大学中退者におすすめの就職サイト・就職エージェントランキング13選!評判や特徴を徹底比較
大学を中退してしまったあと、就活が上手くいかずに悩んでいませんか?
大学中退者であれば「大学中退者の就職に特化したエージェント」を活用して、内定を勝ち取りましょう。
近年では第二新卒や既卒、大学中退者、フリーターといった若年層をターゲットにした就職エージェントが増加しつつあります。
それだけ、企業側の20代に対する需要が高まっていることが理解できるでしょう。
本記事では、大学中退者への就職支援が手厚いエージェントをランキング形式で紹介しています。
実際にエージェントを利用した人の口コミや、大学中退者が就職するときのポイント、就職エージェントを利用して就職を成功させる方法についても解説していますので、これからの就活の参考にしてみて下さい。
- 1 1位:ハタラクティブ
- 2 2位:DYM就職
- 3 3位:マイナビエージェント
- 4 4位:doda
- 5 5位:マイナビジョブ20’s
- 6 6位:キャリトレ
- 7 7位:パソナキャリア
- 8 8位:転職ドラフト
- 9 9位:JAIC
- 10 10位:ビズリーチ
- 11 11位:キャリアスタート
- 12 12位:就職Shop
- 13 13位:第二新卒AGENTneo
- 14 大学中退者が就職する際に理解しておくべきポイント
- 15 大学中退者は就職エージェントに就活支援をしてもうのがおすすめ
- 16 大学中退者が就職・転職エージェントを使うべき3つの理由
- 17 就職エージェントを利用する際の流れ
- 18 大学中退者が正社員として就職しやすい職種6選
- 19 大学中退者が就職を成功させるための秘訣
- 20 就職エージェントを利用して大学中退から正社員を目指そう!
1位:ハタラクティブ
ハタラクティブは、10代〜20代の社会経験が少ない若年層に特化した就職エージェントです。
2014年から2016年までは、厚生労働省の「若者キャリア応援制度」の受託事業者として、就業経験が乏しい若者の就職支援に取り組んできました。
中卒や高卒、大学中退というような学歴の方でもチャレンジできる求人が豊富で、正社員だけでなく、紹介型派遣の求人も取り扱っているのが特徴です。
年収アップやキャリアアップのための転職というよりも、未経験の分野で働いてみたいという20代のサポートに強いエージェントといえるでしょう。
ただし関東圏以外の求人が少ないため、地方で就職先をお探しの方は、サブ的なポジションで利用することをおすすめします。
ハタラクティブの口コミ
ハタラクティブに登録したのは、自分のような中退者専門の就職支援サービスという話を聞いたからです。最初のキャリア面談で、担当者が『20代ですから求人はたくさんありますよ』と言っていましたが、本当にその通りでした。面接対策もしっかりやってもらったので、中退を引け目に感じることもなく自己アピールができたと思います。大学をやめてからアルバイトを続け、職歴もない自分をサポートしていただき、本当に感謝しています。
2位:DYM就職
DYM就職は、既卒や大学中退者、フリーター、第二新卒向けのサポートに特化しています。
一部上場企業やトップベンチャー企業など、提携する2,000社以上の企業から一人一人にあった求人を紹介してくれるのが強みです。
「就職率96%(イベント来場者)」という高い実績や、書類選考なしで面接に進めるのも、DYM就職を利用する大きなメリットといえるでしょう。
提案される業界はIT系やシステム会社が多く、続いて不動産、メーカーと続きます。
正社員求人100%で、ブラック企業も徹底排除しており、最短1週間というスピード入社の実績も注目したいポイントです。
「急いで就職したい」「ブラック企業への入社だけは避けたい」という方は、ぜひ活用してみてください。
DYM就職の口コミ
大学中退者でも就職支援してくれるというので利用してみました。
担当のアドバイザーの方がとても親身に相談に乗ってくれて、複数の企業を同時並行で支援してくれたのが印象的です。
立派な経歴ではないので、いい企業には入社できないだろうと思っていましたが、入りたいと思える企業が見つかったのにも驚きました。
3位:マイナビエージェント
マイナビエージェントは、人材業界大手の「マイナビグループ」が運営する、20代・30代向けの就職エージェントです。
