ニート・引きこもりの悲惨な末路とは?脱出して後悔のない人生を送る方法を紹介!
学校を卒業したあと就職をせず、親のお金で生活している人を「ニート」と呼びます。
病気や就職浪人でやむを得ずニートになった人もいますが、「仕事をしたくない」という理由で自宅に引きこもり、ゲームやネットで時間を潰しているニートも多いようです。
親が働いている、または年金収入がある場合は問題ありませんが、親がいなくなった後の生活は一体どうなるのでしょうか?
ここでは、ニートの悲惨な末路と、ニートから抜け出す方法を紹介しています。将来に不安を抱いているニートは必見です!
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ニート・引きこもりの悲惨な末路5選
ニートを続けることでどんな未来が待っているのか、考えられる5つのパターンを解説します。
年齢が上がっていくにつれて就職先の選択肢が無くなる
ニートの中には将来に危機感をもって、社会復帰を望んでいる人もいます。
しかし就活のやり方を知らなかったり、ネガティブに考えたりして、なかなか前に進めないのが現実のようです。
仕事をしなくても着実に年齢は上がっていきますから、応募できる求人は減ってしまいます。
「職歴のない20代」と「職歴のない40代」、あなたならどちらを採用しますか?
ニートを脱出したいと思っているなら、1日でも早く就活を行うべきです。
親のお金に頼って生活する必要がある
『いつまでもあると思うな親と金』ということわざがあります。
親はいつか死ぬものだから、いつまでも親が面倒をみてくれると思うな、お金も使えば使うだけなくなってしまう、という意味です。
つまり人に頼らず節約して、自分の力で生きていけということ。本当にその通りだと思います。
ニートの家庭事情もさまざまで、家庭が裕福で親が子どもを甘やかしているタイプや、親の少ない収入・年金で生活させてもらっているタイプなどが挙げられます。
しかしいずれも親がいなくなった場合、どうやって生活していくのかを考えておかなくてはいけません。
また親の介護問題もありますね。
食事や家事などもすべて両親に任せっきりのニートの場合、親が動けなくなったら、家はどうなってしまうのでしょうか?
いつまでも親に依存していては、大人として恥ずかしいという気持ちを持って欲しいと思います。
親孝行とまではいかなくても、せめて親のお金に頼らず生活できるようにならなくては、両親も安心できないでしょう。
親や友人との繋がりがなくなる
ニートの生活に満足していると、いずれ親や友人にも見放され、生涯孤独な人生を歩むことになってしまいます。
インターネットやゲームなどの架空の世界の中でしか人と関われない、現実の世界に背を向け続けて生活している、それでいいのでしょうか?
一緒に暮らしている家族がいなくなったら収入もなくなり、最後は孤独死という最悪の事態が待っています。
「このままではいけない」という気持ちが少しでもあれば、まずは外の世界と関わることから始めましょう。
「いきなり正社員になって働け」というのはむずかしくても、
- 毎日外出する
- 家族以外の人と関わる機会を持つ
- 規則正しい生活にチェンジする
このような小さいことから始めてみませんか?
人と関わることでストレスや悩みが増えることもあるかもしれませんが、喜びや幸せは1人で感じることはできません。
生活保護を受ける・ホームレスになる
生活保護を受ける人たちは、精神的な病気を抱えていたり障害を持っていたりして、働きたくても働けない人たちが受給できます。
しかし健康で仕事ができる状態なのに、ただ「働きたくない」という理由だけで生活保護を申請する人もいるようです。
しかし生活保護を受給するためにはいくつかの条件があり、それらをクリアしないと生活保護はもらえません。
具体的にはケースワーカーとの面談や、預貯金の調査や自宅チェックなどの審査があります。
また自宅が賃貸なら、家賃を滞納すると住み続けられません。
退去するときに敷金が戻ってきたらいいですが、損傷などで修繕費がかかると、足りない分を請求されてしまいます。
「うちは持ち家だから大丈夫」と考えている人もいるかもしれませんが、不動産を持っていると固定資産税の納付が必須です。
税金が払えないと、法的処置で差し押さえされ、家がないホームレスになってしまいます。
精神的に追いつけられることも
- 世話をしてくれる家族がいない
- 食べ物を買うお金もない
- 住む家もない
そうなると、「生きていく意味がない」と人生に落胆し、最悪な結末を迎える羽目になるかもしれません。
厚生労働省の調査によると、自殺者の多くが無職で、年齢が上がるにつれて自殺率も高くなっています。
ニートでいる悩みはその人にしか分かりませんが、外の世界は思っている以上にいいところです。
思い切って自分の殻を破ってみませんか?友人と疎遠だったら思い切って連絡をとってみましょう。
ニートからだと就職できない?社会人へと就職するための秘訣とは?
