「既卒職歴あり」と「新卒」はどちらが就活に有利?第二新卒・中途との違いも紹介
- 職歴ありの既卒とは
- 「新卒」「第二新卒」「中途」との違い
- 職歴ありの既卒者が就活を成功させるポイント
- 職歴ありの既卒者におすすめの就活サイト
「職歴ありの既卒と新卒はどちらが就活に有利?」
「職歴があるけど現在は既卒の場合、どの求人に応募できる?」
「既卒と第二新卒・中途の違いは?」
このような疑問を持っている既卒者の方も多いのではないでしょうか。
職歴はあるけど現在は既卒の状態だと、就職に有利なのか不利なのか検討がつきませんよね。
ただし実際は、職歴がない既卒や新卒に比べて就活で有利になる可能性があります。
今回の記事では、職歴がある既卒と新卒・第二新卒・中途の違いを紹介するとともに、職歴ありの既卒者が就活を成功させるポイントも解説します。
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職歴ありの既卒とは
そもそも既卒とは、学校を卒業後に一度も就職したことがない人を指します。
企業によっても解釈が異なるものの、卒業後3年以内の人が該当することが多いです。
- 学校を卒業後に一度も就職したことがない人
- 学校卒業後3年以内の人
そのため「職歴がある」場合、既卒には当てはまりません。
ただし下記の場合は、職歴ありの既卒と言える可能性が高いです。
- ①高校・大学などの学校を卒業
- ②就職
- ③退職
- ④再度学校へ入学
- ⑤学校卒業後に一度も就職していない
先述したように既卒とは、学校卒業後に就職していない人を指します。
つまり上記のように最後に学校を卒業した時点から、一度も就職していない場合は「職歴ありの既卒」に該当する可能性が高いです。
ただし企業によっても、「既卒」としてみなすのか否かは異なります。
「新卒」とは
新卒とは「新規卒業」を略した言葉で、翌年3月に学校を卒業、または卒業予定の人を指します。
つまり「新卒」は就職活動を行っている時点で、学校に在籍している人を指す言葉ということです。
- 学校卒業→就職・退職→学校入学・卒業→就職予定
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「職歴がある既卒」と「第二新卒」「中途」との違い
第二新卒とは、学校卒業後に一度就職したものの、1年〜3年以内に転職を検討する若者を指す言葉です。
つまり「第二新卒」は社会人経験がある人、「既卒」は社会人経験がない人に分けられるということ。
社会人経験 | |
---|---|
職歴ありの既卒 | あり |
既卒 | なし |
第二新卒 | あり |
なお、「中途」とは新卒以外に1年を通して不定期に人材を採用することを指す言葉です。
そのため、「既卒」と「第二新卒」は「中途」という言葉に含まれます。
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職歴がある既卒者が応募できる求人
企業によっても異なる場合があるものの、職歴がある既卒者が応募できる求人・できない求人は下記の通りです。
新卒求人 | △ |
---|---|
既卒求人 | ◯ |
第二新卒求人 | △ |
キャリア採用求人 | × |
職歴がある既卒者でも学校卒業から3年以内の場合、「新卒求人」に応募可能です。
意欲や能力を有する青少年に応募の機会を広く提供する観点から、学校等の卒業者についても、学校等の新規卒業予定者の採用枠に応募できるような募集条件を設定すること。当該条件の設定に当たっては、学校等の卒業者が学校等の卒業後少なくとも3年間は応募できるものとすること。
引用元:厚生労働省
ただし「新卒枠」でも企業によっては、「27歳以下限定」など年齢制限を設けている場合もあります。
