保育士の転職で異業種は厳しい?業種別おすすめの転職先をご紹介!
保育士は保育の現場に関わることができるやりがいのある仕事で、主に子どもと関わるのが好きな女性が活躍している業種です。
子どもの成長を間近で感じられる一方、実際に保育士として働いている人の中には「仕事がきつい」「別の業種に転職したい」と考えている人が多いのも事実。
しかし、保育士は数ある仕事の中でも専門的な仕事なので、別の業種に転職できるのか不安になりますよね。
そこでこの記事では、保育士から異業種へと転職する際の秘訣やおすすめの職種を紹介していきます。
保育士からの転職を考えている人はぜひチェックしてみてくださいね。
公開求人数 | 約2,000件 |
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非公開求人数 | 不明 |
対応地域 | 全国 |
対応年代 | 20代~30代 |
主な職種 | 営業・IT関連・接客・事務など |
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保育士の退職理由とは?よくある3つの理由
ここでは保育士をやめたいと考えている理由をご紹介します。
- 人間関係
- 仕事がきつい
- 給料
- 異業種への興味
保育士は子どもの保育現場に関わって成長を見られる仕事です。
責任と達成感がある仕事であることは間違いありません。
しかし、保育士をやめたいと考えている人が多いことも事実です。
自分がやめたいと考えている理由を明確にすることは、希望通りの転職を実現する第一歩です。ぜひ参考にしてみてください!
保育士の仕事がきついと感じる6つの原因|対処法と向いている人の特徴を紹介
理由①:保育士の複雑な人間関係
保育士が直面する大きな問題の一つに人間関係の難しさがあげられます。
保育士は現場で多くの人と関わる仕事なので人間関係が重要なのは言うまでもありません。
一方で、人間関係は園に関わる人で完結しているので、職場に合わない人がいると仕事がやりづらくなってしまいます。
同僚の先生や園長先生などの上司と協力して行う仕事なので、彼らとの人間関係が需要であることは間違いありません。
そこに合わない人がいると仕事は一気にやりづらくなってしまいます。
また、保育士が関わる人は園内の職員だけではありません。
保護者とも良好な人間関係を築く必要があります。
保育士が関わる保護者の数は園内の職員よりもはるかに多いので、合わない人がいることも多くなります。
にも関わらず、SNSが発達し、少しでも関係がこじれるとネット上で一気に拡散されてしまうリスクがあります。
いわゆる「モンスターペアレント」という言葉も広く浸透してきました。
このように本来の保育と直接関係ないところで問題を抱えている保育士は多いです。
理由②:保育以外の仕事もきつい
保育士がやめたいと考えている理由として人間関係と同様に多いのは、仕事量の多さです。
子どものお世話が体力を使う仕事であることはもちろんですが、保育士の仕事はそれだけではありません。
書類作成や掃除なども保育士の仕事です。
慢性的な保育士不足もあり、残業や持ち帰りの仕事も当たり前に存在します。
結果としてプライベートの時間を確保できず、つらいと感じてしまう保育士は多いです。
理由③:保育士の仕事に見合わない給料
仕事がきつくても、それに見合った給料をもらっていれば耐えられるかもしれません。
しかし、保育士の平均年収は約375万円で、世の中の平均からするとやや低めとなっています。
ましてや仕事が身体的にも精神的にもきついので、やめたいと考える保育士が多いのも納得がいきます。
保育士の平均年収はいくら?安い?保育士の給料を上げる秘訣を解説!
理由④:保育士以外の業種への興味
他業種への興味も、保育士が転職を考える一因です。
一般的に年収は年齢を重ね、スキルを身に着けるにつれて上がるものです。
保育士の年収ももちろん年齢とともに上昇する傾向にありますが、他の職業と比べると上がり幅は少なくなっています。
保育士を続けていても将来的にそれほどの給料を見込めないと、他業種への興味がわいてくるのも納得がいきますね。
保育士の転職先は主に3つ!
では、実際に転職する保育士はどこに転職しているのでしょうか。
ここでは、保育士の実際の転職先をご紹介します。
- 異業種
- 福祉業界
- 保育業界
(出典):独立行政法人福祉医療機構「平成 30 年度『保育人材』に関するアンケート調査結果」
保育士の転職先①:異業種へ挑戦!
転職者のうち、約半数が保育以外の他業界に転職しています。
福祉業界を含まない異業種への転職は30%を占めており、決して少ないわけではありません。
このように保育士の、異業種への転職は十分に可能です。
後ほどおすすめの職種もご紹介するので、参考にしてください!
保育士の転職先②:保育士の経験が活かせる福祉業界
保育以外の業界に転職する人の中には、福祉業界に転職する人も一定数います。
福祉業界でも現場で一対一のコミュニケーションをとることになるので、保育士としての経験を活かしやすいことが魅力ですね。
保育士の転職先③:保育業界でやっぱり子どもと関わりたい!
