既卒の志望動機の書き方と例文!好印象を与える志望動機の作り方を紹介
- 志望動機とは
- 既卒が志望動機を作成する前にやるべきこと
- 既卒の志望動機のポイント
- 【例文】既卒就活で好印象を与える志望動機
- 既卒が志望動機作成する際の注意点
- 志望動機の作成が不安な既卒におすすめの就活エージェント
「既卒の志望動機はどう書けば良い?」
「既卒の志望動機が思いつかない時はどうする?」
このように志望動機について疑問に思っている既卒者の方も多いのではないでしょうか。
既卒は、新卒とは異なる志望動機を作成する必要があります。
学校卒業後に就職していない既卒の場合、どのような志望動機を作成したら良いのかわかりませんよね。
そこで今回は、既卒の志望動機を作成するポイントと例文・注意点を紹介します。
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- 職種
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志望動機とは
志望動機とは、「その企業で働きたい理由」です。
また志望動機で一番重要なことは、「その企業で長く働き続けること」を証明することです。
そもそも、1人の人材を採用するために約100万円ほどの費用がかかっています。
そのことからも、企業は「自社で長く働き続けてくれるか」も重視しているのです。
スキルや実務経験がない既卒者は特に「その企業で長く働き続けること」を証明する必要があります。
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企業が志望動機を聞く理由
志望動機を聞く理由を理解することで、より好印象を与えられる志望動機が作成できます。
- 求職者と自社とのマッチ度を測るため
- 自社で働く熱意や情熱がどの程度あるかを測るため
志望動機を聞くだけで、入社後の定着率やモチベーションの高さを予測できるのです。
志望動機と自己PRの違い
自己PRとは、「その企業で活躍できること」を証明することです。
志望動機と自己PRとの違い | |
---|---|
志望動機 | その企業で働きたい理由 |
自己PR | その企業で活躍できることの証明 |
表からもわかるように自己PRと志望動機は、明確な違いがあります。
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既卒が志望動機を作成する前にやるべきこと
ここからは、既卒が志望動機を作成する前にやるべきことを紹介します。
- 既卒になった理由を明確にする
- 空白期間の行動を整理する
- 自己分析・企業研究
- 新卒でその企業に就職しなかった理由を明確にする
既卒になった理由を明確にする
既卒が志望動機を作成する前にやるべきこと1つ目は、「既卒になった理由を明確にする」です。
なぜなら既卒の就活では、かなりの確率で「なぜ既卒になったのか」と聞かれるから。
そのため既卒になった理由を明確に説明し、現在は就職意欲が高いことを伝える必要があります。
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空白期間の行動を整理する
既卒が志望動機を作成する前にやるべきこと2つ目は、「空白期間の行動を整理する」です。
空白期間に何をしていたのかも、既卒の就活ではよく聞かれます。
空白期間に何をしていたのかを具体的に説明し、自己成長につながった経験や学びをアピールしましょう。
たとえば何もしていなかった場合は反省を示し、これからの具体的な行動を伝えることで「熱意」や「成長意欲」をアピールできます。
- 反省を示す
- どのような行動をしたのかを示す
- 熱意や成長意欲をアピールする
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自己分析・企業研究
既卒が志望動機を作成する前にやるべきこと3つ目は、「自己分析・企業研究」です。
自己分析をすることで、強みや弱みなど自分を理解できます。
- 強み・弱み
- 性格・傾向
- 興味・関心
- キャリアプランなど
また自己分析をふまえて企業研究も行いましょう。
- 企業の商品
- 社風
- 企業の強み
- 経営者の考えなど
自己分析で自分を理解し、「得意」を活かせる企業を選ぶことで説得力のある志望動機が作成できます。
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新卒でその企業に就職しなかった理由を明確にする
既卒が志望動機を作成する前にやるべきこと4つ目は、「新卒でその企業に就職しなかった理由を明確にする」です。
特に新卒採用をおこなっている企業は、「既卒になってから志望した理由」を知りたいと思っていることが多いです。
- 空白期間の心境の変化を伝える
- どの点が魅力に感じたのかを伝える
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既卒の志望動機のポイント
