エンジニア転職に適したタイミングはいつ?おすすめの時期と転職を成功させる秘訣
エンジニア転職をするにあたって、
「どのタイミングが最適か?」
「採用が活発な時期はいつなのか?」
など、悩んでいる方も少なくないでしょう。
また現職を辞めるときのボーナスや退職金など、金銭面で損をしないタイミングを知ることも重要です。
そこで今回は、エンジニア転職のベストなタイミングについて解説したいと思います。
「転職で損をしないノウハウ」や「エンジニア転職を成功させるポイント」についても紹介していますので、転職のタイミングで悩んでいる方は参考にしてみてください。
- 対象
- ITエンジニア
- 公開求人数
- 24,000件程度
- 対応地域
- 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡
- 対象の年代
- 20代から40代
エンジニアのベストな転職タイミングは人にそれぞれ!
エンジニア転職のベストなタイミングは、経験や保有するスキル、採用する企業側の都合により異なります。
しかし職種を問わずリクルートが活発な時期があり、このタイミングを知っておくことで最高の転職を叶えることができます。
一般的なタイミングは2月~3月・9月~10月
2月〜3月、9月〜10月は、エンジニアに限らず求人が多く出回る時期です。
その理由は2つ。
「退職者が増えるタイミング」と「決算のタイミング」で、求人が増える傾向があります。
多くの企業では、6月や7月に夏のボーナス、11月や12月に冬のボーナスを提供するため、ボーナスを受け取った翌月に退職希望者が続出します。
また企業の決算期は3月・9月・12月が多いこともあって、前期の業績で人員計画を進めるため、このタイミングで求人が発生する傾向が多いようです。
採用が盛んになると幅広い求人から転職先が選べるので、より好条件の求人や希望にマッチする企業に出会える可能性が高まります。
しかし「求人が多いことは求職者に有利」と考えがちですが、求職者が増える時期はライバルがたくさんいることも念頭に入れておきましょう。
エンジニア転職は金銭面も考慮しよう
転職するなら、今の職場でできるだけ損をせずに退職しましょう。
転職にはお金も労力もかかるので、金銭面で得をするタイミングを見極めることが重要です。
ボーナスをもらえるタイミングで転職
「今すぐ退職したい!」
「人間関係がつらくて会社に行けない」
という人は、出来るだけ早く辞めてしまった方が気持ちが楽です。
しかし急いで転職する必要がない場合は、ボーナスをもらってから辞めるのがベストなタイミングでしょう。
現役エンジニアの方の中には、毎月の給料が安すぎると感じている方も多いのではないでしょうか?
日本企業の場合、給与の低さをボーナスでカバーする傾向があります。
もらえるものはキッチリ貰って、退職するのが得策です。
また有給が残っていれば、完全に消化できるようテンポよく引き継ぎを進めていきましょう。
企業によっては有給を買い取ってくれるケースもあるので、人事や上司に確認しておくことをおすすめします。
退職金がもらえるタイミングで転職
今の職場に退職金制度があれば、退職のタイミングで退職一時金や企業年金などが支払われるケースがあります。
ただし入社して3年以内の退職や、そもそも退職金制度がない会社の場合は退職金が支払われません。
また自己都合による退職に関しては条件を設けている会社もあるので、自分の会社の規定を確認しておくことが重要です。
企業型の確定拠出年金に加入している場合は、原則として60歳まで資産を引き出すことができないので注意しましょう。
昇進をしてから転職
転職を検討しているタイミングが、昇進のタイミングと被ってしまうこともあります。
その場合は、出世してから転職するのがおすすめです。
昇進によって給与や待遇、担当する業務が変わり、より好条件で転職できる可能性が高くなります。
また係長から課長などポジションが上がることで、ワンランク上の求人にチャレンジできるようにもなるでしょう。
転職は自分の価値を高める手段にもなるので、市場価値が高まったタイミングを見逃さないことが大切です。
エンジニア転職に適したタイミングは自分で決めるべし!転職時に考える4つのポイント
最初に説明した転職のベストなタイミングは、エンジニア職に関わらずあらゆる求人が盛んになる時期です。
そのため、たくさんの求人をみたい人にとっては最適な時期と言えます。
しかしエンジニアは「即戦力」や「保有スキル」を問われる職業であることから、自分の希望にマッチする求人が現れたタイミングを見逃さないことが重要といえるでしょう。
またタイミングを決める前に、「本当に転職するべきか?」「転職が自分にとってプラスに働くのか?」を見極めることも肝心です。
ここでは、転職を考えたときに確かめておくべき4つのポイントをご紹介したいと思います。
転職先に重宝されるスキルや経験があるのか
採用シーンにおいて、エンジニアは経験やスキルを重視されるケースが多いです。
実務経験がある場合、「採用企業が求めるスキルを持っているか?」が真っ先に問われることになります。
業務で使用している言語や技術を使いこなせているか、トレンドを意識した仕事ができているか、今一度振り返ってみましょう。
転職サイトなどで「応募条件」を満たせない求人が多いと気づいたら、転職するのを考え直したほうがいいかもしれません。
そして企業が求めるスキルを磨けるよう、現職で経験を積みましょう。
転職理由は不透明ではないか
転職する理由が不透明だと、採用企業から転職の意思や仕事への意欲を疑われてしまうことがあります。
また「会社の業績が伸び悩んでいるから」「評価制度に不満を感じて」といった理由も、あなたを採用したいという気持ちにさせる動機にはなりません。
これは「逃げの転職」と評価され、仮に採用しても同じような理由で退職してしまうだろうと判断されてしまいます。
転職によって叶えたい目標は何かを考え、ネガティブな理由をポジティブに変換できるような転職理由を考えましょう。
具体的に転職先への条件が決まっているか
今の職場ですべてに満足している人は、一体どれくらいいるのでしょうか?
