外資系企業に転職して後悔する理由|転職に失敗しない秘訣と向いている人の特徴
外資系企業は日系企業と異なる点が多いので、外資系企業の特徴を事前に理解した上で、転職を決めるのが重要です。
外資系企業への転職は英語力が必要となるほか、実力主義な傾向があるため、簡単ではありません。
そのため、外資系転職に強い転職エージェントを活用するのがおすすめです。
ただし、転職エージェントは種類が多く、選びづらいという人もいるでしょう。
今回は外資系企業に転職して後悔する理由と、転職に失敗しない秘訣・向いている人の特徴をご紹介します。
外資系企業への転職で後悔する主な理由
外資系企業への転職で後悔する主な理由として、以下の6つが想定できます。
- 期待していたよりも収入が少ない
- 社風や風土のミスマッチ
- 激務で仕事量が多すぎる
- 社内競争が想像以上に激しい
- 英語力が通用しない
- 海外への配属が無く国内勤務
期待していたよりも収入が少ない
期待していたよりも収入が少ないことで、外資系企業への転職を後悔するケースがあります。
外資系企業は成果主義の企業がほとんど。転職に成功しても一定以上の成果をあげなければ、給与には反映されません。
また、実際に勤務してみて結果が出せないと、年収が下がったり、最悪リストラにあったりします。
日系企業よりも成果を出して、評価を出さないと収入が少なくなりやすいことを理解しておきましょう。
社風や風土のミスマッチ
外資系企業は、日系企業と社風や風土が異なります。
基本的に外資系企業は個人主義な傾向が強く、それぞれの業務範囲がはっきりしています。
日系企業では助け合う風土が多いですが、外資系企業では業務を自分の力のみでこなしていく力が必要です。
つまり、入社当初から、ある程度自分で業務を進めなければならないこともあります。
日系企業のような社風や風土とは、かけ離れている可能性があることを理解しておきましょう。
激務で仕事量が多すぎる
外資系企業は激務で仕事量が多い傾向が強いです。
外資系企業は、日系企業と比べてひとりあたりの業務量が多いので、効率よくこなさないと残業をして仕事をかたずけなければなりません。
また、日系企業よりも効率の良さを求められるので、残業ばかりしていても逆に仕事ができないと指摘される可能性もあります。
激務になりやすい仕事量ですが、残業をしてこなしても評価されません。
社内競争が想像以上に激しい
外資系企業は社内競争が激しいです。
日系企業よりも成果主義かつ、結果を出さないとクビになる可能性もあるため、同僚との競争が起こります。
実力主義なので社内に集まる人材のレベルも高く、プレッシャーを感じやすいのも特徴。
日系企業のように社員同士協力する雰囲気が少ない傾向にあることを理解しておきましょう。
英語力が通用しない
英語力が通用しないことが原因で、外資系企業への転職を後悔するケースがあります。
外資系企業では社内での会話や、クライアントとの会話が英語で行われることがほとんど。
転職前は自分の英語力を過信していて、転職後に英語でのコミュニケーションの難しさに気づくこともあるでしょう。
単純にTOEICのスコアが高いことや、英検を取得しているからといって、仕事がそのまま英語でできるとは限りません。
転職先企業がどれくらいの英会話力が必要か、事前に確認してから転職を決めるのがおすすめです。
海外への配属が無く国内勤務
海外への配属が無く国内勤務であることが原因で外資系企業への転職を後悔する人もいます。
入社前の面接では海外勤務のチャンスがあると説明されていても、実際に入社してみてその難しさを知るパターンが多くあります。
外資系企業は成果主義なので、海外勤務のチャンスを勝ち取るには、まずは国内で結果を出すことが重要です。
ただ長期的に勤務していても、海外勤務が決まることはほとんどなく、自分の力で実現する必要があることを理解しておきましょう。
外資系企業への転職に失敗しないための秘訣
外資系企業への転職に失敗しないための秘訣は、以下の4つです。
- 転職先の外資系企業を入念に研究する
- 外資系企業の性質を理解しておく
- 英語力を底上げしておく
- 転職エージェントに相談する
転職先の外資系企業を入念に研究する
外資系企業への転職に失敗しないためには、転職先企業を入念に研究することが重要です。
外資系企業はポジションやスキルを重視して人材を採用するため、職種やポジションによって業務内容が大きく異なります。
同じ企業内の同じ部署でもポジションが異なることで、待遇や業務内容が変わる点で日系企業と違いがあります。
転職先企業の研究は入念に行うことで、入社後のギャップを感じづらくなるので、事前にしっかり調査しましょう。
外資系企業の性質を理解しておく
外資系企業への転職に失敗しないためには、外資系企業の性質を理解しておくことが大切です。
外資系企業は以下のように日系企業と異なる性質があります。
- 完全成果主義
- 個人主義
- 社内会話が英語(外国語)
- 担当業務が多い
- 効率の良さが求められる
- 競争社会
- 飲み会などが少ない
英語力を底上げしておく
外資系企業への転職に失敗しないためには、英語力を底上げするのが重要です。
社内での会話やクライアント企業との打ち合わせが英語、またはその他の外国語なら、転職前に十分学習しておくのがおすすめ。
自分では英語力があると思っていても、実際に転職したら英語でのコミュニケーションに苦労するケースが多いです。
転職先企業でよく使われそうな業界用語や、ビジネス英語を学んでおきましょう。
転職エージェントに相談する
外資系企業への転職に失敗しないために、外資系転職に強い転職エージェントを活用しましょう。
外資系企業の採用過程は、日系企業と異なる場合があります。
面接で聞かれやすい質問や、発言すべき点なども外資系企業ならではの要素があることも。
特に外資系企業に初めて転職する人は、転職エージェントのサポートを受けながら転職活動するのがおすすめです。
本当に向いている?外資系企業に向いていない人・後悔する人の特徴
外資系企業に向いていない人・後悔する人の特徴は、以下の3つです。
- 成果にしばられずマイペースに仕事をしたい人
- プレッシャーを感じたくない人
- ひとりでコツコツ業務に取り組みたい人
成果にしばられずマイペースに仕事をしたい人
成果にしばられずマイペースに仕事をしたい人は、外資系企業に向いていません。
外資系企業は完全成果主義の企業がほとんどです。成果をあげていないと、給与が下がったり、首になったりする可能性があります。
逆に成果さえあげていれば、あまり指摘などがされないのが外資系企業の特徴です。
成果にしばられず、マイペースに仕事をしたい人は日系企業を選びましょう。