ここからは、既卒の志望動機のポイントを紹介します。
- 就活の軸を入れる
- その企業でないとダメな理由を入れる
- 志望企業で活かせるスキル・経験を入れる
- 反省と就職への熱意・意欲を入れる
就活の軸を入れる
既卒の志望動機のポイント1つ目は、「就活の軸を入れる」です。
たとえば、以下の通り。
- 〇〇(商品)を広めたい
- 人と関わる仕事がしたい
- 人に喜ばれる仕事がしたい
- 海外で働きたい
- 将来性のある業界で働きたいなど
具体的で明確な就活の軸があると、志望動機に説得力が増します。
その企業でないとダメな理由を入れる
既卒の志望動機のポイント2つ目は、「その企業でないとダメな理由を入れる」です。
「その企業でないとダメな理由」は、就活の軸に沿って作成しましょう。
たとえば就活の軸が「〇〇(商品)を広める仕事をしたい」だった場合、下記のように伝えると良いです。
例
〇〇(商品名)を実際に使ってみて、とても感動した。このような素晴らしい商品を世の中に広めるために御社で働きたい。
志望企業で活かせるスキル・経験を入れる
既卒の志望動機のポイント3つ目は、「志望企業で活かせるスキル・経験を入れる」です。
- アルバイト
- インターンシップ
- 趣味・特技など
これまでに身につけたスキルや、知識がどのように仕事で活かせるのかを示しましょう。
反省と就職への熱意・意欲を入れる
既卒の志望動機のポイント4つ目は、「反省と就職への熱意・意欲を入れる」です。
新卒で就職しなかった理由やその後の経緯を振り返り、それから学んだ教訓や成長した点を説明しましょう。
また、就職への熱意・意欲も重要です。
厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」によると、新卒枠(既卒含む)の応募者に1番求めていることは「熱意・意欲」となっています。
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
新卒(既卒含む) | 熱意・意欲 (73.7%) |
コミュニケーション力 (56.6%) |
協調性 (41.5%) |
第二新卒 | 熱意・意欲 (60.5%) |
コミュニケーション力 (47.7%) |
協調性 (32.8%) |
参照元:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」
この表からもわかるように企業は、既卒者に対して「熱意・意欲」を重視しています。
【例文】既卒就活で好印象を与える志望動機
ここからは、既卒就活で好印象を与える志望動機の例文を3パターン紹介します。
志望動機①
私が貴社(御社)を志望する理由は、実力主義の環境で早期に成長したいという就活の軸と貴社(御社)の社風とマッチすると思ったからです。
初めの就職活動では自分の興味や将来像を明確に持てず、就職活動を怠ってしまいました。
ただ大学卒業後の飲食店のアルバイトを通じて自分の努力が直接成果に繋がる喜びを知り、実力主義の会社で働いてみたいと思いました。貴社(御社)は個々の実績を公正に評価し、キャリアアップのチャンスを提供してくれると聞き、強く魅力を感じました。
今は既卒になったことを反省し、熱意と意欲を持って挑戦し続けることで、貴社(御社)で必ず成果を上げたいと思います。
志望動機②
貴社(御社)を志望する最大の理由は、年齢や立場に関係なく意見を交わし、協力してより良いサービスを創出する社風に強く魅力を感じるからです。
学生時代に学園祭実行委員会に参加し、異なる学年のメンバーと協働して成功に導いた経験が、この考えを深めました。また、貴社(御社)の「〇〇」という商品を日常的に利用しており、その価値を多くの人に伝えたいという強い思いがあります。
既卒としての時間を経て、自身のキャリアについて真剣に考え、多角的な視点から物事を捉える力を養いました。この経験を生かし、貴社(御社)でも積極的に挑戦したいと思います。
志望動機③
貴社(御社)を志望する理由は、野球部で培った計画性と問題解決能力を活かし、御社の広報活動に貢献したいからです。
大学時代、部活動を通じて団結力の重要性や効果的なコミュニケーション方法を学びました。特に、貴社(御社)の「〇〇」という製品に魅力を感じ、これをより多くの人に知ってもらうための広報活動に携わりたいと強く思いました。
既卒となった反省点は、学生時代に明確なキャリアビジョンを持って行動しなかったことです。しかし、この経験から多くを学び、働く意欲と熱意は誰にも負けない自信があります。自身のスキルを活かしながら、1日でも早く貴社(御社)の戦力となれるよう精進します。
既卒の志望動機の注意点
ここまでで、既卒の志望動機のポイントや例文を紹介しました。
ただし既卒に限らず、志望動機を作成する際はいくつかの注意点があります。
ここからは、既卒が志望動機作成する際の注意点を2つ紹介します。
- 具体的な内容にする
- ポジティブな内容にする
具体的な内容にする
既卒が志望動機作成する際の注意点1つ目は、「具体的な内容にする」です。