未経験歓迎の求人が業界トップクラスで、「やりたい仕事が分からない」というような人でも、豊富な選択肢の中から仕事選びができるようになっています。
マイナビエージェントの口コミ
マイナビエージェントは未経験者を募集している求人が多く、接客経験しかない自分でも新しい分野にチャレンジすることができました。掲載されている求人は地方のものも多いので、地方都市で転職活動をしている人にもおすすめです。自分ははじめての営業職で、最初は戸惑ってばかりでしたが、アドバイザーさんが言っていた通り、新入社員に対するサポートが手厚いのがよかったです。今は少しずつですが、仕事が楽しくなってきました。
4位:doda
- 公開求人数
- 235,428件
- サイトのタイプ
- 総合型
- 対応エリア
- 全国
- 運営会社
- パーソルキャリア株式会社
公開求人が13万件以上もあるdodaは、圧倒的な求人数と豊富なノウハウで、大学中退者やニートの就職をサポートしてくれるエージェントです。
職種はもちろん、業界未経験でもチャレンジできる求人がたくさん掲載されていますので、経験値が乏しい20代の強い味方になってくれるでしょう。
スカウトサービスも充実していて、企業から直接オファーが届くことや、人材紹介会社から特別オファーがきたりすることもあります。
ただし正社員や派遣社員としての就業経験がなく、アルバイト経験のみの場合は、サポートを断られてしまうこともあるので注意しましょう。
dodaの口コミ
dodaの良かった点は、希望していたIT系企業の営業職の求人数がとても多かったことと、キャリアアドバイザーの質が高いことでした。別のエージェントで紹介される求人はかすりもしませんでしたが、私の場合はdodaを利用して最終的に転職する事が出来ました。良い結果に終わったのは、担当してくれたアドバイザーの手厚いサポートがあったからだと思います。私はdoda以外にも2社のエージェントサービスを利用していましたが、求人の質もアドバイザーの質もdodaが1番良かったです。
5位:マイナビジョブ20’s
「株式会社マイナビ」が運営するマイナビジョブ20’sは、第二新卒や20代への支援に力を入れている転職エージェントです。
掲載されている求人は2,690件と、大手にしてはやや少なめですが、そのうち「職種未経験OK」の求人が1,940件以上にも及びます。(2022年4月時点)
専任のキャリアアドバイザーが自己分析や応募書類の添削、面接対策などをしっかりとサポートし、あなたに合った企業を紹介してくれるため、「定着率93.6%」という結果を残しているのも強みです。
またマイナビジョブ20’sが実施している信頼性の高い「適正診断」によって、自分の強みや弱みを客観的に把握し、面接での受け答えにも自信を持って対応できるようになるでしょう。
セミナーや相談会などの無料イベントも定期的に開催されていますので、就職・転職に悩む20代の方はぜひ活用してみてください。
マイナビジョブ20’sの口コミ
大学中退ということで、これまで希望する仕事には就けず、ブラック企業での厳しい状況に耐えてきました。しかしマイナビジョブ20'sでは、自分のような大学中退者でも手厚いサポートをしていただき、担当者の感じも良かったのでおすすめです。キャリアコンサルタントの方は、厳しい環境の中でしっかり頑張れていたって事は評価できるポイントですよって言ってくれて、それが自信になりました。紹介してもらった求人に何社か選考を受けていって、見事1ヶ月後には内定をもらうことができ驚いています。
6位:キャリトレ
キャリトレとは、ビズリーチが運営している20代向けの転職サイトです。
「挑戦する20代の転職サイト」と謳っている通り、優秀な20代を求めているベンチャー企業やIT系大手企業などが数多く掲載されています。
20代〜30代前半で、マネージャーや責任者などのハイクラス求人を狙っている方なら、登録しておきたい1社です。
キャリトレの大きな特徴は「レコメンド機能」を採用している点で、簡単な質問に答えるだけで、AIがあなたのスキルや要望を分析。
マッチする求人をリコメンドしてくれるので、時間をかけて膨大な求人をチェックする必要もありません。
また「スカウト機能」も採用しており、ヘッドハンターからの「プラチナスカウト」を受けた場合は面接が確約されます。
これは企業から強い関心を持たれている証拠ですので、採用される可能性も大いに高くなるでしょう。
キャリトレの口コミ