「もっと給料を上げてほしい」
「残業が多すぎてプライベートがない」
「上司とそりが合わない」
さらに細かく言うと、
「通勤時間をもっと減らしたい」
「同性が多い職場に移りたい」
「ランチに行けるお店が少ない」
などなど、誰にも不満はたくさんあるでしょう。
転職によってこのような不満を減らすことができればいいですが、あれもこれもと条件を増やすと、そもそもの転職の目的を忘れてしまいかねません。
転職先への条件を決める際には、すべてを箇条書きにして整理し、優先順位をつけるのがおすすめです。
そして条件を叶えるためにはどんな転職先を選べばいいのか、企業研究や業界研究を行いましょう。
転職して自身の目標が達成できるのか
転職を成功させる人は、自分の目標達成のために最適な転職先を探します。
一方で、転職を失敗させてしまう人は、目標を達成することよりも好条件の求人ばかりをチェックしがちです。
転職を価値あるものにするには、10年〜15年スパンの長期的な目標と、1年〜3年ほどの短期的な目標を設定してから転職するようにしましょう。
具体的には、下記を逆算して考えると、自分の目標を達成できる転職先が見つかります。
- なりたいエンジニアをイメージする
- そのためにどんなスキルを磨けばいいのか検討する
- 希望のスキルが磨ける転職先を探す
繁忙期はエンジニア転職を避けたほうが無難
法的にはどんなタイミングでも、自分の意思を伝えて退職することは可能です。
企業によっては1ヶ月前や2ヶ月前などの期間を設けているので、退職日を決めてから転職活動を進められるでしょう。
しかし繁忙期や決算時期の直前に退職することは、避けたほうが無難です。
加えて人手不足の企業で働いている方は、引き継ぎ期間を長めに設けたほうが残る社員のためになるでしょう。
「退職してしまえば周囲に何と思われても構わない」という考えも一理あります。
しかし今後も仕事で関わる可能性がまったくない訳ではありませんので、円満退社を心掛けましょう。
また現職が繁忙期であれば、転職先も繁忙期である可能性が高いです。
そんな時期に転職すると、引き継ぎが乱雑になったり慣れない業務を任されたりして、職場に馴染めないかもしれません。
エンジニア転職を成功させる秘訣
エンジニア転職を成功させる秘訣は、主に3つあります。
- エンジニアに必要なスキル・知識をアピールする
- 転職理由と志望動機を一貫させる
- エンジニア転職に特化したエージェントを活用する
エンジニアに必要なスキル・知識をアピールする
エンジニアと一言でいっても、職種によって必要なスキルや知識は大きく異なります。
ネットワークやサーバー、AI、Web、インフラ、データベース、サポートなど、エンジニアはさまざまな分野に分類されますが、自分のなりたい職業に転職するための必要なスキルや知識を洗い出しましょう。
企業が求めるスキルを持っていれば、即戦力になることをアピールできます。
未経験からエンジニアを目指す場合は、資格を取得して最低限の知識があることを証明したり、プログラミングを習得したりしてポテンシャルをアピールしましょう。
20代であれば、まったくの素人でも手厚く教育してくれる企業もあります。
最初に「自分の強みは何か」を考え、転職先を決めることが大切です。
転職理由と志望動機を一貫させる
「転職理由」と「志望動機」に一貫性を持たせることで、面接官への説得力を上げることができます。
例えば、転職理由に「クラウドエンジニアとして専門性を磨きたい」と回答し、志望動機で「クラウドを含むインフラ開発が盛んな貴社でノウハウを学びたい」と説明すると、そこに一貫性があるので面接官は納得するでしょう。
しかし2つの理由に矛盾が生じてしまうと、「ネガティブな退職理由があるかもしれない」「他社でもできるのでは?」と疑念を抱くかもしれません。
また矛盾がなくても、がなければ内定獲得は困難です。
入社への意欲を正確にアピールするためにも、転職理由と志望動機を明確にして、その企業である必然性をしっかりとアピールしましょう。
エンジニア転職に特化したエージェントを活用する
エンジニア転職を成功させるためには、転職エージェントの活用が欠かせません。
転職活動をうまく進めるにあたっては「情報収集」が鍵になるので、企業の裏事情や業界の動向に詳しい専門家からアドバイスを受けることをおすすめします。
国内にはたくさんの転職エージェントがあり、「どのエージェントを利用すればいいのだろう?」と悩んでしまう方も多いでしょう。
