ブランク期間があると第二新卒の転職は不利になる!伝えるときのポイントと例文
学校を卒業してから3年以内、さらに正社員・派遣社員などの働き方で社会人経験のある求職者の方を「第二新卒」と呼びます。
第二新卒は短くとも社会人としての経験があり教育に必要な時間や費用を減らせる期待が大きいことから、転職の際に歓迎されやすいと言われています。
しかし転職に有利なはずが「ブランク期間」が長くなると転職に不利になってしまうかも知れないのです。
ですがもしブランク期間があったとしても、伝え方次第ではその危険を減らせる可能性があるんです!
ブランク期間が長くなりそうな方は、この記事を読んで対処方法を学びましょう。
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第二新卒もブランクの期間が長くなると転職難易度が上がる
転職・就職活動における「ブランク」とは、空白期間や離職期間と日本語で書くことができます。
つまりは仕事を辞めてから働いていない期間ということになりますが、退職して翌日から次の職場で働くという方は多くはなく、逆に多くの方にブランクがあるはずです。
しかし、空白期間が短ければ特に問題はならないので、早い段階で就活を始めれば何も心配することはありません。
ブランク期間が半年以上続くと危険
就活が不利なるブランク期間は「半年以上」と言われています。
現在まだ働いていて退職を考えている状況の方からすると、半年以上のブランクができることは考えにくいかも知れません。
しかし、毎日疲れ果てていたり大きなストレスを感じていると、中々動き出すことができずに半年が過ぎてしまうこともあります。
そうならないためには退職する前から転職活動を行い内定を受けてから退職したり、就活をいつから開始するかを決めてから退職するのが効果的です。
企業からの不信感が大きくなる
半年以上とブランク期間が長くなると、就活に有利なはずの第二新卒であっても企業から歓迎されにくくなるのには、もちろんですが理由があります。
「半年も就職活動を行わない人物は仕事に対する意識が低い」
「他社に応募しても採用されなかった能力の低い人物なのでは?」
...など、疑われてしまうからです。
ブランク期間が長いというだけで、実際は仕事に対する意識も能力も高い人物でも企業側からネガティブな印象を持たれやすくなってしまうのです。
ブランク期間を伝えるときのポイント
ブランク期間のある第二新卒の方も、それだけで内定を勝ち取ることが不可能になったわけではありません。
伝え方を少し工夫するだけで、働かなかった期間に意味を持たせられます。
ブランクがあることを隠したり卑屈になったりせずに、「どの様に説明するか」を考えるのが大切です。
嘘をつくのはNG
ブランク期間を説明する際に、もっともダメなのは「嘘をつく」ということです。
上手く誤魔化せたつもりでも、後からボロが出てしまう危険は常につきまといます。
例え面接をクリアして内定を受けたとしても、入社手続きをする際に必要な書類を提出した時にバレてしまうかも知れません。
嘘が発覚した際には会社での立場が悪くなる危険も大きく、場合によっては内定取り消しや解雇という扱いをされる可能性もあるのです。
ブランク期間の伝え方は重要ですが、嘘だけはNGです。
明るくハキハキと答える
素晴らしい内容でブランク期間の説明ができたとしても、聞こえづらかったり暗い印象を持たれてしまっては面接官に何も伝わりません。
大き過ぎず小さ過ぎない適度な大きさとトーンで話さなければ、声の大きさなどが気になって話に耳を傾けてもらうことすらできないのです。
また相手に伝わりやすい声であっても、雰囲気が暗くては好印象を与えることは難しいでしょう。
「明るくハキハキと答える」のは、面接で大切なポイントです。
ポジティブな姿勢をアピールする
面接でも職務履歴書であっても自分の考えを述べる場面では、極力「ポジティブ」であることを意識してください。
ブランク期間が長くなってしまったことを説明する際にどうしても前向きな理由説明ができなかったとしても、自ら失敗を認め考えを改めたことを伝えればポジティブな姿勢をアピールすることができます。
ただポジティブと楽観を勘違いしてはいけません。
積極的で肯定的な考え方で困難に対して乗り越えようと努力するのがポジティブであり、何とかなるだろうと他力本願や運に頼りがちな楽観とは大きな違いがあるのです。
状況別のブランク期間の伝え方
ここからは状況別のブランク期間の伝え方をご紹介します。
