看護師に向いている人・向いてない人の特徴|適性や性格から向いている職場を紹介!

看護師は医師や患者さんとその家族など、幅広い人と接点があるのでコミュニケーション能力が求められます。
また、夜勤があることで身体的に疲労が溜まりやすいのが特徴。自分が看護師に適性があるか一度考えるのが重要です。
しかし、実際に自分が看護師として働いていけるかはわからない人も多いと思います。
激務といわれているため、不安になりますよね。
今回は看護師に向いている人・向いてない人の特徴と、適性や性格から向いている職場をご紹介します。
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看護師に向いている人の特徴や性格とは?
看護師に向いている人の特徴や性格として、以下の6つが挙げられます。
- 責任感が強い人
- オンとオフを切り替えられる人
- 誰とでも良好なコミュニケーションをとれる人
- 体力に自信がある人
- 利用者さんの僅かな変化に気づける人
- ホスピタリティのある人
責任感が強い人
責任感が強い人は、看護師に向いています。看護師は患者さんの命や身体に関わる仕事。
毎日の業務で行う処置において責任が伴います。
一般的な企業の仕事とは異なり、ミスをすることで患者さんの命に関わる重大事故となる可能性も十分にあります。
自分の行動や言動に対して責任が伴うので、責任感が強い人は看護師に向いているといえます。
オンとオフを切り替えられる人
看護師には、仕事のオンとオフを切り替えられる人が向いています。
看護師の仕事は命に関わる仕事かつ激務となる傾向があるため、休日でも仕事の事を考えてしまう人が多いです。
例えば、担当している患者さんの状態が休日に気になって、メンタル的に休めない可能性も。
出勤日と休日で気持ちのオンとオフをしっかり切り替えられる人が、看護師に向いているでしょう。
誰とでも良好なコミュニケーションをとれる人
誰とでも良好なコミュニケーションをとれる人は、看護師に向いています。
看護師の業務は、年が離れている患者さんや変わった性格の利用者さん、患者さんの家族など、不特定多数の人と関わる仕事です。
例えば、苦手な人がいたとしても毎日コミュニケーションをとらなければなりません。処置だけでなく、患者さんと毎日会話することとなります。
さらに、同僚とのコミュニケーションも大切です。
看護師は医師や看護師とのチームワークが常に必要で、協調性があると業務もスムーズとなります。
体力に自信がある人
体力に自信がある人は看護師に向いています。看護師には夜勤業務があります。
夜勤と日勤が両方組み込まれたスケジュールで働くケースも多いため、体調を崩しやすくなるでしょう。
また、夜勤明けの休日だと、体が疲れていて1日中寝て終わってしまうことも。
体力的にきつい仕事ということを理解しておきましょう。
利用者の僅かな変化に気づける人
利用者さんや患者さんの僅かな変化に気づける人は、看護師に向いています。
看護師は毎日担当の患者さんと関わる上で、僅かな体調の変化や精神的な変化に気づく必要があります。
少しの変化に気づいたことで、患者さんの命を救える可能性も。
一方、患者さんの変化に気づかなかったことで、命に関わる重大事故となる可能性もあります。
看護師は患者さんの変化に気づく必要があることを理解しましょう。
ホスピタリティのある人
ホスピタリティのある人は、看護師に向いています。
患者さんやその家族は精神的に追い詰められていたり、不安な気持ちになっていたりすることが多いです。
そこで、毎日の決められた業務以外にも、やさしい言葉をかけて相談に乗るなど、ホスピタリティあふれる行動も求められます。
看護師は患者さんの体調面のサポートだけでなく、精神的にもサポートする必要があることも覚えておきましょう。
看護師に向いていない人に共通する特徴
看護師に向いていない人に共通する特徴は、以下の4つです。
- 様々な人と関わるのが苦手
- ワークライフバランスを重視したい
- 規則正しい生活を送りたい
- 人が亡くなるのに耐えられない
様々な人と関わるのが苦手
様々な人と関わるのが苦手な人は、看護師に向いていません。
看護師は患者さんやその家族、医師や同僚の看護師など幅広い人と関わります。
毎日コミュニケーションをとる機会がかなり多いので、多くの人と話すことが苦手な人は業務がきついと感じることもあるでしょう。
ワークライフバランスを重視したい
看護師はワークライフバランスを重視したい人には、向いていません。
看護師は夜勤があることで休日の予定を立てづらいです。
また、土日祝日が休みとは限らないので、友人と休日が重ならないことがほとんど。
加えて、看護師の業務は激務といわれています。
休日でも疲れていて出かけるほど体力が残っていないことも考えられるので、ワークライフバランスは重視しづらいでしょう。
規則正しい生活を送りたい
規則正しい生活を送りたい人は、看護師に向いていません。
看護師は夜勤があるので、生活リズムが複雑になります。毎日決まった時間に起きて、決まった時間に寝ることはほぼできないといえます。
また、忙しいと食事をとるじかんもバラバラになりやすいです。看護師で規則正しい生活を送ることは難しいでしょう。
人が亡くなるのに耐えられない
人が亡くなるのに耐えられない人は、看護師に向いていません。
看護師として働くと、患者さんが亡くなる場面に立ち会うことが多くあります。
患者さんのご家族が悲しむ姿を目にすることも多いので、精神的に耐えられない人はかなりきついでしょう。
向いていない場合は病院以外で働く選択肢もある!
