ニートは資格があると就職に有利?おすすめの資格6選と注意点を解説
「そろそろ仕事をしないと…」「ニートから働き始めるにはどうすれば良いのか?」
ニートは他の経歴人に比べて、イメージが悪いため、就活で不利になってしまうケースが多いです。
そのため、資格を取得してから就活を始めようとしている人も多いのではないでしょうか?
資格があれば、その資格に関連した知識やスキルをアピールできますが、資格があるからと言って必ずしも内定に繋がるわけではありません。
そこでこの記事では、ニートが資格を取得する意味があるのか・おすすめの資格は何なのか詳しく紹介していきます。
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ニートは資格があると就職に有利?
資格を取得すると様々なメリットがありますが、必ずしも良いことばかりではありません。
ニートが資格を取得する場合は、いくつかリスクや注意点があるので、十分に理解しておきましょう。
- 資格が必要無い仕事もたくさんある
- 資格を取得できるまでに時間がかかってしまう可能性がある
- 資格を取得した動機と資格をどのように活かしていきたいかが大切
それぞれ詳しく説明していきますね。
資格が必要無い仕事もたくさんある
ニートから資格を取得しようとしている人に理解しておいて欲しいのは、資格が無くてもできる仕事はたくさんあるということ。
世の中には数千種類の鞘腫があり、その中のほとんどの仕事は資格が必要無く、無資格者でも働くことができます。
資格が無くてもできる仕事の方が多いので、無理に勉強をして、資格を取得する必要はないのです。
資格を取得することにより、取得できるまでに時間がかかってしまい、就活を始めるのが遅くなってしまう可能性もあります。
視野を広くして、無資格でもできる仕事もチェックしてみましょう。
資格取得までに時間がかかることも
資格の種類によって、数週間で取得できるものから、数年間かかってしまう資格もあります。
取得までに数年かかってしまう資格を目指す場合、就活を始めるタイミングがその分長くなってしまうので、就活が非常に不利になります。
長期間勉強したからと言って必ずしも合格するわけではないので、取得難易度の高い資格を目指す場合は、非常にリスクが高くなることに。
年齢が高くなってしまうにつれて、就職しづらくなってしまうので、愁傷したくても就職できない状況におちいります。
そのため、目指している資格は取得できるまでにどのくらいの期間がかかるのか・どのくらいの合格率なのかあらかじめチェックしておきましょう。
20代ニートにおすすめの資格6選
ここからは20代のニートにおすすめの資格を紹介していきます。
どの資格も取得難易度が低く、気軽に目指せる資格ばかりで、ニートから就職できる職種に活用しやすいです。
- 普通自動車免許
- 調理師免許
- 基本情報技術者
- 介護職員初任者研修
- MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
- 日商簿記2級
それぞれの資格の取得難易度や特徴を紹介していくので、チェックしてみて下さいね。
普通自動車免許
自動車の運転免許は様々な職種で活用でき、持っておくだけで就活がとても有利になります。
配送業・営業職・タクシードライバーなど、比較的ニートの多い職種で、幅広く活用できます。
特に地方だと電車通勤が厳しいケースがあり、車通勤をしなければならず、自動車免許を必須としている企業が多いです。
自動車学校に通い比較的簡単に取得できるものの、取得までに30万円ちかくの費用がかかってしまうのがデメリットです。
決して安くはない費用なので、資金をどうするか考えておきましょう。
調理師免許
飲食業界への就職を考えている人におすすめなのが調理師免許です。
国家資格である調理師免許は、学校に行かなくても取得でき、初心者でも割と簡単に取得できる資格です。
調理師免許を持っていれば、飲食物の提供ができる様になり、飲食業への就職が有利に鳴ります。
