医療事務から転職するならどこがいい？医療事務経験者におすすめの転職先や転職サービスを徹底解説

「人間関係がしんどくて医療事務をやめたい。」
「転職したいけど、医療事務以外に何ができるか分からない」

医療事務からの転職を前に、このように悩まれている人は多いと思います。

医療事務とは一般的に女性に人気で安定した職種に思われますが、実際に働き始めるとイメージとのギャップで転職を考え始めている人もいるのではないでしょうか？

このページでは、医療事務からのおすすめ転職先を紹介しています。

転職の際のポイントも解説していますので、是非参考にしてください。

医療事務から転職したいと思う主な理由

医療事務は経験年数を積みスキルを磨けば何歳になってもどこでも働ける安定した職業です。

しかし医療事務を続けていると人間関係や給料の低さ、残業の多さに悩みはつきません。

なぜ医療事務をやめたいと思うのか、主な理由を5つ解説していきましょう。

人間関係に疲れた

医療事務の現場では約8割のスタッフが女性だといわれます。

女性の多い職場ですと、女性同士ならではの人間関係の構築にストレスを抱えている人も多いのではないでしょうか？

場合によっては無視など陰湿ないじめに発展するケースも少なくありません。

また、事務員を横柄に扱う医師や看護師も中にはいて、精神的な負担が大きいです。

こういった人間関係の悩みは医療事務をやめたい理由の一つです。

給料が安い

医療事務の平均年収は250万程で、平均年収300万程の一般事務と比較するとかなり低いです。

平均ですので職場によっては年収が170万なんてところもあります。

給料と実際の仕事内容が見合っていないことに不満を感じ、年収アップのために転職を考える人が多くいます。

残業が多い

土日は休みで残業がない！なんてイメージを医療事務にもっていませんでしたか？

実際のところ医療事務という職業は、職場環境にもよりますが激務で残業が多い場合もあります。

レセプト業務、受付、会計業務のほか電話対応や患者さんのクレーム対応、医師や看護師との連携業務といったように仕事内容は多岐にわたります。

残業の多さは医療事務をやめたい理由の一つですね。

専門的な知識が多く必要で大変

医療事務は特別な資格がなくても働くことはできますが、医療関連の専門的な知識が必要になります。

未経験からでも働き始めることは可能ですが、覚えることはとても多く大変で苦労します。

資格を有していても変わり続ける医療現場に対応するためには知識をアップデートし続けなければなりません。

加えて教育制度が充分に整っていない場合もあり、研修などの教育をきちんと受ける前からいきなり窓口業務を担当させられる、なんてことも。

職場の緊張感がストレス

時には命に係わる患者さんがいる職場環境でのプレッシャーは大きいです。

病院特有の雰囲気や緊張感のある職場環境で少しのミスも許されない…。

毎日神経をとがらせて働くことは精神的にも辛く感じてしまいます。

医療事務から同職種に転職するときに選ぶおすすめの転職先

まずは今の職場をやめたい理由を改めて考えてみましょう。

医療事務の仕事自体が嫌になってしまったのか、現在の職場環境を変えて医療事務として転職したいのか。

職場環境を変えたい人は現在の職場のメリット・デメリットを洗い出した上で、自分がどのような条件の勤務先を求めているのか理解しましょう。

安易に転職をしてもその後納得できずすぐに離職してしまう恐れがあるのです。

転職活動はなるべく何度もしたくないですよね。

病院

総合病院の医療事務では基本的に仕事が分業制になっており、専門性を高めることができます。

また医療現場に携わる人や患者さんの人数も多く、日々刺激があります。

スタッフの人数がそろっているためシフトや有給の調整もしやすい点はメリットがですが、分業制によってスキルが偏ってしまったり、仕事が流れ作業のような単調なものになる恐れがあります。

