大卒フリーターの末路はやばい?割合は?正社員就職を成功させる5つのコツ
「大卒フリーターの末路はやばい?」
「正社員就職すべき?」
「正社員就職するコツは?」
このような疑問を持っている大卒フリーターの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、大卒フリーターの末路がやばいと言われる理由、フリーターを楽しめる人の特徴、正社員就職を成功させるコツ、おすすめの就職エージェントを紹介します。
最後まで見ることで、就職すべきか否かが判断できるためぜひ参考にしてください。
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大卒フリーターの割合は約1割
厚生労働省が発表した「若年者雇用対策の現状等について」によると、大学卒業後の就業者のうち、約1割がフリーターとして生計を立てているとされています。
つまり、大学卒業者の10人に1人がアルバイトやパートのような形で働いていることです。
大卒フリーターを選ぶ理由
一般的に、大学卒業者は高卒や中卒と比べると安定した職に就きやすく、平均年収も高いとされています。
ではなぜ大卒者の約1割が正社員ではなくフリーターを選ぶのでしょうか。
大卒フリーターを選ぶ人の主な理由は以下の通りです。
- 希望の職種や業界に就職できなかった
- やりたいことがある
- 公務員試験に落ちた
- 入社したもののすぐに退職したなど
上記から分かるように自分から希望してフリーターになったというよりも、思うように就職ができなかったことが大きな要因となっているようです。
一生フリーターでも生活できる?フリーターから正社員を目指す方法も解説!
大卒フリーターの末路はやばいと言われる理由
以下では大卒フリーターの末路がやばいと言われる理由を紹介します。
- 正社員よりも生涯年収が低くなるから
- 年齢が上がるにつれて正社員就職が難しくなるから
- 社会的信用が低く生活しづらいから
- 将来もらえる年金額が少ないから
- 福利厚生が受けられないから
正社員よりも生涯年収が低くなるから
正社員は安定した給与やボーナスがもらえますが、フリーターとして働くと収入は不安定になります。
また、給料のアップも期待しづらいのです。
国税庁の統計では、正社員とフリーターでは約300万円の年収の違いがあるとされており、生涯年収で考えると1億円以上も差が出るとされています。
長い期間フリーターとして過ごすと、生涯で得られる収入の総額が大きく減少するリスクが高まるのです。
フリーターの平均年収とは?支払うべき税金の種類やフリーターを続けるリスクを解説
年齢が上がるにつれて正社員就職が難しくなるから
新卒の際には多くの就職の機会がありますが、時間が経つとともに、フリーターから正社員に転職するのが難しくなります。
特に、フリーターの経験が長いと、雇用者はそのキャリアを不安視する傾向があります。
確かに、法律では年齢を理由にした採用の差別は禁止されていますが、実際の現場では若い人が採用されやすいことは確かです。
年齢が上がると、新しいスキルを身につけるチャンスや、キャリアアップの機会が限られてしまうのです。
社会的信用が低く生活しづらいから
フリーターは、自由や柔軟性がある働き方ができる反面、社会的信用の低下を招く恐れがあります。
社会的信用とは、他者や社会からの信頼や評価を指します。
正社員としての安定した職歴がないことは、住宅ローンの取得や賃貸契約など、多くのライフイベントにおいてハンディとなる可能性が高まります。
特に大卒という学歴を持ちながら長期にわたりフリーター生活を続けると、社会からの評価や期待を受けるプレッシャーも増大し、メンタル的なストレスも増加する恐れもあるのです。
将来の年金額が減少するリスク
年金制度は、働いた年数とその間の収入に基づいて計算されるため、フリーターとしての低収入が続くと、将来受け取れる年金の額も少なくなるリスクがあります。
特に、高齢時に必要な生活費や医療費などを考慮すると、十分な年金収入が得られないことは、老後の生活を困難にする大きな要因となり得ます。
福利厚生の恩恵を受けられない
正社員は、さまざまな福利厚生を享受することができるメリットがあります。
これに対して、フリーターはその多くの恩恵を受けられない、もしくは限定的になってしまいます。
たとえば、健康保険、雇用保険、退職金制度など、多くのサポートが制限される場合があります。
つまり、突然の病気やケガ、失業した際にお金に困るリスクが高まり、生活の安定感が脅かされる可能性が高くなるのです。
大卒フリーターを楽しめる人の特徴
大卒フリーターとしての生活は、多くのリスクがある一方で、一部の人々にとって魅力的な選択肢とも言えます。
以下では、大卒フリーターを楽しめる人の特徴を紹介します。
- 自由な働き方がしたい人
- ダブルワークに興味のある人
- 多様な職種を経験したい人
自由な働き方がしたい人
自分の時間を大切にしたい、束縛されずに働きたいと思う人にとっては、フリーターとしての生活は大きな魅力となります。
