれる質問というのが存在します。
最終面接において、必ず聞かれる質問を知っておくのと知らないのでは安心感が違いますよね。
今回は、新卒の最終面接においてほぼ確実に質問される3つの質問を紹介します。
是非、しっかりチェックして少しでも最終面接を有利に進めましょう!
質問例1:なぜ、同業他社ではなく弊社を選んだのですか?
最終面接では、やはり志望動機に関する質問は必ずされます。
志望動機に関しては、しっかりと企業研究を入念に行って、「その会社でなければならない理由」の答えを出すことを意識しましょう。
回答例
御社の主体的に仕事に取り組む姿勢を重視するという会社の方針に深く共感したためです。
私は、学生時代に長期インターンを通して、与えられたタスクをこなす事だけではなく、そこから自分で次に何が必要かを考えて「仮説と検証を」繰り返すというアクションを行うことに大きなやりがいを感じました。
御社では、年齢に関係なく、個人の意見をアウトプットすることが尊重されているという事を社員の方に質問会の時に伺いました。
それを聞いて、私は御社で自分の強みである提案力・行動力を最大限に発揮することが出来ると確信しました。
精一杯、御社の利益になる人物として頑張っていくので、どうぞ宜しくお願い致します!
評価されるポイント
上記の例文では、企業研究が入念にされていることがわかります。
多くの就活生は、「企業理念に深く共感したためです」などと言う曖昧な表現を使う傾向にあります。
しかし、例文では社員の人に質問会で質問したことをもとに、会社に対する志望動機を具体的に提示することが出来ています。
このように、誰もが言うような抽象論で話すのではなく、自分独自の他の就活生と差別化した志望動機を提示することが大切です。
質問例2:弊社の事業に関して知っていますか?また、それらをどう思いますか?
会社の事業について聞かれた場合に大切なことは、長く話しすぎずに端的に会社の企業研究をした際に学んだことを伝えます。
ここでも大切になってくるのは、やはり企業研究です。
会社の事業について、どのようなサービスを行っているのかやどのようなサイトを持っているのかという事を知っていることは最終面接においてとても重要です。
これは、会社に対する入社意欲にも繋がってきます。
入社意欲が高い人は、会社のことを知りたいので必然的に会社の事業やサービス内容に関して研究します。
また、調べるだけではなく、その事業に関してあなたの意見を持っているとさらにプラス評価を得られます。
回答例
私は、御社の○○という事業に関心があります。私は学生時代に企業のDX化について興味を持ったのでゼミではそれを中心に研究を行いました。
その上で、これからの社会において「企業デジタル化は必要不可欠であるのではないか」と考えるようになりました。
その背景から、御社の○○に深く興味を持つようになりました。
また、御社の○○には少し疑問もあります。
大学在学中に、DXに関して研究して得た知識に基づいて私独自の視点からのソリューションを提案して○○をより良いサービスにしたいと思います。
評価されるポイント
上記の回答では、企業の具体的なサービスに言及するだけではなく、学生独自の新たなソリューションの提案というプラスαの要素を含んでいます。
このように、企業研究を通して自分が発見した疑問点に関しても発言することは他の就活生と差別化することが出来るので、好印象を与えやすいです。
企業側は、当然あなたが会社の事業やサービスに関して調べていることを前提に話してきます。
ですから、まずは企業の事業やサービスを良く知って、そのうえでそれらに関する意見などを考えていくと良いでしょう。
質問例3:弊社に入社した後のキャリアプランを教えてください。
会社側にとっては、あなたの入社後のキャリアプランに関しても知りたい項目なので、多くの企業でキャリアプランに関する質問がされます。
キャリアプランに関する質問では、会社の求める人物像とあなたの目指している人物像がマッチしていることを伝えましょう。
先ほども言いましたが、会社の規模や雰囲気によって求めている人物像はかなり異なります。
あなたの志望している企業は、どういった人物を求めているのかをしっかり考えてみましょう。
回答例
私は、学生時代に得た経験から御社の○○という事業に関わりたいと強く考えています。
会社の説明会の時に、社員の方に○○事業部になるためには△△のスキルが必要であるという事を教えて頂きました。
それを聞いたときに、私が大学時代に学んだことが生かせるのではないかと考えました。
