フリーターにおすすめの転職サイト・就職支援サービス14選|選び方と就職を成功させるコツ
フリーターとして生活している人の中には、将来に不安を感じて、「そろそろ就職しないとヤバい...」と考えている人も多いでしょう。
フリーターと社会人とでは年収が大きく異なるので、年々年収格差が広がってしまい生涯年収に大きく差が出ます。
フリーターから正社員へと就職する際には転職サイトを利用しますが、転職サイトはかなりの数があるのでどのサイトを利用すれば良いのかよくわかりませんよね。
そこでこの記事では、フリーター就職にぴったりのおすすめ転職サイトを10のサイトを紹介します。
しかし、転職エージェントは数多くあり、当然エージェントごとに得意分野や方針が異なります。
また、みなさんの方でも求人だけ紹介して欲しい人、手厚いサポートが欲しい人、それぞれ希望が違いますよね。
転職エージェントを使う場合はまず、自分の望むサポートを整理しましょう。
・金沢星稜大学・金城大学短期大学部・石川県歯科医師会立歯科医療専門学校 非常勤講師
2級キャリア技能士、秘書検定1級、ビジネス文章検定1級、メンタルヘルスマネジメントⅠ種など多数の資格を保有。
日本を代表する大手電機メーカーのシステムインテグレーター出身。キャリア教育・人材育成を中心にITからビジネスマナーまで幅広く活躍。就職支援・転職支援にも対応。
趣味はお花。生ヒバで作るクリスマスリースが得意。華道 池坊正教授三総華匡
日本キャリア開発協会・ITコーディネータ協会・石川県情報システム工業会・日本秘書クラブ北陸支部所属。
石川県産業創出支援機構登録専門家。
フリーターが転職サイト・就職支援サービスを利用すべき理由
フリーターはほとんどがハローワークなどの就職支援サービスを利用しますが、なぜ転職サイトを利用した方が良いのでしょうか?
ここからは就職するフリーターが転職サイトを利用すべき理由について紹介していきます。
- 自分に適した求人を探しやすい
- 転職後のミスマッチが起こりにくい
- ハローワークよりも転職を成功させやすい
自分に適した求人を探しやすい
転職サイトでは膨大な求人の中から自分の条件などで絞込み検索ができ、自分に適した求人が見つかりやすいです。
転職サイトを利用しないで求人を探すとなると、かなりの手間がかかってしまい、エントリーする求人が見つからないことも。
その点、転職サイトは様々な条件で絞込み検索ができるので、自分にぴったりの求人を見つけやすくなります。
また、転職サイトには転職をサポートしてくれるエージェントが在籍していることもあり、求人紹介や転職活動のサポートを受けられることも。
就職をするフリーターの中には初めて就職する人も多いと思うので、充実したサポートを受けらえるのは大きな魅力です。
転職後のミスマッチが起こりにくい
転職サイトは希望条件や適性などで絞込み検索ができ、自分で良いと感じた求人を厳選してエントリ―ができます。
そのため、一般的に求人を紹介されて転職するのに比べて、就職した後のミスマッチが起こりにくくなります。
転職した後にミスマッチが起こってしまうと、早期退職に繋がってしまい、再度転職をしなければなりませんし、キャリアにも傷が付いてしまいます。
転職サイトを利用した場合はミスマッチが起こる可能性が低いので、就職後のリスクを軽減できるのです。
ハローワークよりも転職を成功させやすい
フリーター就職でよく使われるハローワークは、全国各地に拠点を持っており、拠点ごとに根付いた求人をメインに取り扱っています。
地元企業に人気が集中するので、応募が殺到し競争率が高くなる傾向があります。
また、ハローワークの担当者は掲載している求人の企業とのつながりはありません。
履歴書や職務経歴書、面接対策など充実したサポートを受けられませんし、求人に関する情報量も少ないです。
転職サイトの場合は企業とのつながりが強く、様々な情報を共有してくれるので、内定獲得率が高くなります。
フリーターにおすすめの転職サイト・就職支援サービス14選
ここからはフリーターにおすすめの転職サイトを紹介していきます。
それぞれの転職サイトによって、サービス内容や掲載している求人数が異なるので、自分に適した転職サイトを見つけてみてください。
- ハタラクティブ
- DYM就職
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
- エン転職
- 就職カレッジ
- キャリアスタート
- JAIC
- ウズキャリ
- Re就活
- はたらいく
