介護士は資格なしでも働ける!資格なしでもできる理由や無資格で働くメリット・デメリットを紹介!

介護士は資格なしでも働ける!資格なしでもできる理由や無資格で働くメリット・デメリットを紹介!
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介護士は資格が無くても転職できる職種として、異業種からの転職者が多い仕事の1つです。

比較的転職ハードルも低いため、職歴が浅い人・30代以上の人など幅広く採用している実績もあります。

しかし、なぜ介護士は資格なしの未経験者が転職できるのか疑問を感じる人も多いでしょう。

そこでこの記事では、介護士が資格なしでも働ける理由や無資格で働くメリット・デメリットなどを詳しく紹介していきます。

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介護士が資格なしでも働ける理由

介護士が資格なしでも働けるのは大きく3つの理由があるためです。

  • 少子高齢化に伴い高齢者の数が多くなっているため
  • 離職率が高く人材が不足しているため
  • スキルや経験よりも人物が重視されるため

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少子高齢化に伴い高齢者の数が多くなっているため

国立社会保険・人口問題研究所が平成30年に行なった「日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)」調査によると、65歳以上の高齢者の割合が全体の26.6%。

0歳~14歳の割合が12.5%と少子高齢化に拍車がかかっています。

また、高齢者の数はこの先どんどん増えていくと予想されており、2045年には36.8%になり、3人に1人が高齢者になるとの予想がされています。

高齢者の数が増えるだけ介護を必要とする人が増加するため、介護士への需要が大きくなるのです。

経験者のみに絞って採用をしていると、必要な人材を確保できないため、経験や資格の有無に関わらず幅広く採用をおこなっています。

離職率が高く人材が不足しているため

介護業界は仕事量が多いのに加えて、給料が低い職種に含まれるため、離職率が高い業界と言えます。

そのため、介護を必要とする人に対して、介護士の割合が足りていない人材不足に陥っています。

そこで欠けた分の人材を確保しようとして、資格の有無に関わらず採用をしているのです。

スキルや経験よりも人物が重視されるため

職種によってはスキルや実務経験が求められるものもありますが、介護士に必要なのはコミュニケーション力や思いやりなどの人柄的な要素が大きいです。

人柄的な部分は経験や資格とは異なるため、未経験者でも転職できるのです。

資格なしでできる介護の仕事一覧

資格なし・資格ありでできる仕事の範囲が異なります。

それぞれどのような違いがあるのか紹介していきます。

資格なしでもできる介護の仕事①:介護施設での補助全般

介護の資格なしでもデイサービスや老人ホームなどの介護施設で働くことができ、利用者に対しての介護全般を行なえます。

食事介助・移動介助など、資格が無くても介護に関する業務をおこなえるのは少々意外かもしれませんね。

しかし、無資格で介護をする条件として、介護福祉士がその場にいて指示がなければなりません。

また、介護以外の事務や生活相談員などの業務を行う際の、資格の有無は施設や自治体によって方針が異なるので注意しておきましょう。

資格なしでもできる介護の仕事②:送迎業務

デイサービスや通所型の介護サービスでは、利用者を自宅から施設、施設から自宅へと送迎する業務もあります。

この送迎業務では資格の有無が問われないため、資格なしでも行えます。そのため、未経験者として介護業界に転職すると初めに携る可能性が高いです。

当たり前ですが、普通自動車の免許は必要です。

資格なしでもできる介護の仕事③:事務業務

介護業界では利用者に対しての介護業務だけではなく、施設運営などに関係する事務作業も発生します。

電話対応・請求業務・経理や事務の補助的な業務などは資格の有無は問われません。

一通りのPC業務ができて、社会人スキルが身についていれば問題なくこなせる業務と言えます。

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資格なしだとできない介護の仕事:①訪問での身体介護

利用者の自宅に訪問して行う身体介護は資格を持っていなければできない業務です。

訪問介護では食事介助・排泄介助などを行います。介護の内容自体は施設での業務と変わらないものの、なぜ訪問だとできないのか?

