公認会計士の転職におすすめの転職エージェント・転職サイト10選!失敗しない転職のコツ
会計士としてのキャリアを考えた時に、新しい職場に転職したいと考えている人もいるでしょう。
血のにじむような勉強をして、ようやく会計士としてのスタートを切ったにも関わらず、職場の雰囲気や待遇に納得できないと感じるケースは意外と多いです。
そんな転職を考えている会計士には、会計士を始めとした「士業」への転職に特化している転職エージェントの利用をおすすめします。
しかし、会計士向けの転職エージェントはかなりの数があるので、「どれを利用すれば良いのか分からない…」と悩むことも。
そこでこの記事では、会計士向けの転職エージェントを紹介していきます。合わせて、会計士向けの転職ノウハウも解説していくので、転職時の参考にしてみてください。
公認会計士におすすめの転職エージェント・転職サイト
公認会計士の転職におすすめの転職エージェント・転職サイトを10個厳選して紹介していきます。
各サービスの特徴やポイントを紹介していくので、それぞれチェックしていきましょう。
マイナビ会計士
マイナビ会計士は大手人材会社である株式会社マイナビが運営している、会計士の転職に特化している転職エージェントです。(※自社アンケ―ト)
会計士業界に精通している「キャリアアドバイザー」と各企業の担当者と太いパイプを持つ「リクルーティングアドバイザー」の2人態勢で、手厚いサポートを受けられます。
応募書類の添削や面接練習はもちろん、各企業ごとにオリジナルの転職対策をしてくれます。
一般公開するとエントリーが殺到する人気求人を多数掲載しているため、よりよい職場に転職することができるのです。
マイナビ会計士の口コミ
\最短3分で申し込み可能!/
マイナビ会計士に申し込む
HUPRO(ヒュープロ)
ヒュープロは公認会計士を始めとした士業・管理職部門を中心に転職サービスを展開している転職エージェントです。
キャリアが浅い人向けの求人から、ハイクラス向けの求人まで幅広く扱っており、転職者のニーズに合わせて転職先を見つけることができます。
残業無し・産休や育休あり・テレワークなど、幅広い条件で絞込み検索できるのもポイント。
公認会計士として伸び伸びと働ける環境を見つけられます。
また、ヒュープロではAIによる転職診断も可能で、自己分析では知れなかった自分の仕事観や希望を知ることができます。
HUPRO(ヒュープロ)の口コミ
\業界最大級の求人数!!/
最速転職HUPROに申し込む
ミツカル
ミツカルは会計事務所・税理士時法人専門の転職プラットフォームです。
士業の転職市場を熟知して実績のあるエージェントとの二人三脚で転職を進められるので、転職をスムーズに進めることができます。
また、担当者との初回ヒアリング時に希望条件を伝えることによって、適性や希望条件に適した求人を紹介してくれるのもポイント。
好条件の求人が多いので、ミスマッチなく転職を決めることができます。
ミツカルの口コミ
年収や仕事内容はもちろん、福利厚生も充実していて前職とはくらべものにならないほど良い環境に転職できました。
初回登録もすぐにできるので転職を検討している人はぜひ利用してみてください!