- 安定のお仕事
- ゼロタレ
- えーかおキャリア
- いい就職ドットコム
ハタラクティブ
ハタラクティブはカウンセリング実績110,000人以上の実績を誇る、20代向けの転職エージェントです。
未経験向けの求人を多数掲載しているのが最大の特徴で、スキルや経歴に自信がないフリーターでもチャレンジできる求人が多いので安心して転職活動を進められます。
一人一人に専任の担当者が付いて、希望や状況に応じて最適な転職サポートをしてくれます。
内定率は80.4%と非常に高いため、他の転職サイトを利用するよりも高い確率で社会人デビューができるでしょう。
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
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公開求人数(2024年1月22日時点) | 非公開 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
DYM就職
- 公開求人数
- 非公表
- サイトのタイプ
- 総合型
- 対応エリア
- 関東・宮城・新潟・愛知・大阪・兵庫・富山
- 運営会社
- 株式会社DYM
DYM就職は第二新卒・既卒・フリーター・二-トなど、20代の転職に特化している転職エージェントです。
在籍している担当コンサルタントからの手厚い就職サポートを受けられるので、社会人経験が浅い20代でも安心して利用できます。
担当コンサルタントは企業と太いパイプを持っており、採用担当の方や企業の社長と直接交渉してくれるのも嬉しいポイント。
絶対に就職を成功させたい20代はぜひ利用してみてくださいね。
運営会社 | 株式会社DYM |
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公開求人数(2023年2月時点) | 非公開 |
利用可能地域 | オンライン:全国可 対面:東京・札幌・仙台・名古屋・京都・大阪・広島・福岡 |
利用料 | 無料 |
マイナビ転職
マイナビ転職は株式会社マイナビが運営している転職サイトで、第二新卒・フリーター・既卒などの20代をメインターゲットとしています。
マイナビ転職でしか掲載されていない求人が豊富にあり、地方の求人を取り扱っていたりと転職の可能性が広がるのも魅力。
何よりも業界大手である知名度の高さと、企業とのつながりがあるので、安心してフリーターの転職に利用できます。
転職フェアやイベントを定期的に開催しているので、転職活動に弾みがつきます。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数(2023年2月時点) | 約19,491件 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
リクナビNEXT
リクナビNEXTは大手人材会社であるリクナビNEXTが展開している転職サイトで、未経験向けの求人を多数掲載しているのが魅力です。
社会人歴がなくスキルが少ないフリーターは条件を満たしていないため、エントリ―できる企業が限られるケースがほとんどですが、リクナビNEXTではそのような心配は不要です。
転職をサポートしてくれる担当者は付きませんが、自分で求人を探して自分人一人で転職を進めたいと考えている人におすすめ。
「フリーター向け」というピンポイントな条件で絞込み検索ができる点も大きな魅力です。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数(2023年2月時点) | 約103,590件 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
エン転職
エン転職は20代の若い世代の転職に特化しており、未経験向け・若い年齢向けの求人を多く保有しております。
3年連続で利用者満足度№1を獲得している実績もあるので、安心して利用できますね。
また、エン転職を運営しているエン・ジャパンは転職サービスを始めてから、20年以上の実績がある点も心強いポイントです。
また、エン転職に掲載されている求人では担当者が企業に直接出向き、リアルな内部事情を掲載しているので、転職後のミスマッチを回避できます。
運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