ですから、私は御社に入社したら学生時代に学んだスキルを最大限に活かして○○事業部の事業に従事していきたいです。
また、将来的には私が新規事業を立ち上げたりプロジェクトを牽引していきたいです。
評価されるポイント
上記の例文では、会社でただ単にやりたいことを述べるだけではない点が好印象です。
キャリアプランを話す際に、「○○に携わりたい」や「○○事業部に入りたい」などの自分がやりたいことを述べるだけではなく、自分の持っているスキルや理由も面接官に伝えるようにしましょう。
また、「プロジェクトを率いたい」や「新規事業を立ち上げたい」とアピールすることは、チャレンジ精神や向上精神を面接官に伝えられます。
企業側は、自社で活躍してくれる熱意のある人物を求めているので、ぜひあなたのキャリアプランを積極的に伝えるようにしましょう。
最終面接に向けて準備・対策するべき3つのこと
これまでは、最終面接でチェックされる項目や実際の質問内容に関して紹介してきました。
そうなると、次にやるべきは最終面接に向けて必要な準備や対策です。
今回は新卒最終面接に向けて準備・対策をするべき3つの大切なことを紹介します。
- 今までの面接の回答と一貫性を持つ
- 企業の事業についてもう一度しっかりと調べておく
- 逆質問について考えておく
上記の3つは、最終面接突破のためには必要不可欠な内容です。
それでは、1つずつ紹介していきましょう。
1. 今までの面接の回答と一貫性を持つ
最終面接となると、1次面接からかなりの期間が経ってしまっていますよね。
就活生の中には、「これまでの面接で何を言ったっけ?」と面接内容を忘れてしまった就活生も多いですよね。
そんな時に大切なのは、これまでの面接で何について話したのかをしっかりまとめることです。
面接官は、最終面接時にあなたの志望動機や回答に一貫性がしっかりとあるのかをチェックします。
面接のたびに、面接官からの質問に対する回答や志望動機に食い違いがあると、面接官からの評価はかなり下がります。
ですから、最終面接当日のあなたの面接官からの質問に対する回答に一貫性を持たせるためにも、これまでの面接で話した内容をできるだけ細かく思い出すようにしておきましょう。
2. 企業の事業についてもう一度しっかりと調べておく
一般的に、企業は複数の事業を同時に展開しています。
中には、100を超える事業を展開しているという会社もあるのです。
そうなってくると、どうしても「この事業、どんなやつだっけ?」と事業名とサービス内容が一致しないという事態が起こってきます。
ここで大切なことは、全ての事業を覚えることではありません。
事業を数多く覚えることも大切ですが、それ以上にあなたが興味のある事業の名前とサービス内容を覚えることが大切です。
是非、面接官から「興味のある事業は何ですか?」や「○○という事業知っていますか?」という質問が来た時に、適切に答えられるように準備していきましょう。
3. 逆質問について考えておく
新卒の最終面接では、面接官からの質問の他に「逆質問」というものがあります。
逆質問とは、就活生から面接官に対して最終面接の終盤に質問します。
最終面接は、役員の方と実際に面接するので慎重に行う必要があります。
逆質問をするうえで重要になるポイントがあります。
- 入社意欲をアピールする質問をする
- 自分自身の考えを交えて質問する
- ネガティブな質問は避ける
上記の3点を特に注意して逆質問を行うようにすると良いです。
逆質問は、就活生が自分を売り込む最後のチャンスなので絶対に対策をするようにしてください。
最終面接の逆質問で好印象を与える逆質問例3選
それでは、実際にどのような逆質問をすればいいのかを説明していきます。
役員の方に、好印象を与えることができる質問には以下のようなものがあります。
- 自分の将来に関する質問
- 会社の方針に関する質問
- 具体的なスタンスに関する質問
上記の3種類の逆質問はかなり面接官に対して好印象を与えることが出来ます。
それでは、1つずつ具体的な質問の例を紹介していきます。
1. 入社するまでに準備・勉強しておくべきことはありますか?
自分の将来に関する質問は、入社後のイメージをしっかり持っているという事を面接官に伝えることが出来ます。
入社までの間に何か勉強する姿勢があるという事はスタンス面において好印象です。
しかし、この質問をする就活生はかなり多くなってているので、面接官の質問の返答に対する返答までしっかり考えていることによってさらに良い印象を与えられます。
是非、この質問をする際には面接官の返答に対する返答までしっかり考えておくようにしましょう!