クリニック

病院に比べて規模が小さいので働くスタッフの人数も少なくなり、医療事務の仕事全般を一人でまかなう傾向があります。

仕事の全体の流れを理解することができ、比較的自分のペースで様々な経験を積むことができるのでスキルアップを目指す人には良いです。

しかし携わるスタッフの人数が少なくなる分一人あたりの仕事量の負担が大きくなり、有給の調整なども希望通りにはなかなか取れないというデメリットがあります。

医療事務からキャリアアップを目指す方法

医療事務をやめたいけどスキルを活かしてキャリアアップを目指したい人は、

• 診療情報管理士
• 医療事務の管理職

のどちらかへの転職を検討してみてはいかがでしょうか？

診療情報管理士

診療情報管理士とは、 記録と情報を活用し、医療の向上や安全管理、病院経営へ寄与することを目的とした診療記録・情報を管理する仕事です。

平均年収300万ですので、スキルを活かして年収アップするためにも資格を取得してはどうでしょうか。

資格は働きながらでも取得が可能です。

医療事務の管理職

管理職になればまず給料が現在より上がるのは確実です。

これまでの経験やスキルがある人は医療事務の管理職にチャレンジしてみるのも良いです。

医療事務の管理職の募集は少なくありません。

まだ経験やスキルに自信がない人はこれから知識やスキル磨きを意識して仕事にあたると良いでしょう。

医療事務の経験が活きるおすすめの転職先

医療事務をやめて他業界に転職したい人におすすめの転職先を紹介します。

医療事務での経験やスキルを活かせるよう、転職先の情報を事前によく確認し自分自身の条件とマッチしているかをチェックすることが大事です。

一般事務

医療事務からの転職先で最も選ばれるのは一般事務です。

事務ですので共通したパソコンスキルを活かすことができます。

また、電話対応や来客対応を始めチームの一員としてのコミュニケーション能力を発揮できます。

平均年収も330万とアップし、土日祝日休みで有給も取得しやすいです。

ただし職場によって条件が違う場合があること、人気職のため競争率が高いことには注意しましょう。

コールセンター

医療事務で患者さんへのクレーム対応などで培ったトラブル対処能力をコールセンターで活かすことができます。

基本的には電話対応ですので直接対応する医療現場よりもストレスは少ないでしょう。

また、個々での仕事となるので人間関係の煩わしさが少なく自分のペースで仕事がすすめられるというメリットがあります。

医療系企業

医療事務の経験がある場合、医療系企業への転職では高い評価が得ることができます。

未経験の職種であったとしても、これまでの経験で培った知識を活かし仕事を始めることができます。

仕事には医療機器の販売や医師のサポートがあります。

受付

医療事務の経験がある人は、一般企業の受付がおすすめです。

コミュニケーション能力があるので来客対応は得意ですし、色々な人と関わることが好きな人には良いです。

また、医療事務経験者は物事を説明するのが上手な人が多い傾向にあるので、自動車販売会社の受付事務も適しているでしょう。

20代・未経験の転職におすすめの業種・職種！おすすめの理由と転職先を選ぶポイント！

医療事務からの転職をサポートしてくれるおすすめ転職エージェント

転職を成功させるためには、転職エージェントのサポートを受けることを強くおすすめします。

専任のカウンセラーに事前に自信の経験やスキルを伝えることで、条件に適した求人をたくさん紹介してくれるのでその中からさらに吟味して選ぶだけでよくなります。

履歴書の添削、面接の対策、面接日の設定、退職時の相談など幅拾いサポートを受けることができます。

転職活動を有利にすすめるためにも転職エージェントは積極的に活用していきましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントです。

公開している求人数の多さはもちろん、業界最多の非公開求人の中から自分に適した転職先を見つけることができます。

専任のキャリアアドバイザーが様々なサポートをしてくれるので、転職に悩んでいる人もまずは事前登録をしてカウンセリングを受けてみてはいかがでしょう。

マイナビエージェント

マイナビエージェントは20代の満足度第一位であり、転職後の定着率97.5%という高い実績を誇ります。

アドバイザーは担当している企業に通い、徹底した情報収集をしているため企業側の求める人物像を理解しており、社内の雰囲気や働く⼈の様⼦などの情報も共有してくれます。

自分の希望にマッチした転職先も見つけやすくなるでしょう。

医療事務からの転職に関する質問

ここでは、医療事務から転職したいと考えている方が抱く疑問や悩みを質問形式で解説して行きます。

Q.医療事務から異業種への転職で聞かれる質問は？

どの職種に転職するにしても、前職での経験や成功・失敗談、退職しようと思ったきっかけ・動機といった定番の質問が問われます。

また、「志望する職種に就こうと思った動機や理由」、「前職や今までの仕事で培ったスキルや経験を次の仕事でどう活かすのか」といった質問をされることもあります。

どんな質問をされても、しっかりとした受け答えができるようにしておきましょう。

Q.医療事務から転職するなら何歳がベスト？

転職すること自体は、何歳から始めても大丈夫です。

ただし、転職活動を始める時期が遅ければ遅いほど、応募できる求人情報や職種の幅が狭くなっていきます。

しかし、勤続年数に比例して様々なスキルや経験を積んでいれば、キャリアアップを図った転職活動ができます。

一方で、完全未経験で異なる仕事に就くなら、20代のうちに行っておくのがベストです。

Q.医療事務からの転職で役に立つスキル・経験は？

医療事務として仕事をこなしていく中で身についた経験やスキルは、あらゆる職種で活かせられます。

その中でも転職活動を行う上で、以下のスキル・経験が突出して役に立ちます。

• PCスキル(Word、Excel使用による書類作成、データ入力などの経験)
• 受付・電話応対に関する経験
• 医療事務に関する専門知識と業務経験

志望する職種によって積み立ててきたスキルや経験への評価が変わってくるものの、先ほど挙げた3つは、事務職への転職時に輝きます。

また受付や電話応対、顧客対応等を介してコミュニケーションスキルが身についています。

コミュニケーションスキは、業務連絡や同僚や先輩社員根取引先との関係性を良好に保つためにも必要なスキルです。

面接という場においても、コミュニケーションスキルがあるかないかで相手に与える印象が変わってきます。

Q.医療事務から同業種・異業種に転職した人で後悔した人はいない?

医療事務から同業種・異業種に転職した人全員が、転職活動に納得しているわけじゃありません。

自分に合った転職先を見つけて、問題解決につながるような納得がいった転職活動を行った方もいれば、内定が出た時点で転職先を決めて後悔してしまった人もいます。

後悔がない転職活動を行うなら、「なぜ転職したいのか」という理由を明確にしたうえで始めるのがベストです。

抱えている問題が不透明の状態で活動を行っても、転職してすぐ同じ悩みで離職してしまう可能性があります。

医療事務からの転職は経験やスキルを活かすこと

このページでは医療事務からのおすすめの転職先を紹介しました。

転職活動を行うにあたって重要なことはまず自身の経験やスキルを正しく理解することです。

そしてどういった職場環境への転職を望んでいるのか、経験やスキルをどのように活かせるか、事前に戦略を練ることが転職成功へのカギとなります。

転職エージェントを複数利用することで転職成功率が上がるので、エージェントの利用も検討してみてください。