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公開求人数(2023年2月時点) | 約5,747件 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
就職カレッジ
就職カレッジはフリーター・第二新卒・既卒などの20代の就職・転職に特化している転職サポートで、就職成功率80%を超える実績のある転職サイトです。
就職支援実績数も23,000人と非常に高い実績を誇っており、初めて転職をする人でも安心して利用できます。
また、無料の就職講座を開催しており、ビジネスマナー・履歴書・面接対策など就職について様々なことを学べます。
- ビジネスマナー
- 企業研究
- 自己分析
- 履歴書、面接の個別対策
キャリアスタート
キャリアスタートは新卒・第二新卒・フリーターなどの若い20代の転職に特化している転職サイトでこれまでに様々な賞を受賞している実績があります。
- 20代がおすすめする転職支援会社
- 転職満足度
- 充実したサポート満足度
GMOや楽天などの大手求人を掲載しているので、上手く転職ができればフリーターから一気にキャリアアップにつながります。
運営会社 | キャリアスタート株式会社 |
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公開求人数(2023年2月時点) | – |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
ウズキャリ
第二新卒・既卒・フリーターの就職支援に特化している転職サイトのウズキャリは、一人一人のキャリアを重視し、最善のサポートをしてくれます。
転職者の個性や希望に合わせて、求人を紹介してくれて、オーダーメイド型のサービスを受けられるのがポイント。
手厚いサポートにより、これまでにウズキャリを利用して転職した人の定着率は96.8%にも及びます。
また、1,657ものメディアで紹介されているのも、安心して利用できるポイントの1つと言えます。
運営会社 | 株式会社UZUZ |
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公開求人数(2023年2月時点) | 非公開 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
Re就活
re就活は20代専門の転職サイトで、4部門1位を獲得している実績のある転職サイトです。
登録者数は約180万人・累計求人数は10,000件を超えており、規模の大きさがうかがえます。
re就活に掲載されている求人は、未経験歓迎としている求人がメインで、初めて転職をする20代でも安心です。
また、転職する前に社風が分かる転職イベント「転職博」「就職博」も開催されており、初めて転職をする20代にとって嬉しいイベントもあります。
運営会社 | 株式会社学情 |
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公開求人数(2023年2月時点) | 約12,325件 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
はたらいく
はたらいくは各都道府県に拠点をもち、地域に根付いた中小企業の求人をメインに取り扱っています。
大手求人や大企業の取り扱いはありませんが、「落ち着いて仕事をしたい」「家の近くで仕事をしたい」と考えている人にはぴったりです。
また、らいくサービスという好意・関心を企業にアピールすることもでき、人柄をアピールできるので、企業からのらいくが届くことも。
転職のチャンスが広がるので様々な可能性が広がります。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数(2023年2月時点) | 記載なし |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
安定のお仕事
安定のお仕事は、総合人材企業である「MAPグループ」に所属する『株式会社安定のお仕事』が運営する転職支援サービスです。
「安定のお仕事」では、大卒以外の方からフリーター、第二新卒といった20代の未経験者の転職を専門的に支え、若手を対象にした人材育成を対象にした転職サービスでもあります。
取り扱っている求人の多くが東京都近郊になりますが、グループ全体で総計1万件以上もの求人情報を保有しています。
