既卒の面接の流れと合格率があがる方法を紹介!万全の準備をして面接を突破しよう!
既卒者によっては、就職活動の面接を経験したことが無かったり、既卒として面接をしたことがない人もいると思います。
経験がない人にしてみれば、「面接はどんな流れで進んでいくのだろう…」「既卒なら質問はあるのだろうか?」などと疑問が浮かぶと思います。
既卒と新卒では、面接の流れに大きな違いはありませんが、質問内容や仕事内容の説明など若干異なる部分もあります。
そこで、この記事では既卒者の面接の大まかな流れや面接の合格率をあげるためのポイントを紹介していきます。
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既卒の面接の流れ
既卒だからと言って面接の流れが特殊というわけではなく、基本的には他の経歴と変わりません。
大まかな流れがは下記のとおりです。
- 入室
- 雑談
- 自己紹介
- 質疑応答
- 勤務条件の確認・仕事内容の説明
- 応募者から面接官への逆質問
- 面接終了
- 退室
既卒の面接は、新卒の面接と大きく変わる部分はありません。
新卒で面接を体験したことがある人であれば、なんとなく面接のイメージができるでしょう。
しかし、面接を体験したことのない既卒者からすれば、どのような流れで面接が進んでいくかイメージしづらいと思います。
そこでここからは、各ステップを具体的に説明し、注意点などを解説していきます。
面接を経験したことがない方はもちろんのこと、新卒の時に面接を経験した方も、確認しておきましょう。
入室
入室は、求職者の第一印象を決める重要なステップです。
笑顔を心がけて、明るい声であいさつをしましょう。
面接室に通されて面接担当者を待つ場合と、別室に通されてから面接担当者が待つ面接室に入室する場合の2つが考えられます。
どちらの場合でも、焦らないように2つのパターンを解説していきます。
面接室に通されて面接官を待つ場合
受付の人に面接室まで案内されて、「この部屋でお待ちください」と言われます。
その際には、大抵持参した履歴書などの各書類を渡すケースが多いです。
面接官がいつ来るのか分かりませんので、姿勢を崩さずに待機していましょう。
この際に、マナーモードを切ったりしているところを見られたら、それだけでかなり評価が下がってしまうので気を付けるポイントです。
面接官が入ってきたら、起立して「よろしくお願いします」とあいさつをしましょう。
また、起立してから面接官に「お掛けください」と促されるまでは、起立した状態で待っていましょう。
待合室から面接室に入室する場合
- ノック:面接室に入る際には、ドアを二回ノックします。
- 入室:面接室に入ったら、面接官に「失礼します」と声を掛けます
- 一礼:ドアを閉めたら、面接官の方を向いて「よろしくお願いします」と言いましょう。
- 着席:「どうぞ」と面接官に促されるまで、座ってはいけません。
椅子の横に立ち、面接官の指示を待ちます。
5秒ぐらい待って何も言われない場合は、「○○と申します。本日はよろしくお願いします」と自己紹介をしましょう。
雑談
ほとんどの場合、面接に入る前に雑談を交わします。
この雑談は、面接をする求職者の緊張を和らげるためにするものです。
「迷わず来れましたか?」「どこからお越しになったんですか?」などの当たり障りのない会話内容です。
しかし、ただ緊張を和らげる意図だけではなく、コミュニケーション能力があるかを判断したり、雑談から応募者の人間性を判断したりする意図もあります。
適当に返答するのではなく、雑談でもある程度の緊張感をもって受け答えをしましょう。
自己紹介
持参した履歴書・職務経歴書を基にして、面接はおこなわれます。
その前に、面接官から「自己紹介をお願いします」と言われることが多いでしょう。
この自己紹介は、出身大学や経歴、どんな職種を経験してきたかを話します。
長くなってしまうと、面接官に伝わらない場合もあるので、簡潔に1分以内で話しましょう。
また、既卒者の場合には自己紹介が主にアルバイト経験になると思います。
