医療事務に強いおすすめの転職サイト・転職エージェント10選|未経験にもおすすめ!
女性が活躍でき、ライフワークバランスが取りやすい仕事としても人気の医療事務。
「未経験から医療事務にチャレンジしたい!」
「もっと収入が高い病院へ転職したい!」
このような想いを胸に、医療事務への転職を考えている方も多いと思います。
未経験転職や年収アップ転職を成功させるためには、転職サイトや転職エージェントの活用が欠かせません。
しかし闇雲に選べばいいというわけではなく、自分に合った転職サイトを厳選して見極める必要があります。
今回は、医療事務の転職に強いおすすめの転職サービスをランキング形式でご紹介。
利用者の口コミも参考にしながら、自分にぴったりの転職サービスを探しましょう。
- 職種
- 全職種
- 公開求人数
- 200,000件以上
- 対応地域
- 全国
- おすすめ年代
- 20代から50代以上
完全未経験でも医療事務に転職ができる最適なおすすめの転職サイト・エージェント
ここからは、完全未経験でも医療事務に転職ができる最適なおすすめの転職サイト・エージェントを6種類紹介します。
今回取り上げる転職サイト・エージェントの特徴を一覧にすると、以下のようになります。
転職サイト・エージェント | 求人数(医療事務) | 対応エリア | 利用料金 |
---|---|---|---|
doda | 580件 | 全国 | 無料 |
ワークポート | 107件 | 全国 | 無料 |
LHH転職エージェント | 98件 | 全国 | 無料 |
マイナビエージェント | 64件 | 全国 | 無料 |
パソナキャリア | 43件 | 全国 | 無料 |
マイナビジョブ20’s | 15件 | 全国 | 無料 |
1位:doda
- 公開求人数
- 235,428件
- サイトのタイプ
- 総合型
- 対応エリア
- 全国
- 運営会社
- パーソルキャリア株式会社
転職者の満足度が高い「doda」は、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェントです。
非公開求人を含めた求人数は18万件以上もあり、こだわりが多い方でも満足のいく求人に出会える可能性が高いでしょう。
Dodaの求人は年齢層の幅が広く、既卒や第二新卒向けの求人も充実しています。
一方で30代以上向けの求人も多く、キャリアアップや仕事の幅を広げたいという方の利用にも最適です。
また医療事務の経験が豊富な方は、採用企業から直接オファーが受け取れる「スカウトサービス」も活用してみて下さい。
医療事務の経験を問わず、誰でも安心して利用できるエージェントです。
運営会社 | パーソナルキャリア株式会社 |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 580件(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
dodaの口コミ
飲食業界で働いていましたが、安定した仕事に就きたいと思い転職を決意しました。医療業界の経験がまったくないので、転職活動を始める前から医療事務の資格取得を目指して勉強し、合格と共に転職活動を開始しました。未経験なので経験者と比較されると採用に至らないこともありましたが、担当のアドバイザーさんが落ち込む私を励まし『一緒に頑張りましょう』と声をかけてくれたことに感謝しています。1社から内定がもらえたときは、自分のことのように喜んでくれました。本当にありがとうございます。
2位:ワークポート
ワークポートは、IT・Web業界への転職に特化した転職エージェントです。
創業当時から「IT」×「人材」をモットーにした転職支援に力を入れていることもあって、IT系の求人数が業界トップクラスとなっています。
医療系に特化したエージェントではありませんが、全国に20ヶ所の拠点を設置し、地域に密着したサポートが受けられるのがメリットです。
リクナビNEXTによる「GOOD AGENT RANKING ~2021年度下半期~」において、2022年に「転職決定人数部門第1位」に輝いている点から、満足度の高い転職ができるエージェントだといえるでしょう。
スマホで簡単にレジュメを作成できるツールや、応募や選考スケジュールを管理してくれるアプリもワークポートの強みで、スピーディーな転職活動を可能にしています。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 約107件(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
ワークポートの口コミ
地域でも人気の高い病院への転職を希望していました。コミュニケーションスキルを重視していることに着目し、担当の方が面接対策を徹底してくれたおかげで、厳しい選考を勝ち抜くことができました。キャリアアドバイザーさんのサポートがなかったら、絶対に受かっていなかったと思います。ワークポートは医療事務の求人数自体は多くありませんが、アドバイスの質が高いと感じました。
3位:LHH転職エージェント
LHH転職エージェントは、スイスに本社を構える「Adecco Group」の転職支援サービスです。