運営会社 | 株式会社安定のお仕事(MAPグループ) |
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公開求人数(2023年2月時点) | 1万件強(MAPグループ含む) |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
ゼロタレ
ゼロタレは、大卒資格を持たない20代の方を対象に転職支援を行っている転職サービスです。
履歴書や職歴所といった必要書類の作成・添削、自己分析など、転職活動を行うのに必要不可欠な活動を支援し、ヒアリングを基に求職者にあった求人情報を納得がいくまで紹介してくれます。
またゼロタレは、東京都と大阪府の2ヵ所にオフィスがあり、面談や相談はZoomを用いて行っています。
対面での面談、カウンセリングになるので、自分の本心や考えを話せる場でもあります。
運営会社 | 株式会社ZERO TALENT |
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公開求人数(2023年2月時点) | 非公開 |
利用可能地域 | 東京、神奈川、埼玉/千葉、大阪 |
利用料 | 無料 |
えーかおキャリア
えーかおキャリアは、フリーターやニート、第二新卒・既卒の20代を対象に、就職・転職支援を行っている転職エージェントです。
求職者1人1人に、専任のキャリアアドバイザーが付き、本人が内定を獲得するまで、転職活動をサポートしてくれるので、就職・転職活動が不安という方におすすめです。
求人情報の提示では、求職者のキャリア設計ややりたいこと・やってみたいことを聞き入り、得た情報を基にニーズに合った求人を探してくれます。
提示してくれる求人情報は、本人の要望に沿っていると同時に、客観的な適正からマッチする社風と職場環境を考慮して選ばれています。
そのため、入社後の定着率は驚異の97%と業界最高水準を出しています。
運営会社 | 株式会社For A-career |
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公開求人数(2023年2月時点) | 非公開 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
いい就職ドットコム
いい就職ドットコムは、第二新卒・既卒、社会人経験がない20代を対象に転職支援を行っている転職サービスです。
いい就職ドットコムでは、会員登録を済ませた後、最短15分の簡単な面談を行っており、求職者が抱える胸の内や悩み、歩みたいキャリアに関するヒアリングを行っています。
アドバイザーとの話をすることで、就職・転職活動の道筋が立てられる機会が得られます。
すべての求人情報はいい就職ドットコムが設けた厳しい審査基準を満たしています。
いい就職ドットコムが掲載しない求人の特徴
- 離職率の高い特定の業界・企業
- 募集背景が不透明
- 社会保険が完備されていない会社
- 非正規雇用の求人
- 若手求職者に相応しくないモノ
つまり、提示してくれる求人情報の多くが、若手求職者に相応しく、入社後の定着率がいい企業に巡り合えるということになります。
運営会社 | ブラッシュアップ・ジャパン株式会社 |
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公開求人数(2023年2月時点) | 約10,598件 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
【年代別】フリーター向けおすすめの転職サイト
ここまで、転職を考えているフリーター向けおすすめの転職サイトを紹介してきました。
一言で「フリーター」といっても、20代から30代、あるいは40代以上の方もいます。
今回紹介した転職サービスが、すべての年代で利用できるということはなく、特定の年代を対象に就職・転職支援を行っていることが多いです。
ここからは、前節で紹介した内容を踏まえて、フリーター向けおすすめの転職サイトを年代別で紹介していきます。
20代のフリーターにおすすめの転職サイト
今回紹介した転職サイト・エージェントの多くが、20代のフリーターを対象に転職支援を行っているところが多いです。
一部の支援サービスの中には、第二新卒・既卒、大卒以外の最終学歴(専門卒や高卒など)を持つ方を対象に支援しているところもあります。
