第二新卒の転職を成功させるには?成功させる6つのコツを解説
第二新卒で既に転職を経験している人は少ないのではないでしょうか。
そのため、第二新卒の方はどのように転職を進めればいいのか分からない人が多くいます。
転職するからには、絶対に失敗したくないですよね。
今回は、第二新卒の転職に成功するためのポイントを解説していきます。
この記事を読めば、転職の失敗を防ぐことが可能です。
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第二新卒は転職を成功させやすい年齢!
近年ではあらゆる企業が人手不足の問題に直面していることもあり、転職市場において第二新卒の需要はかなり高くなってきています。
また、新卒の就活が急激な売り手市場になっているのも、第二新卒の需要が高まっている要因の一つです。
新卒採用時に、充分な人材を確保できず、確保できなかった分を第二新卒で賄おうとしています。
そのため、第二新卒の転職はかなり成功しやすくなっているのが現状です。
第二新卒の転職を成功させる6つのポイント
さっそく転職に成功するためのポイントを紹介していきます。
転職に成功するポイントは全部で6つ。
ポイントを掴んで必ず転職に成功しましょう。
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転職理由はポジティブに伝える
転職理由は、退職理由にも繋がる第二新卒に対して企業が最も聞きたいポイント。
転職理由をうまく伝えることができるかどうかは、合否に大きく影響します。
「前の仕事では労働時間が長く、残業も多かったので転職しようと思いました」
「前の職場では人間関係が上手くいかず仕事がやりづらかったので転職しました」
上記のような転職理由だと、ネガティブなイメージを与えてしまい、全くアピールになっていません。
とくに人間関係を転職理由にしてしまうと、入社後も会社になじめるか危惧されるため、採用されにくいです。
採用担当者は、あなたの愚痴や不満を聞くために、転職理由を聞いているわけではないです。
ポジティブな退職理由を伝えるポイントは、退職理由と志望動機に一貫性を持たせて伝えるという方法。
退職理由と志望動機を関連させるのがポイント
ポジティブな退職理由…と言っても多くの人は、前の仕事が嫌で退職している人がほとんどだと思います。
だからといって嘘の退職理由を伝えてしまうと、ばれてしまった時のリスクが大きいため、嘘をつくことはおすすめしません。
そこで、退職理由が自分の目標や志望動機と重なるように伝えましょう。
これまでの経歴に一貫性が出て好印象です。
例えば「自分は○○の仕事をしていきたい。しかし今の職場では実現できる環境ではないので退職を決めた」といった感じ。
仮にいちばん会社を辞めたいと思った理由が人間関係だとしても、少しでも自分のやりたい仕事がないからやめたと思っていれば嘘にはなりませんよね。
今の職場で目標を実現できないということは、つまり転職希望先の会社であればそれができるという期待の裏返しになり、スムーズに志望動機の話に繋がります。
また、その際に自分が抱えている将来的な目標・キャリア像などを語れると、前向きな転職であると捉えられ好印象です。
選考を受ける企業を入念に調べておく
選考を受ける企業のことは、しっかりと調べておきましょう。
採用面接を受けるなら企業のことを十分に理解しておかなければなりません。
理解しておかないと、履歴書や面接の中で効果的なアピールができません。
そのため、求人やホームページなどで、応募する企業について入念に調べておきましょう。
企業の事業内容・業務内容・求めている人物像・従業員数など、調べなければならないことは山のようにあります。
転職において事前準備は何よりも大切。
十分な時間をかけて、企業について調べておきましょう。
また企業研究は、ブラック企業を回避することにも繋がります。
面接を通過しやすくなるのと同時にブラック企業かどうかもわかる可能性があるため、転職の成功に一石二鳥です。
エントリー数を増やす
新卒が選考を受ける企業の数に対して、第二新卒が選考を受ける企業の割合はかなり少なくなっています。
第二新卒は、新卒の就職で失敗してしまったため、転職をおこないます。
転職では失敗しないようにしようと、企業に対してたくさんの条件を求めてしまう傾向があります。
しかし転職先の企業に様々な条件を求めてしまうと、その条件に見合う企業が少なく応募できる数が少なくなります。
その対策として企業に求める条件に優先順位をつけましょう。
順位通りに条件を満たしてくれる会社に積極的にエントリーし、なるべくたくさんの企業を受けるようにしましょう。
実際に働き始めてみないと分からない部分が多いです。
たくさんの希望を叶えてくれる会社だと思っていても、いざ入社してみると全然求人内容と異なっていることもあります。
逆に全く興味が無く、自分の希望が一部しか叶わない感じていた企業でも、働きだしてみると自分に合っていることもあります。
志望動機と今後のキャリアに一貫性を持たせる
仕事を選ぶ時には人それぞれに選んだ理由があり、現在では辞めたいと考えている職場でも、入社する前には何かしらの志望動機があったはずです。
その志望動機と次に受ける企業の志望動機を関連させて、将来的なキャリア形成に繋げてアピールしましょう。
将来への見通しを立てた上でキャリアプランを構築していると判断され、好印象を与えることができます。
ざっくりとした転職スケジュールを立てる
転職していく中で、思う様にいかなかったりすると、焦りを感じてしまい転職の目的を見失ってしまいがちです。
そのため、目的を見失わないために、大まかな転職スケジュールを作製しましょう。
自分がどのような目的で転職をするのか、
いつまでに内定を貰うのか、
そのためには何をすべきなのか、
転職スケジュールを立てることで目的を見失う心配がありません。
転職スケジュールの立て方
転職スケジュールを立てるときは、ゴール(初出勤日)から逆算して立てましょう。