アデコ自体が外資系企業ということもあり、大手外資系企業や日系グルーバル企業と強いネットワークを持っています。
多くのエージェントが業界特化型であるのに対し、LHH転職エージェントのコンサルタントは「職種別」の担当制になっているのが特徴です。
そこから業界ごとに細分化されていますので、求職者のスキルや価値をしっかりと理解できるのに加え、専門性の高いアドバイスにも期待できます。
LHH転職エージェントでは、クリニックでの医療事務や調剤薬局の調剤事務に加え、未経験でもチャレンジできる求人を取り揃えています。
全国の求人をカバーしていますが、求人数に関しては決して多いとは言えません。
そのため、LHH転職エージェントと併用して、他の転職エージェントも合わせて活用することをおすすめします。
運営会社 | アデコ株式会社 |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 98件(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
LHH転職エージェントの口コミ
応募するときにエントリーシートの添削を丁寧に行ってくれますし、過去の事例をもとに面接の対策もしてくれます。転職活動が初めてで不安がいっぱいだったのですが、LHH転職エージェントのスタッフが転職活動の始め方から応募の仕方、面接のアドバイスまで親身になってサポートしてくれたので、とても心強かったです。また求人の内容で不明な点があったとき、メールや電話をするとすぐに対応してくれるのも助かりました。
4位:マイナビエージェント
人材大手のマイナビが運営する「マイナビエージェント」は、20代転職者からもっとも支持されている転職エージェントです。
「転職が初めて」「未経験の業界にチャレンジしたい」という若手向けのサポートに定評があり、専任のアドバイザーによる手厚いサポートが評判です。
具体的なサービス内容は、応募書類の添削や面接対策、内定後の交渉、求人票には載っていない情報提供などがあげられます。
全国に10ヶ所の拠点を設置し、全都道府県の求人をしっかりとカバーしているため、地域を問わず利用できる点も人気の理由といえるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 64件(2023年6月現在) |
利用料金 | 無料 |
マイナビエージェントの口コミ
自力で転職活動をしていましたが、未経験ということもあって書類選考が全く通らず、マイナビエージェントに相談しました。担当者の方は私の話を親身に聞いてくれて、面接の問題や改善点についてアドバイスをくれました。自分が納得するまで何度も面接対策をしていただき、徐々に自信がついていくのを感じました。マイナビに登録して2ヶ月でクリニックから内定をもらうことができ、本当に嬉しかったです。もっと早く登録しておけば良かったと後悔しています。
5位:パソナキャリア
パソナキャリアは、「お客様満足度が4年連続No.1(※)」の実績を誇る転職エージェントです。(※2019〜2022年 オリコン顧客満足度調査 転職エージェント)
女性の活躍促進を支援していることもあり、女性の活躍が目立つ医療事務の求人も豊富に掲載されいてます。
医療業界に精通したコンサルタントが、内定獲得に役立つアドバイスやポジションに求められる背景、組織構成といった重要な情報を提供し、後悔のない転職をサポートしてくれます。
ハイキャリアの求人が多いのが特徴で、医療事務の経験が豊富な方こそ、満足度の高い転職を成功させられるでしょう。
シニア層からの評判も高く、30代後半〜40代の方も使って損はありません。
求人数に関しては、dodaやマイナビに比べると劣りますが、手厚いサポートを希望する方におすすめできるエージェントです。
運営会社 | 株式会社パソナ |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 43件(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
パソナキャリアの口コミ
以前の職場は新卒からずっと働いていましたが、これ以上の成長は望めないと思いパソナキャリアさんに相談しました。結婚することも決まっていたので、土日が休みで子どもを産んでからも長く働けるような転職先を希望。担当者の方は、私の経験が活かせる病院をいくつかピックアップした上で、産休や育休が十分に取れ、事例が豊富な転職先を紹介してくれました。女性の転職に強いことは知っていましたが、評判通りなので利用してよかったと思います。
6位:マイナビジョブ20’s
「マイナビジョブ20’s」は第二新卒や既卒など、社会経験の浅い20代に特化した転職エージェントです。
キャリアに自信がない若手の転職支援に力を入れており、研修や教育制度が整った転職先を豊富に掲載してます。
マイナビジョブ20’sではイベントやセミナーを開催しながら、転職を成功させるためのノウハウを提供しているのも特徴です。
「事務職セミナー」や「完全未経験OK!」などのセミナーを定期的に実施し、オンラインで気軽に参加できるようになっています。
20代の転職では、「転職先に馴染めるか」「長く働き続けられるか」を不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
