大企業から転職すると後悔する?優良中小企業を見極める3つのポイント
仕事の裁量が少ない・やりがいを感じないなどの理由から、大企業からベンチャー企業の自由な社風への転職をする人も少なくありません。
しかし転職した人皆が成功したと感じているわけではないようです。
中には後悔している人もいます。
そこで今回は、大企業からの転職でも後悔しない優良企業を見極めるポイントについてお話します。
大企業から転職した人が後悔していること
近年、自由な社風やユニークな働き方を求めて、大企業からベンチャー企業などへの転職を考える人も少なくありません。
自由な働き方盛んな現代に対して、古い風習の残る企業での就業に疑問を感じることもあるでしょう。
しかし実際に転職してから「こんなはずではなかった」と後悔してしまうこともあります。
その代表的な4つが、給与・福利厚生、新たな人間関係の構築、ネームバリュー、周りの人の理解です。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
給与・福利厚生が悪くなった
大企業では当たり前の福利厚生や高給与でも、ベンチャー企業や中小企業では制度が整っていなかったり、給与が著しく下がってしまうことがあります。
今まで以上の裁量で仕事をしていたり、責任が大きくなったのに給与が下がってしまうという可能性も大いにあります。
給与や福利厚生が働くモチベーションという人にとっては、後悔しやすいポイントと言えるでしょう。
転職先で人間関係を構築するのが面倒
当たり前ですが、転職をすると一から人間関係を構築しなければいけません。
人間関係を構築するには、労力が必要で面倒なことでもあります。
さらに大企業から中小企業やベンチャー企業へ転職すると社員数が少なくなり、より密な人間関係を求められることもあります。
一からの人間関係構築が思った以上に大変だった時に、後悔してしまうのかもしれませんね。
会社のネームバリューを失った
大企業に勤めていると、ローンが通りやすい傾向にあったり、人脈を広げやすいなどのネームバリュー恩恵を受けることもあります。
しかし中小企業やベンチャー企業へ転職すると、ローンが通りにくくなることも実際にあります。
また人脈を広げる時にも、大企業のネームバリューで人からの信用の一つになります。
しかし、中小企業へ転職した途端、人脈を広げるにも自分で動かなければ、難しくなってしまうのです。
周りの人からの理解を得られない
大企業に就職出来たのに、あまりよくわからない中小企業やベンチャー企業へ転職するとなると、人によっては「もったいない」と言われてしまうこともあり、周りの人からの理解を得られにくいことも後悔してしまうポイントになります。
大企業への入社は決して簡単なことではなく、安定しているのに「なぜ?」と思われてしまうことが原因のようです。
このように大企業からの転職で後悔することもあります。
大企業からに限らず、転職するときに後悔しやすいものから、大企業ならではの後悔ポイントまで様々あります。
大企業に勤めているから満足しているというわけではないため、転職をするのだとは思います。
大企業からの転職は、後悔しやすいのかもしれませんが後悔しない転職をしたいですよね。
こんな中小企業に転職するのは要注意!入社前にチェックすべき7項目とは?
大企業だけが人生の勝ち組ではない!
