新卒社員のボーナス額とは?夏と冬でいくらずつ貰える?平均ボーナス額を解説!
会社員でよかったと思えるのは、年に2回のボーナス日。
「ボーナスが入ったら何を買おう、どこへ行こう」とウキウキしている人も多いのではないでしょうか?
中でも今年の4月から社会に出たばかりの新卒社員は、どのくらいもらえるのか非常に気になるところでしょう。
先輩や上司にも聞きづらい内容ですので、ここでは新卒がもらえる初年度のボーナスについて解説しています。
旅行や買い物の計画をする前に、自分がもらえるボーナス額についての知識をつけておきましょう。
公開求人数 | 約2,000件 |
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非公開求人数 | 不明 |
対応地域 | 全国 |
対応年代 | 20代~30代 |
主な職種 | 営業・IT関連・接客・事務など |
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新卒が夏と冬に貰えるボーナス額とは?
多くの企業では、夏と冬の年2回にボーナスが支払われる仕組みです。
では新卒がもらえる、それぞれの平均ボーナス額をみてみましょう。
夏のボーナスはなし~10万円前後
産労総合研究所の調査によると、新卒がもらえる夏のボーナースはこちらです。
- 大卒 9万6735円
- 高卒 7万4307円
思っていた以上に少ないと感じた方も多いかと思いますが、基本的にボーナスは半年間の働いた実績に対して支給額が決められるものです。
つまり入社して間もない新入社員は査定期間が不足しているため、「寸志」や「心付け」という意味で支給されます。
企業によっては全くないところもありますので、もらえるだけで有難いという気持ちを持つようにしましょう。
参考:産労総合研究所 (2020年度 決定初任給調査の結果)
冬のボーナスは給料1ヶ月~2か月分
冬のボーナスは、給料の1〜2ヶ月分という企業が多くなっています。
社内規定に準じて、「賞与は年間4ヶ月分」と定められていれば、1回のボーナスで給料の2ヶ月分が支給されるということです。
給料が25万円なら50万円になります。
しかしボーナスからも税金などが差し引かれるため、手取りは33〜34万円といったところでしょう。
新卒社員のボーナス平均額は約6万円
令和元年に厚生労働省が調査した内容によると、大学・大学院卒の新卒のボーナスは、年間で平均8.5万円。
手取りにすると6万円台ということが分かりました。
「大学を出たのに10万円ももらえない…」なんだか悲しい現実ですが、このデータにはボーナスが出ない企業も含まれています。
ボーナスなしの企業を含めなければ、新卒ボーナスの平均はもっと高くなるでしょう。
入社2年目になると、77万円に大幅アップするデータがあるので安心してください。
参考:厚生労働省 「令和元年賃金構造基本統計調査」
ボーナスも税金などが控除されるため額面の約8割が手取り
先ほども少し解説しましたが、税金や社会保険は給与だけじゃなくボーナスからも差し引かれます。
ボーナスは金額も大きくなるため、控除される金額も大きめです。
ボーナスが30万円だった場合の手取りは、下記のような計算になります。
ボーナス | 300,000円 |
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所得税 | 10,489円 |
健康保険料 | 14,805円 |
厚生年金 | 27,450円 |
雇用保険 | 900円 |
差引支給額 | 246,356円 |
手取りは24.6万円程度となり、2割ほど引かれていることが分かります。
ボーナスの有無は企業規模・学歴・都道府県によって大きく異なる
企業にとってボーナスの支給は必須ではありません。
その年の経営状況によっては、支給されない年もあるので注意しましょう。
ボーナス事情については友人や同僚に聞きづらい内容なので、詳しい情報を解説したいと思います。
高卒<大卒<大学院卒の順でボーナス額が変わる
同じ企業の社員だったとしても、学歴によってボーナス額も変わります。
最も多く支給されるのが大学院卒で、次に大卒、高卒と並びます。
以下は学歴別にみた、2018年冬のボーナス平均額です。
最終学歴 | 平均額 |
---|---|
中学卒業 | 44万8,300円 |
高校卒業 | 69万300円 |
高専・短大卒業 | 80万3,600円 |
大学・大学院卒業 | 132万4,500円 |
高卒と大学・大学院卒では2倍近く差があるのが分かります。高度な教育を受けた人ほど大企業に入社したり、専門的な職務に携わっていたりするのが原因だと考えられます。
厚生労働省:「平成30年度賃金構造基本統計調査全国調査」
中小企業よりも大企業の方がボーナスが多い
企業規模によりボーナス支給額は異なりますが、一般的に大企業の方が中小企業よりも多いとされています。
理由は単純で、利益率が高いことや、資金が潤沢というのが要因です。
支給回数も企業により異なり、稀に年3回のボーナス支給が行われるところもあるようです。
一方で中小企業では、年に1回というところもあります。
大企業では給与の5〜6ヶ月分が2回分けて支給されることが多く、中小企業では2〜3ヶ月分というところが多いようです。
高額なボーナスを得たい人は、大企業へ就職するのが近道だと言えるでしょう。
大企業に転職するのは難しい?転職先から内定を貰える人の特徴とは?