実は保育士で転職する人の過半数は、保育業界に転職しています。
保育士に嫌気がさして転職しようとしているのに、また保育士はありえない!と思う人もいるかもしれません。
しかし、必ずしもそうではありません。
転職したいと考える理由が、今勤めている園の問題であれば他の園に転職することは選択肢として十分にあり得ます。
また、保育業界といっても認可保育所以外の場所で働くことも可能です。
保育業界は保育士としての経験がフルで活かせる場所なので、保育業界も選択肢から外さずに考えることをおすすめします。
保育業界で、保育士以外におすすめの職種もご紹介するので、チェックしてください!
転職サイトを利用するならハタラクティブがおすすめ!
保育士から異業種への就職を検討している人には、未経験求人を多数掲載しているハタラクティブがおすすめです。
様々な業種・職種の求人を取り揃えており、未経験向けの求人も充実。
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保育士から異業種への転職でおすすめの職種
ここでは保育士としての経験を活かすことができる職種や、将来性がある職種をご紹介します。
- 事務職
- IT業界
- 接客業
- 営業職
- 介護職
保育士におすすめの異業種①:体力が衰えても安心な事務職
体力に自信がなく、保育士から転職を考えている人には事務がおすすめです。
将来的に保育士では体力が持たなくなってくることを見据えて転職をしたいという人にもうってつけです。
求められるスキルですが、基本的なPC作業ができれば問題はありません。
一般事務から始めたとしても、経理や人事に関われる可能性もあり、スキルアップも目指すことができます。
事務への転職にはマイナビキャリレーションがおすすめ!
マイナビキャリレーションは転職大手であるマイナビが運営してる事務に特化している派遣サービスです。
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保育士におすすめの異業種②:将来性抜群!IT業界
IT業界は保育業界と同じく、慢性的な人材不足に悩まされています。
保育士とは異なり、資格が必要な仕事ではないので未経験でも挑戦しやすい業界です。
将来性があり、給料も比較的高めであることも魅力です。
ただし、未経験から始める場合には、比較的簡単な仕事から始めてスキルアップしていく必要があります。
スキルアップの過程では勉強も必要になるので、高い給料をもらうためには勉強が必要不可欠である事は念頭に置いておいてください。
IT企業のエンジニアを目指すならレバテックキャリアがおすすめ!
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経歴不問・未経験歓迎としている求人も多く、未経験の既卒でも十分に転職可能です。
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保育士におすすめの異業種③:コミュニケーション能力が活きる接客業
保育士として培ったコミュニケーション能力を活かしたいのであれば、接客業がおすすめです。
接客業といっても飲食店やアパレルなど様々な職種があり、自分に合ったものを選びやすいことも魅力です。
接客業は体力を必要とするものが多いので、体力に自信がある人には特におすすめ!
必須のスキル・知識も特になく、適性があると判断されれば保育士からでも十分に転職が可能です。
保育士におすすめの異業種④:臨機応変な対応力が活きる営業職
営業職は一部専門的な知識が必要となるケースもありますが、基本的には事前の知識が不要です。
スキル・経歴よりも人間性やポテンシャルを重視されるので、保育士の経験しかない人でも十分に転職可能。
実際に営業として働いている人の中には、営業未経験として入社した人も非常に多いです。
また、営業は成果を上げた分だけの報酬がもらえる「インセンティブ制」が採用されているので、仕事をしていく上でのモチベーションも保てます。
保育士におすすめの異業種⑤:保育士の経験が活かせる介護職
少子高齢化が進んでいる昨今において、介護を必要とする人が増加している一方なので業界全体で人手不足に陥っています。
他業種からの未経験者でも積極的に採用しているので、保育士からでも転職は十分に可能です。
また、人に対してサポートをするという点では、保育士・介護士で似ている面があるので、保育士として経験を活かせます。
仕事をしていくなかで資格を取得しスキルアップも可能であり、将来的にもニーズが絶えないのでぜひチャレンジしてみてください。
転職における保育士の強み
ここでは保育士として働く中で培うことができる能力と、それがどのように活かせるのかをご紹介します。
- コミュニケーション能力
- 責任感
- 対応力
- 体力
自分の強みとは何でしょうか?
このように、保育士として経験を積んできたあなたは様々な能力を身に着けてきています。
こうした能力を転職の際に自分の強みとしてアピールしてください!