2. 評価される社員の特徴を教えてください。
これは会社の方針に関する質問です。
評価される社員の特徴を入社前に知っておくことで、会社の方針を理解しようとしているという事を面接官にアピールすることが出来ます。
会社側は、将来的に会社にメリットを与えてくれる人材や、会社の発展に貢献してくれる人材を採用したいのです。
そのため、会社の方針と個人の考え方が一致している人物を高く評価します。
ですから、最終面接の際にこのような会社の方針に関する質問をすることも面接官に対して好印象を与えることが出来ます。
3. 弊社の○○事業部で働きたいのですが、そのために取り組むべきことはありますか?
面接官に好印象を与える3つ目の質問は、上記のような具体的なスタンスに関する質問です。
会社に入社することまでが目標ではなく、その先のどの部署で働きたいのかまでアピールすることは、スタンスが高い印象を持たれやすいです。
但し、ここで気を付けなければならないことも存在します。
それは、あまりにも現実的ではない質問をすることです。
「入社後にすぐ役職に就きたい」や「入社したらすぐにマネジメントしてみたい」などの質問が具体例として挙げられます。
是非、注意点を考慮しつつ、面接官に好印象を与えることが出来るであろう質問を考えておくようにしましょう。
最終面接で悪印象な逆質問3選
逆質問は、何でも質問して良いわけではありません。
先ほども言ったように、最終面接における逆質問は役員の方に行います。
ここでは、最終面接におけるNG逆質問を3つ紹介します。
- 企業のWebサイトをみれば分かるような質問
- 面接ではなく会社説明会で聞くべき質問
- 企業側に頼っていると思われるような質問
上記のような質問は、あなたの印象を下げてしまいます。
最終面接における逆質問は、あなたが会社側に自分をアピールできるラストチャンスなので面接官から悪い印象を最後の最後で持たれないように気を付けましょう。
今回は、よくありがちな具体例を3つ紹介するのでしっかりチェックしてください!
1. 御社の福利厚生に関して教えてください
当たり前ですが、企業のHPを見れば分かるような事を最終面接の逆質問でするのは悪印象です。
特に、上記のような福利厚生であったり、給与面に関する質問はNGです。
このような質問をしてしまうと、会社に入社後に「調べればわかるようなことをいちいち聞いてくる」という悪いイメージを持たれてしまいます。
最終面接で逆質問をする際には、事前にHPなどを確認しておき、調べれば分かるような質問はしないようにしましょう。
2. 御社の企業理念について教えてください
会社の企業理念に関しては、企業のHPにも記載されている場合が多いですが、それに関する質問は会社の企業説明会の時に質問するようにしましょう。
企業理念に関して深堀した質問をするという事は良いことですが、会社説明会の時にするようにしましょう。
最終面接時にそのような質問をしてしまうと、「逆にまだ知らないの?」というような印象を持たれてしまう場合があります。
ですから、新卒の最終面接時には時と場合にふさわしい質問であるかどうかを事前によく考えるようにしましょう。
3. 御社に入社後は私の能力を伸ばしてくれますか?
企業側は当然のことながら、入社後に自走することが出来る人材を求めています。
ですから、上記のような会社に対して依存度が高い質問をしてしまうのは良くありません。
会社は学ぶところではなく、今まで勉強したことをアウトプットする場所なのです。
会社に入社後は個人で業務時間外に勉強をするというスタンスが大切です。
このように、会社に依存度が高い質問をしないように、前もってしっかり確認してから質問をするように注意しましょう。
新卒最終面接に突破して就活を成功させよう!
いかがでしたか?
今回は、新卒の就活生が最終面接を突破するためのコツや、実際の例文を紹介しました。
最終面接は今までの面接とは異なり、実際に会社の役員の方と話す貴重な機会です。
質問では回答で好印象を役員の方に与えることが出来れば、最終面接に突破して内定を得ることに直結します。
また、質問の回答と同じくらい重要なのが、逆質問です。
逆質問では、企業側に好印象なものもあれば、最後の最後であなたの印象を下げてしまいかねない質問もあります。
この記事を何回も見返して、最終面接を突破できるように頑張ってください!