特に既卒は職歴がないため、「なぜその企業を志望したのか」「なぜその仕事を選んだのか」を明確に伝える必要があります。
履歴書に志望動機を書く際は、150字〜200字程度にまとめましょう。
ポジティブな内容にする
既卒が志望動機作成する際の注意点2つ目は、「ポジティブな内容にする」です。
既卒になったことの反省も重要ですが、失敗を強調しすぎると「ネガティブな人間」だとマイナスイメージを持たれます。
志望動機に不安がある既卒におすすめの就活エージェント
志望動機に限らず、既卒の就活はプロのサポートを受けることがおすすめです。
特に就活エージェントは、履歴書の添削以外にもさまざまな就活サポートが無料で受けられます。
ここからは、数ある就活エージェントから「志望動機に不安がある既卒におすすめの就活エージェント」を厳選して3社紹介します。
- ハタラクティブ
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- DYM就職
ハタラクティブ
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ハタラクティブの詳細情報 | |
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運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
対応エリア | 全国 |
公開求人数 | 非公開 |
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特徴 |
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エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
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doda
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DYM就職
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- 運営会社
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DYM就職は既卒でも不利にならない求人ばかりが取り扱われているため、安心して利用できます。
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運営会社 | 株式会社DYM |
対応エリア | 全国 |
公開求人数(2024/01/30時点) | 非公開 |
対応業界・職種 | 全職種に対応 |
特徴 | 既卒・フリーター・ニートの就職に強い |
エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
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既卒の志望動機に関するよくある質問
ここからは、既卒の志望動機を作成する際によくある質問を紹介します。
- 志望動機と自己PRの違いは?
- 企業が志望動機を聞く理由は?
- 既卒の志望動機はどのような点を意識して作れば良い?
志望動機と自己PRの違いは?
志望動機は、「その企業で働きたい理由」です。
一方で自己PRは、「その企業で活躍できる証明」です。
志望動機と自己PRとの違い | |
---|---|
志望動機 | その企業で働きたい理由 |
自己PR | その企業で活躍できることの証明 |
企業が志望動機を聞く理由は?
企業が志望動機を聞く主な理由は、下記の2つです。
- 求職者と自社とのマッチ度を測るため
- 自社で働く熱意や情熱がどの程度あるかを測るため
既卒の志望動機はどのような点を意識して作れば良い?
既卒の志望動機は、下記の点を意識しましょう。
- 就活の軸を入れる
- その企業でないとダメな理由を入れる
- 志望企業で活かせるスキル・経験を入れる
- 反省と就職への熱意・意欲を入れる
既卒の志望動機は就職への意欲が大切
今回は既卒の志望動機を作成するポイント・例文・注意点を紹介しました。
特に既卒の志望動機は、「就職への意欲」が大切です。
なぜなら既卒に対して、「就職意欲が低いのでは?」「すぐに止めるのでは?」とマイナスイメージを持っている企業もあるから。
そのため特に既卒の志望動機では、「就職への意欲」をアピールしましょう。
下記は、既卒の志望動機を作成する際のポイントと注意点のおさらいです。
- 就活の軸を入れる
- その企業でないとダメな理由を入れる
- 志望企業で活かせるスキル・経験を入れる
- 反省と就職への熱意・意欲を入れる
- 具体的な内容にする
- ポジティブな内容にする
なお志望動機が思いつかいな場合や、作成した志望動機で良いのか不安な場合は就活エージェントに相談しましょう。