下積み期間を重ねて料理の腕を磨き、経営のノウハウを身に付ければ将来的には自分のお店を持つことも可能です。
店舗数を増やし業務を拡大していけば、将来期には経営者にもなれる可能性があり、ニートでも高収入を得られます。
基本情報技術者
基本情報技術者とはコンピューターやパソコンに関する幅広い知識を習得できる資格で、IT関連への仕事をしたい人におすすめの資格です。
ITの急速な発展を考えると、知識やスキルを身に付けておけば、将来的に仕事を失うリスクもありません。
また、IT業界は経歴や学歴に関係なく実力が全てなので、未経験のニートでも実力次第でキャリアアップ・高収入を狙えます。
パソコンが好き・ITに興味がある人は取得を検討してみてくださいね。
介護職員初任者研修
介護職などの福祉業界に興味を持っている人におすすめなのが、介護職員初任者研修です。
介護初任者研修を取得すれば介護の資格保持者となり、できる仕事が多くなるため、キャリアや収入のアップに繋がります。
中には資格保持者に対して資格手当てが付く場合もあるため、より収入アップに繋がるチャンスがあります。
介護初任者研修は、介護資格の中でも学歴や経歴を問わないので、未経験のニートでも取得が可能。
通信講座を始めとして、短期集中講座や参考書等で独学で勉強をできるため、比較的取得しやすい資格です。
また、経験を重ねて実務経験を積んでいけば、介護福祉士の資格を取得することもできます。
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
MOSの資格はマイクソフト関連のソフトを一通り操作できることを証明できるので、IT業界をはじめデスクワーク中心の職種への就職が有利になります。
事務職・営業職・IT関連の技術職など、パソコンを活用する仕事はたくさんあるので、資格を取得するだけで就職が非常に有利です。
しかし、資格の受験費用として30000円以上かかってしまうので、費用をどのように工面すれば良いのか考えておきましょう。
日商簿記2級
会社のお金の流れ、具体的には売上や経費などを管理する財務諸表を読み取るための資格です。
経理実務全般に携わる能力を持っていると企業にアピールできます。
外部との取引を正確に記録・計算する「商業簿記」と、内部の資源の投入を記録・計算する「工業簿記」の2種類を勉強しなくてはいけませんが、合格率は約70%と比較的取得しやすいのが特徴です。
企業の経理部門はもちろん、会計事務所や税理士事務所のほか、営業職や販売職、金融、商社、コンサルティング職など、お金にまつわるあらゆるビジネスシーンで活用できます。
フリーランスの経理職も一般的になってきました。
また、将来的に起業した時にももちろん簿記の技術や知識が有効です。
求人では、経理未経験者を歓迎する企業も散見されます。一度取得すると、年齢を問わず活躍できる一生ものの資格のひとつなので、初めての資格にもおすすめです。
なお、1級は取得が難しく、3級は簡単すぎて評価されないので、まずは2級取得を目指しましょう。
ニートは資格を取得した動機が重要
「就活に役立ちそうだから資格を取ろうかな」
「ニートは就職が厳しそうだからとりあえず資格を取得する」
特に理由や目的を持たず、なんとなく資格を取得するのはくれぐれも辞めておきましょう。
企業は資格そのものよりも、「なぜ資格を種痘しようとしたのか」「資格を仕事でどのように活用していこうと思っているのか」の2つを重要視しています。
「○○のため資格を取得し、業務の○○なところで資格勉強したことを活かしたいです」と伝えれば、計画的に行動していると評価されます。
そのため、資格を取得する際には、必ず「資格を取得する理由」「資格をどう活用していきたいか」をあらかじめ考えておきましょう。
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ニートが資格を取得する意味とは?
ニートは世間的なイメージが良くなく、企業側からも悪いイメージを持たれているケースがほとんどです。
そんなニートが資格を取得する意味はどのような意味があるのでしょうか?