20代で一定のキャリアを積んでいる人向けのサイトです。登録すれば、かなり高い確率でスカウトが受けられると思います。また基本はスカウトベースの転職サイトなので、自分は求人を選別していくだけ。とくにやることはありません。スカウトが届いた時点で面接までは進めるので、無駄な時間が省けるのもいいと思います。
7位:パソナキャリア
パソナキャリアは、「お客様満足度が4年連続No. 1(※)」の実績を誇る就職エージェントです。(※2019〜2022年 オリコン顧客満足度調査 転職エージェント)
利用者からは「キャリアアドバイザーの質が高い」「対応が早く親切」と絶賛されており、手厚いサポートを必要とする大学中退者にぴったりのエージェントでしょう。
およそ4万件ある求人のうち、「学歴不問」の求人は5200件ほど、「未経験可」の求人は6500件程度となっています。(2022年4月時点)
ほとんどの業種をカバーしているので、どの業界を目指している方でも幅広く利用でき、年収別や細かいこだわり条件から仕事探しが可能です。
公式サイトには、「失敗しない!はじめての転職」や「年齢別の転職成功の秘訣」、「職務経歴書の書き方見本」などが掲載されていますので、転職活動につまずいている方はチェックしてみてください。
パソナキャリアの口コミ
パソナキャリアは、最初の面談でのアドバイザーさんの対応が非常にいい印象を受けました。とても親身に話を聞いてくれて、面接や職務経歴書のアドバイスも役に立ちました。紹介された求人のレベルが高くて、自分では受からないのではないか不安でしたが、とても熱心に指導いただいたおかげで、無事に内定をもらうことができました!ただ、紹介される求人数は思っていた以上に少ない印象です。たくさん求人をみたい人には合わないかもしれませんが、私の場合は上手くいきました。
8位:転職ドラフト
転職ドラフトは企業が年収を提示してITエンジニアを指名する「競争入札型」の転職サービスです。
登録したあなたのレジュメをみた企業から「年収付き」で入札される仕組みで、「自分の正当な市場価値を知ることができる」と利用者からも高い評価を受けています。
転職ドラフトを利用するには、最初にレジュメを書く必要がありますが、一度作成すれば、あとは企業からのオファーを待つだけ。
企業ごとに履歴書や職務経歴書を書く手間を考えると、無駄な手間や時間がかかりません。
しかし当然ですが、企業が欲しがるようなスキルや実績を持っていることが条件で、経験が浅い場合は利用価値が低くなってしまいます。
学歴のせいで正当な評価を受けられないエンジニアや、自分を高く評価してくれる企業があれば転職してもいい人は、転職ドラフトを利用して市場価値を確認してみましょう。
転職ドラフトの口コミ
一般的な転職サイトと違い、内定をもらう前に具体的な仕事内容と年収が提示されるのが便利です。また企業が自分のどのスキルに注目してくれたのかも分かり、自分の強みが知れたことも良かったと思います。何回も面接をして、学歴のせいで年収の不一致を繰り返している人におすすめしたいサービスです。
9位:JAIC
高卒・中退者・フリーター・第二新卒の就職をトータルサポートしてくれるJAIC。
「就活が初めての方のおすすめしたい就職エージェントNo. 1」に輝いており、数多くのメディアにも取り上げられている話題のエージェントです。
サポートの対象年齢は18〜35歳で、正社員経験がない方の正規雇用を支援し、これまで23,000人以上の利用者が正社員就職を実現させています。
JAICの最大の特徴は、専任の担当者がみっちりと個別サポートをしてくれることです。
就職する上で大切なビジネスマナーや社会人としての基礎を学べるため、「就職成功率81.1%」「定着率91.5%」という結果を残しています。
最短2週間で内定をもらうことも可能なので、スピーディーな就職を目指している方にもおすすめです。
JAICの口コミ
JAICのサポートは研修などが充実していて、社会経験が少ない20代におすすめです。研修では、ビジネスマナーを教えてもらったりグループワークを通してコミュニケーション力を高めていったりと、新しいことをたくさん学ぶことができました。実務というより、これから社会人になるにあたって恥ずかしくない人になるための研修といった感じです。主な研修内容はビジネスマナーの基礎、自己分析、中退理由と自分の長所についてでした。毎日小さなプレゼン大会があり、講師も厳しいですが、やりきる力と自信が身に付く研修で非常に役立ったと思います。
