事務職から異業種への転職は厳しい?成功させるコツとスキルが活かせるおすすめの職種8選
事務職はルーティーン業務や単純作業が多い仕事なので、異業種への転職を検討する人もいるでしょう。
事務職はPCスキルやコミュニケーションスキルが身につく仕事なので、異業種への転職がしやすいです。
しかし、異業種への転職は簡単ではないため、事前に準備することが重要です。
前向きな転職をしようとして退職したのに、転職がうまくいかないことは避けたいですよね。
今回は事務職から異業種への転職におすすめの職種と、転職する際のアピールポイント・内定をもらう秘訣をご紹介します。
事務から異業種への転職を成功させる秘訣
事務から異業種への転職を成功させる秘訣は、以下の4つです。
- 転職先で役立つスキルや経験を棚卸しする
- 企業研究を念入りに行う
- 現職を続けながら転職活動を進める
- 転職エージェントを活用する
転職先で役立つスキルや経験を棚卸しする
事務職から異業種へ転職するには、転職先で役立つスキルや経験を棚卸ししましょう。
事務職では、PCスキルやコミュニケーション能力など幅広いスキルが身につきます。
さらに、事務職として働いていて、なにか成果をあげた経験があればまとめておくのがポイント。
応募書類や採用面接でうまく伝えることで、異業種への転職がしやすくなるため、スキルや経験は棚卸ししておきましょう。
企業研究を念入りに行う
事務職から異業種へ転職するには、企業研究を念入りに行うのがおすすめです。
事務職に限らず、異業種へ転職することは簡単ではありません。
転職したい職種が決まった時点で、その業界の企業をリサーチして、自分の希望転職先を絞りましょう。
その後、企業研究をすれば、自分のスキルや経験が具体的にどのように活かせるかがわかってくるはずです。
現職を続けながら転職活動を進める
事務職から異業種へ転職するには、現職を続けながら転職活動を進めましょう。
いまの仕事を辞めてから転職活動をすると、転職活動が長引いた場合、冷静な判断ができなくなります。
例えば、思うように内定がもらえず、貯金が減っていく生活だと、2番手3番手の転職先に決めてしまう可能性も高くなるでしょう。
現職を続けながら転職活動をすれば、転職活動が長引いても妥協する必要なく転職先を選べます。
加えて、異業種への転職はリスクが高めという点でも、現職を続けながら転職活動をするのがおすすめです。
転職エージェントを活用する
事務職から異業種へ転職するには、転職エージェントを活用しましょう。
異業種への転職は簡単ではないので、転職のプロである転職エージェントに相談することで、自分のスキルや経験をうまく活かせる企業を見つけやすくなります。
さらに、転職エージェントでは応募書類の添削や面接対策を行ってくれるところがほとんど。
特に転職が初めての人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
事務から異業種に転職する人の理由
事務から異業種に転職する人の主な理由は以下の3つです。
- 仕事内容に不満を感じたため
- 給料や待遇が悪いため
- 単純に他の職種に興味を持ったため
仕事内容に不満を感じたため
事務職から異業種に転職する人は、仕事内容に不満を感じた人が多いようです。
事務職は基本的にルーティーン業務が多く、毎日同じ作業を繰り返していく傾向があります。
具体的にはデータ入力や資料作成などの地味な業務が多く、単純作業を繰り返していくことに飽きてしまう人も多いでしょう。
給料や待遇が悪いため
事務職の人は給料や待遇が悪いため、異業種に転職する人がいます。
政府統計の令和3年「賃金構造基本統計調査」によると、事務職(総合事務員)の平均年収(きまって支給する現金支給額)は326万円でした。
すべての職種の平均年収は328.1万円なので、事務職の年収は平均とほぼ同じ水準。
事務職は成果をあげた分だけ給与が上がる職種ではないため、給料や待遇の悪さが気になる人がいるようです。
単純に他の職種に興味を持ったため
単純に他の職種に興味を持ったために、事務職を転職する人もいます。
事務職は毎日同じ作業を繰り返していくため、比較的安定した毎日となります。
新しいことに挑戦する必要がある職種や、成果を上げた分だけ給与が上がるような職種とは正反対なので、退屈に感じる人もいるでしょう。
他の職種に興味を持ったら、事務職として働いた経験が活かせるかや、その業界にはどんな企業があるかなど、事前にリサーチをしてみるのがおすすめです。
事務のスキルが活かせる異業種転職におすすめの職種
事務から異業種への転職におすすめの職種は以下の8つです。
広報職
広報職は、自社事業や経営に関する情報を発信する仕事です。
顧客だけでなく、マスコミや株主、地域社会や従業員など、社内外の幅広い人々に向けて宣伝します。
具体的にはプレスリリースの配信や取材、メディア運営、イベントの企画などを行うため、社内外のさまざまな人と関わる機会が多いのがポイント。
そのため、事務職よりもさらに人との関わりが多い仕事をしたい人におすすめです。
マーケティング職
マーケティング職は、市場や顧客のニーズを探り、自社の商品・サービスを効率よく売り込むための仕事です。
具体的には、新しい商品やサービスを考案・企画、市場調査や営業戦略の検討などを行います。
分析力や提案力、アイデア考案力などが求められるため、事務職よりも多岐にわたる業務ややりがいがある仕事をしたい人におすすめです。
企画職
企画職は商品や宣伝、広告、営業などの分野で問題を解決するための施策を企画する仕事です。
マーケティング職とかぶる部分もありますが、市場分析を行うマーケティング職よりも企画の立案、実行、検証、改善などをメイン業務としている企業が多いのがポイントです。
商品企画や宣伝・広告企画、営業企画など担当分野によって業務は異なります。
しかし、企画職は企画の立案から実行、検証、改善までのサイクルを繰り返していく点では同じです。
担当する分野によって業務が異なるため、転職する前にどんなことを企画したいのか明確にしておくのがよいでしょう。
エンジニア職