- 仕事への前向きな姿勢をアピールできる
- 資格を持っていないと就職できない仕事に就ける
- 収入アップに繋がる
それぞれ紹介していきます。
仕事への前向きな姿勢をアピールできる
資格を取得するまでには、試験に向けて様々な勉強をしていかなければなりません。
並大抵の努力で取得できない資格もあるため、仕事に対しての意欲や熱意の高さをアピールできます。
ニートは仕事に対して意欲や熱意が低いと思われていため、資格を取得することによって、企業の持つイメージを良くして内定率をアップすることができます。
資格がないと就職できない仕事に就ける
資格保持者でなければ採用してない仕事もあるため、資格を取得していれば就職先の選択肢が広がります。
資格を持っていない人に比べて、就職先の選択肢が多いため、たくさんの企業にエントリーでき内定率が高くなります。
就職に不利とされているニートでも、様々な企業にエントリーできるので、就活を有利に進められるでしょう。
しかし、資格が無くてもできる仕事の方が圧倒的に多いので、必ずしも資格が有利になるわけではありません。
興味を持っている仕事で資格が必須の場合は資格取得にむけて、勉強を始めてみましょう。
収入アップに繋がる
資格を取得すれば、資格保持者にしかできない業務ができたり、より専門性の高い業務をこなせたりするので人材の市場価値が上がります。
資格手当てが付く企業もあるので、資格を取得することにより収入がアップする傾向があります。
しかし、必ずしも収入アップに繋がるわけではないので、資格の特性をしっかりと理解しておきましょう。
ニートが資格を所得する際の注意点
ニートが資格を所得するうえでの注意点をまとめました。
- 資格よりもビジネススキルを大切にする
- 資格を必要としない求人の方が多い
- 資格を持っていても就職できる保証はない
- 業界を絞る
資格よりもビジネススキルを大切にする
ニートが資格を所得することはもちろん大切ですが、無理に資格の勉強をすることでニートの期間が延びてしまうのはもったいないです。
まずは就職活動に力を入れることをおすすめします。
自己分析、業界研究をすることで自分がやりたいことが見つかります。
まずは就職をしましょう。
そこから必要な資格を所得することも可能です。
資格を必要としない求人の方が多い
採用条件として資格が求められる求人の割合は多くありません。
多くの求人で採用条件において資格の有無は関係が無いのです。
よって、資格を所得するよりもまずは就職することが大切です。
資格を持っていても就職できる保証はない
確かに資格を持っているとアピールポイントにはなります。
しかし、決して資格を持っているから内定とはなりません。
むしろわずかなアピールポイントでしかなく、決定打にすらなりません。
実際、就職時に資格を重視する企業はわずか「9.5%」
最も重要する項目は「人柄」で割合はなんと「92.2%」
つまり、資格を取ったところでわずかなポイントにしかなりえません。
そんなことよりも内定獲得に近づくためお努力を行った方がよっぽど現実的だということです。
業界を絞る
闇雲に資格を取っても意味がありません。
自分の行きたい業界、必要な資格なのかを考えましょう。
専門としてその資格を使うのであれば取る意味もあります。
ニートを脱出するためには資格よりも就活
正社員は雇用や給与が安定しているため、働くのであればフリーターではなく正社員がおすすめできます。
しかし、ニートからいきなり正社員になるハードルが高いのであれば、まずはアルバイトから始めて仕事に慣れていきましょう。
「人とのコミュニケーションに苦手意識を感じる」「働く自信がない」という方は、最初は無理のない1日だけの単発アルバイトや、週数日、数時間のシフトで入れる職場を探してください。
途中で挫折してニート生活に戻っては意味がないので、いきなり無理をするのではなく、自分ができる範囲で活動するのが良いでしょう。
アルバイトの面接は正社員よりは通りやすいですが、それでもあなたが希望するシフトとアルバイト先の求める日数が違えば不採用はあり得ます。
不採用が続いても自信を失う必要はないので、気持ちを切り替えて諦めないことが大切です。
ニートは資格取得よりも就活に専念しよう
資格を取得すればある程度は就活がある程度有利になるものの、ニートの場合は資格を取るよりも就活を始めるのをおすすめします。
資格取得よりも就活を始めたほうが良い理由は下記の通り。
- 資格取得期間が長くなると就活のスタートが遅くなる
- 格が必要になる仕事が少ない
- 就職してからでも資格を取得できる
それぞれ詳しく解説していきます。
就活のスタートが遅くなる
資格を取得してから就活をする場合は、就職を始めるまでの期間が長くなり、結果的に就活を始めるタイミングが遅くなってしまいます。
いくら頑張って資格勉強をしてもニート期間であることに変わりはないので、ブランク期間になってしまいます。
資格勉強は合格までの期間が決められているわけではないので、かなり期間が長くなってしまうケースも。
期間を長引かせないためにも、資格勉強を始める前にどのくらいの期間がかかるのか、チェックしておきましょう。
取得するまでの期間が長かったり、取得難易度が高かったりする場合は、覚悟して資格勉強をしなければなりません
資格が必要な仕事は少ない
沢山の仕事がある中で、資格が必要になる職種はごく僅かです。
資格が必要な仕事はごくわずかなので、必ずしも資格があれば就職に有利なわけではありません。
資格が無くてもできる仕事の方が多いので、資格を取得するよりも就活を始めたほうが、スムーズに正社員のスタートが切れます。
興味を持っている職種で資格が必要なのか、あらかじめチェックしてから就活をするようにしましょう。
ニートの仕事探し方のコツ!ニートからチャレンジできる仕事の特徴を解説!