10位:ビズリーチ
テレビCMでもお馴染みのビズリーチは、国内最大級のハイクラス向け転職サービスです。
掲載されている求人に自ら応募する一般的な使い方もできますが、利用者の8割以上はスカウトによって転職を成功させています。
5,100人のヘッドハンターが登録されたプロフィールやレジュメを参考に、あなたに合った仕事やポジションを提案してくれるのが特徴です。
年収1,000万円以上の求人が「総求人の1/3」を占めているため、高収入を目指している方であれば絶対に登録しておきたい1社です。
「学歴」よりも「スキル」や「実力」を評価してくれる企業が多いため、大学中退であっても条件のいい仕事に出会える可能性が高まるでしょう。
ビズリーチの口コミ
ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトですが、自分のようにいい大学に行ったけど中退してしまった人にもおすすめです。ポイントは経歴書を充実させることで、具体的な実績などを書いておくとヘッドハンターからオファーが届きます。有料サービスもありますが、無料でも十分なサービスが受けられるので、一般的な転職エージェントに満足できない人は使ってみるといいと思います。
11位:キャリアスタート
キャリアスタートは就職や転職がむずかしいとされる「既卒」や「大学中退」、「フリーター」、「ニート」などを専門とした就職・転職エージェントです。
「未経験OK」の求人を1,000件以上取り揃えており、敏腕のキャリアコンサルタントのサポートで内定率80%超えの実績を誇っています。
キャリアスタートを運営している「キャリアスタート株式会社」は、従業員が十数名の小規模なエージェント。
そのため、たくさんの求職者を捌いていく大手エージェントとは違った切り口で、一人ひとりの転職をサポートしてくれるのが強みでしょう。
また地方から上京する求職者の転居サポートも行っているので、「大学を中退したけど東京で就職したい!」という方は、一度はチェックしておくべきサイトです。
寮や住宅補助がある求人を紹介してくれたり、初期費用がかからない物件を紹介してくれたりと、新生活の相談にも乗ってくれますよ。
キャリアスタートの口コミ
学生時代に就活をしなかったので、何から始めていいのか分からない状況の中、とても親切に対応していただきました。
1番自信がなかった面接については、電話で繰り返し練習してくれて、言葉選びや表情についても細かくアドバイスをもらいました。
そのおかげで無事に内定をもらえたときは、本当に嬉しかったです。Googleのクチコミ評価が高いという理由で登録してみましたが、利用して本当に良かったと思っています。
12位:就職Shop
転職shopは、「学歴・職歴不問」「書類選考なし」を強みとしている就職・転職サイトです。
未経験の若手育成において実績のある企業を紹介してくれるのと、リクルートグループが運営している安心感で、利用者の9割が20代と言われています。
掲載されている求人においては、全て書類選考なしで面接へ進めるようになっているので、学歴に自信がない方でも安心して利用できるでしょう。
また取り扱っている求人の80%以上は中小企業で、営業や製造、接客販売やIT系の求人が中心です。
スキルや正社員としての実績よりも、あなたの「人柄」や「仕事への意欲」を大切にしている企業が集まっています。
就職Shopの口コミ
就職Shopに登録したときは、どんな仕事に就きたいか全く考えていませんでした。担当のアドバイザーさんと自己分析を進める中で、子供のころに制作やモノづくりが好きだったことを思い出し、製造の仕事を勧めていただきました。事前に工場見学ができるよう段取りしてくれて、対応してくれた上司の人柄もいい印象だったので入社を決意しました。入社した後は、『スタメン研修』というプログラムに参加してスキル磨きができるのも、就職Shopのいいところだと思います。
13位:第二新卒AGENTneo
第二新卒AGENTneoは、大学中退者や既卒、高卒、フリーターを対象にした20代向けの就職サポートです。
職務経験なしの就職・転職支援実績が1万人という数字を達成しており、「満足度・おすすめしたいエージェントNo. 1」を獲得しています。
サポート内容は応募書類の添削や面接対策、適職のアドバイスなどで、「一人当たり平均8時間」というのも他社にはない同社の魅力です。