強み①:保育士として鍛えられたコミュニケーション能力
保育士の仕事は一人ではできません。
周囲の人と協力する必要があるので、現場では常にコミュニケーションを取ることになります。
また、コミュニケーションをとる相手も様々です。
子どもや同僚、上司や保護者など色々な立場の人と関わるので、より実用的なコミュニケーション能力をアピールできます。
強み②:子どもの命を預かる責任感
保育士は子どもの命を預かる仕事です。
子どもに怪我などがあると大ごとになってしまいます。
当然、仕事には責任感が求められ、培われた責任感はあらゆる仕事で求められることです。
コミュニケーション能力と合わされば、強いリーダーシップを発揮することも出来るでしょう。
強み③:アクシデントにも対処する保育士の対応力
保育の現場では対応力が不可欠です。
子どもは、大人からすると予想もつかないような行動をするものです。
思いもしないタイミングで危ない場所に行ってしまったり、時には子ども同士でけんかをしてしまうこともあります。
こうしたアクシデントに即座に対応する能力は、ただ与えられた仕事をこなすだけでなく、主体的に行動するうえでも役に立ちます。
強み④:大勢の子どもの面倒を見る体力
大勢の子供と遊んだり、抱っこしたりしている保育士は体力があります。
保育士からすると当たり前で気づかないかもしれませんが、日々の仕事で鍛えられている体力もまた、あらゆる仕事で活かせる能力です。
保育士が異業種に行くメリット・デメリット
ここまで保育士の転職先として異業種でおすすめの職種をご紹介してきました。
ここでは異業種に転職するメリットとデメリットを考えてみます。
メリット
- 負担が減る
- 給料が良い
- 新しいキャリアを模索できる
デメリット
- 子どもとは触れ合えない
- スキルを学びなおす必要がある
メリット①:保育士に比べて負担が少なくなる
異業種に転職するメリットとしてまず挙げられるのは、心身の負担が少なくなることです。
もし、保育士として働いていて負担がおもいと感じていたら異業種への転職は選択肢の一つとなります。
メリット②:保育士よりも給料が良い
保育士の給料水準が比較的低いことはすでにご紹介しました。
心身の負担が重いにも関わらず給料が良くないと、やはりしんどいですよね。
収入アップを狙うのであれば、断然異業種への転職がおすすめです。
メリット③:保育士以外のキャリアを模索できる
保育士として働いているだけだと、どうしてもキャリアの幅は狭まってしまいます。
異業種に転職することで今までは検討してこなかったキャリアの道が見えてくるかもしれません。
特に事務などはオフィスワーカーとして入口に最適でしょう。
デメリット①:当初のやりがいを得られない可能性がある
そもそも、どうして保育士になったのでしょうか?
おそらく子どもが好きだったからだと思います。
転職先が子どもと関わる仕事でない場合、本来自分が魅力を感じていたやりがいを得られない可能性があります。
ただし、学生の頃からやりがいを感じるものが変わっている可能性も十分にあるので、異業種を検討する価値はあります。
デメリット②:スキルを学びなおす必要がある
異業種に転職する際には、それまでと異なるスキルが求められます。
また、その業種や企業に特有のルールに順応する必要もあります。
その為、異業種に転職する場合は、同業種に転職する場合よりも勉強する必要があるでしょう。
しかし、保育士として培ったパーソナルスキルは役立つので必要以上にしり込みする必要はありません。
保育士におすすめの同業種
ここまで異業種への転職を中心にご紹介してきました。
ここでは同業種で認可保育所以外におすすめの職種をご紹介します。
- ベビーホテル
- 病児保育事業
冒頭でも述べたように、転職を考える理由が今勤めている園に起因するものであれば同業種への転職も考えてみてください。
子どもに関わる仕事を続けられるので、そこにやりがいを見出している人も必見です。
東京都福祉保健局の調査によると、保育士資格を持ち、現在保育士として働いている人の6割以上は認可保育所で働いています。
しかし、同じ調査によると、実は認可保育所の仕事に対する満足度は、他の施設と比較するとやや低いのです。
(出典):東京都福祉保健局「平成30年度東京都保育士実態調査結果」
保育士におすすめの同業種①:ベビーホテル
東京都福祉保健局の調査によると、ベビーホテルの職場満足度は認可保育所と比べて概ね高くなっています。
特に高い項目として「勤務日数」「勤務時間」が挙げられます。こうしたことに不満を感じていればベビーホテルはおすすめの職種です。
ただし、勤務時間が不規則になる可能性がある点は注意が必要です。
保育士におすすめの同業種②:病児保育事業
東京都福祉保健局の調査によると、認可保育所と比較して、病児保育事業の職場満足度は「勤務日数」、「給与・賞与等」、「職場の人間関係」の項目で高くなっています。
病児保育事業は共働きの増加に伴って需要が増加しているサービスなのも魅力です。
以下の記事では保育士資格を活かせる職種をより詳しく解説しています!
保育士資格を活かせる就職先13選|転職先の選び方と注意点を解説!
保育士は異業種にも転職可能!
いかがでしたか?
この保育士が転職する際におすすめの職種を、異業種と同業種に分けてご紹介しました。
自分がなぜ転職したいのかをよく理解してから行動することが、転職に成功する第一歩です。
保育士として培ってきた能力を活かして、望み通りの転職を成功させましょう!