既卒の面接でよく聞かれること10選！質問の回答例や見られているポイントも解説

「既卒の面接では何を聞かれるの？」
「なぜ既卒になったのかの回答方法は？」
「既卒の就活面接では何を見られている？」

このような面接に関する疑問を持っている既卒者の方も多いのではないでしょうか。

特に新卒時代に面接を経験していない人は、不安や疑問が多いでしょう。

そこで今回の記事では、「既卒の面接でよく聞かれる質問10選と回答例」を紹介します。

最後まで見ることで、面接の不安・疑問が払拭できますよ。

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既卒の面接でよく聞かれる質問10選と回答例

ここからは、既卒の面接でよく聞かれる質問10選と回答例を紹介します。

自己紹介

面接で最も重要なのが、自己紹介です。

自己紹介で、その後の流れが変わります。

自己紹介では、「自分の学生時代のこと」や「強み」などを1分程度で話しましょう。

回答例

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
〇〇と申します。20〇〇年3月に〇〇大学の〇〇学部を卒業しました。学生時代はバスケットボール部に所属し、チームスポーツを通じて協調性やリーダーシップ、目標達成のための努力の大切さを学びました。
私は学生時代に就職活動をおろそかにしてしまい、新卒時には適切な就職先を見つけることができませんでした。この経験から、自分のキャリアに対する意識を改め、具体的な職業選びとスキルアップに努めてきました。現在は、学生時代に培ったスキルと経験を活かし、御社で新たなチャレンジをしたいと考えています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

 

既卒面接の自己紹介は何を伝える？自己紹介で好印象を与えるコツを解説

なぜ既卒になったのか（なぜ就職しなかったのか）

「なぜ既卒になったのか」は、就職意欲が高い人なのかを知るための質問です。

人によって様々な理由がありますが、以下2つで大きく印象が異なります。

答えにくい質問ですが、正直にかつ本音で話すことが重要です。

また抽象的すぎると本音が理解できないため、具体的なエピソードも添えて回答しましょう。

 回答例

大学在学中は、就職活動を軽視してしまい、アルバイトに力を入れていました。アルバイト先で、お客様から感謝されることが多く、人の役に立つことの喜びを知りました。その経験が、私の中で働くということの価値観を大きく変えました。その後、自分の得意なコミュニケーション能力を活かしたいと考え、営業会社である御社に興味を持ちました。就職活動をおろそかにしたことは反省しており、その間に得た経験を活かして、御社で貢献したいと思います。

 

既卒になった理由の解答方法は？解答例とよく聞かれる質問を紹介！

なぜ就職しようと思ったのか

「なぜ就職しようと思ったのか」も、既卒の面接で必ずと言って良いほど聞かれる質問です。

仮に「将来が不安だった」など一見ネガティブに捉えられそうな理由でも、ポジティブに言い換えましょう。

また将来どのようなキャリア目標があるのかも伝えることが重要です。

 回答例

実を言いますと、私は大学時代から一貫して正社員として長く働ける企業を探すことを心がけていました。
ただ新卒時には、そのような企業とのご縁がありませんでした。このため一旦は就職を見送り、より良い機会を探し続けることに決めました。
私はただの就職ではなく、自分の価値観や目指すキャリアに合った企業で、長期にわたり貢献したいと考えていました。この思いは今も変わっておりません。
既卒となった後も、自己研鑽に努め、さまざまな経験を通して、企業に貢献できるスキルや知識を磨きました。
そして、御社と出会い、御社の理念や働く環境に強く共感しました。御社であれば、私の長期的なキャリアビジョンを実現できると確信しております。
既卒であることは、確かに一つのハンデですが、それを乗り越えて御社に貢献できるよう、全力を尽くしたいと思います。

 

空白期間は何をやっていたのか

「空白期間は何をやっていたのか」は、既卒の面接で最も答えにくい質問の1つです。

ただし、嘘をつくのはNGです。

なぜなら仮に嘘がバレた場合、面接で回答したことの全てが嘘なのではないかと疑われるからです。

仮に何もやっていなかったとしても「反省」と、就職に対する「前向きな姿勢」をアピールしましょう。

回答例

空白期間中は特定の目標がなく、様々なアルバイトを経験していました。
当初は何も考えずに働く日々を過ごしており、反省しています。
ただ、アルバイトをする中で、人に感謝される喜びや仕事の充実感を感じるようになりました。
御社で働くことで、お客様に感謝されるサービスを提供し、社会に貢献できると確信しております。
この空白期間を通じて得た経験を活かし、御社での貢献を目指したいと考えています。