\登録はカンタン30秒!/
ミツカルに申し込む
ジャスネットキャリア
ジャスネットキャリアは、ジャスネットコミュニケーションズが運営している、会計・税務・財務の分野に特化している転職エージェントです。
国内にある上場企業、中小企業、ベンチャー企業はもちろん、海外企業・外資系企業のコンサルティングファームまで幅広く求人を掲載しています。
一般公開されている求人数に対し、約99%が非公開求人と膨大な数のレアな求人を掲載しているため、転職者の希望に合わせて最適な求人を紹介してくれます。
また、在籍しているアドバイザーの全員が会計・税務などへの知見が深い、非常に経験豊富です。
掲載している求人の多くがハイクラス向けなので、キャリアアップ・年収アップを狙っている転職者におすすめです。
ジャスネットキャリアの口コミ
ビズリーチ
ビズリーチは年収600万円以上のハイクラス向け求人を専門に取り扱っており、会計士向けの求人も掲載されています。
ビズリーチの特徴は、会員登録をすることにより、ビズリーチに登録しているヘッドハンターからスカウトが受けられるということです。
エントリーしなくても登録情報がヘッドハンターの目に止まれば、自動的に選考が進んでいくので、仕事が忙しい会計士でも気軽に利用できます。
基本的にハイクラス層向けの転職サービスなので、求人に見合う経歴を持っていないとスカウトは届きません。自らの市場価値を知れるので、情報収集にも活用できますね。
また、ビズリーチでは有料会員向けのプランもあり、無料会員では受けられないサービスを受けられるのもポイント。
全ての求人の閲覧・エントリー・プラチナスカウトがうけられるなど、転職を有利に進められる特典が付き、制限なく利用することができます。
ビズリーチの口コミ
REXアドバイザーズ
REXアドバイザーズは会計士・税理士・管理部門経験者に2年連続3部門1位を獲得している、転職エージェントです。
30代~40代のミドル層向けを中心に転職サポートを行っており、管理職やある程度キャリアを積んでいる転職者から支持されています。
REXアドバイザーズの求人は、会計士事務所・監査法人・コンサルティングファーム・一般事務会社などを中心に、約90%以上が会計・財務の管理職向け求人です。
転職者の幅広いニーズに対応してくれるので、後悔のない転職をすることができます。
REXアドバイザーズの口コミ
MS-Japan
MS-Japanは経理・財務・法務などの管理部門や、公認会計士・弁護士・税理士などの士業の転職に特化した転職エージェントです。
転職サービスを開始して30年以上の実績がある転職エージェントなので、安定した実績の元で転職を進めていきたいと思っている会計士におすすめです。
MS-Japanのキャリアアドバイザーは、業界知識が豊富で、30年以上の転職ノウハウがあるため、転職の強い味方として活躍してくれます。
また、アドバイザーとのカウンセリングを通して、希望に合った求人を紹介してくれるため、転職後のミスマッチが発生するリスクも防げます。
実績のあるアドバイザーから手厚いサポートを受けつつ、転職を進めていきたいと考ええている人会計士志望の人はぜひ利用してみてください。
MS-Japanの口コミ
エルキャリ
エルキャリは士業・コンサル・金融・管理部門に特化している転職エージェントで、ベンチャー企業やIPO関連の企業の求人を豊富に取り扱っています。
定期的に求人特集が組まれており、新しい企業の求人が次々に掲載されているので、毎日チェックしていけば思わぬ有料求人に出会えることも。
掲載されている求人は基本的にハイクラス向けで、年収500万円以上の安定した収入と待遇が約束されているので、安定した職場を求めている人におすすめです。
エルキャリの口コミ
口コミなし
JACリクルートメント
JACリクルートメントは30代~40代のミドル層を中心に転職サポートを展開している転職エージェントで、これまでに約43万人の転職を支援している実績があります。
特に外資系・グローバル企業への転職実績は国内№1で、ハイキャリア向けの案件についててはトップクラスです。
そのため、一般的な会計士事務所ではなく、外資系の会計士事務所や企業への転職を狙っている人にとてもおすすめ。
また、JACリクルートメントには業界や職種ごとに特化しているコンサルタントが常駐しており、一人一人が高い専門性を兼ね備えている転職のプロです。
会計士出身の人や会計士業界で支援実績があるコンサルタントもいるので、他のコンサルタントでは受けらないサポートもうけることができます。
JACリクルートメントの口コミ
ロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズは外資系・・日経グローバル企業への転職に特化している転職エージェントで、サービス開始から38年以上の実績がある企業です。
ロバート・ウォルターズはイギリスのロンドンで設立され、世界31カ所の主要都市にオフィスを構え、日本では東京と大阪にオフィスを構えています。
国内外で知名度と実績がある、ハイクラス向けの求人を豊富に取り扱っており、キャリアアップ願望の強い会計士にとてもおすすめです。
転職コラムやノウハウなどのコンテンツも充実しているので、有意義に転職を進めていくことができます。
ロバート・ウォルターズの口コミ
給与の高い求人を紹介するのではなく、こちらの要望も聞いたうえで、一番要望に近い案件を提示してくれているようだったので、とても好感を持てました。
私の大学時代の同期もこちらを使って、かなりの高給取りになっていました。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは転職支援サービスで圧倒的な知名度と実績を誇り、転職支援実績で№1に輝いています。(厚生労働省:「人材サービス総合サイト」における無期雇用および4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(2019年度実績)2020年6月時点)
幅広い職種・業種の求人を掲載しており、戦略・経営コンサルティング、M&A・IPOコンサルティング、監査法人の求人が数千件以上。一般公開されていない非公開求人は、約10万件にものぼります。
他の転職サービスと比べても圧倒的な求人数なので、幅広い転職先の中から選びたいと考えている人におすすめです。
リクルートエージェントの気になる評判とは?利用者の口コミからメリット・デメリットを詳しく解説!