そこで次の章では、エンジニア転職に強く利用者からも評価の高い転職エージェントを紹介していきたいと思います。
エンジニア転職におすすめの転職エージェント
エンジニアにおすすめしたい転職エージェントは、次の3社です。
- レバテックキャリア
- ワークポート
- TechClipsエージェント
レバテックキャリア
ITエンジニアやWEB業界の求人に特化したレバテックキャリアは、エンジニアにおすすめしたい転職エージェントです。
エンジニア出身のコンサルタントが多数在籍しており、業界ならではのサポートを受けながら、IT分野の専門職やキーポジションの求人を提案してくれます。
レバテックキャリアのキャリアアドバイザーは年に3,000回以上も掲載企業へ足を運び、旬の情報を収集しているため、転職のベストなタイミングを探っている方に最適です。
また「開発言語」や「フレームワーク」からも求人を検索できるので、転職先を厳選するのもスムーズに進むでしょう。
専任のアドバイザーが企業に合わせた面接対策やポートフォリオの作成を行いながら、内定後の年収交渉や入社日の調整までをしっかりとサポートしてくれます。
レバテックキャリアの詳細情報 | |
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運営会社 | レバテック株式会社 |
対応エリア | 関東・大阪・名古屋・福岡中心 |
公開求人数(2023/12/13時点) | 21,655件 |
対応業界・職種 | IT職種 |
特徴 |
・5人に4人が年収アップを実現 ・希望企業への転職成功率96% |
エージェントによるサポートの有無 | ◎(サポートあり) |
利用料 | 無料 |
\初回の提案での内定率90%/
レバテックキャリアに会員登録する
より詳しくは、下記記事をご覧ください。
レバテックキャリアの評判とは?口コミやサービスからわかるメリット・デメリット
ワークポート
ワークポートは、IT・Web業界への転職に強いだけでなく、「無料エンジニアスクール」を運営していることが魅力の転職エージェントです。
20代〜30代をターゲットにしており、ベンチャーや大手IT企業の求人を豊富に保有しています。
「IT系の中途採用に強い」と定評がある上に、未経験からエンジニアを目指す方へのサポートが充実していると利用者からも高評価です。
エンジニア経験者の方はもちろん、エンジニア未経験の方にも強くおすすめできるエージェントといえます。
TechClipsエージェント
TechClipsエージェントは「高年収・高待遇」の求人に特化した、ITエンジニア向けの転職エージェントです。
年収500万円以上の求人が非常に多く、TechClipsエージェントを利用した方の95%が年収アップを実現しています。
また現役エンジニアが転職をサポートしてくれるので、効率的で的を得たアドバイスや指導が期待できるでしょう。
TechClipsエージェントは「ITエンジニアの技術価値を理解できる企業」に対し人材紹介を行っているため、紹介先を事業会社に限定しているのが特徴です。
また「転職後の1年以内の離職者ゼロ」という実績もあるため、マッチング力の高さもずば抜けて優っているでしょう。
ただし対応地域が「首都圏限定」のため、東京・神奈川・千葉・埼玉エリア以外で転職先を探している方には不向きです。
また未経験者向けの求人はほとんどないことも、念頭に入れておいてください。
エンジニア転職を成功させてキャリアアップしよう!
エンジニアの転職タイミングについて、ベストな時期をご紹介しました。
未経験者は求人が増える時期が狙い目ですが、エンジニア経験者の場合はスキルや経験を考慮しながら、自分に合った求人がないかを日頃からチェックしておきましょう。
「仕事が忙しい」「転職活動がバレるとまずい」という人は、転職エージェントを利用してサポートしてもらうのがおすすめです。
その際には、企業や業界市場の情報を提供してもらいながら、職務経歴書や面接対策についてもアドバイスをもらいましょう。
エンジニアの需要はこれからも高まっていくので、求人に困ることは少ないかもしれません。
しかし「転職を成功させられるか?」「転職によって目標を達成できるか?」を注意深く考えながら、納得する転職先を見つけることが大切です。
あなたの転職が成功し、エンジニアとしてさらに成長することを願っています。