高卒でベンチャー企業に就職できる?特徴や向いている人の特徴も解説
「高卒でベンチャー企業に就職できる?」
「ベンチャー企業に向いている人の特徴は?」
「そもそもベンチャー企業とは?」
このようにベンチャー企業に関する疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
「ベンチャー企業」という言葉を耳にしたことはあるものの、特徴やメリット・デメリットなど不明点もたくさんあるでしょう。
そこで今回の記事では、高卒でベンチャー企業に就職できるのか、特徴、メリットデメリットなどを紹介します。
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- 職種
- 販売
- 公開求人数
- 3,000件程度
- 対応地域
- 全国各所
- おすすめ年代
- 20代30代※制限は無し
ベンチャー企業とは
ベンチャー企業には明確な定義はありません。
ただし一般的には、新しいサービスやビジネスを展開している設立間もない成長企業のことを指す言葉です。
「ベンチャー」とは、ベンチャービジネスという和製英語から誕生した言葉であり、スタートアップと同様に明確な定義はないが、一般的には、大企業の枠組みでは取り組みにくい独自の技術や新しいアイデアを実践し、成長している企業のことを指す。比較的歴史が浅い企業について使われる場面が多い。
引用元:経済産業省「平成30年度地方創生に向けたスタートアップエコシステム整備促進に関する調査事業報告書」
中小企業との違い
中小企業とは、規模が下記の規定以内である中小規模の企業を指す言葉です。
業種 | 資本金 | 従業員数 |
---|---|---|
製造業・運輸業・建設業・その他 | 3億円以下 | 300人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
サービス業 | 5千万円以下 | 100人以下 |
小売業 | 5千万円以下 | 50人以下 |
また日本にある企業のうち、99.7%が中小企業です。
出典:中小企業庁
基本的にベンチャー企業は、中小企業の定義に含まれます。
高卒でもベンチャー企業に就職できる
高卒でもベンチャー企業に就職することは可能です。
なぜなら多くのベンチャー企業では、学歴よりも「スキル・能力」「やる気・意欲」などが重要視されるから。
- スキル・能力
- やる気・意欲など
ベンチャー企業は実力主義
「年功序列」を採用している企業は少なくなったものの、特に大企業など古くからある企業は「年功序列制度」を採用している場合も多いです。
一方でベンチャー企業は、年齢や学歴よりも実力主義を採用している企業が多いです。
なぜなら、企業を大きくする(利益を出す)ために年齢は関係ないから。
- 企業を大きくする(利益を出す)ために年齢は関係ないから
高卒でIT業界へ就職したい方は、下記の記事も参照ください。
高卒からIT業界に就職できる?未経験から就職するポイントを解説
高卒でベンチャー企業に就職するメリット
ここからは、高卒でベンチャー企業に就職するメリットを紹介します。
- 短期間でキャリアを形成できる
- 様々な種類の業務を経験できる
- 経営陣との距離が近い
短期間でキャリアを形成できる
ベンチャー企業は実力主義を採用しているため、学歴や経歴によって業務が決まる環境ではありません。
入社後早い段階で裁量がある業務を任されるケースが多いので、その分短期間でキャリア形成できるのが大きなメリット。
一般的な企業であれば、昇給したとしてもかなり少額で、管理職への昇進は10年・15年掛かるのが当たり前です。
- 学歴・年齢に関係なく裁量がある業務を任されやすい
- 実力主義
様々な種類の業務を経験できる
ベンチャー企業は会社規模が小さく、社員数もかなり少なめです。
そのため高卒で業務経験がないことでも、仕事を任されることがあります。
経営陣との距離が近い
ベンチャー企業では、経営陣との距離が近いというメリットもあります。
- 仕事ぶりを見ることが可能
- 自分の意見が反映されやすいなど
一般的な企業では経営者クラスの人と接する機会はほとんどありませんが、ベンチャー企業では接する機会がかなり多くあります。
ベンチャー企業転職のメリット・デメリットとは?向いている人の特徴も解説
高卒でベンチャー企業に就職するデメリット
ここからは高卒でベンチャー企業に就職するデメリットを紹介します。
- 十分な研修を受けられない
- 倒産のリスクがある
- 仕事量が多い
十分な研修を受けられない
高卒でベンチャー企業に就職するデメリットの1つ目は、十分な研修が受けられない可能性がある点です。
ベンチャー企業で研修が受けられない理由は、そもそも仕事のやり方が決まっていないことが多いから。
また新しい業務が多く、仕事のやり方・進め方が明確になっていないこともあります。
- そもそも仕事のやり方が決まっていない
- 新しい業務が多く、仕事のやり方・進め方が明確になっていないなど
大企業の場合、新卒社員に対して数週間〜数ヶ月間の研修を行う場合があります。
一方でベンチャー企業は、実際に仕事をする中で覚えることが多いです。
倒産のリスクがある
高卒でベンチャー企業に就職するデメリットの2つ目は、倒産のリスクがある点です。
実際に経済産業省の「中小企業白書」では、起業1年後の生存率は約72%、3年後は約50%というデータもあります。
1年後 | 3年後 | |
---|---|---|
生存率 | 約72% | 約50% |
参照元:経済産業省「中小企業白書」