マイナビジョブ20’sは入社後の定着率が「93.6%」という結果を残しており、キャリアに悩む多くの20代に支持されています。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 15件(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
マイナビジョブ20’sの口コミ
何の取り得もない私は転職なんてできないと思っていましたし、以前の上司にも転職先はないと言われ落ち込んでいました。残業が少なく専門的な仕事を探して医療事務に興味を持ち、ネットで見つけたマイナビジョブ20’sに登録してみたのがきっかけです。キャリアコンサルタントの方は私の強みやプラス面を見つけてくれて、職務経歴書を書き直してくれました。そこからは紹介してもらった求人を元に選考を受けていって、1ヶ月後には内定をもらうことができました。自分にも少し自信を持つことができ、マイナビジョブに相談してよかったと思っています。
医療事務転職に特化しているおすすめの転職エージェント
これまで総合型エージェントについて解説してきましたが、ここでは医療業界の求人に特化した「特化型エージェント」をご紹介します。
マイナビコメディカル
マイナビコメディカルは作業療法士(OT)、理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)など、医療や介護業界で活躍する資格者向けの転職支援サービスです。
全国の求人を扱っており、病院やクリニック、介護施設、リハビリ、企業などさまざまなフィールドから転職先を選択できます。
また正社員だけでなく、契約社員や非常勤、パートなど、ライフスタイルに合った働き方が可能です。
現在取り扱っている医療事務の公開求人数は700件以上(2022年11月時点)で、業界でもトップクラスの求人数を誇っており、「マイナビ」が運営している安心感から登録する方も多いようです。
さらに非公開求人や未経験OKの求人も豊富に揃っているので、たくさんの選択肢から転職先を選びたい方はぜひ登録してみましょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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対応エリア | 全国 |
求人数(医療事務) | 約715件(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
マイナビコメディカルの口コミ
企業の一般事務から、医療事務への転職をサポートしていただきました。これまでの事務経験を高く評価していただき、希望にマッチする転職が叶いました。異業種へのチャレンジだったので年収ダウンは覚悟していましたが、担当者の手厚いサポートもあって、年収アップでの転職となったのも嬉しかったです。
病院事務職求人.com
キャリアアップ転職や社会復帰を目指す女性を積極的にサポートしている「病院事務職求人.com」は、医療や福祉に特化した人材紹介サービスです。
正社員の転職に加え、人材派遣サービスも展開しており、派遣登録者数は32万を超えます。
大学病院や医療センターをはじめ、豊富な取引先と太いパイプを築いており、医療事務や調剤事務、カルテ管理、病院受付関係など、幅広い事務業務に対応しているのが強みです。
医療業界に精通したアドバイザーからサポートが受けられるので、無資格・未経験でも採用される転職ノウハウに期待できるでしょう。
運営会社 | 株式会社日本教育クリエイト |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 458件(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
病院事務職求人.comの口コミ
医療事務の求人がとても多かったので登録し、面談に伺うことになりました。これからもっと経験を積んでスキルアップしたいことを伝えると、教育制度が充実している病院を紹介していただきました。新しい職場はスタッフが多いこともあって、以前では取れなかった1週間の長期休暇も取れるそうで、長く働けそうだと感じています。年収は以前とほとんど変わりませんが、残業が少ないというメリットがあるので、転職自体には大満足です。
キャリアインデックス
キャリアインデックスは、「大手転職サイト」と「ハローワーク」の求人情報をまとめて検索できる転職サイトです。
110の転職サイトをまとめて一括検索できるので、色んなサイトを使うのが面倒という方の利用に向いています。
「医療・福祉・介護」のカテゴリーだけでも29万件の求人がヒットし、さらに雇用形態や職種、勤務地などの細かい条件で求人を検索できるのが特徴です。
便利な履歴書の自動作成機能や、高精度の適性診断が人気で、転職エージェントからのスカウトを受けることもできます。
ただし、応募書類の添削や面接対策といった個別サポートはありません。
また一括登録ができる分、メールやメルマガ配信も大量に届く可能性があるため、厳選した求人だけをみたい方は面倒に感じることもあるようです。
一括検索サイトという特徴を活かし、4つ以上の転職エージェントの併用を考えている方や、希望の求人に出会えない方におすすめできるサービスといえます。
