40代で人事に転職できる?スキルは?資格は?転職成功のコツを解説!
働き方が大きく変わる潮目である昨今、40代以降も活躍を続けるために転職を考える人も少なくないです。
5年後、10年後を見据えたキャリア形成においてミドル世代の転職は珍しくなくなってきましたが、実際に転職活動を行うとなると成功するかどうか年齢を考えると不安になりますよね。
このページでは40代が人事職への転職に成功する秘訣を詳しく解説していますので、人事への転職を検討している方はぜひ参考にしてください。
いま、企業が40代の転職者に求める人物像って?
最近は昔とは違って40代での転職は決して珍しくはなく、企業側は管理職としてのポジションで働ける人材を求める傾向があります。
団塊世代が退職していく中、経験やスキル、実績があるミドル世代でチームのマネジメントができる人材の市場価値は高まっています。
今後のキャリアプランのために人事職の転職を考えている人は、この点を踏まえて何をしていくべきか是非参考にしてください。
人事とは?転職にあたって仕事の流れと必要なスキルを解説
人事とは会社の顔として求職者の関心を惹きつける力が求められる一方で、企業が求める人材を採用、教育、配置するという企業の根幹を支えるバックオフィスとしての役割も持ちます。
企業を表と裏の両面から支えるためには様々な仕事とスキルが求めらるのです。
具体的にどういった仕事内容やスキルがあるのか紹介していきます。
人事の仕事にはどんなものがある?
人事の仕事とは、企業の求めるできる限り優秀な人材を採用・教育し適材適所に配置することで企業全体のパフォーマンスを上げることです。
さらに業務を細分化すると下記7つの仕事に分けられます。
- 人事採用
- 人物評価
- 人材開発
- 労務管理
- 人事企画
- 人材教育
- 人材配置
人材に関する業務だけではなく、労働関係や社会保障関連の幅広い知識も必要となってくることがわかりますね。
企業の規模によって仕事内容は変わってくる
人事職は企業の規模によっても仕事内容の特徴が異なります。
大企業では分業化や専門家がすすんでいるため担当業務が細かく分かれています。
採用・評価・企画など一つの業務の専門性が強くなる反面、全体像の把握に弱くなり幅広い業務に対応することが難しくなる傾向にあります。
中小企業では複数の業務を担当することが多いのでマルチタスクをこなせる人材が求められ、一人当たりの業務量が多すぎてハードワークとなるリスクがあります。
専門性を高めたいのか、全体の流れを把握しマルチに働きたいか、自分のスタイルに合った企業探しをしていきましょう。
人事職に求められるスキル4つ
人事職をする上で必要となる4つのスキルを紹介します。
- マネジメントスキル
- 広報スキル
- スケジュール管理能力
- 法的知識
マネジメントスキル
特に40代はチームをまとめあげるマネジメントスキルが必要とされます。
経営陣の方針を理解し、人事職の仕事全体を把握しその専門のスペシャリストとしてだけでなく組織をまとめあげる役割を担うポジションです。
上司や部下との上下のつながりだけでなく部署同士の組織的な横のつながりとも円滑なやり取りができるコミュニケーション能力も必要とされます。
広報スキル
人事では求職者が集まるように、企業を魅力的に見せるような求人票作成、会社説明会でのプレゼン能力が重要になってきます。
企業の理念を充分に理解したうえで、企業の求める人材確保のために広報としての役割を担います。
スケジュール管理能力
書類選考や面接から採用まで、人事職にはスケジュール管理能力が求められます。
年単位で採用スケジュールを組む企業は多いです。
教育や研修期間も含め、全体のスケジュールが問題なくスムーズに進行されるように社内外含めスケジュールの管理、調整役を担います。
法的知識を常にアップデートできるか
労働関係や社会保障関連の知識は人事職で必須となってきます。
また、労働関連の法令は頻繁に改正が行われますので、常に最新の知識にアップデートするための情報収集と勉強は大切になります。
40代が人事職への転職に成功するために知っておくべきこと4つ
40代で転職を成功させるためには、まず大きなライバルである20代30代と差を付ける必要があります。
年齢的なデメリットを逆にメリットに変えて企業にアピールすることが大切になるのです。
40代であればこれまでの経験やスキルは圧倒的に有利であり、豊富な人生経験で視野広く物事を判断する力も兼ね備えています。
そういった年齢ならではのアピールポイントを活用して転職活動を有利にすすめましょう。
実績・スキルが活かせる企業を探す
これまでの経験やスキルを活かした転職活動をするためにも、企業の求める人物像と自分自身の市場価値がきちんとマッチしているか事前に念入りなチェックが必要です。
企業側がどのようなポジションを募集しているのか、仕事内容・業務量がどれくらいになるのかなど求人票の内容を丁寧に確認して転職後のイメージをしましょう。
そして即戦力となる人材であることを採用担当者に積極的にアピールして評価につなげましょう!