就職してからでも資格を取得できる
資格は就活の前に取得するのが一般的ですが、資格によっては仕事をしながら取得できるものもあります。
仕事の隙間時間や休みの日にコツコツと勉強をしていけば取得できるので、どのタイミングで資格を取得するのか、改めて考えてみましょう。
企業によっては資格取得を推進しており、受験費用や教材費を負担してくれるところもあります。
ニートが就活に成功するコツは?
ニートは他の経歴に比べて就活が不利で、就活に不利です。
しかし、ポイントを理解し就活に取り組めば、ニートでも十分に採用されます。
ニートとして就活に成功するための秘訣を紹介していきます。
- ニート期間をなるべく短くする
- 経歴や年齢不問の職種にエントリーする
- とにかくエントリー数を増やす
- 就活エージェントを活用する
ニート期間をなるべく短くする
ニート期間は職歴に含まれない無職期間なので、企業側から見れば様々な不信感を抱いてしまいます。
「人間性に問題がある人なのでは?」「働く意欲が低いのでは?」などです。
ニート期間が長くなるほど、企業の不信感は大きくなるので、期間が長くならないうちに就活を始めてしまいましょう。
ニート期間が3ヶ月程度であれば、しっかりと理由を伝えればいくらでも挽回できます。
経歴や年齢不問の職種にエントリーする
ニートは経歴に傷があるため、全ての求人にエントリーできるわけではありません。
応募できる求人がかなり限られてしまうので、経歴不問や年齢を問わない求人を狙ってエントリーしましょう。
条件が緩い求人の場合は、幅広く採用活動を行っているため、ニートでも内定を貰える可能性が高いです。
ニートからの就職におすすめの職種8選!ポイントを押えて就職を成功させよう
とにかくエントリー数を増やす
基本的なことですが、とにかくエントリーする企業数を増やし、たくさんの企業にエントリーしましょう。
エントリーする企業数が増えれば、その分だけ内定を貰える可能性が高くなります。
また、採用活動の行動量が増えれば面接などの要領もつかめて、よりよいアピールができる様になるでしょう。
就活エージェントを活用する
「ニートから就活するのが怖い」「どの様に就活を進めればいいのか分からない」
そんな不安を抱えている人は、就活エージェントを活用しましょう、
就活エージェントではその人にあった求人紹介や応募書類の作成、面接対策など就活に関する様々なサポートが受けられます。
内定率も大きく違ってくるので、少しでも内定率をあげたい人はぜひ活用してみて下さい。
ニートに資格は不要!すぐに就活を始めよう!
資格があれば就活を有利に進められますが、ニートからの就活に資格は必ずしも必要なわけではありません。
取得できるまでに時間がかかったり、取得できなかったりする可能性もあるので、ニート期間が長くなるリスクがあるからです。
そのため、資格勉強よりも就活を優先させ、いち早く就活を始める様にしましょう。
ニートでも年齢が若く、仕事に対してのポテンシャルを認められれば、十分内定を貰える確率があります。
ニートだからと言って後ろめたさを感じず、ポジティブに就活を進めていきましょう!