家庭教師と塾講師の違いとは?仕事内容や収入などを徹底比較!
家庭教師と塾講師は生徒に授業をするという点で同じなので、どの様な違いがあるのかいまいちわからない人も多いでしょう。
家庭教師と塾講師はそれぞれ働き方や収入面で、メリットやデメリットがあります。
実際に転職をしたり、アルバイトをしたりするまえに自分がどちらを選ぶべきか検討しておきたいですよね。
そこで今回は家庭教師と塾講師の違いについて、仕事内容や収入などを徹底比較します。
家庭教師と塾講師の違いは大きく2つ
家庭教師と塾講師の違いは大きく分けて以下の2つです。
- 収入面
- 業務面
収入面では家庭教師より軸講師の方が収入は高めの傾向があります。
一方、業務面は塾講師は複数人から大人数へ授業を行い、家庭教師は1対1でじっくり教えます。
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家庭教師の特徴
家庭教師として働く際、主な業務の特徴は以下の3つです。
- 生徒の自宅でマンツーマンレッスン
- 生徒の苦手科目の指導がメイン
- 不登校児のサポートもする
生徒の自宅でマンツーマンレッスン
家庭教師は生徒の自宅まで出向き、マンツーマンで指導を行います。
したがって、塾講師のように複数人から大人数の授業とは異なり、寄り添った丁寧な指導を行えることがメリットです。
1対1という点で塾講師よりも生徒とのコミュニケーションが重要で、生徒の成績はすべて家庭教師の力量にかかります。
よって、生徒の成績を自分が上げなければならない責任も伴います。
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生徒の苦手科目の指導がメイン
家庭教師は生徒の苦手科目の指導がメインになることが多いです。
家庭教師はマンツーマンでじっくり指導ができるため、学校や塾の授業よりも時間をかけて教えられます。
よって、問題を解いたり理解したりするのに時間がかかる、苦手科目の克服がしやすいためです。
不登校児のサポートもする
家庭教師は受験や苦手科目の指導がメインですが、不登校児のサポートを行うケースもあります。
この場合、生徒に合わせて教え方や業務も幅広くなります。ただ勉強を教えるだけでなく生徒に寄り添ってコミュニケーションをとることが必要です。
塾講師の特徴
塾講師として働く際、主な業務の特徴は以下の3つです。
- マンツーマン・集団など塾に授業形式が異なる
- 授業のカリキュラムを自由に組める
- 研修が充実している
マンツーマン・集団など塾に授業形式が異なる
塾講師は働く塾によって授業形式が異なります。
20人〜30人程度の大人数で行うところもあれば、2,3人程度の少なめの人数で行うところもあります。
教える人数によって授業や指導の仕方が異なるので、家庭教師に比べて指導方法が具体的に定められている場合が多いです。
授業のカリキュラムを自由に組める
塾講師は授業のカリキュラムを自由に組めます。
担当となった科目について、授業内容や進め方を自分のやりたいようにできますがその分責任も伴います。
家庭教師と比べて教える量や生徒も多いため、やりがいを感じやすいでしょう。
研修が充実している
塾講師は家庭教師よりも研修が充実している傾向があり、塾では指導方法にそれぞれ特徴があるため、教え方がある程度決まっています。
そのため、塾の理念に沿った指導を行うために研修が充実しています。塾ごとの指導方法を調べてから、働く塾を決めるのも良いでしょう。
家庭教師のメリット・デメリット
家庭教師のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
- 家庭教師のメリット①:アットホームな雰囲気がある
- 家庭教師のメリット②:人間関係で悩まない
- 家庭教師のデメリット①:自分のスケジュールを組みづらい
- 家庭教師のデメリット②:成果を求められる
家庭教師のメリット①:アットホームな雰囲気がある
家庭教師は生徒の自宅で指導を行うため、アットホームな雰囲気があります。
塾などの硬い印象はなく、雰囲気が異なるので指導のしやすさを感じるでしょう。
1対1という点でも形式張った指導ではなく、生徒や保護者とコミュニケーションをとり良好な関係を築ければ、より雰囲気よく指導をしやすくなります。
家庭教師のメリット②:人間関係で悩まない
家庭教師は同僚などと接することがないため、人間関係で悩むことはほとんどありません。
塾講師では講師同士の交流が多いところもあります。しかし、家庭教師は他の講師とコミュニケーションをとる機会がほとんどないので、人間関係で悩む必要がありません。
家庭教師のデメリット①:自分のスケジュールを組みづらい
家庭教師は生徒のスケジュールにあわせるため、スケジュールがあらかじめ決められていることがほとんどです。
曜日や時間帯は毎週同じなので、スケジュールの変更はほとんどできないでしょう。
家庭教師のデメリット②:成果を求められる
家庭教師は1対1での指導という点で、成果を求められます。
生徒の成績が上がらない場合、全て責任は自分にかかってくると言っても過言ではありません。よって、生徒それぞれに合った指導方法で、工夫をしながら指導を行う必要があります。
塾講師のメリット・デメリット
塾講師のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
- 塾講師のメリット①:家庭教師よりも収入が高め
- 塾講師のメリット②:たくさんの生徒と関われる
- 塾講師のデメリット①:授業以外の業務が多い
- 塾講師のデメリット②:保護者の対応が大変
塾講師のメリット①:家庭教師よりも収入が高め
塾講師は家庭教師よりも収入が高めです。大手の塾であればさらに収入が高くなるでしょう。
アルバイトとして働く場合でも、塾講師は時給が高い傾向にあります。また、家庭教師は生徒側の都合で授業がキャンセルになる場合もあります。
しかし、塾講師の場合は授業がキャンセルになることはほとんどないため、収入も安定しやすいでしょう。
このように、塾講師は家庭教師よりも収入が高くなりやすいメリットがあります。
塾講師のメリット②:たくさんの生徒と関われる
塾講師はたくさんの生徒と関わります。特に大手の塾で20人以上に対して授業を行う場合は、より多くの生徒とコミュニケーションをとります。
それぞれの生徒の成績が上がっていくと、やりがいも感じる機会も多いです。
塾講師のデメリット①:授業以外の業務が多い
塾講師は授業以外の業務が多いです。例えば、カリキュラムの作成、報告書の作成や営業のための資料作りなど幅広い業務があります。
よって、授業以外の業務も多いため、事務作業をする時間が発生します。
塾講師のデメリット②:保護者の対応が大変
塾講師は保護者の対応が大変になる事が多いです。塾は生徒の数が多いので保護者への対応も必然的に多くなります。
家庭教師は1人の保護者とコミュニケーションをとればよいですが、塾講師は多くの保護者とコミュニケーションをとる必要があります。
授業が終わった後に保護者への対応を行って時間を取られるケースも多いでしょう。
また、授業以外の時間は時給が発生しない場合、保護者への対応は大変かつ収入にはつながらないことになります。
家庭教師と塾講師の違いを理解して自分に合った方を選ぼう!
今回は家庭教師と塾講師の違いについて、仕事内容や収入などを徹底比較しました。
家庭教師と塾講師にはそれぞれ特徴が異なり、メリットやデメリットがあります。
自分にとってどちらが働きやすいかや、仕事に対して重視する面が定まっていれば決めやすいでしょう。
ぜひこの記事を参考に、家庭教師と塾講師の違いを理解して自分に合った方を選んでみてください。