地方よりも都心の方が高い
大企業は地方よりも都心に集中することが多いので、ボーナス額も都心の方が自然と高くなります。
地域 | 平均年収 |
---|---|
北海道・東北 | 413万円 |
関東 | 523万円 |
北信越 | 421万円 |
東海 | 503万円 |
関西 | 486万円 |
中国・四国 | 410万円 |
九州 | 493万円 |
関東と東海が500万円台で、東北地方や中国・四国地方とは100万円近い差がひらいています。
この部分だけを切り取ると、「地方よりも都会の方が豊かな暮らしができる」と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。
地方は住宅費や生活費が安く抑えられるため、生活の質に差が生まれるとは断言できない要素があります。
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福利厚生面もしっかりとしている企業が多く、もちろんボーナスも支給されます。
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ボーナス額が高い仕事の特徴
ボーナスをたくさんもらうためには、どんな仕事に就いたらいいのでしょうか?
高収入が得られる仕事の特徴について解説します。
資格がないとできない仕事
専門的な知識を必要とする仕事は、ボーナスが高くなる傾向にあります。
- 専門性が高く代われる人材がいない
- 仕事が高度で精神的に大きな負担がかかる
- 資格取得が容易ではない
このような理由から、高い給料やボーナスを支給していると考えられるでしょう。
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誰もが知っている大手企業
従業員が500人以上の東証一部上場企業を調査したところ、2020年の冬のボーナス平均額は86万円5621円でした。
コロナ禍により前年より9%ほど減少したそうですが、給料の2〜3ヶ月分はもらえている計算です。
景気や情勢によって多少の動きはあるものの、中小企業と比べると資金が潤沢な大手企業では、安定したボーナスが支給されるようになります。
公務員
国家公務員(管理職や非常勤を除く)の2020年冬ボーナスの平均額は、65万3600円です。
公務員のボーナスは民間企業との格差解消を重視しているため、前年度よりも3万4100円のマイナスになっています。
しかし企業の98%を占める中小企業のボーナス平均額は、およそ37万円ですので、その差は30万円近くにもなります。
ボーナスは勤続年数に合わせて増えていく!
新卒だと大したボーナスがもらえないと嘆いている皆さん。
ボーナスは勤続年数と共に上がっていくので、来年以降のボーナスに期待しましょう。
2年目からは規定の金額をもらえるようになるので、大企業に勤務しているなら給与の4〜5ヶ月ほど、中小企業なら2〜3ヶ月くらいはもらえるようになるはずです。
公開求人数 | 約2,000件 |
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非公開求人数 | 不明 |
対応地域 | 全国 |
対応年代 | 20代~30代 |
主な職種 | 営業・IT関連・接客・事務など |
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- 初めて転職する人も安心の手厚いサポート!
- 利用者の内定率80.4%の実績あり!
新卒はボーナスにあまり期待しない方が賢明!
新卒の初年度のボーナスは、給与の2ヶ月分くらいを想定しておくといいでしょう。
期待しすぎるとショックを受けてしまうので、夏は気持ち程度、冬は2ヶ月分くらいと思っておくと損しません。
ボーナスを受け取る前に大きな買い物をしたり、ローンを組んだりするのは危険です。
ボーナスは「労働の対価」という位置付けですので、新人なら「もらえるだけ感謝」という気持ちを持つようにしてください。