ベンチャー企業は設立して間もなく、会社の運営が軌道に乗っていない企業も多くあります。
会社の売り上げが安定していないと、最悪の場合倒産してしまう可能性も。
- 会社の運営が軌道に乗っていない
- 資金が少ない
- 競合企業が大企業だと勝てないなど
仕事量が多い
高卒でベンチャー企業に就職するデメリットの3つ目は、仕事量が多い点です。
- 社員が少ない
- 1人1人の業務範囲が広い
- 離職者の仕事をカバーするためなど
自分の業務以外の仕事も発生するため、仕事が夜中まで続いてしまうことも。
どうしても仕事を優先しなければならないため、プライベートの時間を圧迫してしまうことも少なくありません。
ベンチャー企業は「きつい」?やめとけと言われる理由と向いていない人の特徴も解説
高卒でベンチャー企業への就職に向いている人の特徴
ベンチャー企業は一般的な企業と違い、社内雰囲気や仕事への取り組み方、物事の考え方などが異なります。
そのため、ベンチャー企業は向き不向きがあります。
ベンチャー企業に向いていない人が就職してしまうと、会社に馴染めず早期退職に繋がってしまうことも。
企業とのミスマッチが起こらない様に、自分がベンチャー企業への適正があるか確認しておきましょう。
- 好奇心旺盛な人
- 向上心がある人
- 率先して行動できる人
好奇心旺盛な人
ベンチャー企業では続々と新規プロジェクトが立ち上がり、日々新しい業務が増えていきます。
慣れない業務をしていく必要もあるので、好奇心旺盛で新しいことにも積極的にチャレンジできる人にはピッタリの環境といえます。
向上心がある人
ベンチャー企業は、「実力主義」であることがほとんどです。
- 「同年代よりも高収入を得たい」
- 「いち早く仕事のキャリアを築いていきたい」
- 「仕事で成果をあげたい!」
上記のように「実力主義」であるベンチャー企業には「やる気のある人」「向上心のある人」が多く集まります。
そのため、向上心の高い人にとってベンチャー企業は、最高の環境と言えます。
率先して行動できる人
ベンチャー企業は従業員数が少ないことも多く、1人1人の業務範囲が広くなりがちです。
また仕事量が多かったり、仕事のスピード感を求められる傾向もあります。
- 業務範囲が広い
- 仕事量が多い
- スピードを求められる
そのため、人に指示されるよりも率先して行動したい方や、自分の言動や行動に責任を持って最後までやりぬくことのできる方もまたベンチャー企業に向いています。
ベンチャー企業に向いている人の特徴は?向いていない人の特徴や求められるスキルも紹介
高卒でベンチャー企業に就職するポイント
ここからは、高卒でベンチャー企業に就職するポイントを紹介します。
- 自己分析をする
- 熱意・意欲を示す
- スキルを身につける
- 応募数を増やす
- 就職エージェントを使う
自己分析をする
高卒でベンチャー企業に就職するためには、自己分析も重要です。
自己分析とは、強みや弱みなど自分を理解するために行う分析です。
- 強み・弱み
- 性格
- 傾向
- 興味・関心
- キャリアプラン
熱意・意欲を示す
高卒でベンチャー企業に就職するためには、熱意・意欲を示すことも重要です。
ベンチャー企業では、「自発的に動ける」「やる気のある」人材が好まれる傾向があります。
なぜならベンチャー企業は発展段階であり、「会社を大きくしたい」という熱意を持った人材が多く集まるから。
また厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」では、新規学卒者枠の採用は「熱意・意欲」を重視すると回答した企業が1番多いです。
企業が新規学卒者枠に求めていることトップ3 | ||
---|---|---|
1位 | 2位 | 3位 |
熱意・意欲 | コミュニケーション力 | 協調性 |
スキルを身につける
高卒でベンチャー企業に就職するためには、スキルを身につけることも重要です。
なぜなら、スキルがあると就職時に有利になるから。
- ライティングスキル
- SNS運用スキル
- コミュニケーションスキルなど
自分が目指す企業や業界にマッチしたスキルを身につけましょう。
応募数を増やす
高卒でベンチャー企業に就職するためには、応募数を増やすことも重要です。
なぜなら「未経験歓迎」求人であっても、高校卒業後すぐに採用してくれるベンチャー企業が見つからない可能性があるから。
- 未経験歓迎
- 学歴不問
- 高卒可など
就職エージェントを使う
高卒でベンチャー企業に就職するためには、就職エージェントを使うことも重要です。
就職エージェントとは、就職するためのあらゆるサポートを無料で行ってくれる就活サービスのことです。
- 求人紹介
- 履歴書の添削
- 面接対策
- 就職後のサポートなど
転職エージェントとは?転職サイトとの違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説
高卒でベンチャー企業に就職したい人におすすめの就職サイト
ここからは、高卒でベンチャー企業に就職したい人におすすめの就職サイトを紹介します。
- ハタラクティブ
- doda
- DYM就職
ハタラクティブ
- 求人の5割が大企業・8割が未経験歓迎
- 転職成功率80.4%・書類選考通過率96%
20代・ニート・フリーターなどの就職に強い就職エージェント「ハタラクティブ」。
ハタラクティブの特徴は就職成功率が高い点です。
実際に利用者の就職・転職成功率は80.4%・書類選考通過率96%と高い実績があります。
また求人の8割が未経験歓迎求人です。
ハタラクティブの詳細情報 | |