第二新卒AGENTneoは求人がすべて非公開となっていますが、ブラック企業を徹底排除し、求職者が長く健全に働けるよう注力しています。
未経験向けの求人が充実しているので、幅広い求人から職場を選びたい方にピッタリのエージェントといえるでしょう。
第二新卒AGENTneoの口コミ
大学中退という学歴のため、エージェントを利用してもブラック企業を紹介されるんじゃないかと不安でした。AGENTneoはネットで検索して、学歴不問でフリーター向けの就職サイトということで登録してみましたが、正社員の経験がなくても応募できる求人が本当に多かったです。分からないことをメールすると夜遅くまで対応してくれましたし、面接対策も丁寧にフォローしてもらえたのが良かったです。初めての正社員就職でしたが、自信を持って挑むことができたと思います。
大学中退者が就職する際に理解しておくべきポイント
大学中退者が就職する際に理解しておくべきポイントは、以下の3つです。
- 大学中退者の最終学歴は大卒ではなく高卒
- 大学中退してからの期間が長引くと就職が不利になる
- 大学中退は企業からみて印象が悪く影響が出やすい
大学中退者の最終学歴は大卒ではなく高卒
大学へ入学したあとに中退した場合、学歴は「高卒」になります。
そもそも最終学歴とは、「最も高い水準の教育機関を卒業した経歴」を指すため、大学中退者は「大卒」にはなりません。
大学1年生に退学しても、4年生で中退しても、どちらも最終学歴は「高卒」というわけです。
大学中退してからの期間が長引くと就職が不利になる
大学を中退してからの過ごし方も、就職に大きく関わります。
大学を辞めてすぐに就活をはじめた場合、企業側は中退者に対して悪い印象は持ちませんが、中退してからニートやフリーターを長くやっているとマイナスのイメージが強くなります。
あなたが面接官だったとして、大学を中退して1年の求職者と、中退して5年も経った求職者では、どちらを採用したいと思いますか?
あなたが今、これから就職活動をすべきか、このままニートやアルバイトを続けるか迷っているのであれば、1日でも早く行動に移し前に進むべきです。
大学中退は企業からみて印象が悪く影響が出やすい
大学中退といっても、その事情や理由は人それぞれ。
病気や怪我、経済的な理由など、やむを得ない事情で中退した方もいるでしょう。
また「すぐに社会人になりたい!」「留学したい!」といった前向きな気持ちで中退する人もいると思います。
しかし事情がどうであれ、企業が人を採用する場合、「大卒」と「高卒」では大卒者を優先してしまうケースが圧倒的に多いです。
面接で中退した理由をフォローしたくても、書類選考でお見送りにされては自分をアピールする機会にも恵まれません。
「じゃあ、大学を中退してしまったらどうしたらいいの?」と焦ってしまいますよね。
そんな方におすすめなのが、大学中退者向けの就職エージェントを活用した就活方法です。
大学中退者は就職エージェントに就活支援をしてもうのがおすすめ
就職エージェントとは、あなたの就職活動をサポートしてくれるサービスのこと。
就職や転職事情に詳しい会社が、あなたの就活を無料でサポートしてくれます。
エージェントというサポート担当者が、あなたの転職活動をマンツーマンで支援。
具体的には、以下のサポートをしてくれますよ。
- 求人紹介
- キャリア相談
- 応募書類の添削やチェック
- 面接対策
- 日程の調整
- 内定後の条件交渉
- 就職活動の流れの解説
- 就活の不明点へのお答え
- 就職事例の紹介
大学中退者は突如として、周りからコミュニティが無くなります。
就職に関する情報を得づらいです。
不明な点ができても、相談できる相手がいない場合もあるでしょう。
そんな状況の方をサポートするのが就職エージェントです。
就職エージェントが無料で利用できる理由
就職エージェントが無料でできる理由は、人材を欲している企業がお金を払っているから。
あなたが利用料を払わずとも、採用する企業側が紹介料を払っているのです。
企業側が払っているため、料金が発生しません。
企業はお金を払ってでも、働き手が欲しいのです。
お金を払うほど働き手が欲しいと怪しいと思うかもしれませんが、ごく一般的にあることです。
必要な能力や気質を持った人材であれば、企業は紹介料を払ってでも雇いたいのです。
大学中退者が就職・転職エージェントを使うべき3つの理由