また「第二新卒求人」は社会人経験がある人を対象としているため、企業が求めている程度によっては応募できない可能性もあります。
「キャリア採用求人」は「社会人経験と実務経験がある即戦力者」を対象としているため、既卒者の応募はできません。
職歴がある既卒者が応募できる求人を探す方法
職歴がある既卒者が応募できる求人を探す方法は、下記の通りです。
- 就活サイト
- 就活エージェント
- ハローワークなど国の職業紹介所
- 家族・友人・知人の紹介など
既卒や職歴ある・なしに関わらず、求人を探す際は「就活サイト」「就活エージェント」がおすすめです。
なぜなら求人紹介以外にも、就職するためのサポートを無料で行ってくれるから。
- 求人紹介・非公開求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 企業とのやり取り代行(面接日程の調整など)
- 就職後のアフターフォローなど
職歴ありの既卒は需要が高い
職歴ありの既卒者は、職歴がない既卒者と比較すると需要が高い傾向があります。
なぜなら、「職歴がある=最低限の社会人マナーが身に付いている」とみなされるから。
社会人マナーを1から教えるには、かなりの時間と費用が必要です。
ただし職歴がある場合は最低限の社会人マナーが身に付いているため、研修時間と費用が必要ありません。
- 最低限の社会人マナーが身に付いているから
職歴ありの既卒で不利になるケース
需要はあるのの、職歴ありの既卒が不利になるケースも存在します。
- 行動に一貫性がない
- 前職の退職理由がネガティブなど
目標のために会社を退職し学校に入学したものの、別の分野で就職するなど行動に一貫性がないと不利になる可能性が高いです。
また前職の退職理由がネガティブだと、企業に不信感を与えてしまう恐れもあります。
職歴ありの既卒者が就活を成功させるポイント
ここからは、職歴ありの既卒者が就活を成功させるポイントを紹介します。
- 学校卒業から3年以内に就活をする
- 履歴書・職務経歴書の完成度を高める
- 徹底的に面接対策を行う
学校卒業から3年以内に就活をする
職歴ありの既卒者が就活を成功させるポイントの1つ目は、「学校卒業から3年以内に就活をする」です。
先述したように厚生労働省でも、学校卒業から3年以内の場合は「新卒求人」に応募できるようにすることと定めています。
なお、新卒で就職するメリットは下記の通りです。
- 大企業や上場企業へ応募できるチャンスが多い
- スキルや実務経験がなくても採用されるチャンスがある(ポテンシャル採用)
- 同期入社がいるため、横のつながりができるなど
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履歴書・職務経歴書の完成度を高める
職歴ありの既卒者が就活を成功させるポイントの2つ目は、「履歴書・職務経歴書の完成度を高める」です。
履歴書・職務経歴書は、企業とのファーストコンタクトとなる重要な書類です。
これまでの経歴や職歴を踏まえて、自分を最大限アピールできる履歴書・職務経歴書を作成しましょう。
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徹底的に面接対策を行う
職歴ありの既卒者が就活を成功させるポイントの3つ目は、「徹底的に面接対策を行う」です。
特に職歴がある既卒者は、「経歴」や「なぜ既卒になったのか?」「空白期間は何をしていたのか?」など答えにくい質問をされることが予想できます。
- これまでの経歴
- なぜ一度退職して学校に入学したのか
- なぜ学校卒業後に既卒になったのか
- 空白期間は何をしていたのかなど
既卒になった理由の解答方法は?解答例とよく聞かれる質問を紹介!