どんなアルバイトを経験してきて、具体的にどんな業務を経験してきたか、そこで学んだことは何かなど、具体的な質問を受けるので、しっかりと準備しておきましょう。
質疑応答
自己紹介が終わると、本格的に面接に入ります。
質問の数は企業によって変わりますが、大体3~5個位が目安とされています。
質問の回答を用意しないで面接に臨んでしまうと、質問に答えられない場合もあるので、しっかりと準備をしておきましょう。
勤務条件の確認・仕事内容の説明
一通りの質問が終わると、仕事内容についての説明や勤務条件の確認をします。
主な内容として、給与や福利厚生、会社の事業紹介や残業など一通りの説明をされます。
給与や福利厚生もここのステップで説明をされるので、不明点が無いように、分からないことがあれば質問しましょう。
また、入社日についても聞かれるので、自分の都合に合わせて、入社日を提示しましょう。
入社日が合わないのが理由で、落とされたりしませんので、安心してください。
応募者から面接官への質問
面接が一通り終わると、「何か質問はありますか?」と言われます。
これを逆質問と呼び、入社意欲をアピールする上でかなり重要なステップです。
転職先によっては、未経験職に転職する場合や、知らない企業へ行くわけなので質問が無いと興味が無いと面接官に思われてしまいます。
そのため、必ず何か3つ以上は質問を用意しておきましょう。
ただ、携帯などで調べればわかる内容や、応募職種と関係ない質問などは、逆に印象を悪くしてしまいます。
その場で質問を考えるのではなく、あらかじめ質問する内容を決めておきましょう。
面接終了
合否の結果の連絡方法や、今後の流れが説明されます。
合否連絡をしてくれる企業と、しない企業があるので、勘違いしないように聞き漏らさないようにしましょう。
その説明が終わると、面接は終了です。
面接官に対して、「本日はお時間を頂きありがとうございました」とお礼の言葉と、お辞儀を欠かさずしましょう。
退室
退室を促されたら席を立ち、もう一度「本日はありがとうございました」とお礼・お辞儀をしましょう。
退室の際には、「失礼いたします」と一礼も欠かさず行い、ドアを閉めるまで気を抜かずゆっくりと閉めましょう。
コロナ渦以降はリモートでの面接が主流に
コロナ渦を経て対面での面談ではなく、ZOOMやGoogleMeetsなどを利用したリモートでの面接が主流になっています。
対面での面接よりも緊張感がなく、移動する負担もかからないので転職者にとっては良い時代になりました。
しかし、リモート面接では対面とは違った気を付けなければならないポイントがあります。
- 声が通りにくい
- リアクションが小さくなる
- 通信環境には注意
声が通りにくい
リモート面接ではPCを通すために、スペックや通信環境などで声が聞こえにくくなる傾向があります。
声が小さいと「覇気がない」「態度が悪い」などの悪い評価を受けやすくなるので注意しておかなければなりません。
自分が思っているよりも1段階大きな声で返答をするようにしましょう。
リアクションが小さくなる
PC画面越しだとリアクションが小さくなってしまい、相槌や身振り手振りが伝わりにくくなります。
面接担当者からの印象も悪くなってしまうので、声量と同様に1段階大きくリアクションを取りましょう。
オーバーでは?と思うくらいが、採用担当者にとってちょうどよいです。
通信環境には注意
PCを利用するリモート面接では、通信環境のトラブルが発生する可能性が非常に高いです。
相手の声が聞こえない・画面が映らないなどのトラブルが起きるのを防ぐためにも、あらかじめテストしておきましょう。
面接直前・面接中にトラブルが起きると、相手からの印象が悪くなります。
企業が既卒の就活生に対して特に知りたいこと
企業が既卒者に対して特に知りたいことは下記の3点です。
- なぜ既卒になってしまったのか?
- 空白期間は何をしていたのか?
- これからのキャリアプラン
いずれも、内定を左右する重要な質問なので、回答をしっかりと用意しておきましょう。
1つずつ詳細に説明していきます。
なぜ既卒になってしまったのか?
