高卒のフリーターでも就職できる!おすすめの職種や成功する秘訣
高校卒業後、フリーターとして生活してきた人の中には「そろそろ就活しないと…」と考えている人が多いのではないでしょうか?
しかし、「高卒のフリーターが就職できるのか」「どのような職種であれば内定が貰えるのか」など様々な疑問が浮かんで、積極的に就活を行えない人が多いかと思います。
加えて、就活経験が全くない人からすれば、どのように行動していけばいいのか分かりませんよね。
そこでこの記事では、高卒フリーターの就職を成功させる秘訣や、おすすめの職種などを解説。
フリーター・正社員ごとの収入格差なども紹介していくので、フリーターから抜け出す、良いきっかけにしてみて下さいね。
同じ高卒でもフリーター・正社員で収入格差は大きい
高卒フリーターを続けていくうえで抱える最も大きな不安に、金銭的な問題が挙げられます。
高卒のフリーター・正社員では、収入に大きな差があるので、紹介していきたいと思います。
厚生労働省が調査した、「平成29年賃金構造基本統計調査結果」によると上記の様な結果となりました。
フリーターは調査結果に含まれていなかったため、時給1000円1日8時間勤務を週5日、月20日間働いた時の収入額にしています。
このグラフを見ただけでも、正社員男性と約10万円、正社員女性とは5万円の差があることが分かります。
それでは、なぜ正社員とフリーターで、これだけの収入差ができてしまうのでしょうか?
正社員は勤続年数に応じて収入が上がる
正社員として働いていると、毎年1万円前後昇給していくため、勤続年数に合わせて収入額が上がっていきます。
対してフリーターの場合、時給制で給与を貰っているため、定期的な収入アップの機会ほとんどありません。
時給が上がったとしても、50円~100円程なので、大きな収入アップにはつながらないでしょう。
加えて、正社員の場合は仕事上の責任量や、仕事の範囲が広くなっています。
その点でも、フリーターと正社員の収入差が広がってしまう大きな要因になっているようです。
正社員はボーナスが貰える
正社員として働いていると、夏と冬に給料とは別にボーナスを貰えます。
アルバイトとして働いていても、ボーナスを受け取ることはできないため、年収に大きな差が広がります。
ボーナスの額は会社によって様々ではあるものの、1回当たりの支給額は1か月分の給与かそれ以上に相当します。
年間で少なくとも50万円程の差が広がってしまうため、そのまま賃金格差に直結してしまっています。
フリーターを続けるメリット・デメリット
上記の様に正社員とフリーターでは、収入に大きな差があることが分かりました。
常識的に考えてみれば、正社員として働いた方が良い生活が送れます。
しかし、中には「フリーターのままでいたい」と思っている人がいるのも事実。
そこで、フリーターを続けるメリット・デメリットを説明していきます。
メリット
まずは、フリーターを続けるメリットから説明していきます。
自由な時間を多く確保できる
フリーターを続ける大きなメリットは、自由に使える時間を確保できるということ。
アルバイトは基本的に自己申告のシフト制なので、自分の都合に合わせて仕事ができ、アルバイト以外の時間を自分に使えます。
もし何かやりたいことがある人の場合は、その下積み期間としてフリーターを続けるのもいいでしょう。
正社員として働き始めてしまうと、どうしても仕事を優先しなければならないため、自分の時間を削らなければなりません。
加えて、アルバイトであれば辞めたくなったら比較的スムーズに辞められるため、自分に合った職場を探していくこともできるでしょう。
デメリット
メリットを理解したところで、次にデメリットを紹介。
フリーターとして働いていくと考えている場合には、将来起こりうるリスクに対して、ある程度の覚悟をしておかなければなりません。
収入アップする見込みが低い
先程触れたようにフリーターと正社員では、収入面に大きな差があります。
フリーターは正社員と違い、昇給制度が設けられていないため、年収アップの機会が極端に少ないでしょう。
また、フリーターはボーナスを貰うこともできず、手当てに関しても交通費程度しか貰えません。
給与以外の面でも、収入格差が広がってしまい、年間で換算するとかなりの収入差ができてしまいます。
加えて、国民年金や保険料などの手続き・支払いなどの面倒なことを自ら行わなければならないというのも、フリーターを続けるデメリットと言えます。
仕事のスキルが身に付かない
アルバイトとして仕事をしていくと、正社員と違い比較的簡単で単純作業の仕事を割り当てられるケースが多いです。
いつまで経っても同じような仕事をこなしていくので。仕事のスキルが身に付くことはありません。
フリーターを続けていくと、将来活かせるスキルが身に付かないということなので、修飾したくても中々内定が貰えない状況に陥ってしまいます。
そのため、「まだ若いから」という理由でフリーターを続けていくと、将来的に就職出来ないというケースも。
安定した生活を手に入れるために、いち早く正社員として働き始めたほうが賢明と言えるでしょう。
高卒フリーターでも就職に不利にならない!