リクルートエージェントの口コミ
大手転職エージェントと業界特化型を1つずつ利用していました。大手はリクルートエージェントを使いました。公認会計士の非公開求人が1000件以上と、総合型にしてはとても多く扱われていました。エージェントも公認会計士向けの専任のアドバイザーがついてくれました。サービスの基盤が整っているので、ニッチな職種で転職活動をしている人も利用しやすいと思います。
公認会計士の主な転職先
公認会計士には会計士事務所や監査法人だけではなく、コンサルティングファームや事業会社など幅広い転職先があります。
転職先を広げておくことによって、転職活動の視野が広がるため、満足できる転職をすることにつながります。
それぞれの転職先について、仕事内容や求められるスキルなどを詳しく紹介していきますね。
会計士の転職先①:会計事務所
会計士事務所では個人・法人の各種申告業務や記帳代行、税務相談などの会計に関するサポートを行います。
大抵は公認会計士・税理士資格を保有している人が独立して運営しています。
業務内容は税理士が行える独占業務をはじめ、経理部が確立されていない中小企業への会計代行業務・経営分析などの業務が一般的です。
最近では、株式公開支援や企業再編支援などのコンサルティングを行う会計事務所も増えてきています。
また、会計事務所とひと口に言ってもいくつかの種類に分けられるので、下記表をチェックしてみてください。
会計事務所の種類 | 概要 |
---|---|
監査法人 | 監査法人では会計監査や会計に関連するコンサルティングサービスが行われています。 |
税理士法人 | 税理士法人は2名以上の税理士を社員として設立される、特別法人のことを指します。 社員数が少ないケースがほとんどで、業界を問わず幅広くサービスを展開しています。 |
個人事務所 | 税理士・公認会計士資格を保有している人が独立・開業し、運営しているのが個人事務所です。地域密着型から他の会計事務所や他の士業(弁護士や社会保険労務士など)と共同でコンサルティングサービスを展開している事務所もあります。 |
アウトソーシング会社 | 人事業務・経理業務などをクライアントから受託しているのがアウトソーシング会社です。税理士業務・社会保険労務士業務に関しては、提携の税理士法人・社会保険労企業務士事務所が行うのが一般的。最近では外資系企業に特化している会社も増加しています。 |
会計士の転職先③:コンサルティングファーム
企業の抱える課題を解決するためのアドバイスをする会計士のコンサルティングファームも転職先の一つ。
M&A・組織再編・事業再生、またグローバル化に伴う海外進出のサポートを行うため、税務調査や財務監査などの経験が問われます。
海外に関連する事業に携わるケースが多いので、会計士としてのスキルに加えて語学力があると重宝されます。
会計士の転職先④:事業会社
国内のグローバル化が進んでいくのに伴って、事業会社でも会計士のニーズが高まっています。
企業形態ごとに会計士に求められる要素を紹介していきます。
中小企業
経理部長やCFOなどのキャリアを築いていきたいと考えている人におすすめです。
大手企業十は異なり、経理部門の体制の整備や、資金調達、IPOなどの業務に携れるため、順調にキャリア形成できます。
上場企業
労働環境が整備されている上場企業では、会計士としての専門性のあるスキルを活かせる経理部門への転職が可能です。
M&Aや企業再編、経営企画の要員として採用されることもあります。
また、最近ではグローバル化に伴い、海外連結やIFRS基準での決算書作成ができる語学力を持った公認会計士へのニーズが急激に高まっています。
外資系企業
外資系企業が急増していることにより、日本の会計基準の導入や社内制度を見直している企業が増え、公認会計士を求めている企業が多くなっています。
会計士としてのスキルやキャリアがあれば十分に通用しますが、語学力やUSCPA(米国公認会計士)の資格を保有していれば有利に就活を進められます。
会計士の転職先⑤:投資銀行
投資銀行では高額な報酬・M&A案件に携れるという2点に魅力を感じて転職する会計士も多くなってきています。
しかし、高額な報酬が得られる反面、投資銀行特有のバリバリとした社風に中々馴染めないという人も多いです。
また、景気に左右される傾向が強いため、あまりおすすめの転職先とは言えません。
公認会計士向け転職エージェントを活用する際のポイント
コンサルタントとの相性が合わないと感じたら交換を申し出る
担当につくエージェントは自分で選ぶことができないので、相性が合わないと感じたらなるべく早くエージェントの交換をしましょう。
利用しているエージェントの問い合わせ窓口に相談すれば、エージェント交換の手続きをしてくれます。