状況によって伝え方は大きく違い、ブランク期間の過ごし方をアピールするべき場合も、逆になるべく悪い印象を与えないように気をつけるべき時もあります。
例文を合わせてご紹介しますので、ご自身の理由説明を考える際の参考にしてください。
アルバイトをしつつやりたいことを探していた
前職の職場環境や仕事内容に大きな不満を感じていて、どうしてもすぐに仕事を辞めたかったという方に多いブランクの理由です。
ブランク期間中もアルバイトで収入を得ていたことをアピールしつつ、応募先が「やりたいこと」に関係していることを伝えましょう。
例文
「前職を退職してからは、アルバイトで収入を得ていました。
今まで経験したことのない飲食業でのアルバイトをする中で、人とコミュニケーションを取ることの難しさと楽しさを学ぶことができました。
そしてその期間中に興味を持った営業の仕事にチャレンジしてみたいと考え、御社へ応募させていただきました。」
資格取得に励んでいた
本当にやりたい仕事の為に資格取得を目指していたが、働きながらでは難しいので退職したのであれば資格取得に向けての勉強状況を説明する必要があります。
資格を取得できていれば一番ですが、まだならば働きながら勉強ができる環境になったのか諦めたのかをきちんと説明できるようにしましょう。
例文
私が挑戦していたいと考えていた○○業界では、○○という資格を持っていることが有効だと知り、この半年間独学で勉強し資格を取得しました。
ですが資格を取得したことで満足すること無くさらに知識を身につけ、また前職で身につけた経験を活かしながら御社に貢献できればと考えております。
ケガや病気をしていた
ケガや病気が原因で前職を退職した場合でも、退職後の就活中に体調を崩してしまった場合でも、「現在は完治している」のか「働いても問題のない状況になっている」のかをしっかり説明しましょう。
この理由の場合、ブランク期間があるのは仕方ないと思ってもらえるはずですが、企業側が今後への不安を感じてしまう可能性が高いので不安を払拭することが重要です。
例文
半年ほど前から○○という病気にかかり、しばらくは治療に専念していました。
すでに体調は回復しており、病気のことでご迷惑をおかけすることはありません。
治療中も○○業界に関する情報収集や知識を身につけるための努力は行っておらず、少しでも仕事で早くお役に立てるようになりたいと考えています。
特に何もしていなかった
もっともポジティブに理由を説明するのが難しく、これが本当の理由であるという方も少なくはありません。
転職活動に関しては特に何もしていなかったとしても、趣味などを含めて何かしらの活動をしていたのであればそれを理由に含めることは可能です。
本当に何もしておらず日々をぼんやりと過ごしていたのであれば、転職先を決めるための色々と調べていたなど、前向きな印象を与えブランク期間が無駄ではなかったと思わせる理由を用意する必要があります。
例文
前職での勤務中は自分の時間を取ることが難しく思うように転職活動を行うことができず、退職してから本格的な転職活動のスタートとなりました。
少し時間を使えるようになったこともあり、様々な職種に目を向け自分自身に向き合いながら落ち着いてこれからの進む道を考えました。
情報収集なども納得できるまで行った結果、少し離職期間が長くなりましたが自分のこれから進みたい道がはっきりと見つかり、御社への応募を決意しました。
仕事へのポジティブな姿勢をアピールしましょう
ネガティブな性格は仕事において、問題を先読みすることに役立ったりミスを減らすというメリットを与えてくれることもあります。
しかし、内定を勝ち取るために必要なのは「ポジティブな姿勢」です。
積極的に仕事に取り組み、良好な人間関係を築いてくれそうな人物を企業が高く評価するのは自然なことです。
「自分はネガティブだから・・・」なんて思っている方も、何を求められているかを考えておけば、ポジティブな姿勢をアピールすることは難しいことでは無くなりますよ。
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最後まで記事を読んでみても「ブランクの理由説明」や「ポジティブな姿勢の見せ方」がよくわからなかったり不安を感じているのなら、就職・転職支援サービスの「リクらく」に相談してみてはいかがでしょうか?
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