「学歴もないし、仕事のスキルも身に付いていないし…」と高卒のフリーターは就職に不利と思っている人も多いでしょう。
確かに大卒と比べてしまうと、高卒の就職は不利になってしまう場合もあります。
しかし、だからと言って高卒のフリーターが就職できないわけではありません。
就職への熱意ややる気をもって、諦めずに就活に挑めば必ず内定を貰うことができます。
企業が高卒フリーターに抱えている不信感を払拭する
現代では、約50%以上の人が大学に進学しています。
そのため、大学に進学せずに高卒として就活をしている人に対して、少なからず不信感を感じているのは紛れもない事実。
その企業が抱えている不信感を払拭できれば、内定が大幅に近づきます。
企業が高卒に対して以下のようなイメージを持っています。
- 学習意欲が低いのではないか
- 物事を継続的に続ける力がないのではないか
- 社会的な常識が身に付いていないのではないか
上記の様なイメージを持たれたままで、内定を貰うのはかなり困難です。
履歴書や面接の中で、企業が抱えている不信感を払拭して、内定を貰えるようにしましょう
フリーター期間が長引かないうちに就職する
社会人経験がないフリーターの就活において、若さは大きな武器になります。
年齢が若ければ、仕事の成長率が高く、将来性がある人材と言えるでしょう。
しかし、フリーターを長く通づけてしまうと年齢が高くなり、就活の難易度が高くなってしまいます。
加えて、就職意欲が低いと思われてしまい、内定を貰える可能性が低くなってしまうでしょう。
そうならないためにも、いち早くフリーターに区切りをつけて、就活することをおすすめします。
少しでも若いうちに就職するようにしましょう。
学歴不問の職種に就職する
求人の中には「大卒以上」「経験者のみ」などと、採用基準が設けられている求人があり、そのような求人には高卒フリーターは残念ながらエントリーできません。
しかし、「学歴不問」「未経験者歓迎」「経験不問」などの求人であれば、高卒フリーターからでもエントリーできます。
職種や業界が限られてしまうものの、そのような求人をみつけたら、積極的にエントリーするようにしましょう。
「学歴不問」の求人には中卒でも応募可能?おすすめの職種や特徴を解説
高卒フリーターにおすすめの職種
上記で述べたように高卒フリーターは「学歴不問」「未経験者歓迎」の求人にエントリーするようにしましょう。
ここからは、学歴や経験の有無が問われない、高卒フリーターにおすすめの職種を紹介していきます。
就職先に困っている人は是非参考にしてみて下さいね。
営業職
営業職と聞くと高卒を採用していないイメージを持つかもしれませんが、じつは高卒の採用も行っている職種。
営業職はどこの会社にもある職種なので、学歴を問わず求人数が多くなっています。
商材に関しての知識や、営業としてのプレゼンスキルなどは、入社後の業務の中で覚えていけばいいと企業は考えています。
そのため、営業経験が全くなくても仕事に対してのやる気やモチベーションがあれば、十分に採用される見込みがあります。
また、営業職の大きな特徴は、インセンティブ手当が付く点。
仕事の成果を上げた分だけ、自分の収入に還元されるため、仕事のやりがいにも繋がっていくでしょう。
仕事のスキルが認められれば、高卒フリーターからでも高収入を得られるため、収入アップを目指して就活している人におすすめの職種と言えます。
高卒から営業職に就職できる?営業職の種類や向いている人の特徴とは?