正直エージェントの質や相性によって、転職の成功率が大きく変わります。
特に会計士などの士業は専門性が高い業種なので、エージェントの質が結果に表れます。
担当のエージェントに申し訳ないという気持ちを持つかもしれませんが、自分の転職を成功するために、心を鬼にして申し出ましょう。
転職先に求める条件はあらかじめ明確に伝えておく
転職先に何を求めているのか・年収はどの位を想定しているのか、希望条件はしっかりと伝える様にしましょう。
ぼんやりとしたイメージの希望条件を伝えてしまうと、希望していない会計士事務所や企業の求人を紹介されてしまう可能性があります。
初めの面談をする前に自分の希望や転職先に求める要素を整理し、面談の際に的確に伝える様にしましょう。
コンサルタントが作成した推薦文は必ず確認
コンサルタントは転職先の企業に提出する推薦文を作成しますが、企業に提出する前に必ずチェックしておくのをおすすめします。
コンサルタントによっては他の転職者の推薦文を少しだけ変えて、片手間に作成しているケースがあるためです。
転職先の採用担当者が転職者を知る初めの書類なので、充実した内容でなければ選考に大きく関わります。
複数の転職サービスを並行して活用する
転職エージェントは一つではなく、複数を並行して利用することをおすすめします。
複数の転職エージェントを並行して利用することによって、より多くの求人を紹介されるので、幅広い選択肢の中から転職先を選べます。
また、複数のコンサルタントから転職のアドバイスが受けられるので、より効率的に転職が進められます。
いくつ以上利用してするのはNGという決まりはないので、自分が良いと思ったエージェントがあればどんどん利用しましょう。
転職エージェントを利用する際の大まかな流れ
ここからは転職エージェントを利用する際の大まかな流れを紹介していきます。
各転職エージェントによって、微妙に利用方法がことなるので、大まかな流れとして覚えておきましょう。
step1.公式HPから登録
まずは企業の公式HPから利用者情報や経歴を入力して登録を行います。
登録自体は数分で簡単に完了します。
登録する際に、注意するのは経歴やスキルを偽って入力しないということ。登録情報を偽ってしまうと、後々ばれてしまうと内定取り消しや経歴詐称に問われます。
自分の経歴に傷をつけてしまうことにつながるので、必ず本当の情報のみを入力するようにしましょう。
step2.担当コンサルタントとキャリアカウンセリング
登録が終わったら担当のコンサルタントから電話がくるので、その電話でキャリアカウンセリングの時間を設けます。
キャリアカウンセリングでは、主に下記のような質問がされます。
- これまでの仕事遍歴
- キャリアの棚卸し
- 転職先に求める条件
- どの位の日程で転職を進めるのか
上記以外にも様々な質問がされ、キャリアカウンセリングで気づくことも多く、多くのコンサルタントに意見をもらえば、転職への考えがまとまります。
step3.求人紹介
キャリアカウンセリングを通してヒアリングした内容を元に、転職者の条件に合った求人を5件~10件程度紹介してくれます。
転職エージェントごとの独占求人があるため、複数社のエージェントから求人紹介を受けるとより条件に合う求人が見つかります。
step4.応募書類の作成~添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書の応募書類の添削をしてもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
転職者ごとの経歴やスキルを尊重した応募書類を作成してくれるので、一人で作成するよりもより良い応募書類を作成することができます。
step5.面接
企業との面接では、コンサルタントが同行してくれるので、安心して面接に臨めます。
また、企業との連絡を全て行ってくれるので、エントリーしてから何もせずに面接につながります。
step6.内定~退職サポート
面接が終わり無事に内定を受けた後も転職エージェントのサポートが受けられます。
退職のサポートや入社日時の調整、給与交渉などのアフターサポートも受けられるので安心です。
万全の状態で入社日を迎えられます。
公認会計士の転職エージェントを活用しよう!
専門性の高い公認会計士の転職は、転職エージェントの利用をおすすめします。
業界に精通している点・転職のノウハウがある点など、転職エージェントを利用することにより、有利に転職を進めることができます。
しかし、転職エージェントの質によって、会計士の内定率は大幅に変わるので少しでも違和感を感じたらエージェントの変更を申し出て下さい。
自分にぴったりのエージェントを見つけて、会計士としてのキャリアアップができるような転職をできる様にしましょう!