それは、訪問介護では必ずしも介護福祉士や看護師など訪問介護ができる有資格者が付き添っているとは限らないためです。

施設の場合は必ず介護福祉士や看護師などが現場にいてくれるため、無資格のスタッフでも介護ができます。

介護の資格の有無によっての業務差はこの訪問介護が一人でできるかできないかという点があげられます。

介護士の資格なしで働くメリット

介護士としての資格なしで働くメリットを紹介していきます。

いち早く実務経験を積める

資格を取得してから介護士としてのキャリアをスタートする場合、資格を取得するまでにある程度の時間がかかってしまいます。

対して、資格なしで働く場合は資格勉強の時間が無くなり、介護士としての実務経験を積めるのが大きなメリットです。

無資格で実際に働いてみて、介護の仕事が自分に向いているか・向いていないのかを確かめられます。

資格を取得して長く働くためにも、まず現場で経験を積めるメリットは大きいです。

経験を積めば資格を取得しやすくなる

介護の資格では筆記試験もありますが、資格によっては「〇年以上の実務経験が必要」と実務経験がないと取得できない資格もあります。

働きながら得た介護の知識やスキルは資格にそのまま活かせるので、結果的に資格が取得しやすくなります。

知識や経験がない状態から資格を目指すよりも、無理なく勉強ができるのは大きなメリットと言えます。

介護士の資格なしで働くデメリット

ここからは介護の資格なしで働くデメリットについて紹介していきます。

  • 有資格者と比べて給料が安い
  • 仕事に慣れるまでに時間がかかる
  • 実務経験+介護の勉強をしなければならない

有資格者と比べて給料が安い

介護資格なしで働く一番のデメリットは有資格者と比べて、給料が安いという点です。

資格の有無によって、10,000円~30,000円程の差があり、この給与格差は年数を重ねるにつれて開いていく一方です。

障害年収にするとかなりの差ができてしまい、給与が低いと離職にもつながります。

仕事に慣れるまでに時間がかかる

未経験から働く場合、介護の知識やスキルが全くない状態から始めるため、通常業務+介護の知識をインプットしなければなりません。

そのため、仕事に慣れるまでにかなり時間がかかる傾向があります。

有資格者の場合は資格勉強をする過程で知識やスキルを身につけられるため、スムーズに仕事を進められます。

この仕事に慣れるまでのスピードが資格の有無での違いとしてあげられます。

実務経験+介護の勉強をしなければならない

介護業界全体で資格取得を推奨しており、資格勉強に関するサポート体制が整っています。

いくらサポート体制が整っていても、勉強をするのはその人自身なので、実務+資格勉強をこなさなければなりません。

資格勉強は業務時間外に行なうので、仕事が終わった後に自宅で勉強しなければならず、かなり負担が大きくなります。

資格を取得している場合は、仕事をし始めてからの資格勉強をする必要がないため、業務に専念できます。

実務経験を積みながら資格取得も可能!おすすめの介護向け資格3選

介護業界は未経験でも転職できることに加えて、実務経験を積みながら資格を取得できるのも大きなポイントです。

実際に未経験から転職した人の中には、実務経験を積んでいく過程で資格を取得している人が多いです。

そこでここからは未経験者におすすめの介護資格を3つ紹介していきます。

  • 介護職員初任者研修
  • 実務者研修
  • 介護福祉士

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は介護資格の最も基本的な資格なので、未経験から介護業界働く人にピッタリです。

介護全般の知識はもちろん、実務経験に役立つスキルを学べるので、学んだことを即実践に移せます。

実務者研修

実務者研修はホームヘルパー1級と介護職員基礎研修が一本化された資格で、2013年4月に誕生した比較的新しい資格です。

実務では学びにくい、医療知識・介護家庭の展開・障害への知識を身につけられます。

介護業界で最も上位の資格である「介護福祉士」を取得するための必修科目になっているため、介護士としてのキャリアを積みたい人は実務者研修を受験しましょう。

介護福祉士

介護福祉士は介護業界の資格で最も知名度が高い上位資格です。

資格を取得していれば、介護に関する幅広い知識と高いスキルを有するスペシャリストとして実務経験を積めます。

マネージャー・施設の運営などキャリアの見通しも持てるので、キャリアアップをしたい人におすすめです。

資格なしでも介護士に転職できる!自分なりのキャリアプランを組み立てよう!

介護士には資格なしでも転職できるため、年代や性別に関わらず幅広い人がチャレンジできます。

実際に実務をこなしていくなかで自分に向いているのか・向いていないのか見極められるため、ミスマッチが起きるリスクも防げます。

また、実務経験を積んでいく中で並行して資格取得を目指せるのもポイント。資格を取得することによって更なるキャリアアップも見込めます。

介護士に興味を持っている人は、自分のキャリアプランを組み立ててみてくださいね。