国内にはたくさんの就職・転職エージェントがありますが、大学中退者の場合は一般的なエージェントや新卒向けの就活サイトを活用しても効果がありません。
大学中退者の場合は、「学歴や職歴不問で、20代の若い人材を求めている企業が集まっている就職エージェント」を利用することが大切です。
では、大学中退者が就職エージェントを使うとどんなメリットがあるのか、詳しく解説しています。
専任の担当者が転職を全面的にサポートしてくれる
マイナビが調査した「大学中退者を含む既卒者の就職率」は、なんと34%と非常に少ない数値です。
さらに既卒は就職こそしていないものの「大卒」という学歴は持っていますので、大学中退者だけに目を向けると、就職率はさらに下がってしまうでしょう。
多くの求職者は「ハローワーク」や「直接応募」といった就活方法で活動をしているため、いい成果を出せていない状況です。
しかし本記事でご紹介した就職エージェントの就職成功率は、80%超えのエージェントが数多くありました。
専任のキャリアアドバイザーによるキャリア相談や個別サポートによって、正社員就職を成功に導いています。
あなたがハローワークや直接応募で就職活動をしているのなら、今すぐ就職エージェントに登録してサポートを受けた方が成功率は高まるでしょう。
参考:マイナビ 「2020年度既卒者の就職活動に関する調査」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20201015_5568/
ヒアリングを通して最適な求人を紹介してくれる
就職エージェントを利用することで、離職率が高い業界や企業に入社してしまうミスを避けることができます。
大学中退者の多くは、飲食店やパチンコ業界、ホテルなどのサービス業に就職することが多く、離職率は50%を超えています。
最初の就職先が今後のキャリアに大きく影響することもあるため、「どんな業界を選ぶか」「どんな仕事に就くか」は慎重に選ばないといけません。
そのためにも、あなたの希望を聞いた上で将来をしっかりと考えてくれるエージェントに相談するのが、就職を成功させる最大の近道です。
アドバイザーはこれまで何人もの求職者の就職を成功させてきていますので、最初のキャリア面談を通してあなたの強みや弱みを把握した上で、今後の成長が見込める最適な求人を提案してくれるでしょう。
大学中退という経歴のハンデが解消される
「学歴不問」「未経験OK」と表記されている求人でも、中退者の採用を見送ってしまう企業も少なくありません。
「中退者歓迎」と書かれている求人はありませんので、求職者はどの求人に応募していいのかも分からず、悩んでしまう中退者も多いと思います。
しかし就職エージェントを利用すれば、大学中退者の採用実績がある求人や、中退者でもエントリーできる求人を率先して紹介してもらえるのがメリットです。
「採用では何をアピールしたら良いか」「どんなキャリアを形成していくのがベストか」など、あなたの気持ちに寄り添いながらフォローしてくれるため、就活を始めてから一気にスタートダッシュが切れます。
就職エージェントを利用する際の流れ
最後に、就職エージェントに登録してから就職を成功させるまでの流れを説明します。
全体の流れは以下の5ステップです。
- Web上で登録
- 担当者との面談~求人紹介
- 書類添削~面接対策
- 面接本番
- 入社~アフターフォロー
Web上で登録
まずは登録したい就職エージェントの公式サイトにアクセスし、「会員登録」や「無料相談」をクリックしましょう。
氏名やメールアドレスなどの個人情報と、学歴や経歴などを入力して送信すれば、仮登録が完了です。
すると2、3営業日以内に、運営元からメールか電話で連絡が入るので、キャリア面談の日程や面談方法(対面・オンライン・電話など)を決めましょう。
本記事でご紹介した就職エージェントは、すべて無料で利用できるので、色んな求人が見られるように3社以上の登録をオススメします。
担当者との面談~求人紹介
面談では担当のキャリアアドバイザーが、あなたの要望や悩みなどをしっかりとヒアリングし、希望に合った求人を紹介してくれます。
大学を中退した理由についても深く質問されますので、面談を受ける前に自分の考えをまとめておくといいでしょう。
現在は「オンライン面談」や「電話面談」を採用しているエージェントが多いですが、「対面で話がしたい」という場合は、対面面談を実施しているエージェントを選ぶようにしてください。