多様な採用方法や仕事内容に対応できる臨機応変さ
現在、求職者の採用方法のデジタル化への対応力はもちろん、世の中の流れに応じて企業のパフォーマンスを上げるために人事の業務内容をアップデートする柔軟性が必要とされます。
急速に変化する採用のデジタル化や新しいツールに対応できるように常にアンテナを張り、頻繁に変わる労働関連の法令を理解していく必要があるのです。
焦っては損!中長期での転職計画
40代での転職を考えている人は、とりあえずどこでもいい、という考えはまず捨ててください。
40代での転職メリットである経験やスキルを最大限活かすために、企業リサーチは徹底して行う必要があります。
また、年収やキャリアを落とさないためにも今後のキャリアプランを明確にし、転職エージェントを積極的に利用して数か月単位ではなく1年2年と中長期でじっくりと転職に備えるべきです。
人事に役立つ資格を取得
企業にアピールして高評価を得るためにも、取得可能な資格は率先して取りましょう。
人事職であれば基本的に資格の有無は問われませんが、ライバルと差をつけることで転職活動を一歩でもリードできます。
人事関連の資格をいくつか以下に紹介していますので参考にしてください。
- 社会保険労務士
- キャリアコンサルタント
- 人事総務検定
- ビジネス・キャリア検定
40代の人事への転職に強いエージェント
転職エージェントを利用することで、非公開求人の紹介やハイクラスのスカウトサービスから一般的な履歴書の添削・面接練習やカウンセリングサービスを受けることができます。
事前に登録をすすめておくとマッチングする企業があらわれるかもしれません。
面接の日程も担当者が組んでくれるので、働きながらでも余裕をもって転職活動にのぞめます。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職成功率No1の転職エージェントです。
業界最大級の求人数を誇り、非公開求人の数は15万件以上あるのであなたのキャリアに適した転職先が見つけやすいです。
20~50代と幅広い年齢層に対応しているのでキャリアアドバイザーのサポートで自分に合った企業が見つかります。
ビズリーチ
ハイクラス限定の大手転職エージェントで、スカウト制があるので履歴書を登録しているだけでスカウトが来るかもしれません。
また質の高い求人が特徴で、自分に合ったコンサルタントを選ぶことができますので中長期で転職計画をすべき40代にはおすすめです。
また高年収の求人が多数あり、経験やスキルに応じて年収アップが狙えます。
40代で人事職への転職を成功するには事前の企業リサーチが重要
人事職への転職は40代になっても可能ですが、まずは自身の経験やスキルを見直してあなたに適した仕事内容やポジションを募集している企業を探しましょう。
企業と転職者のマッチングはとても重要で、即戦力として活躍できる人材だとアピールすることができます。
40代は20代30代に比べて転職は難しいですが、事前準備を怠らずしっかりと戦略を立てて行動すれば今よりもハイポジション、高収入の転職は不可能ではありません。
40代から人事へ転職してキャリアアップを実現してくださいね。