ニート・引きこもりから脱出できない人に共通している原因
そもそもニートになってしまう人や脱ニートできない人には共通している特徴があります。
どの様な原因があるのか知ることで、自分の知らない一面に気付けるのでそれぞれチェックいきましょう。
コミュニケーション能力が低い
引きこもり歴の長いニートは、長期間親としかコミュニケーションを取っていないため、その他の人とのコミュニケーション力が極めて低い傾向があります。
どのように接してどの様な話をすれば良いのか分からないため、人と関わることに対して恐怖を感じてしまうのです。
中には目も合わせられなくなってしまい、家の外にでることすらできなくなってしまう人もいます。
プライドが高い
長期間人とコミュニケーションを取らない時期が続くと、自分本位の考え方になってしまい、人を見下し始めます。
自分を棚において他人の批判などをするので、極端にプライドが高くなってしまうのです。
プライドが高くなると、ちょっとしたことに敏感になるので人とのコミュニケーションは成り立たなくなってしまうことに。
適度なプライドは必要かもしれませんが、極端にプライドが高くなるのは非常に危険で面倒なのです。
自分に特別な能力があると思っている
ニートは仕事など一切していないにも関わらず、「自分にはなにか特別な能力がある」と思い込んでいる傾向があります。
これも長期間人と関わらないことが影響しており、他人との会話がなくなることで、自分の考え・行動が全て正しいという考えになってしまうのです。
また、社会人経験がなく失敗をしていないというのも、特別な能力があるという勘違いを生んでしまうんですね。
今の環境の居心地が良くて社会にでる意欲が低い
ニートとして生活している間は自分の好きなものに囲まれており、ある意味ストレスが無いので非常に居心地が良いです。
社会に出ると仕事の疲労・人間関係など様々なストレスがあるので、今の環境から社会に出る意欲を感じなくなります。
そのため、何年~何十年とニート生活が続いてしまうのです。
ニートの悲惨な末路を迎えないための脱出方法
生活保護やホームレスなど、悲惨な結末を迎えないためにも、少しずつ前に進む必要があります。
はじめは小さな一歩でも、1ヶ月、半年と頑張っていくと、大きな成長を遂げられるかもしれません。
あなたにオススメしたい脱ニートの方法は、こちらの4つです。
- 人と積極的にコミュニケーションを取る
- 規則正しい生活を心がける
- アルバイトや派遣から正社員を目指す
- 就活支援機関を利用する
人と積極的にコミュニケーションを取る
何年も家族以外の人と接していない人は、コミュニティを広げてみましょう。
古くからの友人や、同じような悩みを抱えている人に会うなど、事情を知っている人に会うのがいいかもしれませんね。
半年以上も家族以外と触れ合うことがなかった人は、ニートや引きこもりの人が集まる場所に出掛けてみるのがオススメです。
クリニックや地域の保健センターなどで催されていますので、近くで開催していないかチェックしてみましょう。
規則正しい生活を心がける
長い間ニートをやっていると、昼と夜が完全逆転していることが多いようです。
夜型の生活になると、ネットやゲームに夢中になり朝を迎え、夕方まで眠るという悪循環が続きます。
いきなり朝型生活へ変えることはむずかしいので、まずは「1時間だけ早く起きる」を目標にしてみて下さい。
毎日少しずつでも続けていくことで、1ヶ月ほどで規則正しい生活に戻れます。
外に出て太陽の光を浴びると体が軽くなったり、気持ちがポジティブになったりして毎日が楽しくなります。
この生活が習慣づけば、ニートを脱出して社会復帰できるかもしれません。
ニートの人は仕事を探すよりも先に、生活習慣を改めることが大切です。
アルバイトや派遣から正社員を目指す
ニートだった人がいきなり正社員になると、ストレスや不安からニートに逆戻りしてしまう可能性があります。
そこでオススメするのが、アルバイトや派遣社員から始めることです。
長年ニートだった人は「人前にでて仕事をする」というだけでも身体的に大きな負担となり、体調を崩しかねません。
そこでまずは週に2〜3日からアルバイトをスタートさせ、徐々にシフトを増やしていくのは如何でしょうか?