現在が5月1日だとして、8月1日をゴールに設定にします。
5月いっぱいで自己分析・業界研究、履歴書などを作成、6月から転職エージェントに相談にいき企業にエントリー、7月から随時面接、8月に採用…こんな感じでしょうか。
かなりざっくりですが目的を可視化することで、常に目的を意識でき、それに付随した行動をとることができます。
計画的に内定を貰うためにも、転職前に転職スケジュールを立てておきましょう。
前職の経験と共通点を見つけてアピールする
第二新卒はスキルや経歴を求められていないとはいえ、前職の経験が生かせればより効果的なアピールができます。
そのため、前職で経験したことの中で、次の転職先の業務に活かせそうな経験が無いか確認しておきましょう。
転職市場で第二新卒の需要が高い3つの理由
企業が第二新卒を採用しているのは、人手不足や売り手市場になっているだけが要因ではありません。
それらの要因以外にも、企業側から見れば、第二新卒を採用するメリットがあります。
- 年齢が若くて将来性があるから
- 基本的なマナーが身に付いているから
- 企業の色に染まっていないから
上記が第二新卒を採用する主な要因になります。
それぞれ、詳しく説明していきます。
年齢が若くて将来性があるから
第二新卒は、新卒で入社した会社を3年以内に退社している人が対象になるため、おおむね25歳未満になります。
そのため、転職市場で見ればかなり年齢が若く、いくらでもやり直しができる人材です。
若い年代の方が、仕事の呑み込みやポテンシャルなどが、高い傾向があります。
長期的な目で見ると会社の中心人物になれる素質を持っています。
加えて、年齢が若ければ前職と異なる、未経験職への転職もかなりしやすいです。
キャリアチェンジをする絶好の機会とも言えます。
基本的なマナーが身に付いているから
第二新卒は社会人経験が短いとはいえ、前職で社会人として働いていた経歴を持っています。
そのため基本的なビジネスマナーを身に付けています。
新入社員研修などを行って一から教育しなくて済むので、大幅なコストや人件費を削減できます。
年齢も新卒とあまり変わらないので、社会人経験をしている新卒と見ている企業も。
逆に言うと、第二新卒であれば身に付いていなければならないスキルと言えます。
身に付いていないと判断されてしまうと企業からの評価が下がってしまいます。
企業の色に染まっていないから
社会人経験が長くなると、自分なりの仕事の進め方やルールが染みついていることがあります。
新しい職場のやり方に馴染めないケースがほとんど。
対して、第二新卒は社会人経験が浅いため、自分なりの仕事のやり方やルールが決まっていないことが多いです。
新しい環境に早い段階で馴染めます。
そのため、新入社員として様々な業務を能動的にこなしていける、第二新卒を欲しがる企業は多くなっています。
転職に成功している第二新卒の特徴
ここからは、転職に成功している第二新卒が身に付けている資質について紹介していきます。
- 仕事に対しての熱意
- 能動的に人と関われるコミュニケーション能力
- ビジネスメールや振る舞いなどのビジネスマナー
- 仕事を最後までやり抜く責任感
- 仕事に関連した経験やスキル
それぞれ補足して説明していきます。
仕事に対しての熱意
第二新卒は社会人経験が少ないです。
そのため、スキルや経験などアピールポイントが無いと自信を失ってしまう人もいますよね。
しかし企業は第二新卒に対して、高いスキルや経歴を求めていません。
スキルや経歴よりも、第二新卒に求めているのは仕事に対しての熱意。
入社したらどのように仕事を取り組んでいくのか、どのようなスキルを身に付けていきたいのか、
などの明確な熱意を伝えると効果的にアピールできます。
熱意が伝わって適性があると判断されれば、未経験種の企業に入社できる可能性もあります。
スキルや経歴がなくても自信を持って転職活動をおこなうようにしましょう。
能動的に人と関われるコミュニケーション能力
第二新卒として入社すると、研修などを行わずに、即仕事に入って仕事をこなしていきます。
教えてくれるのは最低限の会社のスタンスとルールくらいです。
業務に関しての十分な説明をされないこともあるため、疑問や不安が頻繁に出てくることも。
しかし、周りの人たちも忙しくしているため、先輩から説明してくれるケースは少ないです。
そのため、仕事のやり方が分からなかったり不安なことがあれば、能動的にアドバイスを貰わなければなりません。
分からないことをそのままにしたり、
指示がくるまで待っている様では、
いつまで経っても成長できず周りから評価されないでしょう。
コミュニケーション能力は、社会人としての基本的なスキル。
基本的なことでマイナス評価されないように気を付ける必要があります。
ビジネスメールや振る舞いなどのビジネスマナー
第二新卒には社会人経験があるので、新卒よりも即戦力に近い立場で考えられています。
基本的な社会人としての振る舞いや、ビジネスメール、名刺交換などは出来て当たり前と思われています。
仕事のスキルや経歴が身に付いていない分、基本的なことでアピールできるようにしておきましょう。
仕事を長期間続ける意欲
企業によっては、前職を3年以内に退職した第二新卒に対して、早期退職してしまうのではないかという不信感を抱えています。
企業が抱えている不信感を払拭しないと、採用される見込みはほとんどありません。
そのため、前職での仕事に対しての具体的なエピソードを伝えて、強い責任感をアピールできるようにしておきましょう。
第二新卒が転職を成功させるためには明確な目標が必要
今回の記事では、第二新卒の転職を成功させるためのポイントについて解説してきました。
転職は今よりも良い環境に行くためにすること。
良い環境に行くためには、しっかりと目的を持って転職する必要があります。
充分な準備と明確な目的を設定で、悔いのない転職ができるようにしましょう。
また、転職を成功させる方法として、当サイトのリクらくを活用してみませんか?