ニートの履歴書の書き方は?志望動機や自己PRの書き方を例文付きで解説

ニートの履歴書の書き方は?志望動機や自己PRの書き方を例文付きで解説
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就職活動をするときニートだった人が最初にぶち当たる壁が「履歴書」です。

  • 履歴書の書き方が分からない
  • 空白期間はどう書いたらいいの?
  • 職歴ってウソ書いたらどうなる?

このような履歴書の書き方が分からないニートの方は、この記事を参考にして履歴書を書いてみてください。

採用担当者の心をグッと掴む履歴書が完成するはずです。

また気をつけるべき注意点も解説していますので、失敗を回避することもできます。

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ニートが履歴書に記載する項目

では履歴書の書き方を説明します。

下記の手順に従って、マナーに注意しながら書いてみましょう。

ニートが履歴書に記載する項目
  • 学歴
  • 職歴
  • 志望動機
  • 自己PR

学歴

学歴を書くポイントは以下の3点です。

  • 高校から記入する
  • 西暦や元号(昭和、平成など)の表記は統一する
  • 学部・学科・専攻などを記載

義務教育についての記載は不要ですので、高校や高等専門学校からで問題ありません。

中卒の場合は、中学校名を記入しましょう。

入学や卒業した年は元号か西暦で統一します。

履歴書のフォーマットに「年」や「月」があるので、「平成20」や「3」などで大丈夫です。

中退している人は「中退」と記入してください。

留学経験のある人は、留学した国と留学期間、学校名を記入しましょう。

3ヶ月などの短期留学は書く必要はありませんが、応募先に有利なら書くことが望ましいです。

大学や短大の場合は専攻までを正式名称で書きましょう。

応募先の職種や業界と関連しているなら、研究していたテーマを書くのも有効です。

学校名は正式名称で書く

高校や中学は、「〇〇私立〇〇高等学校」や「〇〇県立〇〇中学校」など正式名称で書きましょう。

「高校」だけでは略称になってしまいます。

職歴

職歴も学歴と同様、「西暦や元号の統一」「会社名は正式名称を記載する」を守りましょう。

その上で、以下のポイントを抑えてください。

  • 会社名の下の行に、業種や従業員数、簡単な仕事内容を記載
  • 異動があった場合は部署名や異動した年月も記載
  • まだ退職していない場合は「令和○年○月退職予定」と記載
  • 職歴が多く履歴書に書ききれない場合は「詳細は職務経歴書に記入」と書く
  • 職歴の最後の行に「現在に至る」、その下の行の右側に「以上」と記載

職歴には、これまで働いてきた仕事をすべて書き出します。1ヶ月で辞めてしまった場合も、必ず書かなくてはいけません。

「早期退職がバレると内定に響きそう…」と思いますが、書かずに採用された場合は経歴詐称で内定が取り消しになる可能性も。また社会保険や年金の手続きで速攻バレるので注意してください。

