フリーターの平均貯金額は83,4万円!貯金ができない人が100万円を貯める5つのコツ
- フリーターと正社員の平均貯金額
- フリーターが貯金をすべき理由
- フリーターが貯金100万円を達成する5つのコツ
「フリーターの平均貯金額は?」
「フリーターでも貯金をした方が良い?」
「貯金ができないフリーターはどうする?」
このように貯金に関する疑問を持っているフリーターの方も多いのではないでしょうか。
他のフリーターの方がどのくらい貯金をしているのか、自分は貯金ができている方なのか気になりますよね。
そこで今回は、フリーターの貯金額を紹介します。
正社員との比較や、フリーターが100万円の貯金をするコツも詳しく解説しているので、最後までご覧ください。
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フリーターの平均貯金額は83,4万円
求人サイトanの「フリーターの貯蓄額調査」によると、フリーターの平均貯金額は83,4万円です。
平均値は、極端に貯金が多い人も含まれているため、実際はもう少し低めです。
年齢別の貯金額は下記の通りです。
全体 | 一人暮らし | 同居家族あり | |
---|---|---|---|
全体 | 83,4万円 | 44,1万円 | 93,4万円 |
20歳〜24歳 | 49,9万円 | 18,8万円 | 58,1万円 |
25歳〜29歳 | 80,3万円 | 48,8万円 | 89万円 |
30歳〜34歳 | 114,5万円 | 61万円 | 126,4万円 |
引用:求人サイトan
上記のように、同居家族がいる人の方が貯金額が2倍近く多くなっています。
同居家族がいると、一人暮らしに比べて生活費が極端に低くなることが要因です。
正社員を含めた全体の平均貯金額
金融広報中央委員会の令和2年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、正社員を含めた全体の貯金額(単身世帯)は以下の通りです。
平均値 | 中央値 | 100万円以下 | |
---|---|---|---|
20代 | 113万円 | 8万円万円 | 71.5% |
30代 | 327万円 | 70万円 | 51% |
40代 | 666万円 | 40万円 | 50.7% |
50代 | 924万円 | 30万円 | 51.4% |
60代 | 1,305万円 | 300万円 | 38.5% |
全体 | 653万円 | 50万円 | 53.4% |
引用:金融広報中央委員会の令和2年「家計の金融行動に関する世論調査」
一般的に、年齢が上がるにつれて給料も上がるため、貯金が増えることが予想できます。
ただし、上記の中央値を見ると、意外と貯金額は少ないと感じる方も多いのではないでしょうか。
一方で平均額を見ると、年齢が上がるにつれて貯金額は増えています。
ここから分かることは、若いうちから貯金をする癖をつけることが重要だということ。
そのため、15歳〜34歳のフリーターと呼ばれる年齢の頃から貯金をする習慣を身につけることが重要です。
フリーター・正社員の生涯年収の差はどのくらい?驚愕の収入差を紹介します!
