中卒から自衛隊に入隊するには?自衛隊になるための道のりを詳しく解説!

中卒から自衛隊に入隊するには?自衛隊になるための道のりを詳しく解説!
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「中卒から自衛隊に入りたい!」
「自衛隊になるにはどうしたらいいの?」

今回は、そんな疑問にお答えします。

自衛隊は公務員という安定した職業ながら、中卒でも入隊することが可能な職業です。

自衛隊になるための方法を習得して、自立した自衛官を目指しましょう!

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中卒から自衛隊に入隊するためには高等工科学校に進学すべし

自衛隊になるための学校をご存知ですか?

「陸上自衛隊高等工科学校」は、平成22年度に「陸上自衛隊少年工科学校」から改名された、自衛官を要請するための学校です。

中卒から入学でき、訓練を受けながら高卒の資格を取得できるのがメリットです。

場所は神奈川県横須賀市の陸上自衛隊駐屯地のそばにあり、全寮制の男子校となっています。

中学を卒業して自衛官への道を進むなら、高等工科学校に入学するのが最短のルートです。

高等工科学校とは?

自衛隊になる専門の学校があることを紹介しました。

次に、高等工科学校について詳しく解説していきます。

自衛官になるための専門学校のようなところ

高等工科学校は、将来「3等陸曹~陸曹長の階級にある自衛官」となる人材を養成する学校です。

自衛官という身分ではなく、特別職国家公務員「自衛隊員」として、防衛大学及び防衛医科大学校の学生と同じ、定員外の防衛省職員になります。

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学校生活は厳しい集団生活

全寮制のため集団生活になり、1日のスケジュールも厳しく決められているのが特徴です。

平日は6時に起床し清掃、朝食をとったあとは朝礼に出て午前の授業がはじまります。

昼食後に午後の授業を受け、クラブ活動をして夕食。

お風呂の後は自習時間があり再び清掃、22時半には就寝という流れです。

外出するには許可が必要で、休日や祝日のみ可能となっています。

外出範囲も決められていて門限もあるので、自由度は低めです。また自宅が近くにあっても通学はできません。

学費や生活費が完全無料

高等工科学校は授業料がかかりません。

それどころか食費も寮費もすべて無料で、高等学校の卒業資格を取得できるのです。

通常、高校に行くと公立でも100万円以上、私立なら3年で300万円近くかかり、親御さんの大きな出費になります。

高等工科学校へ進むのは親孝行にもなりますね。

学校在学中は給与が貰える

学費や生活費が無料なだけでなく、特別職国家公務員になるので俸給(給料)の代わりに「生徒手当」が支払われます。

なんと学校に通うことで、毎月8万円の手取り収入がもらえるのです。

また年2回のボーナスもあるため、学生にして貯金することができます。

高等工科学校で受けられる授業内容

高等工科学校の授業はどんなものでしょうか?

自衛官になるためのカリキュラムは、大きく3つに分かれています。

  1. 一般教育
  2. 専門教育
  3. 防衛基礎教育

ではそれぞれの授業内容について、詳しく解説します。

一般教育

いわゆる一般的な高校の授業と同じ内容で、国語や数学、英語、理科などが含まれています。

「神奈川県立横浜修悠館高等学校」と提携し、通信制の教育を受けて卒業資格を取得できる仕組みです。

校外学習では、鎌倉や奈良などでの現地訓練があるほか、在日米陸軍座間基地ハイスクールの生徒との交流も行われています。

専門教育

将来の技術的スペシャリストになるべく、車両や通信電子機器、火器、航空機などの専門知識や基本的な技術を習得します。

防衛基礎教育

陸上自衛官になるために必要な基礎教育です。

課目は2つに分かれ、法令などを学ぶ「服務及び防衛教養」と、野外における行動を学ぶ「戦闘及び戦技訓練」の教育を受けます。

戦闘訓練や射撃訓練、ヘリ搭乗研修などを経て、一人前の自衛官に成長します。

高等工科学校進学後は2つのキャリアがある

高等工科学校を卒業した後は、どんなキャリアを辿っていくのでしょうか。

陸上自衛官になる

卒業すると原則として、4月1日より陸上自衛官(陸士長)に任官することになります。

また卒業して1年間の教育を経たあとに、3等陸曹に昇任し、陸上自衛隊の中核として活躍できます。

3等陸曹に昇任するとさまざまな試験を受けることになりますが、合格すると陸上自衛隊の幹部候補として活躍することも可能です。

防衛大学or航空学生になる

防衛大学や航空学生(防衛省関係機関の学校)へ進むこともできます。

航空学生とは、海上自衛隊や航空自衛隊のパイロットなどを養成する制度です。

高等工科学校出身じゃなくても、高校卒業と同等以上の学力があれば、男女問わず応募することができます。

こちらも全寮制で、厳しい集団生活を2年間送りながら基礎教育を受け、飛行訓練を中心とした操縦課程に進むことになります。

海・空ともに、応募するには年齢制限があるので注意しましょう。

中学卒業後に自衛官になりたい人は高等工科学校へと進学しよう!

自衛官になるための準備をしながら、高卒の資格をとれる学校があることを理解できたと思います。

さらに学費や生活費もかからず、給料がもらえるというのも大きな魅力です。

  • 将来は自衛官として活躍したい!
  • 高校へ進学したいが学費をかけたくない
  • 海軍や空軍でパイロットになりたい

このような目標がある人は、高等工科学校へ進むという道もあります。

全寮制で自由が縛られますが、最速で自衛官になれるルートです。

受験では中学卒業レベルの問題が出題されますので、合格できるよう早めに受験対策をしておきましょう。

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