もっとも、20代(20~29歳まで)なら、大半の転職サービスが利用できますが、会社によって、提供しているサービスや求人数などが異なります。
そこで、20代のフリーターの方が転職サービスを選ぶときは、サービス内容と求人数の比較と併せて、対応しているエリアを確認して選ぶことです。
転職サービスの中には、全国規模でサービスを提供しているところと、特定のエリアに絞ってサービスを提供しているところがあります。
全国対応の求人と、エリア限定の求人を併用することで、多くの求人情報を得ることができます。
転職サービスは、以下のとおりです。
転職サービス | 求人数(2023年2月現在) | 対象者 | 対象エリア |
---|---|---|---|
ハタラクティブ | 非公開 | フリーター、既卒、第二新卒 | 全国 |
ウズキャリ | 非公開 | 第二新卒・既卒、フリーターなど | 全国 |
ゼロタレ | 非公開 | 大卒資格を持たない20代の方 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪 |
就職カレッジ | 非公開 | 正社員未経験の方、フリーター | 全国 |
キャリアスタート | 非公開 | 既卒・フリーター | 北海道、東京都、千葉、埼玉、神奈川、大阪、愛知、福岡 |
30代のフリーターにおすすめの転職サイト
30代のフリーターを対象に転職支援を行っているところは少なく、ある程度社会人経験があるなら、対象年齢幅が広い「リクルートエージェント」や「doda」を利用するのも1つの手です。
もっとも、後述する40代以降のフリーターと同様に、30代の方が始められる転職では、即戦力として活躍できるだけのスキルと実績、マネジメント能力を求められるケースが多いです。
しかし、30代の方も対象にサービスを提供しているところがあります。
それが、就職カレッジと就活エクスプレスの2つの転職エージェントです。
転職サービス | 求人数(2023年2月現在) | 対象者 | 対応エリア |
---|---|---|---|
就職カレッジ | 非公開 | 20~34歳 | 全国 |
就活エクスプレス | 非公開 | 30~54歳の方 | 東京都のみ |
就職カレッジ
就職カレッジは、20代のフリーターの方から34歳までのフリーターを対象に転職支援を行っています。
社会人として必要な考え方からビジネスマナーなど、基礎的な内容が学べます。
なお、利用できるコースは王道の「就職カレッジ」のみになるのでご注意ください。
就活エクスプレス
一方、就活エクスプレスは、30~54歳の方の正社員就職をサポートしている転職サービスです。
東京都内にある東京仕事センターが運営を務めているため、対象地域は東京都のみとなります。
活動の流れは、5日間の集中プログラムを受講し、「ジョブコーディネーターによる応募支援を受ける」もしくは「合同面接会を利用した就職活動を行う」のいずれを選択して活動を行います。
30代の方や後述する40代以上の方に就活エクスプレスはおすすめです。
40代以降のフリーターにおすすめの転職サイト
40代以降のフリーターの方の転職支援を行っているところは、30代同様に少なく、ある程度の就業経験を持ち合わせているなら、大手転職エージェントやハローワークを利用するのが得策です。
もっとも、40代以降ともなれば、前述したスキルや実務経験・実績に加えて、高い専門性や全社的な視点を求めてくる場合が多いです。
もしも、一度も就業経験がない場合は、ハローワークの職業訓練を利用したうえで就業に臨むのがおすすめです。
就業訓練では、パソコンの基本的な使い方から、簿記、営業、販売、介護など、多岐に渡る基礎的なスキルが身に着けられます。
訓練期間は約3~6ヶ月が多く、民間の専門学校や企業等で実施されます。
ハローワークには、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の二つがあります。
どちらも受講料は無料ですが、テキスト代や交通費は有料です。
基礎的なスキルを身に着けられる絶好のチャンスなので、受講するのがおすすめです。
そのうえで、就職・転職活動を行うなら、ハローワークの利用と併せて、以下のサービスを利用するのがおすすめです。
転職サービス | 求人数(2023年2月現在) | 対象者 | 対象エリア |
---|---|---|---|
就活エクスプレス | 非公開 | 30~54歳の方 | 東京 |