大卒フリーターを楽しんでいる人の多くは縛りの少ない働き方を選び、趣味や旅行、自己啓発に多くの時間を使えるのです。
また、固定的な労働時間に縛られず、自分のペースで働くことができるのも大きなメリット。
自由度の高さが、生活の質を向上させる要因にもなっています。
ダブルワークに興味のある人
1つの仕事だけでなく、複数の仕事を同時に持ちたいと考える人たちは、フリーターとしての生活が適しています。
正社員の場合は副業が禁止となっていたり、そもそも残業が多くてできない場合もあります。
その点フリーターは、ダブルワークを通して、さまざまなスキルや経験を積めるため、多様な価値観や視点を持つことができます。
たとえば、昼はカフェでバリスタとして、夜はライターとして活動するなど、様々な仕事を通じて人生の幅を広げることが可能です。
また、収入の面でもメリットがあり、複数の収入源を持つことで、経済的な安定を実現できる可能性が高まります。
多様な職種を経験したい人
いろいろな仕事を経験したい人もフリーターを楽しめる人の特徴です。
正社員の場合は、退職までのハードルが高く、仕事を変えたいと思っても気軽に転職できない場合もあります。
一方フリーターの場合は、正社員に比べて退職のハードルが低い点が特徴的。
そのため、自分の興味がある仕事にどんどん挑戦できるのです。
正社員就職に失敗する大卒フリーターの特徴
一般的に大卒者は就職しやすいとされていますが全ての人が就職に成功するわけではありません。
以下では、正社員就職に失敗する大卒フリーターの特徴を解説します。
- プライドが高い人
- 自分に自信がない人
- 就活に対して楽観的な人
プライドが高い人
自身の学歴やスキルを高く評価して、一定の条件以下の職は受け入れがたいと感じる人々は、就職活動での選択肢が狭まりがちです。
また、面接や企業研究の際に、自分の要求を強く出すことで、採用担当者からの評価が下がるリスクも。
正社員としての働き方に対する期待値が高すぎると、多くのチャンスを見逃してしまう可能性が高まるのです。
自分に自信がない人
プライドが高すぎる点もよくありませんが、自身の能力や経験を過小評価してしまう人も正社員就職に苦労します。
自分に自信がないと、面接でのアピールが十分にできず、良い評価を得られないのです。
また、自己PRや志望動機の策定にも難しさを感じるでしょう。
自分の強みや適性を正しく認識し、それを活かせる職種や企業を中心に応募することが重要です。
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就活に対して楽観的な人
「何とかなるだろう」と楽観的に考えることは、ストレスを軽減する上で良い面もあります。
ただし、就活では適切な対応が取れなくなるリスクもあります。
綿密な計画や準備をせずに就職活動を始めると、情報が不足していたり対策が遅れたりと多くのデメリットが出てきてしまうのです。
しっかりとした情報収集を行ったり、自身のキャリアプランをしっかりと考えることが、正社員就職を成功させる第一歩となります。
大卒フリーターから抜け出して正社員就職を成功させる5つのコツ
以下では、大卒フリーターから抜け出して正社員就職を成功させる5つのコツを解説します。
下記で解説するコツを実践することで効率的に就職活動が進められるので、しっかり確認しておきましょう。
- しっかりと自己分析をする
- 正社員になるために早めに行動する
- フリーターを続けながら就職活動を行う
- 職種や業種を絞りすぎない
- 転職エージェントを利用する
しっかりと自己分析をする
自己分析は、就職活動の基盤となるステップです。
まず、自分の強みや適性、興味・関心を明確にすることが必要です。
大学時代に学んだこと、フリーターとしての経験、その中で得られたスキルや知識を整理しましょう。
また、どのような業種や職種が自分に合っているのか、自分のキャリアの方向性を考えることも大切です。
自分の価値観やライフスタイルを基に、長期的に働き続けることができる職場を選ぶことが、将来のキャリア形成において重要となります。
情報収集を積極的に行い、自身の立ち位置を正確に把握することで、効果的な就職活動が行えるでしょう。
正社員になるために早めに行動する
正社員就職を成功させるためには1日でも早く行動することが重要です。
上述したようにフリーター期間が長くなればなるほど、年齢が上がれば上がるほど正社員就職は難しくなります。
早めのアクションが、多くのチャンスをつかむカギとなります。
たとえば、業界研究、企業の情報収集、職種に関する勉強、スキルアップのための研修やセミナーへの参加など、多岐にわたるアクションを計画的に実施することが重要です。
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フリーターを続けながら就職活動を行う
正社員就職を成功させるためにはフリーターを続けながら就職活動を行うことも重要です。
その理由は、なかなか内定がもらえなかった場合、金銭的な不安から就職先を妥協してしまう恐れがあるから。