エンジニア職はサービスやシステムの設計や構築、運用保守などをする仕事です。
エンジニアは種類によって業務内容が大きく異なります。
プログラミングを行うのか、運用保守をメインに行うのか、設計を行うのかによって必要な知識やスキルも変わるのがポイント。
自分が興味のある分野やエンジニア職種がある人におすすめです。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやクリエイティブのデザインを考える仕事です。
きれいな見た目を考えるのに加えて、使いやすさも考慮してデザインする必要があります。
基本的にはIllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトでデザインを作成します。
また、HTMLやCSSのコーディングを行って、Webサイトのプログラミングも一部担当するのがポイント。
Webデザイナーはデザインを考えることが好きな人や、絵を描くのが得意な人におすすめです。
人事職
人事職は人材の採用や育成、評価などを行う仕事です。
人事職といえば採用が主な業務と思われがちですが、それ以外にも新入社員の育成や研修の立案、社員のサポート、労務管理なども行います。
比較的社内の幅広い人と接点があり、業務が多岐にわたるのがポイントです。
人事職は人と話すことが好きな人や、ルーティーン業務ではない仕事がしたい人におすすめです。
営業職
営業職は自社の商品やサービスを売り込む仕事です。営業職は主に法人営業と個人営業の2種類があります。
法人営業は企業を対象とした営業をするため、1件あたりの価格が大きいのが特徴です。
一方、個人営業は一般消費者や家庭を対象とした営業をするので、法人営業と比べて1件あたりの契約が少額となります。
また、営業職はそれぞれ扱う商材によって必要な知識が異なるのもポイントです。
コミュニケーション能力やビジネスマナーは共通して必要なスキルとなりますが、営業職によっては専門的な知識や経験が必要となることもあるので理解しておきましょう。
接客業
接客業はお客様と直接やり取りを行い、商品やサービスを提供する仕事です。
具体的には飲食店のホールスタッフやアパレル店員、美容師、ホテルマンなどを指します。
接客業はお客様と会話を通じてサービスや商品を提供するので、コミュニケーション能力が必要です。
さらに、現場の状況に応じてさまざまな対応をする必要があるため、自ら考えて行動できる人がぴったりといえます。
お客様から直接感謝の言葉や、笑顔を向けられるため、他の仕事にはないやりがいがあるでしょう。
事務から異業種に転職する際のアピールポイント
事務から異業種に転職する際にアピールしたいポイントは、以下の3つです。
- PCスキル
- コミュニケーション能力
- 事務処理能力
PCスキル
事務職から異業種に転職する際は、PCスキルをアピールしましょう。
事務職はPCでの作業が主な業務です。オフィス製品を使いこなして効率よくデータを入力したり、資料を作成したりする能力が身についている人がほとんど。
PCスキルは幅広い職種で役に立つので、具体的にどんなソフトを使っていたのかや、得意な作業などをアピールするのがおすすめです。
コミュニケーション能力
事務職から異業種に転職する際は、コミュニケーション能力をアピールしましょう。
事務職は部署内の人や他部署の人と協力して事務作業を進めます。
そこで幅広い人々と関わるので、ビジネス上のコミュニケーション能力が身についている人がほとんど。
コミュニケーション能力はどんな仕事でも必要となるため、転職の際はアピールするのがおすすめです。
事務処理能力
事務職から異業種に転職する際は、事務処理能力をアピールしましょう。
事務職は膨大な量の事務処理をこなす仕事です。効率よく作業を進めていくのが得意な人が多いため、転職先企業でも直接そのスキルを活かせるでしょう。
転職の際は、具体的にどんな作業をどれだけの時間でこなせたのか、わかりやすいように事務職能力をアピールするのがおすすめです。
事務から異業種転職におすすめの転職エージェント
事務から異業種への転職におすすめの転職エージェントは、以下の3つです。
- doda
- マイナビエージェント
- マイナビジョブ20’s
doda
- 公開求人数
- 235,428件
- サイトのタイプ
- 総合型
- 対応エリア
- 全国
- 運営会社
- パーソルキャリア株式会社
dodaは掲載している求人が業界トップクラスを誇る、業界最大級の転職サイトです。
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運営企業名 | パーソルキャリア株式会社 |
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マイナビエージェント
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
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利用料 | 無料 |
マイナビジョブ20's
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運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
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利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
事務職から異業種への転職は難しくない
今回は事務職から異業種への転職におすすめの職種と、転職する際のアピールポイント・内定をもらう秘訣をご紹介しました。
事務職はPCスキルやコミュニケーションスキルが身につく仕事なので、異業種への転職がしやすい職種。
しかし、異業種への転職は簡単ではないため、事前に準備することが重要です。
ぜひこの記事を参考に事務職から異業種への転職を検討してみてください。