職場に馴染めるか不安という方は、短期のアルバイトや派遣の仕事も取り組みやすいと思います。
生活のリズムが整ってきたら、次は正社員へチャレンジするときです。
いつまでもアルバイトですと生活も安定しませんので、アルバイトする期限を決めて就職活動を再開させましょう。
就活支援機関を利用する
正社員で仕事を探す場合、アルバイトや派遣のようにスムーズにはいきません。
立て続けに不採用通知が届くと、就活へのモチベーションが下がり、就職を諦めてしまう可能性もでてきます。
そうなる前に、ハローワークや就職エージェントなどの就活支援機関を利用して、サポートを受けながら就活を進めましょう。
国の支援が受けられる「地域若者サポートステーション」や「ジョブカフェ」などは、ニートの再就職を支援する体制が整っています。
また就職エージェントはニートやフリーターに特化したところもありますので、就職するためのノウハウやアドバイスを受けながら、アドバイザーと二人三脚で就活を進めることができます。
ただしどちらも年齢制限があり、20代〜30代がターゲットになっている点に注意して下さい。
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状況別にニート・引きこもりの割合を紹介!
ニートはどの程度存在するのでしょうか?
ここからは年齢別・学歴別にニートの割合を紹介していきます。
【年齢別】ニートの割合
年齢 | ニートの人口 | ニートの割合 |
---|---|---|
15~19歳 | 19万人 | 2.9% |
20~24歳 | 18万人 | 3.5% |
25~29歳 | 14万人 | 4.5% |
30~34歳 | 18万人 | 3.6% |
【学歴別】ニートの割合
最終学歴 | 割合 |
---|---|
中卒 | 18.1% |
高卒 | 57.2% |
短大・専門学校卒 | 10.9% |
大学・大学院卒 | 13.2% |
ニート・引きこもりは今すぐに行動しよう
「ニートだから就職できない」「ニートを雇ってくれる企業はない」と思っていませんか?
実はまったくそんなことはありません。
ニートでも人間性や仕事への熱意を重視して、採用してくれる企業があります。
そんな企業に出会うためには、行動を起こすことが何よりも重要です。
年齢が若いだけで就職に有利
40代・50代になると、本人にやる気があっても採用してくれる企業は見つけにくくなり、働きたくても働けなくなる状況に陥ってしまいます。
しかし20代・30代なら、経歴やスキルが無くても若いというだけで就職で有利に働きます。
今は少子化や高齢化の影響で、企業は若手の採用に苦戦しています。
職歴がなくてもしっかりと教育すれば、数年後には会社の戦力になってくれるだろうと期待されるのです。
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ニート・引きこもりの末路を防ぐためにもいち早く行動を起こそう
一生ニートでも困らないほど裕福という人は、ほんの一部で、多くのニートには悲惨な末路が待っています。
生活保護を受けたりホームレスになったりしては、社会復帰は見込めません。
そうなる前に1日も早く行動を起こして、今の生活を改めましょう。
仕事を始めるのは不安も大きく、就活の方法が分からずに困っている人もいると思います。
就活はニートでなくても大変ですので、ハローワークや就職支援サービスなどを活用して、第三者のサポート受けながら取り組んでいくのがオススメです。
あなたが社会復帰して新しい人生に踏み出せるよう応援しています。