ニートの空白期間はどう答える?「何もしていない」人が面接で好印象を与える答え方を解説
「ニート時代の空白期間はなんて答えたらいいの?」
「ニートだったことを面接官に詰められたらどうしよう…」
このような不安を抱えて、なかなか就活に踏み込めないニートの方は少なくありません。
確かにニートだったことはプラスに評価されませんし、空白期間の説明も厄介です。
しかしこのままではマズイと考えはじめている時点で、あなたは間違いなく前へ進んでいます。
それにニートの面接は思っている以上に怖くありません。
この記事では、ニートが堂々と面接に挑むための方法を解説しています。
空白期間について質問する面接官の意図を理解して、正社員への道を切り開きましょう。
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「何もやっていない」ニートの空白期間の伝え方
先述した通り、ニートになった理由はひとそれぞれです。
では、その状況ごとの伝え方を解説したいと思います。
あなたに該当するものをチェックしてみてください。
- やりたいことが見つからずにニートをしていた場合
- 1年以上ニートとして生活していた場合
- 資格勉強でニートをしていた場合
やりたいことが見つからずにニートをしていた場合
就活をしなかった理由が、「やりたいことがなかった」という人も多いと思います。
このようなタイプの方は、空白期間は自分自身と向き合っていたことを説明するといいでしょう。
自分に合った仕事に就くためには、自己分析や自分の強みを理解することが大切です。
「働くなら定年まで勤められる、やりがいのある仕事を見つけたかった」と話すことで、採用されてもすぐに辞めないことをアピールできます。
1年以上ニートとして生活していた場合
- 前職がブラック企業だった
- 家庭の事情で働けなかった
このような理由は正当性があるようですが、1年以上となると不信感を与えてしまいます。
もちろん家庭の問題は当事者しか分からないので、正直に伝えても問題ありません。
ただブラック企業が原因で再就職に踏み込めなかった場合、「次は失敗しないよう慎重に企業研究をしました。
時間がかかりすぎてしまったことは後悔していますが、〇〇職のプロフェッショナルになって会社に貢献します」と意欲を伝えることで、前向きに努力する気持ちがアピールできます。
資格勉強でニートをしていた場合
資格取得のためにニートをしていたのであれば、その資格が活かせる企業を選ぶことが採用される条件です。
資格を活かせないのであれば、企業側が採用するメリットはありません。
また勉強期間が長すぎても「本当に勉強していたの?」とネガティブに捉えられてしまうこともありますので、「どうしても〇〇に携わる仕事がしたかった。
両親に相談して2年を期限に勉強させてもらった」ということを明確に伝えるようにしましょう。
取得した資格が発揮できる職場なら、あなたは即戦力として活躍が期待されるでしょう。
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「何もやっていない」ニートが空白期間を伝える際のポイント
面接官に悪い印象を持たれないように、空白期間を伝える際のポイントをご紹介します。
- 嘘をつかない
- 何をしていたかよりも今後どうしていきたいのかが大切
- より具体的なエピソードを伝える
- 堂々とした態度でハキハキと伝える
嘘をつかない
「家でダラダラしていたなんて言いたくない」
「できるなら嘘で固めたい」
そんな理由から、面接で嘘の説明をしようと考えていませんか?最初に断言しますが、嘘は必ず見抜かれます。
そして必ず不採用になります。
そんな危険を冒すよりも、正直に話して反省していることを伝える方が賢明です。
失敗は誰にでもあることですから、隠す必要はありません。
企業が採用したいのは、失敗した経験がない人ではなく、失敗を乗り越えていける人だからです。
何をしていたかよりも今後どうしていきたいのかが大切
30歳を過ぎたニートの場合は、正直、仕事を見つけるのは容易ではありません。
しかし20代であれば、空白期間が3年以上あったとしても採用される可能性はあります。
その理由は2つあり、今後の活躍や成長に期待できるポテンシャルと、企業の人手不足です。
しかし若ければいいという訳ではなく、今後どんな風に成長していきたいのか、どんな生き方をしていきたいかが問われます。
あなたの言葉で面接官にきちんと説明できれば、ニートだった過去のことは大きな問題にならないでしょう。
より具体的なエピソードを伝える
空白期間にどんなことをしていたのか、具体的なエピソードを伝えることが大切です。
その中で、何がきっかけで就職しようと思ったのかを説明できるようにしておきましょう。
両親の年齢や、周りの友人の影響でも構いません。
ここを堂々と話せるようにしておくと、自分の選んだ道に対して自信がわいてきます。
堂々とした態度でハキハキと伝える
あなたが面接官だったとして、自信なさげに話す人と、目をみてハキハキ話す人と、どちらを採用したいと思いますか?
下を向いてモジモジしてしまう人に、大切な仕事を任せられると思うでしょうか?