プレッシャーを感じたくない人
プレッシャーを感じたくない人は、外資系企業への転職を後悔する可能性が高いです。
外資系企業で働く場合、成果をあげることが必須なので、常にプレッシャーがあります。
よほど得意な業務でない限り、常に激務になりやすく、自分を追い込んでスキルを磨き続けることが必要です。
また、結果がでないと上司から圧がくることもあるといいます。
仕事でプレッシャーを感じたくない人は、日系企業への転職がおすすめです。
ひとりでコツコツ業務に取り組みたい人
ひとりでコツコツ業務に取り組みたい人は、外資系企業への転職を後悔する可能性が高いです。
外資系企業は個人主義とはいえ、ひとりでコツコツ仕事をするわけではありません。
外資系企業では、クライアント企業とコミュニケーションをとったり、上司と打ち合わせをする機会、本社へ報告する機会などほかの企業と比べて多い傾向があります。
日系企業よりもコミュニケーション能力が必要となるため、ひとりでコツコツ作業をしたい人には向いていません。
外資系転職に強い!おすすめの転職エージェント5選
外資系転職に強いおすすめの転職エージェントは、以下の5つです。
- JACリクルートメント
- エンワールド
- リクルートダイレクトスカウト
- マイケルペイジ
- ロバート・ウォルターズ
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職サポートサービスです。
業界・職種に特化した800名以上のコンサルタントが所属していて、それぞれの経歴やスキルに合わせて担当コンサルタントが選ばれます。
特に外資系企業やグローバル転職のサポートが充実。
各職種ならではの悩みや相談に乗ってくれるため、転職したい職種が決まっている人におすすめです。
加えて、コンサルタントは紹介する企業を直接訪問してリサーチしているので、企業の文化や雰囲気までリアルな情報を含めて提供してくれます。
転職後のギャップが少なくなる点で安心して利用できます。
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
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公開求人数 | 約14,000件 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
エンワールド
エンワールド(en world)はエン転職のグローバル人材向けサービスで、プロフェッショナル人材向けの転職サービスなので、管理職や経営幹部、スペシャリスト職で転職を検討している人におすすめです。
加えて、エンワールドでは業界・業種ごとに専門のコンサルタントがつきます。
面接準備や心構えなどのアドバイスも含めて、サポートしてくれます。
正社員からプロフェッショナル契約雇用、プロジェクトベース雇用など、幅広い雇用形態の転職サポートが受けられるのもポイント。
外資系企業や英語を使う職種に転職したい人にぴったりです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約1,000件 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、リクナビNEXTも運営する株式会社リクルートのハイクラス向け転職スカウトサービスです。
全体の約3割が外資系求人なので、多くの求人から希望条件に近いものが見つかりやすいでしょう。
登録後は企業側からスカウトが届くので、現職が忙しい人でも利用しやすくなっています。
加えて、リクルートダイレクトスカウトは、年収800万円〜2,000万円の求人が多数保有されているので、一定以上のスキルや実績がある30代の転職におすすめです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約110,000件 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
マイケルペイジ
マイケルペイジは、世界一流企業への転職に特化した転職サービスで、1976年にイギリスで設立され、世界36カ国・141支店を持つ実績があります。
ITと経理財務分野に特化しており、Recruitment International社主催の「リクルートメント・インターナショナル・アワード」で最優秀賞を受賞しており、ITと経理財務分野で確かな転職サポートを受けたい人におすすめです。
また、マイケル・ペイジは正社員だけでなく、派遣社員、契約社員の求人を取り扱っています。幅広い雇用形態で転職を検討している人にもぴったりです。
加えて、マイケル・ペイジの公式サイト上には、外資系企業への転職ノウハウが記載されています。面接対策や英文履歴書の書き方などもまとめられているので、活用してみましょう。
運営会社 | マイケル・ペイジ |
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公開求人数 | 約4,000件 |
利用可能地域 | 全国・海外 |
利用料 | 無料 |
ロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズは、グローバル人材の転職に特化した外資系人材紹介サービスです。
1985年にイギリスで設立されてから、世界31カ国にオフィスがあり、グローバル人材をサポートしてきた実績があります。
ロバート・ウォルターズでは、外資系企業への転職に特化したコンサルタントが転職アドバイスをしてくれます。
応募書類の添削や面接アドバイス、英語面接・英文履歴書対策も行えるので、外資系企業への転職にぴったりです。
運営会社 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン |
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公開求人数 | 約2,000件 |
利用可能地域 | 全国・海外 |
利用料 | 無料 |
念入りな準備をして外資系転職を成功させよう!
今回は外資系企業に転職して後悔する理由と、転職に失敗しない秘訣・向いている人の特徴をご紹介しました。
外資系企業は日系企業と異なる点が多め。外資系企業の特徴を事前に理解した上で、転職を決めるのが重要です。また、外資系企業への転職は簡単ではありません。
そのため、外資系転職に強い転職エージェントを活用するのがおすすめです。ぜひこの記事を参考に外資系企業への転職を検討してみてください。