フリーターとして働きながらの就職活動は、一見難しそうに思えますが、計画的に行えば十分実現可能です。
フリーターの勤務スケジュールをしっかり把握し、空いている時間を効率的に就職活動に使いましょう。
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職種や業種を絞りすぎない
就職活動を始める際、最初から特定の職種や業種に固執しすぎると、可能性を狭めてしまう恐れがあります。
そのため職種や業種を絞りすぎることなく、多岐にわたる業種や職種の中から、自分の経験やスキルを活かせる場所を見つけることが重要です。
いろいろな職種や業種を見ることで自分が思っていた以上に興味を持てるものを見つけられる可能性もあります。
また、多様な経験を持つフリーターは、異業種へのチャレンジも十分考えられるので、自分の可能性を最大限に広げることが肝心です。
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転職エージェントを利用する
転職エージェントは、大卒フリーターにとって強力なサポートツールとなります。
その理由は専門のコンサルタントが、あなたの経験やスキル、希望をもとに最適な求人情報を紹介してくれるからです。
また、エントリーシートの書き方や面接対策など、就職活動のノウハウを伝授してくれるので、一人での就活と比べて効率的に進めることができます。
さらに、エージェントを通じて非公開求人にもアクセスすることが可能です。
これにより、通常の求人サイトや情報誌では得られないチャンスを掴むことができるでしょう。
基本的に転職エージェントは無料で利用できるため、積極的に活用することをおすすめします。
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大卒フリーターにおすすめの転職エージェント
以下では、大卒フリーターにおすすめの転職エージェントを紹介します。
- ハタラクティブ
- doda
- ワークポート
ハタラクティブ
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大卒フリーターによくある質問
以下では、大卒フリーターによくある質問を紹介します。
- 大卒フリーターは親不孝?
- 大卒フリーターの末路はやばい?
- 大卒フリーターは今すぐ就職すべき?
- 30代の大卒フリーターは人生終了?
大卒フリーターは親不孝?
「大卒フリーターは親不孝」という声は、高い学歴を持つ者が一定の社会的ステータスや安定した職を得るべきだという伝統的な価値観から来ていると考えられます。
しかし、価値観は人それぞれです。
親への感謝や尊敬の気持ちは、就職の形や稼ぎの多さだけで決まるものではありません。
大切なのは、自分の選んだ道をしっかりと歩み、その選択に責任を持つことです。
もちろん、家庭の経済的状況や親の意向も考慮することが大切ですが、一概に「親不孝」とは言えません。
大卒フリーターの末路はやばい?
「大卒フリーターの末路はやばい」という意見も存在します。
確かに、一般的な正社員としてのキャリアを積むことが難しく、経済的な安定を得るのが難しいケースもあります。
しかし、フリーターとして様々な仕事を経験して得たスキルが無駄ということはなく、未来のチャンスとして生かすことができます。
フリーターとしての生活を選んだ場合、自分自身で将来を設計し、計画的に行動することが重要です。
大卒フリーターは今すぐ就職すべき?
大卒フリーターが今すぐ正社員としての就職を目指すべきかどうかは、その人の価値観や目標、現在の状況によります。
もし、将来的なビジョンや目標が明確で、それを実現するために現在のフリーターとしての経験が必要であれば、焦る必要はないでしょう。
一方、経済的な安定やキャリア形成を重視する場合、早めの就職を考えるのも1つの選択です。
大切なのは、自分自身の価値観をしっかりと持ち、その上での意思決定を行うことです。
30代の大卒フリーターは人生終了?
30代でフリーターだからといって人生終了というわけではありません。
30代はまだまだ人生の中盤に過ぎません。
多くの人がキャリアチェンジを果たしたり、新たな挑戦を始めたりする時期です。
大切なのは、自分の現状を冷静に分析し、今後どのような人生を歩みたいかのビジョンを持つこと。
経験豊富な30代ならではの強みを活かし、新しい道を切り開くことも十分可能です。
大卒でフリーターとしての生活に不安があるなら正社員を目指そう!
大卒でフリーターとして生活すること自体がやばいわけではありません。
ただし、何も考えずにフリーターをやっている、もしくは将来に不安を感じているのであれば正社員を目指すことをおすすめします。
上述したように正社員とフリーターの生涯年収の差は1億円以上とされており、年金も少ない傾向があり、将来的にお金に困る恐れがあります。
「正社員になれば100%安泰」というわけではありませんが、フリーターと比べると安定していることは確かです。
少しでも現状を変えたいと思っているのであれば少しづつでも正社員を目指して行動してみましょう。