FROM40 | 非公開 | 40〜50代の方 | 全国+海外 |
就活エクスプレス
就活エクスプレスは、30~54歳までの方が利用できる転職エージェントです。
運営元が東京都にあるため、東京都在住の方のみの利用になりますが、専任のジョブコーディネーターが、求職者に見合った仕事の紹介や選考対策を指導してくれます。
FROM40
もう1つの「FROM40」は、40代~50代の方を対象にしている転職サービスです。
他の転職サービスのような手厚い支援は行っていませんが、対象者にあった求人情報を中心に掲載しています。
掲載している情報の多くは、正社員と派遣社員が中心となっており、経験・スキルを要する求人に加えて、未経験者歓迎の求人もあります。
また、Web履歴書を登録しておくと、企業側からスカウトがくる機能も備えています。
転職の幅を広げたい40~50代のフリーターにおすすめです。
フリーターの転職を成功させるための秘訣
ここからはフリーターの転職を成功させるための秘訣について紹介します。
- 未経験求人を多く掲載している転職サイトを利用する
- 社会人経験に活かせそうなアルバイト経験をアピールする
- エントリーする企業数を増やして行動量を上げる
- エントリーする前に口コミサイトなどで評判をチェックしておく
未経験求人を多く掲載している転職サイトを利用する
フリーターは社会人経験が浅く、スキルも身に付いていないため、第二新卒や新卒、中途転職者よりも難易度が高いです。
そのため、できるだけ未経験求人を掲載している転職サイトを利用するようにしましょう。
未経験歓迎としている求人であれば、スキルや経歴のないフリーターでもエントリーできる求人が多く転職成功率がアップします。
逆に経験者向けの中途社員に特化している転職サイトを利用すると、フリーターを積極採用していないため、ミスマッチになってしまう事に。
あらかじめ転職サイトごとにどのような求人を掲載しているのチェックしてみてから利用するようにしましょう。
社会人経験に活かせそうなアルバイト経験をアピールする
フリーターとしてアルバイトをしてきた中で、経験したことや身につけたスキルの中で、社会人経験に活かせそうなアルバイト経験がないか探しましょう。
アルバイト時代の経験でもアピールの仕方次第で、大きなアピールにつながります。
なお、履歴書や面接時にこれまでの経験をアピールする場合は、より具体性を持たせるようにしましょう。
具体的を持たせるには数字を入れるのがポイント。アピールに数字があると具体性がでるので大きなアピールにつながります。
エントリーする企業数を増やして行動量を上げる
新卒・第二新卒・中途社員などと比べて、フリーターはスキルや社会人経験がないため、就職の成功率も低いです。
少しでも就職成功率を上げるためにも、エントリーする企業数を増やすようにしましょう。
エントリー数企業数が多くなれば多くなるほど、内定のチャンスが広がり、就職成功率がアップします。
あまりにも多くの企業にエントリーすると状況を把握しきれなくなってしまうので、50社程度を1つの目安として考えておきましょう。
エントリーする前に口コミサイトなどで評判をチェックしておく
気になる求人を見つけても、求人の情報だけを鵜呑みにしてエントリ―をするのはNGです。
というのも、求人に記載されている情報だけが企業の全てではないため、鵜呑みにしすぎると転職後にミスマッチを引き起こしてしまうため。
求人だけで情報を収集するのではなく、企業HPや口コミサイトを利用して評判をチェックしておきましょう。
特に口コミサイトには、実際に働いていた社員のリアルな評判が記載されているので、参考になります。
これらの口コミは求人だけをチェックしているだけでは手に入らない情報なので、非常に貴重な情報となります。
また、労働市場も需要と供給の関係があり、労働力不足とはいえ、人気の職業はハードルが高く、人がやりたがらない仕事は就職しやすいものです。
自分のやりたい仕事を目指すだけでなく、社会的要請が強い仕事につくことも考えてみてはいかがでしょうか。
「やりがい」が見つかりやすくなるかもしれません。
フリーターが正社員就職する際に理解しておきたいポイント
ここからはフリーターが正社員就職する際に理解しておきたいポイントについて紹介していきます。
- 応募書類で落とさせる可能性が非常に高い
- 同年代と同じ程度の収入は得られない
- フリーター歴が長くなるほど就職が難しくなる
応募書類で落とされる可能性が非常に高い