 

既卒が必ず聞かれる空白期間の答え方とは？例文付きで伝えるポイントを解説

志望理由

「志望理由」は、キャリアプランや将来の目標が企業とどのように関連しているかを確認する質問です。

またお互いのミスマッチを防ぐため、応募者がどのような理由で志望しているのかを確認する目的でもあります。

なお志望理由では、どれだけ企業研究が行われているかも問われます。

しっかり企業研究をしておきましょう。

回答例

御社を志望する理由は、営業職としてのキャリアを深め、貴社の製品やサービスを多くの人に届けたいという強い意志からです。高校時代から人とのコミュニケーションを重視し、大学ではマーケティングを学びました。御社の顧客志向と市場での取り組みは、私が営業職で実現したい価値観と一致しています。
また、御社のチームワークを大切にする職場環境にも惹かれています。御社の営業チームの一員として、私のコミュニケーション能力とマーケティング知識を活かし、お客様に価値を提供し、企業の成長に貢献したいと考えています。

 

キャリアプラン

「キャリアプラン」を聞く主な理由は、下記の通りです。

キャリアプランは、求職者の目的と企業が必要とする人材でミスマッチがないかを確認する目的で質問されます。

また、しっかりと将来のことを考えているのかを確認する目的でもあります。

回答例

5年以内にチームリーダーになることが大きな目標です。
そのためにまずは御社で営業スキルをしっかり身につけ、効果的なコミュニケーションや顧客ニーズの理解に注力します。
チームリーダーとしては、自分の成果だけでなく、チーム全体の売上向上に貢献したいと考えています。
またチームメンバーの強みを活かし、目標達成を目指す良好なチーム作りを目指します。

 

自己PR

「自己PR」は、求職者がどのような能力やスキルを持っていて、それがどのように企業に貢献できるかを確認する質問です。

同時に、「自分自身の長所や短所をどの程度理解しているか」も確認されます。

そのため、些細なことでも他者と差別化できる独自の強みや経験を強調しましょう。

回答例

私の強みは、アルバイト経験を通じて培ったコミュニケーション能力と問題解決力です。アルバイト先では、様々な顧客と接し、彼らのニーズを的確に捉えることが求められました。また、予期せぬ状況が発生した際には、迅速に対応し、スムーズな解決を図ることができました。これらの経験から、人とのコミュニケーションを大切にし、チーム内での円滑な協力を重視しています。貴社においても、この強みを活かし、チームの一員として貢献し、目標達成に向けて努力したいと考えています。

 

既卒の自己PRはどう書く？好印象を与えるコツを例文付きで解説

他社の選考状況

「他社の選考状況」は、自社への応募意欲や優先順位を確認するための質問です。

また応募企業や業界・職種に一貫性があるかも確認されます。

なお他社の選考状況は具体的な社名や詳細な選考内容など、過度に話す必要はありません。

重要なのは志望企業に一貫性があるのかと、その企業への熱意です。

回答例

現在いくつかの企業で選考を受けています。
ただ、私は御社への入社意欲が最もに強いです。
御社の事業内容や社風に大きな魅力を感じており、ぜひ御社で力を発揮したいと考えています。他社の選考については、御社への応募と同様に真剣に取り組んでいますが、最終的な選択に関しては御社を含め慎重に検討していく予定です。

 

逆質問

「逆質問」では、自社に対する興味を確認する目的の質問です。

そのため「特にありません」は、NGです。

例えば、「御社で活躍されている方の特徴は？」「詳しい事業内容は？」など興味を示せる質問をしましょう。

ただしHPに記載されていることを聞いてしまうと、「しっかり調べていない」と思われてしまうため注意が必要です。

最後に一言

「最後に一言」は、求職者がどれだけその企業や職種に情熱を持っているかを確認する質問です。

また予想外の質問に対する「適応力」も見られます。

回答例

まずは今回、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
私は御社で働くことを強く希望しており、これまでの経験やスキルが御社に貢献できると確信しています。
御社の企業理念や目指す方向性に深く共感しており、その一員として仕事に取り組むことを心から楽しみにしています。
私は、御社でのキャリアを通じて、一層の成長と共に、御社の発展に貢献できるよう全力を尽くします。
本日は貴重な時間を割いていただき、ありがとうございました。