運送業界
現代ではネットの普及により、ネットショッピングをする人が急激に増えており、配送業界への需要が高くなっています。
配送業界は学歴に関係なく、運転免許の資格を取得していれば、就職することが可能。
企業によっては、免許取得にかかる費用などを負担してくれるため、免許がない状態からでもエントリーできます。
仕事内容に関しても、あまり込み入ったことは少なく、決まった作業をすることが多いため仕事で悩んでしまうことも少ないです。
また、仕事中はほぼ一人で仕事をすることになるため、一人で静かに仕事をしたい願望がある人には天職と言えるでしょう。
介護職
現代では急激な少子高齢化に伴って、高齢者の数が増えてきており、介護業界へのニーズが高くなっています。
しかし、業界全体へのニーズが高くなっているにも関わらず、介護業界は慢性的な人で不足を抱えており大きな問題に。
そのため、介護業界では、学歴や年齢に関係なく様々な世代の人材を求めています。
介護業界の特徴は学歴や資格、経験に無く始められて、仕事をしていく中で資格が取得できスキルを高められるという点。
企業が資格取得を完全サポートしているため、教材費や受験費用を企業が負担してくれるケースも多いです。
資格を取得すれば、業務内容の幅が広がるだけでなく、資格手当てが付いて収入もアップします。
泊まり込みで仕事をしたり、介護者の家まで行って介護するなどハードな仕事ではあるものの、その分やりがいも多い仕事なので仕事探しに悩んでいる人におすすめの仕事です。
高卒フリーターの就職を成功させる秘訣
それではここからは、高卒フリーターに就活を成功させる秘訣を解説していきます。
- 長期間働く意思を伝える
- 就職しなかった理由を伝える
- アルバイト先で正社員になる
それぞれのポイントを理解し、就活成功できるようにしましょう。
長期間働く意思を伝える
企業によって採用基準は大きく異なるものの、「長期間働く意思があるか」は必ず一つの採用基準になっています。
そのため、就活の中で長期間働く意思を伝えるようにしましょう。
アルバイトでどのようなことをしてきたよりも、長期間働いたアルバイト経験をアピールした方が企業からの印象が良くなります。
また、入社してからの思いを伝える際も、「○年後には売上○○万円を達成します」などと年数を絡めてアピールすると効果的。
内定が一気に近づくので、積極的にアピールするようにしましょう。
高校卒業後に就職しなかった理由を伝える
高校卒業後、なぜ就職せずフリーターになってしまったのか、採用担当者が気になる点です。
「就職したくなかった」「フリーターの方が楽そうだから」など、人によって様々な理由があるでしょう。
正直に伝えるべきポイントですが、理由だけで終わらせてしまうと、マイナスの評価をされてしまいます。
そのため、「フリーターになった理由+これからの意気込み」を伝えるようにしましょう。
将来に対しての熱意が伝われば、ポテンシャルや将来性をかわれて、内定を貰える確率が高くなります。
アルバイト先で正社員になる
「就活するのが面倒くさい」「内定を貰えるかが不安で就活を始められない」という人は、今アルバイトをしているところで正社員になる方法もあります。
アルバイトや派遣社員から、正社員になる制度を正社員登用制度と呼び、様々な企業で導入されています。
就活して入社するよりも、ハードルが低く、ある程度の仕事を理解したうえで正社員のスタートを切れるもの大きなメリット。
現在働いている職場で、正社員登用の制度があるか確認してみましょう。
高卒フリーターでも就職できる!諦めない気持ちを持とう
ここまで読んでいかがでしたか?
高卒フリーターでも、就職先の選択肢こそ少なくなってしまいますが、十分に内定を貰うことができます。
おすすめの職種や就職に成功する秘訣を紹介してきましたが、最も大切なのは諦めずに就活に取り組むこと。
学歴に関わらず、就活はエネルギーを使い、思い通りにいかないこともあるでしょう。
しかし、そこで諦めてしまうといつまで経っても、フリーターから抜け出せません。
どんなことがあっても諦めない気持ちをもって、就活に挑みましょう。
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