運営会社 | 株式会社キャリアインデックス |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 3,143件(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
キャリアインデックスの口コミ
転職するか迷っているときに、キャリアインデックスの適職診断をやってみたら、めちゃくちゃ当たってて驚きました。色んなサイトに一度に登録できるのも便利だと思います。ただオファーが多すぎるので、返信するのが面倒です。
jimuten
「jimuten」は、医療事務と調剤事務の求人を専門とした転職サイトです。
全国の求人を「正社員」「紹介派遣社員」「パート・アルバイト」といったさまざまな雇用形態から探すことができます。
Jimutenは書類添削や面接対策などのサポート機能はなく、気に入った求人に自ら応募して医療機関と直接やりとりを行うサービスです。
手厚いサポートを希望する方には向いていませんが、自分一人で転職活動を進めたい方に最適です。
またjimutenには「スカウト機能」がついており、あなたの経歴をみた病院やクリニックから直接オファーが届くこともあります。
求人数は6万件近く保有していますが、その半数がハローワーク求人です。
Jimutenガ直接取材した医療機関のみを扱っているわけではないため、求人先については慎重に見極めるようにしましょう。
運営会社 | 株式会社ISITEN |
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対応エリア | 全国 |
公開求人数(医療事務) | 59,000件以上(2023年6月時点) |
利用料金 | 無料 |
jimutenの口コミ
求人の内容だったり募集背景については分かりやすく記載されている印象があります。また簡単機能がシンプルで使いやすく、ネット音痴の私としては利用はしやすかったです。地域の診療所やクリニックなどがたくさん掲載されているので、地元で転職先を探している方は活用できると思います。
完全未経験でも医療事務に転職できる理由
医療事務は、医療機関の運営を支える重要な役割を果たしており、特別な医療知識や技術を必要としない点から、完全未経験でも挑戦できる職種です。
医療事務の主な仕事内容は、受付業務、医療費の請求業務、患者情報の管理等、一般的なオフィスワークのスキルが活かせます。
また、医療業界特有の知識や技術については、入職後の研修やOJTを通して学べます。
病院やクリニック等では、新入職者に対して十分な教育を提供し、業務を理解してもらうためのサポートを惜しみません。
また、資格を持っているとより一層仕事の幅が広がりますが、資格がなくても働きながら勉強ができる環境が整っています。
このように、未経験からでも医療事務に挑戦し、経験を積みながらスキルを磨くことができます。
さらに、医療事務は、患者さんと直接接することが多いため、人と接することが好きな方、コミュニケーションスキルを活かしたい方にも向いている職種です。
医療事務は未経験でも転職可能!求められるスキルとは?
医療事務は未経験からチャレンジできる職種として、人気の高い仕事です。
しかし未経験者が採用されるためは、医療事務に求められるスキルを理解し、満たしている必要があります。
ここでは、求められる3つのスキルについて、具体的に解説していきます。
基礎的なPCスキル
就職先や仕事内容にもよりますが、病院やクリニックで働く医療事務のほとんどがパソコンを使用しています。
そのため、パソコンがまったく操作できなければ、採用基準を満たせていないと判断されてしまうかもしれません。
高度なスキルは必要ではありませんが、患者さんの情報を入力するための「文字入力スキル」や、会計や診療報酬点数の算定などで必要な「計算式」が使えるレベルに達している状態が望ましいです。
前職で「ワード」や「エクセル」を使用していた方であれば、問題なく業務をこなせるでしょう。
円滑なコミュニケーション能力
医療事務の仕事は、患者さんとのコミュニケーションが多く発生します。
患者さんは不安や身体の不調を抱えて来院するため、細かい気遣いが大切です。
中には、「事務なら人付き合いが少なそうだから」という理由で医療事務を目指す人もいるようですが、その考えは改めたほうがいいでしょう。
患者さんの不安を取り除き安心して帰ってもらうためにも、笑顔と優しい心遣いで対応することは、医療事務の重要な役割の1つです。
また周りの医療事務スタッフや医師、看護師とのやり取りに関しても、コミュニケーションスキルを発揮してミスが生じないよう対応する必要があります。
作業の正確性
医療事務は受付や会計業務の仕事がメインですが、診療報酬の請求に必要な「レセプト作成」も行います。
レセプトは会計時に診療情報を入力すると自動で集計されますが、入力自体が間違っていると請求漏れや過剰請求が生じてしまう恐れがあるため慎重さが必要です。
正確な処理ができなかった場合は、患者さんや病院に迷惑がかかってしまいますので、医療事務にとって「正確な事務処理能力」は必要不可欠といえるでしょう。
医療事務に役立つ資格