フリーターと正社員の生涯年収差は1億円以上
平成27年度に厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、正社員とフリーター別の生涯賃金は以下の通りです。
正社員 | フリーター | |
---|---|---|
男性 | 1億7801万2400円 | 9815万2400円 |
女性 | 1億3052万8400円 | 7692万7800円 |
上記から分かるとおり、正社員とフリーターの生涯年収は、男女ともに1億円以上となっています。
もちろん、企業や地域によっても変わりますが、生涯年収はフリーターの方が低いことは変わりありません。
一般的に正社員は、年齢が上がるにつれて給料が上がるだけでなく、ボーナスや退職金制度があることが要因です。
フリーターの平均年収とは?支払うべき税金の種類やフリーターを続けるリスクを解説
フリーターが今すぐに貯金すべき理由
以下では、フリーターが今すぐに貯金をすべき理由を紹介します。
- 急な出費に対応するため
- 老後資金を蓄えるため
- 就職するため
- 将来のライフイベントに備えるため
- 心の余裕を作るため
急な出費に対応するため
フリーターが貯金をすべき理由の1つは、急な出費に対応するためです。
フリーターは、正社員と比べて給与や雇用の安定性が低いため、急な出費が発生した際の対応が困難になりがちです。
たとえば、急な体調不良や家族の病気、冠婚葬祭など。
また、フリーターとして働いている企業の雇用契約が切られるリスクに対応するために一定の金額を貯金しておく必要があります。
一定の貯金があることで、急な出費があった場合でも金銭的なストレスを感じることなく対応できます。
老後資金を蓄えるため
フリーターは、老後資金を蓄えるためにも、貯金をすべきです。
住んでいる地域や生活費にもよりますが、老後は2,000万円ものお金が必要とも言われています。
正社員の場合は、退職金で賄える可能性もありますが、フリーターは退職金がないため今から貯金をする必要があります。
また、フリーター(非正規雇用)がもらえる年金は、約6万5千円とされています。
持ち家がない限り、家賃を払うことも厳しい金額のため貯金が必要なのです。
就職するため
フリーターで将来的に就職する可能性があるのであれば、資金を貯めておく必要もあります。
フリーターが就職活動時に必要になるお金は以下の通りです。
スーツ | 約5万円 |
---|---|
シャツ | 約5,000円 |
カバン | 約2万円 |
ネクタイ・靴下・その他の小物 | 約1万円 |
履歴書・証明写真など | 約1万円 |
交通費・宿泊代 | 約3万円 |
上記のように、就職活動には意外とお金がかかります。
もちろん人によっては、もっと抑えられる・もっと必要な場合もります。
どちらにせよ、就職するのであれば数万円ほどのお金が必要になるので、貯金をする必要があるのです。
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将来のライフイベントに備えるため
フリーターは、将来のライフイベントに備えるためにも、貯金をすべきです。
ライフイベントとは、結婚や出産、介護などのことを指します。
日本FP協会によるとライフイベントに必要なお金は以下の通りです。
結婚資金 | 約304万円 |
---|---|
出産費用 | 約47万円 |
教育資金 | 約1,002万円 |
住宅購入費 | 約3,605万円 |
介護費用 | 約17万円 |
緊急資金 | 約60万円 |
引用:日本FP協会
上記からも分かるとおり、ライフイベントを経験する際は、数十万円〜数千万円ほど必要になることが予想されます。
現時点でライフイベントについて想像できなくても、将来的にはわかりません。
そのため、いつ必要になるかわからないライフイベントに備えて貯金をすべきなのです。
心の余裕を作るため
フリーターは、心の余裕を作るためにも貯金をすべきです。
フリーターの場合、職業の不安定さから急な収入の減少や、雇用契約が切られるなどの可能性が常にあります。
そのような状況になったとしても、貯金があればは心の安定剤となります。
貯金があることで心の余裕ができ、精神的なプレッシャーを大幅に軽減できます。
また、人生の意外な出来事やチャンスに対しても、経済的な柔軟性を持つことが可能になり、より積極的な人生選択を可能にします。
フリーターが貯金100万円を達成させる5つのコツ
上記では、フリーターが貯金すべき理由を紹介しました。
貯金を考える際に、達成目標となる金額は100万円です。
ただし、「100万円も貯金できない」「どうやって貯めるの?」と思っている方も多いでしょう。
そこで以下では、フリーターが貯金100万円を達成させる5つのコツを紹介します。
- 毎月の収支を把握する
- 毎月の固定費を下げる
- 浪費を抑える