 

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既卒の就職面接で見られているポイント

既卒の面接では、質問に対する受け答え以外にも様々なチェック項目があります。

ここからは企業の採用担当者が、既卒の就職面接で見ている点を紹介します。

身だしなみ

既卒の就職面接で見られているポイント1つ目は、「身だしなみ」です。

面接時の身だしなみは、第一印象に大きく影響します。

実際にアメリカの心理学者アルバート・メラビアン氏が提唱した「メラビアン法則」では、相手に伝わる情報として見た目が55％も占めるとされています。

特に注意すべき点は、下記の通りです。

ビジネスの現場においても「見た目」は重要になるため、特に注意しましょう。

マナー

既卒の就職面接で見られているポイント2つ目は、「マナー」です。

社会人として最低限のマナーが身についていないと見なされると、不採用になります。

最低限、上記のマナーは守りましょう。

言葉づかい

既卒の就職面接で見られているポイント3つ目は、「言葉づかい」です。

言葉づかいと言っても、ただ敬語を使えば良いというわけではありません。

それぞれの使い分けに注意して、面接を受けましょう。

既卒の就職面接を成功させるコツ

ここからは、既卒の就職面接を成功させるコツを紹介します。

熱意・意欲を伝える

既卒の就職面接を成功させるコツ1つ目は、「熱意・意欲を伝える」です。

既卒の場合、「新卒で就職しなかったから就職意欲が低いのでは？」と思われることが多いです。

そのため、「熱意・意欲を伝える」ことが重要。

実際に厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」の調査では、企業が新卒枠（既卒含む）の応募者に1番求めていることは「熱意・意欲」という結果が出ています。

参照元：厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」

熱意・意欲は、具体的なエピソードも添えて伝えましょう。

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ハキハキと明るく話す

既卒の就職面接を成功させるコツ2つ目は、「ハキハキと明るく話す」です。

ハキハキと明るく話すことで、「コミュニケーション力」や「協調性」があることを示せます。

上記で紹介した厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」※でも、新卒（既卒）に求めること第2位は「コミュニケーション力」「協調性」でした。