大企業に勤めていると「勝ち組」と思われがちなのではないでしょうか。
しかし、それだけで勝ち組とは言えません。
大企業に勤めているからこその仕事の悩みもあるでしょう。
例えば、仕事の裁量権がほとんどなくやりがいを感じにくいこと、会社の体制が整っているが考え方が古くて無駄を感じること、昇進の可能性が少ないこと、などがきっかけで転職を考える人がいます。
仕事の裁量権がない
仕事をする上で、裁量権の大きな仕事をすることがやりがいを感じやすい場面という人もいるでしょう。
しかし大企業に勤めていると、裁量権の大きい仕事ができるまでに時間がかかってしまったり、できないことも多く、仕事のやりがいを感じられないという人もいます。
しかし中小企業やベンチャー企業へ転職することで、規模感は小さくなりますが1人に対する仕事量の増加とともに、裁量権の大きい仕事をできる可能性が高くなります。
考えが古い・無駄が多いことも
大企業は多くの会社で、体制が整っているメリットがあります。
しかしその考え方が古く、現代にあっていないと感じるものも多いのも事実です。
良い企画やアイデアが浮かんでも、通すのためには様々な人に承認をもらう必要があり、時間がかかってしまうなど無駄に思える作業が多いこともあるでしょう。
そのような古い体質に限界を感じて、風通しの良いベンチャー企業などへの転職を考える人もいます。
昇進しにくい
大企業は社員数も多く、優秀な人材が集まりやすいので、昇進できる人もごく僅かの限られた人になってしまいます。
昇進したくても、裁量権の大きな仕事ができずに実績を積みにくいことで、さらに昇進から遠ざかってしまいます。
大企業で昇進することが難しいと感じた場合に、その経歴を活かして、ベンチャー企業などで役員クラスを目指して転職を考えるという人もいるでしょう。
大企業での昇進は、余程の実績を積んだ限られた人しか難しいと言えるでしょう。
このように大企業に勤めていても全ての人が「勝ち組」となれるわけではありません。
中にはもっと裁量権をとやりがいを求めたり、古い体質に限界を感じたり、昇進の見込みがないことで転職を考える人もいます。
もちろん大企業への入社は簡単なことではなく、それまでにたくさんの努力をした結果と言えます。
しかし入社がゴールではなくスタートです。いつでも上昇志向をもって仕事をすることは、悪いことではないのではないでしょうか。
中小企業にも優良企業はたくさんある!ホワイト企業の見抜き方
中小企業はブラック企業が多く、転職が失敗しやすいと思っている人も少なくないのではないでしょうか。
もちろん中小企業は大企業と比べると、給与や福利厚生などの面で劣っているところもあります。
しかし中小企業でも優良企業やホワイト企業と呼ばれる企業は存在します。
大切なのはきちんと見極めて転職先を見つけることです。
見極めるポイントは、福利厚生が整っているか、将来性のある業界か。求人に甘い文句が書かれていないかなどです。
優良企業を見極めるために、上記の押さえるべきポイントの3つについて詳しくお話していきます。
福利厚生が整っているか
福利厚生がきちんと整っているかの確認は大切です。
大企業ほどでなくても、ある程度福利厚生が整っていることは、会社として安定しているかを見極めるためにも大切です。
福利厚生の整っていない会社は、会社の財政が厳しい可能性があり長く続く会社ではないこともあります。
せっかく転職したのに倒産なんてことになってしまうと、生活にも支障をきたします。
そうならないためにも給与だけでなく、福利厚生にも目を向けましょう。
将来的に成長していく業界に属しているか
転職先が将来性のある業界に属しているかを、検討する必要があります。
転職する前に、その会社について調べるという人は多いと思います。
しかし業界の将来性まで調べる、という人は多くはないのではないでしょうか。
いくら良い会社だと思っても、将来性のない業界での事業を展開していては会社の将来も怪しくなってしまいます。
これから伸びることが予想される業界や、安定していることがわかっている業界を選ぶようにしましょう。
求人に甘い文句が書かれていないか
求人に「高年収」や「高待遇」など甘い文句を大々的に載せている会社には要注意です。
そのような会社は、高年収や高待遇を前面に出さなければ人が集まらない会社と言えます。
また人が来てもすぐ辞めてしまうなどの理由で、慢性的な人手不足のため激務ということも考えられます。
また求人に好条件が書かれていても、実際に入社すると全然違ったということも多くあるようです。
求人に、過剰に甘い文句が書かれている会社には注意しましょう。
このように転職先の会社が長く続くような事業をしているのか、現在の経営状況はどうなのかなどに注意をして、転職活動を行う必要があります。
その見極めには、福利厚生や業界の将来性を調べることが大切です。
また求人に人を集めるための「高年収」などの甘い謳い文句が書かれている場合には、慢性的な人手不足や、極端な激務が予想されるため注意が必要です。
中小企業=ブラック企業と考えるのではなく、優良企業を見極めるためのポイントを押さえて転職活動をしましょう。
転職先の特徴を見極めて後悔の無い転職をしよう!
大企業からの転職で後悔したという人も少なくないようです。
大企業に勤めていると、肩書やネームバリューで恩恵を受けることも多く、そのありがたその有難さに退職後に気づくこともあるでしょう。
しかしすべての転職が後悔するのではなく、成功と感じる人もいます。
大企業では得ることのできなかった裁量権、実績を積めるなど中小企業ならではの仕事のやりがいを感じることもできるでしょう。
大企業からの転職を成功と感じるためには、転職によるメリット・デメリットをきちんと理解したうえで、転職先に優良企業を選ぶことが大切です。
転職先の特徴を見極めて、後悔のない転職ができるようにポイントを押さえて行動しましょう!