- 収入を上げる
- 先取り貯金をする
毎月の収支を把握する
貯金100万円を目指すフリーターは、まず自分の収支を正確に把握することが必要です。
毎月の収入と支出を詳細に記録し、どこにいくら使っているのかを明確にしましょう。
その際は、スマホアプリや家計簿を使用すると便利です。
収支を把握し、無駄遣いを減らすことで、毎月の貯金額を徐々に増やしていけます。
毎月の固定費を下げる
100万円貯金をするためには、固定費を下げることも避けられません。
たとえば、スマホを格安SIM変える、家賃の安い場所に引っ越す、使っていないサブスクを解約するなど。
固定費を少しずつでも下げられれば、数年後には大きく貯金できています。
小さな節約が、貯金への大きな一歩となります。
浪費を控える
フリーターで貯金を増やすのであれば、浪費を抑えることも重要です。
外食や娯楽、衝動買いなど、日々の小さな出費が積み重なって、大きな金額になることがあります。
自炊を心がけたり、無駄な買い物を控えることで、浪費を抑えられます。
また、必要な物を買う際には、事前にリサーチを行い、最適な価格で購入するよう努めましょう。
小さな工夫が、貯金額を着実に増やすことに繋がります。
収入を上げる
フリーターで貯金を増やすためには、収入を増やすことも有効な方法です。
正社員は副業が難しい場合がありますが、フリーターならアルバイトの掛け持ちや副業をしても問題ありません。
また、現在の仕事でのスキルアップや効率化を図り、時給アップや昇給を目指すのも良いでしょう。
収入を増やすことで、毎月の貯金額を大幅に増やすことが可能になります。
先取り貯金をする
給料を手にしたら、まずは貯金に回す「先取り貯金」を実践しましょう。
給料が振り込まれたらすぐに、自動で別の口座に一定額を移動させる設定をすると、無意識のうちに貯金ができます。
現金で給料を受け取る場合も、受け取ったその日に分けて、決めた額を貯金封筒に入れてATMに預け入れましょう。
目に見えないところにお金を置くことで、使わずに済みます。
貯金は給料の1割など、少額から始めても構いません。
大切なのは、継続して行うことです。
フリーターが貯金をするなら正社員を目指すこともおすすめ
上記でも解説しましたが、正社員とフリーターの生涯年収差は1億円以上もあります。
そのため、貯金をしたいというフリーターの方は正社員を目指すことをおすすめします。
フリーター生活は柔軟な時間管理やライフスタイルの自由度が魅力ですが、貯金や将来の安定を考えると限界があります。
正社員になることで得られる安定した収入は、長期的な貯金計画を立てる上で大きなメリットです。
給与だけでなく、ボーナス、福利厚生、社会保険など、正社員として働くことで受けられる利点は多くあります。
また、キャリアの構築やスキルアップにもつながり、将来的な収入アップに繋がります。
一生フリーターでも生活できる?フリーターから正社員を目指す方法も解説!
フリーターから就職するには転職エージェントを使おう
フリーターから正社員に転職するには、自分の能力や適性を見極めることが重要です。
適切な職種選びや市場価値の高いスキルの習得は、転職成功の鍵となるからです。
ただし、1人で転職活動をする場合、「何から始めれば良いの?」と疑問や不安を感じる方も多いでしょう。
その場合、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントは、履歴書の添削や面接対策、適切な求人の提案など、転職活動を無料でトータルサポートしてくれます
特に、フリーターから正社員への転職は、一人で進めるよりも転職エージェントのアドバイスを受けながら進めた方が成功率が高まります。
フリーターから正社員へとステップアップし、より安定した経済基盤と将来の貯金を築くために、転職エージェントの利用を検討することをおすすめします。
なお、以下の記事でフリーターにおすすめの転職エージェントを紹介しています。
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フリーターは今すぐ貯金を始めよう!
今回は、フリーターの貯金額と貯金をするコツを紹介しました。
上記でも解説しましたがフリーターの方は、今すぐ貯金を始めることをおすすめします。
不安定な雇用状況や将来の見通しの不透明さがありますが、それでも安定した財政基盤を築くための第一歩は、日々の収入からコツコツと貯金をすることです。
なお、上記で紹介したフリーターが貯金をするコツは以下の通りです。
- 毎月の収支を把握する
- 毎月の固定費を下げる
- 浪費を抑える
- 収入を上げる
- 先取り貯金をする
フリーターでも財政的な自立を目指し、将来に備えることは十分可能です。
日々の小さな積み重ねが大きな安心につながります。
今すぐ貯金を始めて、安定した将来を手に入れるための第一歩を踏み出しましょう。