フリーターの就職では書類選考の段階で落とされるケースがほとんどで、面接まで進めないことがざらにあります。
この状況は、選考基準を経験者や正社員経験のある人材からのみとしている企業に、フリーターとしてエントリーすると頻繁に起こります。
応募基準を設けることによって、効率よく採用活動を行おうとしています。
転職する側としても応募基準を満たしていない求人にエントリーすると非常に効率が悪くなってしまうため、未経験者を採用している求人に絞ってエントリーするようにしましょう。
同年代と同じ程度の収入は得られない
フリーターとして社会人へと転職しても、新卒から社会人として働いている同年代と同じ収入は得られないので注意しておきましょう。
フリーターを経験せずに社会人としてバリバリ働いている人と比べると、スキルや経歴に差が生れてしまうので、人材価値にも差が生れます。
そのため、年齢に関係なくスキルやキャリアのある人の方が収入も多くなるのです。
むしろフリーター時代に長時間勤務をしていた人は、社会人に転職すると逆に収入が低くなるケースも。
就職することにより、自分の年収が下がるのか・上がるのか、同年代などと比べずに自分の基準で考えてみましょう。
フリーター歴が長くなるほど就職が難しくなる
フリーター歴が長くなるほど、採用を危惧する企業が増えます。
フリーター期間が長いと、「何か問題があるのではないか」と警戒する企業が多くなるでしょう。
そのため、なるべくフリーター期間が長引かないうちに就職活動を始めて、いち早く正社員に就職できるようにしましょう。
フリーターの就職に関するよくある質問
ここからはフリーターが就職活動をする際によくある質問を紹介していきます。
就活をしているフリーターが感じやすい疑問を集め、Q&A方式で紹介してくのでぜひ参考にしてみてください。
- フリーターから正規雇用を目指すのは可能?
- アルバイトと就職を並行して進めるのは可能?
- 企業がわざわざフリーターを採用する理由とは?
- 面接でフリーターをしていた理由を問われたときは?
- フリーターからの転職に有利な時期はある?
- スキル・経験・学歴に自信ありませんが就職できますか?
- 職歴がなくても職務経歴書がいる?
- 資格取得で就職が有利になる?
- フリーターの就職におすすめの資格は?
フリーターから正規雇用を目指すのは可能?
一概には言えませんが、可能です。
最も、フリーターから正規雇用を目指すなら、未経験でも採用されやすい業界・職種を選んでいく方法があります。
例えば、若手の人材育成に力を入れている業界であれば、IT、運送、アパレル、飲食、職種では営業職や一般事務職が挙げられます。
また転職エージェントを利用すると、最初の面談で希望の業界・職種について問われます。
スムーズな活動を行って行くためにも、登録する前に、働きたい業界・職種を絞っておきましょう。
採用されやすい業界・職種の内部事情
以下は、採用されやすい業界がフリーターの方を正規雇用として採用している理由です。
採用されやすい業界 | 理由 |
---|---|
IT業界、介護業界 | 人材不足の傾向が強く、未経験者でも人材育成に力を入れている企業が多いため |
運送業界 | 大型免許の取得が入社後でも可にしている企業が多いため |
アパレル業界、飲食業界 | 特別な資格・スキルがなくても就職しやすいため |
以下は、採用されやすい職種がフリーターの方を正規雇用として採用している理由です。
採用されやすい職種 | 理由 |
---|---|
営業職 | 未経験者歓迎の企業が多く、特別なスキル・資格を必要としないため |
一般事務職 | PCの基礎ができていることを条件とし、それ以上のスキル・資格は求めていないため |
ただし、上記で上げた業界や職種の中には、労働環境が悪く、離職率が高い場合があります。
求人応募を行う際は、労働環境や待遇面などを確認すると同時に、自身の特性とその職業が自分の性格にマッチしているのかどうかを確認したうえで申し込みましょう。
アルバイトと就職を並行して進めるのは可能?
就職活動自体はアルバイトの隙間時間などを上手くやりくりすることによって、並行して進めることが可能です。
アルバイトはシフト制なので時間の調整もできますし、就職活動は意外とスキマ時間でできてしまいます。
しかし、アルバイトを優先しすぎると就職活動を行う体力や意欲が奪われてしまうことも。
自分の体力や体の具合と向き合って、無理なく就活ができるようにしましょう。
企業がわざわざフリーターを採用する理由とは?