---|---|
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
対応エリア | 全国 |
公開求人数 | 非公開 |
対応業界・職種 | 全職種に対応 |
特徴 |
・就職・転職成功率80.4%・書類選考通過率96% ・利用者の8割が大企業への就職・転職に成功 |
エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
- 早く就職先を決めたい人
- 履歴書・職務経歴書の作成に不安がある人
ハタラクティブの口コミ
ハタラクティブの評判・口コミ「ひどい」「やめとけ」は本当?求人の特徴やメリットも解説
\最短2週間で内定獲得!/
ハタラクティブを見てみる
doda
- 求人数が業界最大
- 「就職サイト」「エージェントサービス」の両方が利用できる
業界最大級の求人数を誇る就職サイト「doda」。
2024年1月17日時点の求人数は、271,518件(非公開求人含む)となっています。
dodaは、自分で求人検索し応募する「就職サイト」と就職サポートが受けられる「エージェントサービス」の両方が利用できます。
dodaの詳細情報 | |
---|---|
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
対応エリア | 全国・海外 |
公開求人数(2024/1/11時点) | 232,834件 |
対応業界・職種 | IT職種 |
特徴 |
・多用な求人を揃えているので、希望の求人を見つけやすい ・「こだわり条件」での求人を検索できる |
エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
- 未経験業界・職種に挑戦したい人
- アプリで就職活動をしたい方
dodaの口コミ
dodaの口コミ評判はひどい?特徴と転職成功までの流れを解説
\掲載求人数20万件以上!/
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DYM就職
- ニート・フリーターの就職に強い
- 未経験歓迎求人が多い
- 就職できるまでサポートが受けられる
20代・ニート・フリーターの就職に強い就職エージェント「DYM就職」。
未経験でも不利にならない求人ばかり取り扱われています。
またDYM就職の求人は、100%正社員求人でブラック企業も排除されています。
DYM就職の詳細情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社DYM |
対応エリア | 全国 |
公開求人数(2024/01/17時点) | 非公開 |
対応業界・職種 | 全職種に対応 |
特徴 | ・未経験歓迎求人が多い ・就職成功まで二人三脚でサポート |
エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
- 二人三脚で就職活動を進めたい人
- 書類選考なしで面接を受けたい人
DYM就職の口コミ
DYM就職の評判はやばい?口コミとサービスからわかるメリット・デメリットと内定までの流れ
ベンチャー企業を目指す高卒者によくある疑問
ここからは、高卒でベンチャー企業に就職したい人によくある疑問を紹介します
- ベンチャー企業はどんな高卒者におすすめ?
- 高卒と大卒どちらが就職に有利?
- 高卒が就職できるベンチャー企業はブラック企業が多い?
- 高卒でベンチャー企業に就職するならどの業界がおすすめ?
ベンチャー企業はどんな高卒者におすすめ?
ベンチャー企業は、「好奇心旺盛な人」「向上心が強い人」「率先して行動できる人」が向いています。
- 好奇心旺盛な人
- 向上心が強い人
- 率先して行動できる人
高卒と大卒どちらが就職に有利?
高卒と大卒の場合、大卒の方が就職に有利な場合が多いです。
実際に厚生労働省によると平成27年の就職内定率は、大卒が68.4%・高卒が54.4%※となっています。
※参照元:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」
「高卒として就職」「大学に進学」どちらが良いのか!?それぞれのメリット・デメリットを紹介
高卒が就職できるベンチャー企業はブラック企業が多い?
高卒に限らず「未経験歓迎」求人には、ブラック企業が紛れていることも多いです。
- 頻繁に求人が出ていないか
- 年収が高すぎないか
- 募集要項が詳細に記載されているかなど
ブラック企業を避けるためには、就職サイトの利用がおすすめです。
なぜなら、企業の内部事情を詳しく把握している就職サイトも多いからです。
高卒の就職先はブラック企業しか無い!?ブラック企業に共通している特徴を紹介
高卒でベンチャー企業に就職するならどの業界がおすすめ?
高卒でベンチャー企業に就職する場合、「IT業界」「WEB業界」がおすすめです。
なぜなら、「IT業界」「WEB業界」は特に学歴を気にしない企業が多いから。
「IT業界」「WEB業界」への就職を目指す高卒者の方は、下記の記事も参照ください。
高卒からIT業界に就職できる?未経験から就職するポイントを解説
高卒でもベンチャー企業に就職できる!
高卒でも、ベンチャー企業に就職することは十分可能です。
なぜならベンチャー企業の多くは、「学歴」を重視しないから。
なお下記は、高卒でベンチャー企業へ就職するポイントの復習です。
- 自己分析をする
- 熱意・意欲を示す
- スキルを身につける
- 応募数を増やす
- 就職エージェントを使う