既卒が必ず聞かれる空白期間の答え方とは?例文付きで伝えるポイントを解説
職歴ありの既卒者におすすめの就活サイト・エージェント
ここからは、職歴ありの既卒者におすすめの就活サイト・エージェントを厳選して紹介します。
- ハタラクティブ
- doda
- DYM就職
ハタラクティブ
- 公開求人数
- 3,491件
- サイトのタイプ
- 総合型
- 対応エリア
- 関東、関西、東海、北海道
- 運営会社
- レバレジーズ株式会社
- 就職・転職成功率80.4%・書類選考通過率96%
- 求人の8割が未経験歓迎・5割が大企業
- 利用者の8割が大企業へ就職している
20代の既卒・フリーター・ニートの就職に強い就職エージェント「ハタラクティブ」。
ハタラクティブは、就職・転職成功率80.4%・書類選考通過率96%と高い実績があります。
また求人の約8割が「未経験歓迎」・約5割が「大企業」で、8割の利用者が大企業への就職に成功しています。
ハタラクティブの詳細情報 | |
---|---|
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
対応エリア | 全国 |
公開求人数 | 非公開 |
対応業界・職種 | 全職種に対応 |
特徴 |
・就職・転職成功率80.4%・書類選考通過率96% ・利用者の8割が大企業への就職・転職に成功 |
エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
- 大企業へ就職したい既卒者
- すぐに内定が欲しい既卒者
ハタラクティブの紹介動画
ハタラクティブの評判・口コミ「ひどい」「やめとけ」は本当?求人の特徴やメリットも解説
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doda
- 公開求人数
- 235,428件
- サイトのタイプ
- 総合型
- 対応エリア
- 全国
- 運営会社
- パーソルキャリア株式会社
- 求人数が業界最大
- 「就職サイト」「エージェントサービス」の両方が利用できる
CMでもお馴染みの就活サイト・エージェント「doda」。
dodaの最大の特徴は、業界最大級の求人数です。
2024年1月22日時点の求人数は、272,579件(非公開求人含む)となっています。
dodaのエージェントサービスでは各業界に詳しい担当者が揃っているため、未経験での就職でも安心です。
dodaの詳細情報 | |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
対応エリア | 全国・海外 |
公開求人数(2024/1/11時点) | 232,834件 |
対応業界・職種 | IT職種 |
特徴 |
・多用な求人を揃えているので、希望の求人を見つけやすい ・「こだわり条件」での求人を検索できる |
エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
- 多くの求人から自分に合う仕事を見つけたい既卒者
- アプリで就活を進めたい既卒者
dodaの口コミ
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DYM就職
- 未経験歓迎求人が多い
- 就職できるまでサポートが受けられる
既卒・ニート・フリーターの就職に強い就職エージェント「DYM就職」。
既卒・ニート・フリーターでも不利にならない求人だけを紹介してくれます。
また正社員求人しかなく、ブラック企業も排除されています。
DYM就職の詳細情報 | |
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運営会社 | 株式会社DYM |
対応エリア | 全国 |
公開求人数(2024/01/22時点) | 非公開 |
対応業界・職種 | 全職種に対応 |
特徴 | 既卒・フリーター・ニートの就職に強い |
エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
- 充実した就職サポートを受けたい既卒者
- 自分に合う仕事を紹介してほしい既卒者
DYM就職の評判はやばい?口コミとサービスからわかるメリット・デメリットと内定までの流れ
職歴ありの既卒者によくある質問
ここからは、職歴ありの既卒者によくある質問を紹介します。
- 既卒扱いになるのは何年目まで?
- 既卒と中途の違いは?
- 既卒と第二新卒の違いは?
既卒扱いになるのは何年目まで?
既卒扱いになるのは、学校卒業後3年以内が一般的です。
ただし企業によっても基準が異なる場合もあるため、注意が必要です。
既卒1年目の就活は厳しい?就活の流れ・成功させるポイント・注意点を解説
既卒と中途の違いは?
「中途」とは、新卒以外に不定期に人材を採用することを指す言葉です。
そのため、「既卒」という言葉は「中途」に含まれます。
既卒と第二新卒の違いは?
既卒と第二新卒の違いは、社会人経験の有無です。
- 既卒→学校卒業後に一度も就職していない若者
- 第二新卒→学校卒業後に就職したものの、1〜3年以内に転職を考える若者
既卒の定義とは?第二新卒・フリーターとの違いや就活成功のコツを解説
職歴ありの既卒は今すぐ就活を始めよう
職歴ありの既卒は、今すぐ就活を始めましょう。
特に学校卒業から3年以内であれば、「新卒求人」に応募できる可能性が高いです。
新卒求人で就職できると、下記のような多くのメリットがあります。
- 大企業や上場企業へ応募できるチャンスが多い
- スキルや実務経験がなくても採用されるチャンスがある(ポテンシャル採用)
- 同期入社がいるため、横のつながりができるなど
なお、職歴ありの既卒者が就活を成功させるポイントは下記の通りです。
- 学校卒業から3年以内に就活をする
- 履歴書・職務経歴書の完成度を高める
- 徹底的に面接対策を行う
既卒・職歴あり・なしに関わらず、効率的に就職・転職活動を進めるためには、プロのサポートを受けることがおすすめです。
職歴ありの既卒者におすすめの就活サイト・エージェントは下記の通りです。