既卒は合同説明会に参加できない?探し方やマナー・メリット・注意点を解説
就活を始めても、志望する企業が決まらなくて、悩んでいる既卒も多いのではないでしょうか?
そんな人には、合同説明会に参加することをおすすめします。
合同説明会というと、新卒向けのイメージが多いかもしれませんが、実は既卒でも参加することができます。
しかし、どこで合同説明会が行われているのか、説明するにあたりどのような注意点があるのか分からない人が多いでしょう。
そこでこの記事では、合同説明会への参加方法や注意点、マナーなどを紹介していきます。
就活を始めようとしている既卒は是非参考にしてみて下さい!
既卒が合同企業説明会の情報を得る方法
既卒が合同説明会に参加できるものの、いつ・どこで行われているのかが分からないと、合同説明会には参加できませんよね。
そこで、既卒が合同説明会の情報を得るための方法を紹介していきます
ハローワーク
ハローワークでも、合同説明会の情報を得られます。
ハローワークの場合は、中途者向け・既卒向け・新卒向けのように、説明会ごとに参加者が明確に分類されているケースがほとんどです。
そのため、参加する説明会を間違えてしまうと、企業が求めているニーズに合わず時間を無駄に消費してしまう恐れがあります。
参加する場合には、ハローワークの職員に相談してみましょう。
卒業校に問い合わせる
学校を卒業した後でも、数年以上の期間が空いていなければ、母校の就職支援サポートを利用できます。
また、学校によっては既卒の就活支援に注力している場合があるので、手厚いサポートが受けられます。
説明会がある場合は、ポスターなどが貼り出されていることがあるので、参加してみたいものがあれば担当者に相談し、詳細を聞いてみると良いでしょう。
企業のホームページ
企業のホームページから、説明会の情報を手に入れて、説明会に参加することも可能です。
企業の採用ページからエントリーする場合は個別説明会になるので、自分が興味のある企業の話を聞きたい方におすすめです。
電車のつり革広告
電車に乗っていると様々な広告を目にしますが、その中に合同説明会の広告がある場合があります。
電車のつり革から情報を仕入れて説明会に参加することも可能です。
また、電車広告に載るような説明会はかなり大規模の説明会が多く、たくさんの大手企業が参加しているケースがほとんどです。
ネットの求人サイトには掲載されない大手企業の説明を受けられるので、既卒から大手企業に就職するチャンスも得られます。
既卒の合同企業説明会の服装はスーツ
合同説明会に参加する際に、「どんな服装で参加すればいいのか?」と悩んでしまう人がいます。
説明会によっては「服装自由」としている説明会もあるので、スーツじゃなくても良いのかな…?と悩んでしまいますよね。
しかし、服装自由とされていても、基本的にはスーツで参加するようにしましょう。
合同説明会には、主に企業の採用担当者がくるので、スーツを着ているだけで与える印象が違ってきます。
また、ほとんどの人がスーツで参加するので一人だけ私服の人が混じっているとかなりの場違い感を感じてしまうでしょう。
就活に関わるのは全てスーツで参加しておけば大きな間違いはありません。
スーツはリクルートスーツでもOK
着用するスーツは新卒の時に着ていたリクルートスーツで構いません。
新たにビジネススーツを買ったりする必要はないので、心配しないでください。
スーツを長年クローゼットに収納していたせいで、スーツがよれていたり皺が付いていたりする恐れがあるので、注意しましょう。
一度クリーニングに出しておくのをおすすめします。
既卒が合同説明会に参加するメリット
合同説明会に参加するメリットは、一日にたくさんの企業の説明を受けられる点です。
個別に複数の企業の説明会に参加すると、1日2社くらいが限度ですが、合同説明会であれば10社近くの説明が聞けます。
合同説明会説明会に参加すると、企業を比べることが容易にできるというのもメリットといえるでしょう。
また、企業規模による仕事の大きさの違いや、同じ職種でも仕事内容が全く違うなど様々な企業の内情を知れます。
このようなことは、合同説明会でないと経験できないことと言えるでしょう。
自己紹介のマナー
既卒の就職説明会で、自己紹介が必要な場面があったら「〇〇と申します」というのが基本フレーズです。
新卒の場合は「〇〇大学の〇〇と申します」と大学名を付けるのが定番ですが、既卒は学校を卒業しているので大学名は付けません。
もし、既卒なのに大学名を名乗ってしまうと、「この人はまだ学生気分なんだなあ・・・」と、思われてしまう可能性があります。
既卒は基本的なスタンスとして、社会人意識を持って就活をしなければなりません。
既卒が合同説明会に参加する時のマナー
選考が進めば説明会を受けた企業に入社する可能性もあるので、第一印象で悪いイメージを与えないようにする必要があります。
合同説明会とはいっても、最低限のマナーは身に付けておきましょう。
注意するマナーは、
- 説明を受ける姿勢
- 身だしなみ
- 匂い
以上の3つになります。
1つずつ補足して紹介していきます。
説明を受ける姿勢に気を付ける
企業の人から会社に関する説明を受けている時や、発言する時などは言葉使いや口調、話を聞く姿勢に注意しておきましょう。
また、説明を受けていないときの待機時間なども、スマホをいじったり一緒に参加している人と話したりするのは控えましょう。
説明会の時点ですでに選考がはじまっていると緊張感を持っておく必要があります。
身だしなみ
着用しているスーツがヨレヨレだったり、汚れやシミが付いていたりすると、企業の人に清潔感や爽やかさをアピールできません。
そのため、説明会の前にスーツをクリーニングに出しておき、汚れたスーツで説明会に参加しないようにしましょう。
また、ネクタイが曲がっていたり、寝癖が付いていたりするとだらしない印象を与えてしまいます。
当日の身だしなみには細心の注意を払っておきましょう。
匂い
煙草の匂いは本人が気にならなくても、他の人からすれば、匂いがきついと感じる人もいます。
煙草を吸う人は、匂いのエチケットをしたり、説明会が終わるまで我慢するなど何かしらの対策をしましょう。
企業の中には禁煙を推奨している企業もあるので、煙草を吸う人にあまりいい印象を持ちません。
また、煙草だけではなく香水などの匂いがきつい場合もあります。
匂いはその人の印象を決める大切な要素なので、気を付けえておく必要があります。
新卒向けの合同企業説明会は既卒は不利になることも
説明会の中には、新卒向けの説明会をしている企業もあるため、既卒が参加してもあまり収穫を得られない説明会があります。
そのため、説明会の趣旨を理解し、既卒を採用している企業があるか事前に調べておきましょう。
既卒向けの説明会は中小企業中心
既卒向けの説明会に参加している企業のほとんどは、中小企業やベンチャー企業など、企業規模が小さい会社ばかりです。
そのため誰も知っているような大手企業や大企業が参加しているケースはほとんどありません。
しかし、大企業のように知名度がなくても安定した優良企業は存在するので、興味があれば参加してみる価値は十分にあります。
既卒は目的を持って合同説明会に参加しよう
合同説明会に参加する場合には、参加する目的を持っておきましょう。
「就活に役立ちそうだから何となく参加する」という気持ちだと、参加しても何の成果も得られずに終わってしまいます。
合同説明会には、数百人規模で参加しているので、目的をもって行動していかないとどこの企業の説明も受けられずに終わってしまうでしょう。
そのため、「5社以上の説明を受ける」「希望する企業の仕事内容や職場環境を聞く」など、具体的な目標を持つようにしましょう。