予測していなかった突然の質問に、うまく答えられないこともあるでしょう。
しかし自信なさげに話すよりも、自分の意見を堂々と話している方が、「仕事への意欲がある」「この人なら頑張ってくれそう」と感じられます。
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面接官がニートの空白期間について質問する理由
3ヶ月程度のブランク期間であれば気にしない企業が大半ですが、半年以上になってしまうと採用に不利に働いてしまうケースがあります。
面接官が空白期間について質問する、本当の理由を理解しましょう。
- 何をしていたのか気になっている
- 長期的に働く意欲があるかチェックするため
- 働く意欲があるのかチェックするため
何をしていたのか気になっている
空白期間の過ごし方やニートになった理由は千差万別です。海外留学やボランティア、公務員試験へのチャレンジやミュージシャンなど。
それぞれどんな時間を過ごしていたのかは、いくら面接官でも本人に聞かないと分かりません。
また前職でうつ病になって自宅療養していたとか、家族の介護をしていたという場合は、入社してからの働き方にも配慮する必要があります。
空白期間のことを聞かれるのは、意地悪な質問をして困らせたいからではありません。
ただ単純にあなたが何をしていたのか、何に興味があるのか、どんな性格なのかを知りたいという気持ちから質問しているのです。
長期的に働く意欲があるかチェックするため
例えば、資格取得のための勉強をしていた場合、その知識が活かせる仕事であればマイナスに捉えられることはありません。
むしろ即戦力とみなされ、採用に有利になるでしょう。
「家にずっと引きこもっていた…」「ネットゲームばかりしていた…」など、言いたくないこともあると思います。
しかし面接官が知りたいのは過去ではなく、働く意思がどのくらいあるかです。
ニートであったことを反省し、変わろうと努力していることをしっかり伝えましょう。
企業側はできるだけ長く活躍してくれる人を採用したいと考えています。
「仕事を学び活躍できる人材に成長したい!」という気持ちを伝えることで、ニートだったあなたの印象はプラスに変わるはずです。
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働く意欲があるのかチェックするため
就活しているニートの中には、親や家族に急かされて、無理やりさせられている人も少なくありません。
自分の意思で動かない限り、職場で嫌なことがあるとすぐに辞めてしまう可能性が高くなります。
- 本当に自分の意思で就職したいと考えているのか
- 他人に強要されているからではないか
- 働く意欲がどのくらいあるか
これらを知るための手段として、空白期間の過ごし方を質問しているのだと理解しましょう。
空白期間以外でニートが質問されやすいことと答える際のポイント
ニートの方は空白期間についてだけでなく、以下のような質問も想定しておく必要があります。
- 長所と短所は何ですか?
- 志望動機を教えて下さい
- 将来はどのように成長したいですか?
- 自己PRをして下さい
- 最後に質問はありますか?
長所と短所は何ですか?
あなたの内面的な部分を知るための質問です。
「私の長所は〇〇です。短所は〇〇です。」というよりも、体験談を交えながら話すと説得力が増します。
また短所は、ただ伝えるだけでは短所で終わってしまいます。
「慎重すぎるところがあるがミスが少ない」
「あきらめが悪いところがあるが忍耐力がある」
このように、長所と短所を矛盾がなく伝えることが大切です。
また良かれと思って長所をダラダラと述べるのも逆効果。長所と短所はそれぞれ1つに絞って話しましょう。
志望動機を教えて下さい
ニートの場合は実務経験が乏しいため、意欲や熱意を強く伝えられるかが肝心です。
どうしてその業界なのか、どうしてその企業なのかを、明確に話せるよう準備しておきましょう。
「未経験ですが…」「知識は少ないですが…」というマイナス要素は話さなくて結構です。
それよりも、「この仕事を知りたくてこのような本を読みました」「資格の勉強をしています」という方が、明らかに意欲を感じますよね。
「働いていない間に、これだけ御社について調べました。私の強みは〇〇なところですので、御社の〇〇職に活かせると思っています。」
このように、あなたの強みが企業の利益になるような、ストーリーのある志望動機を考えましょう。
将来はどのように成長したいですか?
将来について述べるときは、他の人と比べてブランクがあるので、人一倍頑張りたいという気持ちを伝えるのがベストでしょう。
また、ただ頑張りたいではイメージが湧かないので、「トップセールスマンになりたい」「誰からも頼られる事務員になりたい」など、明確な目標を持っておくことも大切です。
自己PRをして下さい
自己PRとは、「私はこんな人間です」と説明するためのもので、決して周囲よりも優れている点を話す必要はありません。
「私はこんな性格なのでこんなことができます。学生時代にこのようなエピソードがあり、誰かの役に立つことが私自身の幸せにつながると実感しました。
御社の商材は、高齢者や体が不自由な人に快適なサービスを提供していることから、御社で働くことがやりがいや自分の成長にもつながると思っています。」
このように、自己PRを自慢や競争と捉えず、あなたがどんな人物なのかを理解してもらうツールだと考えましょう。
最後に質問はありますか?
面接では、最後に「何か質問などはありますか?」と聞かれるのが定番です。
ここで「特にありません」と回答するのはNGとされています。
「逆質問=仕事への意欲」と考えられているため、必ず質問を用意しておくようにしましょう。質問の内容は何でも構いません。
- 入社するまでに勉強しておくことはありますか?
- 御社で活躍している人に共通点はありますか?
- 将来はリーダーとして活躍したいと考えていますが、どんな能力が求められますか?
このような質問を通して、入社への意欲があることを伝えながら、実際の業務内容を聞くこともできます。
ニートは空白期間をしっかり伝えて面接を勝ち抜こう!
ニートの過去があっても、社会で活躍している人はたくさんいます。
そして面接官は敵ではありません。そのことを理解して、面接に臨むようにしましょう。
また空白期間の質問を通して、ニートだった過去を反省していることや、仕事への意欲を伝えることも大切です。
嘘をつかずに前向きな気持ちが伝えられれば、企業側にとってもあなたを採用するメリットがみえてくるでしょう。