既卒になってしまった理由はほぼ必ず聞かれます。
面接官が既卒者に対して聞いておきたい質問なので、嘘をつかずに正直に答えましょう。
嘘をついたとしても、面接中に必ずぼろが出てばれてしまい、信用度が一気に下がって、内定も遠のいてしまいます。
既卒になってしまった過去は変えられないので、正直に話しましょう。
空白期間は何をしていたのか
既卒をしていた期間は、履歴書に職歴として書くことができませんので、面接官は必ず空白の期間にあなたが何をしていたのか質問してきます。
ほとんどの既卒者は、フリーターとして過ごしていたと思うので、どのようなアルバイトをしてどんな業務をしていたのかを伝えましょう。
資格取得に向けて勉強をしていた人や、やむを得ない理由があって既卒扱いになってしまった場合にも、何をしていたのかしっかりと伝えるのが重要です。
これからのキャリアプラン
既卒に限らずですが、これからどうなりたいか、キャリアプランを問われる場合もあります。
企業は既卒者に対して、何かしらの不信感を抱いていることは確かです。
「採用したとして、どのようなメリットがあるのか?」「すぐに辞めてしまうのではないか?」などの様々な不信感を持っています。
これからどのような業務に携わりたいのか?企業に勤めていく中で、どういう役職に就きたいのか、具体的に伝えられるようにしましょう。
面接官の不信感を払拭できれば、内定率もぐっと上がります。
自分なりのキャリアプランを設定し、自分なりの言葉で伝えましょう。
既卒者の面接で合格率を挙げるポイント
既卒者が面接をしていく中で、合格率を挙げる4つのポイントを説明していきます。
- 逆質問をして企業に意欲があることをアピール
- 既卒理由をポジティブに伝える
- 明るくハキハキと受け答えをする
逆質問をして企業に意欲があることをアピール
面接の終盤に行う「逆質問」は自分をアピールする重要なポイントです。
たくさん質問を投げかけて、企業に入社意欲があることをアピールしましょう。
何個質問しても、企業側から見れば迷惑になりませんので、自分が抱えた質問がある限り遠慮なく質問しましょう。
企業が聞いて欲しいと思っている質問もあり、的を得た質問ができれば、それだけで十分にアピールできます。
1つも質問が無いと、入社意欲が無いと判断されてしまうので、3~5つくらいは質問を考えておく必要があります。
既卒理由をポジティブに伝える
就職活動をしていたけど内定が貰えなかった場合や、そもそも就職活動をしていなかった場合など、既卒になってしまった理由は人によって様々です。
既卒者には実績やスキルが無く、アルバイト時代の経験は、職歴に含まれないのであまりアピールになりません。
そのため過去の経験をアピールするよりも、これからどうなりたいかの熱意をアピールしましょう。
将来はどのようになりたいか、仕事でどういう成果を上げていきたいか、熱意を込めて伝えれば内定率も上がります。
明るくハキハキと受け答えをする
当たり前だと思う人もいるかもしれませんが、面接の中では採用基準になっている程、重要なポイントです。
社会に出たら、コミュニケーション能力は必須のスキルです。
いくら仕事ができて、会社に貢献していたとしても、コミュニケーションが取れないという理由で昇進が遅れるケースもあります。
また、最近では仕事の能力以上に、社交性や人間性に重点を置く企業が多くなってきました。
既卒の場合は過去に実績を上げていたり、専門的なスキルを持っているわけではないので、より人間性を求められます。
明るくハキハキと話して、面接官に社交性の高い人間だと思われましょう。
就職先から内定をもらえる既卒の特徴
同じ既卒の人の中にも、内定をもらえる人・内定をもらいにくい人の2パターンに分けられます。
内定をもらえる人はどのような共通特徴があるのか、詳しく紹介していきます。
- コミュニケーションスキルが高い
- 仕事に対する意欲が高い
- エントリーする企業の数が多い
コミュニケーションスキルが高い
社会人経験がなくスキルや経歴がアピールできない既卒は、人間性やコミュニケーション能力が採用を大きく左右します。
面接ではコミュニケーション能力が如実に表れるので、意識して臨みましょう。
相手の目を見る・はきはきと話すなど、初歩的なことをおこなうだけで印象が大きく異なります。
仕事に対する意欲が高い
面接官に対して「仕事に対しての意欲が高い」という印象を与えることにより、入社後の姿をイメージしやすくなります。
意欲の高さは、志望動機や自己PRなど面接中の受け答えでアピールできます。
企業研究を入念におこなっておくのが、意欲の高さをアピールする上で重要です。
求人はもちろんですが、企業の公式HPや社内ブログをチェックして企業の動向を注視しておきましょう。
エントリーする企業の数が多い
当たり前ですがエントリーする企業数が多ければ多いほど採用率も比例してアップします。
希望条件を設けるのは重要ですが、なるべく最低限にしておいて条件を満たしている企業にはなるべくたくさんエントリーするようにしましょう。
希望条件を絞りすぎると、見合わない企業が多くなって選考が中々進まなくなります。
既卒の面接は対策が大事!面接対策をしっかりとしましょう
基本的には新卒の時の面接と大きく違わないものの、質問内容などに違いがあることが分かったかと思います。
既卒者の就職活動では、面接対策が欠かせません。
なぜなら、質問内容が「既卒ならでは」の場合が多いためです。
しかし、事前にしっかり準備をしておけば、焦ることはありません。
先述した通り、ある程度は質問を予想できるので、自分なりの回答を用意しておきましょう。
「既卒になった理由」「空白期間」は必ず聞かれるので、しっかりと準備しておく必要があります。
また、既卒者の中には、面接を経験したことがない人もいると思います。
面接は回数をこなしていかないと、上達しないので、面接官役を立てて練習をしておくといいでしょう。