面談に行く服装は、スーツでなくても問題ありません。
しかし社会人としてのマナーが試されますので、ジーパンやTシャツは避け、カジュアルなジャケットを着用して訪問するようにしましょう。
書類添削~面接対策
エントリーしたい企業が決まったら応募書類の作成を行い、志望動機や自己PRを記入しましょう。
中退した経歴の書き方が分からない場合は、担当のアドバイザーに相談してみてください。
就職エージェントでは、企業ごとの面接対策を実施してくれるところも多いです。
エージェントによっては質問事項を想定しながら、面接本番をイメージした模擬面接を実施してくれるケースもあります。
面接が苦手な方や緊張しやすい方は、相談してみるといいでしょう。
面接本番
書類選考に通過したら、次はいよいよ面接です。
企業により面接回数はまちまちですが、エージェントによっては「面接1回のみ」という待遇が受けられるところもあります。
また企業との面接にエージェントが同行してくれるケースもあり、「緊張せずに面接できた」「聞きづらい質問をしてくれた」などと好評です。
当日の服装や面接の流れ、言葉遣い、マナーにおいて事前に研修を行なっているエージェントもありますので、社会人としての基礎を習得したい方は研修が充実したエージェントを選びましょう。
入社~アフターフォロー
内定の連絡はほとんどがエージェント経由ですが、利用するエージェントによっては応募者に直接いく場合もあります。
内定が出たら、その企業で働くかどうかの最終決定を下しましょう。
辞退の連絡や入社日の調整、年収交渉などは、すべてエージェントが対応してくれるので安心です。
大学中退者が正社員として就職しやすい職種6選
大学中退者が正社員として就職しやすい職種は、以下の6つです。
- 営業職
- Webデザイナー
- 事務職
- 販売職
- SE
- 介護職
営業職
営業は、各企業や一般客に商品やサービスを売る仕事。
企業や客が抱く悩みを、解決できる商品を提案します。
電話でセールスしたり、企業に訪問して取引するなど営業方法は様々。
取引が成立した時に成果を感じられ、モチベーションに繋がりやすいです。
月間目標があり、ノルマ達成に向けて頑張れるのが魅力。
Webデザイナー
企業や商品のWEBページをデザインするお仕事。
- サイトの構成を使いやすいように設計する
- 利用者が見やすく使いやすいレイアウト・配色にする
などサイトイメージを作って、Webサイトを作ります。
サイトは、HTMLやCSSといったマークアップ言語やそのほかのプログラミング言語でコーディングして作ります。
副業やフリーランスとしても需要のある分野なので、自由な働き方を実現しやすいです。
事務職
事務職は、会社が展開する事業をサポートするお仕事。
事業を行うにあたって、必要となってくる事務的な処理を対応します。
具体的には、以下のような業務があります。
- 書類の作成や整理、処理
- データの入力
- 電話応対や来客の応対
- イベントの運営
- 備品の発注
- 経費の精算
成果を追求するというよりは、決まった仕事を黙々とやりたいといった方におすすめ。
事務は事務でも、営業事務や一般事務、経理事務など種類が豊富にあります。
気になった方は求人内容をよく確認して、応募してみましょう。
販売職
販売職はお店で、商品を販売する仕事。
本や衣服、インテリア商品など種類は様々。
品だしやレジ打ち、在庫管理、接客などがお仕事。
経験を積めば、店長や支店長、チーフなどのキャリアアップができます。
店長などの上の役職になれば、シフト管理や売り上げの管理などを任されます。
売上目標が課されるため、責任が重くなってくるでしょう。
好きなジャンルの販売職であれば、好きなアイテムに日々触れ合えるので、とても楽しめるでしょう。
SE(システムエンジニア)
SEは、ITエンジニアの職種の一つ。
システムの設計や開発、テストを行う仕事です。
技術職にあたる職種で、専門性を有します。
システムの設計やコーディングなどの専門的な業務を担当できますよ。
システムを開発した後も、運用や保守を継続することもあります。
介護職
介護職は、シニア世代の方々の日々の生活をサポートするお仕事。
老人ホームで複数人の高齢者を介護する場合もあれば、訪問介護と言って個人宅に訪問して買い物や掃除をサポートすることもあります。
介護士は無資格・未経験の状態でも始められます。
介護業界でキャリアアップをするなら、資格取得を取っておいた方が有利になりますよ。