自分が看護師に向いていないと感じた場合は、以下のような病院以外の場所で働く選択肢もあります。
- 訪問看護
- 介護施設
- 治験コーディネーター
- 一般企業勤務の産業看護師
訪問看護
訪問看護とは、看護師が自宅に訪問して療養のサポートや診療の補助を行う仕事です。
病院での看護と異なる点は、患者さんをサポートする範囲とその環境。
訪問看護は病院ではなく、患者さんの自宅などで看護を行う仕事です。
治療以外で毎日の生活に直結するサポートも担当。例として、通常の看護以外にも以下のようなサポートを行います。
- 入浴補助
- 歩行訓練
- 精神的なケア
- コミュニケーション
また、訪問看護なら夜勤がなく、比較的決まった患者さんのもとで働くという点も病院の看護師とは異なる点です。
よって、訪問看護はワークライフバランスを重視したい人におすすめです。
介護施設
介護施設の看護師は、利用者さんの健康管理や医療行為を行う仕事です。例として、以下のようなサポートを行います。
- バイタルチェック
- 口腔ケア
- 爪切り
- 耳垢除去
- 軟膏の塗布
- 湿布を貼る
- 軽いケガなどに対する処置
- 人ストマ器具にたまった排泄物の廃棄
- 自己導尿補助のためのカテーテル準備
介護施設では急患が入ることもないので、残業も少なめです。
また、業務内容としても激務となることは少ないので、病院より働きやすい職場を探している人におすすめです。
治験コーディネーター
治験コーディネーターは、製薬会社の新薬開発における臨床試験の調整役です。
具体的には医療機関で治験内容の説明や、被験者の相談、心身のケアを行います。
また、通常の看護師と比べて、治験業務フローの作成や関連部門の調整など事務的な作業も多い傾向にあります。
看護師よりも求人が少なく、もともと医療機関で働く薬剤師や看護師が部署異動で配属されるケースが多いです。
企業によっては看護師よりも待遇が良いこともあるので、チャンスがあればキャリアチェンジを検討してみるのもおすすめです。
一般企業勤務の産業看護師
産業看護師は、企業に属する看護師です。企業内の健康管理室や医務室などで働きます。
病院とは異なり、病院を訪れる患者ではなく、社員の健康管理・メンタルヘルスのサポートをします。具体的には以下のような業務があります。
- 健康診断対応
- 健康相談
- 産業医との連携
- 保健指導
一般企業の産業看護師は、土日祝日の出勤や夜勤もありません。
給与面も病院の看護師と変わらないので、ワークライフバランスを重視させたい人や、規則正しい生活を送りたい人におすすめです。
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自分に看護師の適性があるかあらかじめ把握しておこう!
今回は看護師に向いている人・向いてない人の特徴と、適性や性格から向いている職場をご紹介しました。
看護師は医師や患者さんとその家族など、幅広い人と接点があるのでコミュニケーション能力が求められます。
また、夜勤があることで身体的に疲労が溜まりやすい仕事です。
ぜひこの記事を参考に自分が看護師に適性があるか、考えてみてください。