嘘をつくよりも正直に書いた方がリスクは少なめです。その際は早期退職した理由を述べられるよう準備しておきましょう。

社会人経験がない場合はアルバイト経験でもOK

ニートの方にとっては、「職歴が上手く埋められない」「正社員経験がないので書くことがない」という悩みを抱える人も少なくありません。

正社員として働いていない人は、アルバイトや派遣社員の職歴を書いてください。

書き方は「株式会社〇〇 経理部に派遣社員として就業」で大丈夫です。仕事を辞めたときは「契約期間満了につき退職」で締めくくります。

採用担当者が知りたいことは、「これまでどんな仕事をしてきたか」です。

応募先と関連性の高い仕事を経験していたら、できるだけ詳しく書いた方が担当者の目に留まります。

仕事内容はもちろん、ポジションや部署の人数など、より詳しく記載しましょう。

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志望動機

志望動機には、あなたから見た応募先企業の魅力を記載しましょう。

「〇〇が好きだから」「興味があるから」では説得力のある志望動機とは言えません。

応募企業の気になる部分を掘り下げ、どんな理念を持ってそのサービスや商品を展開しているのかを確認しましょう。

他社と比較したり、業界の動向を調べたりしてみるのもいい方法です。

書きたいことが多すぎると文字が小さくなるため、バランスを考えた文字数に抑えてください。

より具体的な内容は面接で話すといいでしょう。

志望動機は具体性を持たせるのがポイント

志望動機が「貴社の企業理念に感銘を受けて」「業界トップシェアだから」などは、誰もが考えることです。

このようなありきたりな志望動機では、何百件も履歴書を見てきた採用担当者の心を動かすことはできないでしょう。

志望動機はあなただけのオリジナルでなくてはいけません。

そのためには求人票や企業のホームページを何度も読み、興味を持てる要素を見つけることが肝心です。

「どうしてこんなサービスを作ったんだろう」「ここの会社のアプリを利用しているけど、こんなモノづくりがしたい」、そんな理由が大切で、それはあなただけが持つ感情でもあります。

自分の気持ちを正直に書くことで、他の人が書けないあなたオリジナルの志望動機が出来上がります。

自己PR

自己PRは、「人より優れたアピールポイント」である必要はありません。むしろ普段のあなたを書くことが重要です。

「真面目」「几帳面」「こんなことの熱中していた」、何でも構いません。

採用担当者とあなたはお互いのことを何も知らない訳なので、「私はこういう人です」ということを説明するだけでいいのです。

そしてあなたの性格が、企業が求める人物像とマッチするような文章に仕上げましょう。

エピソードを交えて具体性を持たせる

自己PRですから、「私の強みは〇〇です」「私は〇〇なところが長所です」と説明する訳ですが、内容に具体性を持たせるためエピソードを交えて書くようにしましょう。

例えば、真面目が取り柄の人であれば、「私は真面目なところが長所です」と書き出し、そう思われるようなエピソードと、それによる成果を表現しましょう。

深掘りすることで、企業側もあなたの性格が理解でき、入社したときのイメージが湧きやすくなります。

ニートが履歴書を書く際に気をつけること

履歴書を作成するときの注意点を紹介します。

ここを見逃すと思うように就活が進まない可能性があるので、しっかりと読んでくださいね。

ニートが履歴書を書く際に気をつけること
  • 嘘の経歴を書かない
  • 履歴書の使いまわしはNG
  • 職歴に余計なことを書かない

嘘の経歴を書かない

履歴書が埋められないという理由から、嘘を書こうとするニートの方もいるようです。

しかし経歴詐称は立派な犯罪行為。

運よく採用されたとしても、バレた場合は内定取り消しのリスクがあります。

また面接官は人を見抜くプロ。

これまで何百人、何千人の履歴書に目を通し、採用してきた実績があります。

そんな面接官ですから、万人が考える嘘なんて簡単に見破られてしまうでしょう。

履歴書の使いまわしはNG

不採用になった場合に履歴書を返却してくれる企業もありますが、履歴書の使いまわしは厳禁です。

仮に使用して企業側にバレると、間違いなく不採用になります。

何十社も応募する人は、履歴書を書くのが面倒と感じることもあるでしょう。

また同じ業界に応募する場合は、志望動機や自己PRもマッチしているかもしれません。

しかし使いまわしができるということは、それだけ内容の薄い履歴書ということです。

使いまわしができないような濃い内容で、応募するようにしてください。

ちなみに履歴書は鉛筆がNGです。

間違えた場合は書き直すのが基本で、修正テープは使わないようにしましょう。

職歴に余計なことを書かない

空白期間に何をしていたか、どうしてニートになったかなど、余計なことは書かない方が書類選考の通過率がアップします。

空白期間については面接で必ず聞かれるため、履歴書では悪い印象を残さない方が無難です。

「3年間で一度も働いていない」と分かると、会う前からマイナスのイメージがついてしまいます。

企業によっては空白期間の理由を聞いてこないところもあるので、相手に聞かれる前から不要なことは書かないようにしましょう。

履歴書にニート期間(空白期間)はどう書く?