最後に、未経験からのチャレンジやスキルアップ転職に役立つ、おすすめの資格をご紹介したいと思います。
メディカルクラーク
医療事務技能審査試験は「メディカルクラーク」とも呼ばれ、医療機関での受付業務や診療報酬請求事務業務のスキルを問われる有名な資格です。
国内最大級の医療事務試験としてもよく知られており、日本医療教育財団の主催によって実施されています。
医療業務に関する業種能力と知識を判断されるもので、40年以上の歴史があるスタンダードな医療事務資格です。
試験は毎月1回開催されており、毎年およそ5万人が受験し、合格率はおよそ6割ほどといわれています。
診療報酬請求事務能力認定試験
医療事務資格試験の中でももっとも難易度が高いといわれているのが、「診療報酬請求事務能力認定試験」です。
平均の合格率は3割ほどで、国家資格並みの合格率といわれています。
診療報酬請求事務に従事する人材の資質向上のため、公益財団法人日本医療保険事務協会が実施しており、「厚生労働省」が認定した唯一の資格となっています。
試験は年に2回(7月・12月)のみで、3時間という制限時間内に学科試験20問、実技試験2問を解かなくてはなりません。
診療報酬点数は通常2年に1度の法律改正で改定されるため、最新の点数表の算定と処理能力が必要です。
医療事務管理士®技能認定試験
医療事務管理士資格は日本で最初に出来た医療事務資格で、50年以上の歴史があり、「医科」と「歯科」の2種類に分かれています。
技能認定振興協会(JSMA)が実施するこの資格は、医療保険制度や診療報酬の仕組みについての知識を身に付け、正確な算定をすることができる能力とスキルを証明するものです。
学科試験と実技試験の両方に合格する必要がありますが、合格率は60%ほどで、難易度もそれほと高くはありません。
そのため独学で勉強する人も多く、幅広く認知されている資格の1つです。
完全経験から始める医療事務への転職に関すると質問
ここからは、未経験から医療事務に転職する前に知っておきたいことや解決しておきたいことについて解説して行きます。
医療事務への転職は完全未経験からでも可能?
医療事務は基本的なオフィススキルやコミュニケーション能力が求められる職種であるため、特定の職種経験を持っていない方でも就職できます。
具体的な仕事内容は、受付業務、診療報酬請求、患者データの管理などで、これらは一般的なオフィスワークと同様のスキルが求められます。
また、多くの医療機関では新人教育やOJTを通じて医療に特化した知識を習得することが可能で、未経験からでもしっかりと成長できる環境が整っています。
医療事務への転職倍率はどれくらい?
医療事務への転職倍率は、時期や地域、求人数、応募者数により変動します。
しかし、医療業界は安定性があり、また介護や医療のニーズは増加傾向にあるため、比較的求人が豊富と言えます。
また、医療事務は専門的な知識を必要とするものの、未経験からでも始められるという特性から、幅広い年齢層や経験者からの転職が見られます。
転職市場においては、自身のスキルや経験、希望条件を明確にし、適切な求人を探すことが重要です。
医療事務に転職するうえで持っておいた方がいい資格はある?
医療事務に転職するにあたり、特別必須な資格はありません。
しかし、「医療事務技能認定試験」や「医療秘書」などの資格を持っていると、医療業界の知識や技術をある程度理解していると評価され、就職・転職活動に有利にはたらきます。
また、診療報酬請求業務に深く関与する場合は、「診療報酬請求事務能力認定試験」の資格があるとより一層の信頼を得られます。
これらの資格は、医療事務の業務に必要な知識を習得し、自己のスキルアップにも繋がります。
医療事務の仕事は病院やクリニックで内容が変わってくる?
医療事務の具体的な業務内容は、勤務する医療機関の規模や診療科目によって皮てきます。
例えば、大規模な病院では職員の数も多く、受付、診療報酬請求、患者データ管理等、業務が細分化されていることが多いです。
一方、小規模なクリニックでは職員数が少ないため、一人で複数の業務を担当するケースが多々あります。
そのため、自身の適性や希望に応じて、大きな病院で専門性を深めるか、クリニックで幅広い業務を経験するかのいずれかを選択します。
自分に合った転職エージェント・サイトを活用して医療事務への転職を成功させよう
医療事務の転職に役立つ、おすすめの転職サイトと転職エージェントをご紹介しました。
総合型エージェントは求人数が多く、全国に拠点を設けているのが大きな特徴です。
一方で、特化型エージェントは医療や福祉を専門に求人の提案を行っており、医療事務の仕事に精通したアドバイザーによる転職サポートが受けられます。
それぞれの特性を活かすためにも、総合型と特化型の両方に登録して、幅広い選択肢から転職先を見つけましょう。
医療事務として働くためには資格は不要ですが、他者と差をつけるためにも持っておくと重宝します。
また現場に立ったときに、基本的な知識があった方がスムーズに職場に馴染むこともできるでしょう。
とくに未経験から医療事務にチャレンジする方は、資格を持っておくことで知識や技術を証明でき、選考でも有利に働きます。
どんな資格を取得するべきか悩んだら、転職エージェントのアドバイザーに相談するのも1つの方法です。
あなたの転職が成功し、医療現場で活躍できるよう応援しています!