フリーターは年齢が若くポテンシャルがあると判断されるので、将来的な期待を込めて採用する企業がほとんどです。
採用をしている企業は中小企業だけではなく、ベンチャー企業や大企業などの中にも積極的に採用している企業が多いです。
また、厚労省が「学校(※1)卒業後、おおむね3年以内の者は新卒扱い」とするように企業に指針を伝えています。
※1.高校、専門学校、短大、高専、大学、大学院
学校卒業後3年以内のフリーターであれば、需要も非常に高くなってきています。
「フリーターだから就職できない...」ということは決してないので安心してください。
面接でフリーターをしていた理由を問われたときは?
正直に答えるのがベストですが、採用担当者にマイナスの印象を与えない言葉を選んで回答しましょう。
例えば、芸能や歌手などを目指していたため、時間の融通が利くフリーターをしていたのなら、正直にその理由を話すと同時に、「目標に向かって努力していた」ことをアピールする方法があります。
またフリーターをしていたという事実を変えることはできません。
ことの顛末を正直に話せば、それが将来性をアピールするチャンスになります。
スキル・経験・学歴に自信ありませんが就職できますか?
フリーターを採用する企業は、フリーターに対してスキル・経歴・学歴などと言った要素は一切求めていないため、就職は可能です。
企業がフリーターに求めてるのは、仕事に対しての意欲・人間性・ポテンシャルなど言った要素がメインとなります。
しかし、転職先で活かせそうな経験やスキルがあれば、フリーターでも経験者採用されることもあります。
企業から最低限求められるスキルを確認し、そのスキルが身につく勉強をしたり、実務経験を積んでいたりすると採用率がさらにアップします。
職歴がなくても職務経歴書がいる?
職歴の有無を問わず、職務経歴書の提出は絶対です。
企業によっては、履歴書のみの提出で済む場合もありますが、職務経歴書があると、面接では伝わらない自分の魅力を採用担当者にアピールできます。
また、アルバイト経験は就労として認められるので、職務経歴書に書けます。
資格取得で就職が有利になる?
職種にもよりますが、業務遂行上有利になる資格を持っておくと、フリーターでも就職活動が有利に進みます。
例えば、経理の仕事に就く場合は簿記2級、車での移動が頻繁にある仕事に就くなら、普通自動車運転免許所を取得することで評価されます。
しかし、資格取得には2~6ヶ月、あるいは1年以上もの時間がかかってしまうものもあります。
フリーターの就職におすすめの資格は?
フリーターには資格がないと業務ができない業務独占資格がおすすめです。
保育士・栄養士・看護師などが業務独占資格に含まれ、資格を取得している人でなければ、業務ができないので人材としての価値が上がります。
また、資格を保有していることにより、その資格に関する一定以上の知識・技能があると見られる点も大きいです。
しかし、資格を取得するとなると、時間とお金がかかってしまうのであらかじめ予算や時間の概算を立ててから資格取得を進めましょう。
転職サイトを最大限に活用してフリーターの就職を成功させよう!
フリーターとして社会人への就職を考えている人は、転職サイトを上手に活用してみましょう。
転職サイトを利用すれば、自分の希望や条件に合わせて最適な求人を見つけられるので、転職の成功率も飛躍的にアップします。
しかし、転職サイトごとに特徴や掲載している求人の特徴が異なるので、自分に適している転職サイトを見つけましょう!
ぜひこの記事を参考に、フリーターからの就職を成功させてくださいね。
実際の業務内容をきちんと調べて、自分の興味関心・能力・スキルに合致しているか、自己分析と照らし合わせて検討しましょう。
転職エージェントはあくまでもサポート役であることをお忘れなく。