ニートの方が一番悩むのが、「空白期間をどう書いたらいいのか」です。

先述した通り、とくに書く必要はありません。

むしろ面接で聞かれたとき、自然に答えられるようにしておくだけで十分です。

履歴書にニート期間(空白期間)はどう書く?
  • ニート期間は強みになる可能性もある
  • 仕事に対しての意気込みが大切

ニート期間は強みになる可能性もある

空白期間は企業にマイナスのイメージを与えますが、必ずしもそうとは限りません。

言い方次第では、「慎重な性格」「用心深く真面目」という印象を与えることもできます。

例えば前職を早期退職した人は、「次は長く働ける企業に勤めたいと考え、企業研究とリサーチを入念に行いました」と話すとどうでしょうか?

「しっかりリサーチしてうちを応募してくれた」というのは企業にとっても嬉しい言葉であり、また長く働く意欲があるということもプラスに働きます。

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仕事に対しての意気込みが大切

ニートの方は「未経験OK」や「経験不問」などの求人に応募することが多くなります。

経験者じゃなく未経験者を採用する理由は、「将来への期待」と「仕事への意欲」を求めているからです。

「前の職場の上司がパワハラで…」「入社前の条件と実際が違っていて…」など、ネガティブな理由ばかりを述べるのは止めましょう。

それよりも、「前職は私の業界研究不足で、思うような成果を出すことができませんでした。

しかしそのお陰で、次の転職先は長く働けて活躍できる企業にしようと決めていました。」というような、前向きな決意を話すことが大切です。

ニートが覚えておきたい履歴書のフォーマット

履歴書にはいくつかのフォーマットがあり、特技や自己PRの幅を大きくとっているものや、長所や短所を記載する欄を設けている履歴書があります。

ここでは代表的な4つのフォーマットを紹介しますので、それぞれの特徴を理解しましょう。

ニートが覚えておきたい履歴書のフォーマット
  • 一般用(新卒者用)
  • 転職者用
  • JIS規格
  • アルバイト用
  • ニートの就活にはJIS規格の履歴書を使おう!

一般用(新卒者用)

新卒者は大学指定の履歴書を使用するのが一般的です。

市販で選ぶ場合は社歴が少ないので、職歴欄が少ないフォーマットのものを選びましょう。

社歴欄が少ない分、「志望動機」や「自己PR」のスペースが多めになっています。

転職者用

転職経験が複数回あるようなキャリア向けの履歴書です。

職歴の欄が多くとられているのが特徴で、職務経歴書とセットで提出します。

長所や短所、趣味や特技などを記載する欄はありません。

JIS規格

一般的に使用される頻度が高い、日本工業規格(JIS)で定められた履歴書です。

コンビニや書店など、さまざまな場所で販売されています。

「学歴・職歴」を書く欄と、「資格・免許」を書くスペースが大きくとられているのが特徴です。

中途採用でも使用できるフォーマットのため、職歴が少ない人は空白が目立ってしまうデメリットもあります。

アルバイト用

通常の履歴書はA3サイズが多いのですが、アルバイト向けはコンパクトなA4フォーマットがあります。

学歴・職歴欄のスペースがJIS規格の半分以下という少なさが特徴的です。

その一方で、アルバイト用は学生の利用頻度が多いこともあり、希望勤務時間や希望職種などを書くスペースが設けられています。

ニートの就活にはJIS規格の履歴書を使おう!

4つのフォーマットを紹介しましたが、ニートの方が使用する場合はJIS規格の履歴書を選びましょう。

新卒者用を使うのは違和感がありますし、転職者用も向いていません。

ニートは採用担当者の目に留まる履歴書をつくろう!

ニートであっても、採用担当者の目に留まる魅力的な履歴書が作れることが分かりました。

「実績もないし」「無職だったし」など悲観的にならず、あなたが自然に持っている長所を述べましょう。

また「ニートだから社会人マナーに欠けているかも」と思われないよう、履歴書を書く際にはマナーを意識して仕上げることが大切です。

嘘でごまかしたり勤務期間を水増ししたりしなくても、キラリと光る履歴書が完成するでしょう。

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