仕事をする際は、多くの人と関わるため「コミュニケーション力」や「協調性」も重要です。面接ではハキハキと明るく話しましょう。

※厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」

ウソはNG

既卒の就職面接を成功させるコツ3つ目は、「ウソはNG」です。

企業の採用担当者は、何人もの求職者の面接を行なっています。

そのため、求職者が「本音で話しているか否か」は簡単に見分けられるのです。

ウソがバレると、信頼を失うことにも繋がります。

もし過去に失敗や挫折があった場合でも、上記のようにその後の変化を正直に話すことで、逆に強みに変えることができます。

しっかりと面接対策を行う

既卒の就職面接を成功させるコツつ4つ目は、「しっかりと面接対策を行う」です。

しっかりと面接対策を行うことで、自信を持って面接に臨めます。

面接対策ではよく聞かれる質問への回答を準備し、繰り返し模擬面接など練習することも効果的です。

ただし、回答の丸暗記は避けましょう。

既卒の面接対策は就活エージェントがおすすめ

既卒の面接対策は「就活エージェント」の活用がおすすめです。

就活エージェントは、企業ごとの面接の特徴や傾向を理解しています。

そのため、より的確なアドバイスがもらえます。

下記で「既卒の面接対策におすすめの就活エージェント」を紹介します。

既卒の面接対策におすすめの就活エージェント

既卒に関わらず、就活・転職の面接は、合否を決める重要なステップです。

そのため、就職成功率を上げるためにもしっかりと面接対策を行う必要があります。

面接対策をするのであれば、就活エージェントがおすすめです。

就活エージェントは、面接対策以外にも求人紹介や企業のやりとり代行（面接日程の調整など）など様々な就活サポートを無料で行ってくれます。

ここからは、既卒におすすめの就活エージェントを3社厳選して紹介します。

ハタラクティブ

おすすめ度★★★★★　4.8

※2024/01/15時点

公開求人数

3,491件

サイトのタイプ

総合型

対応エリア

関東、関西、東海、北海道

運営会社

レバレジーズ株式会社

エージェントのサポート

公式アプリ

スカウト機能

ハイクラス転職

適職診断機能

非公開求人の取り扱い

既卒・フリーター・ニートの就職に強い就職エージェント「ハタラクティブ」。

利用者の、就職・転職成功率は80.4%・書類選考通過率は96％となっています。

ハタラクティブは1社ずつ面接対策を実施してくれるため、面接に不安がある方におすすめです。

また、利用者の約8割が大企業への就職・転職に成功しています。

最短1週間で内定を獲得した実績もあるなど、魅力の多い転職エージェントです。

24歳・女性

ハタラクティブのサービスを利用して、たった3週間で内定を得ることができました。既卒という不安要素がありましたが、迅速な対応と丁寧なサポートのおかげで、効率的に就活を進めることが可能でした。求人選びから面接対策まで、一貫して親身にサポートしてくれたのが大きな助けとなりました。

25歳・男性

各企業の面接に向けて、1社ずつ詳細な面接対策を行ってくれるのが、ハタラクティブの特筆すべき点です。それぞれの企業の特性や求める人材像に合わせたアドバイスを受けることができ、自信を持って面接に臨むことができました。徹底した面接対策のおかげで、本番での緊張をほぐすことができたと感じています。

24歳・女性

既卒2年目という状況の中、大企業への就職を実現できたのは、ハタラクティブのおかげです。既卒者特有の不利な点をカバーするためのアドバイスや、求人の選定に至るまでのサポートが充実していました。特に、大企業への就職が難しいとされる既卒者にとって、このサービスは非常に価値があると感じます。

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ハタラクティブの評判・口コミ「ひどい」「やめとけ」は本当？求人の特徴やメリットも解説

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doda

おすすめ度★★★★★　5.0

※2024/01/15時点

公開求人数

235,428件

サイトのタイプ

総合型

対応エリア

全国

運営会社

パーソルキャリア株式会社

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実際に2024年1月25日時点の求人数は、273,700件（非公開求人含む）となっています。

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DYM就職の評判はやばい？口コミとサービスからわかるメリット・デメリットと内定までの流れ

既卒の就職面接でよくあるQ＆A

ここからは、既卒の就職面接でよくあるQ＆Aを紹介します。

既卒の就職面接の流れは？

既卒の就職面接の主な流れは、以下の通りです。

基本的に新卒の就活面接と変わりはありません。 

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既卒の面接でよく聞かれる質問は？

既卒の面接でよく聞かれる質問は、下記の通りです。

既卒の就職面接では何を見られている？

既卒の就職面接では、質問の受け答え以外にも様々な点を見られています。

既卒の就職面接の服装は？

既卒の就職面接の服装は、ビジネススーツがおすすめです。

リクルートスーツでも問題ないものの、ビジネススーツの方が印象が良いです。

既卒は新卒の求人にも応募できる？

既卒は、新卒の求人に応募可能です。

厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を！！～「青少年雇用機会確保指針」が改正されました～」にも明記されています。

意欲や能力を有する青少年に応募の機会を広く提供する観点から、学校等の卒業者についても、学校等の新規卒業予定者の採用枠に応募できるような募集条件を設定すること。当該条件の設定に当たっては、学校等の卒業者が学校等の卒業後少なくとも３年間は応募できるものとすること。

引用元：厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を！！～「青少年雇用機会確保指針」が改正されました～」

 

新卒の求人にも応募できるということは、その分選択肢も広がるということです。

興味のある企業にはどんどん応募しましょう。

既卒向け求人の探し方6選！既卒が新卒求人に応募できる理由も解説

面接が不安な既卒者はプロに相談しよう！

今回は、既卒の面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介しました。

面接が控えている既卒者は、今回紹介した回答例を参考に「自分ならどう回答するか」を考えてみましょう。

とは言っても、1人で面接対策するには不安がありますよね。

上述しましたが、面接対策が不安な方は就活エージェントの利用がおすすめです。

就活エージェントは、相談だけでもOKです。

まずは気軽に不安や疑問を相談してみましょう。