大学中退者が就職を成功させるための秘訣
大学中退者が就職エージェントを利用すべき理由が分かったところで、次は「大学中退者が就職を成功させるための秘訣」について解説していきます。
ここでご紹介する4つのポイントを押さえるだけで、これまで上手くいかなかった就活もスピーディーに進むようになるでしょう。
大学を中退してからの期間をなるべく短くする
大学を中退したあとは、できるだけ期間を空けずに就職活動をスタートするのがおすすめです。
「今のバイトを辞めてから始めよう」「求人が増える来年の1月からやろう」と考えていると、あっという間に1年が経ってしまいます。
期間が長くなり年齢が高くなるほど就職はむずかしくなってしまうので、生活費のためのアルバイトは最低限にして、今は就活に集中して時間や労力を注ぐようにしましょう。
就職エージェントを利用すれば、3ヶ月程度で内定をもらえる人も多いと思います。
またスピーディーな対応が強みのエージェントなら、1ヶ月後の入社も夢ではありませんよ。
学歴を重要視していない求人にエントリーする
「学歴フィルター」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
企業説明への参加を「定員オーバー」として断られたり、エントリーシートの処理選考で落とされたりということは、実は本当にあります。
学歴フィルターは企業が採用活動を効率化するために用いられるもので、偏差値が低い大学や中退者などに利用する傾向があると言われています。
大学中退者は学歴フィルターがない企業に応募しないといけませんが、「学歴フィルターを使っています!」と公言する企業なんてありませんよね。
就職エージェントを利用すれば、どんな業界や企業が学歴フィルターを利用しているか把握しているため、学歴を重要視しない求人にエントリーすることが可能です。
無駄なエントリーは時間も労力も無駄にしてしまうので、就職エージェントで情報を入手し、効率的な転職活動をはじめましょう。
大学を中退した理由を明確にしてポジティブに伝える
大学中退の理由は、「経済的理由」「学習の意欲低下」「学校生活への不適応」などがあります。
面接では大学を中退した理由について必ず質問されるので、明確な回答ができるように準備をしておきましょう。
とくに学力不振や意欲低下など、自分自身に中退した要因がある場合は、その背景や反省点を面接官にしっかり説明しなくてはいけません。
そして、反省を活かして今後はどのように行動していくかを、ポジティブに伝えることが重要です。
「大学中退を隠したい」「履歴書に卒業と書きたい」という方もいると思いますが、嘘を書いてしまうと「学歴詐称」になってしまいます。
さらに嘘がバレると、内定の取り消しはやむを得ませんし、仮に入社できたとしても一生嘘をついて働き続けなくてはなりません。
もしかすると大学時代の友人が取引先にいるかもしれませんし、あなたの上司が大学のOBの可能性だって考えられます。
中退したことは正直に話し、その理由についてはプラスに捉えられるよう伝え方に工夫をしてください。
自己分析・企業研究を欠かさずにやっておく
大学中退者は就活をはじめる前に、徹底した自己分析と企業研究をしておきましょう。
自分の強みや弱点を整理し、客観的な視点から自分を理解できていれば、志望動機に説得力が生まれ軸のあるアピールができます。
また企業研究を行い仕事の適性を理解していると、自分に最適な職種や業界を探すことも可能です。
自己分析が苦手な方も多いと思いますが、就職エージェントでは適正診断を用いた自己分析などを行い、求職者に合った仕事探しをサポートしてくれます。
向いていない職種が分かると、「やりたくない仕事を我慢し続けるリスク」や「早期離職」を防ぐことが可能になります。
就職エージェントを利用して大学中退から正社員を目指そう!
大学中退からの就職活動においては、就職エージェントを最大限に活用しましょう。
就活が上手くいかないとき、不採用が続いてくじけそうになったとき、近くで励ましてくれるエージェントの存在は大きいです。
大学を中退してからどんな企業に就職するかは、あなたの将来を大きく左右する重要なターニングポイントになるでしょう。
今このときの行動が、これからの人生を決めるといっても過言ではありません。
大学中退者の就職を親身にサポートしてくれるサービスはたくさんありますので、ポジティブな姿勢で前へ進んで行きましょう。