仕事のやる気が出ない原因とは?病気の一種?やる気を出すための対処法を紹介!
生きていく中で仕事は必ずしていかなかればならないものであり、仕事をしなければそもそも生活ができなくなります。
人によってモチベーションの保ち方は異なりますが、モチベーションをいくら高めても「仕事したくない...」とやる気が出ずに悩んでいる人が多いです。
無理をして仕事をし続けてしまうと、精神・身体的な病気になってしまうこともあるので非常に危険です。
そこでこの記事では、仕事のやる気がでない時にはどのように対策すれば良いのか、そもそも仕事のやる気がでない原因とは?などを解説していきます。
仕事のやる気が出ない原因
仕事のやる気が出ない場合の考えられる原因は、以下のとおりです。
- 職場の人間関係が上手くいっていない
- 体力面・精神面で疲れている
- 仕事で何かしらのプレッシャーを感じている
- 仕事へのやりがいを見いだせない
- プライベートで悩んでいる
- 給与が低い
- 将来に対しての漠然とした不安を抱えている
- 季節の変わり目で体調が優れない
職場の人間関係が上手くいっていない
仕事のやる気が出ない場合、職場の人間関係が上手くいっていない人が多いです。
仕事を退職する人の理由としてかなり多いのが職場の人間関係。
毎日コミュニケーションをとる上司や同僚との関係が良くないと、仕事のやる気が損なわれるでしょう。
会社員は仕事で接する人を自分で選びづらい傾向にあります。無理をする前に部署の異動や転職を検討することも選択肢のひとつです。
体力面・精神面で疲れている
体力面・精神面で疲れていると、仕事のやる気が出なくなります。
繁忙期などは特に体力面、精神面で疲労が出やすいため注意が必要です。
体力面で疲れていると感じたときは、体調を崩す前に休みをとるのがおすすめ。
また、精神面で疲れ切っているなら、仕事終わりや休日に息抜きをすることが大切です。可能であれば、無理をして病気になる前に長期的に休暇をとることも検討しましょう。
仕事で何かしらのプレッシャーを感じている
仕事で何かしらのプレッシャーを感じている場合、仕事のやる気が出なくなるケースがあります。
営業成績が不振だったり、月々のノルマを達成できなかったりすると、プレッシャーを感じるでしょう。
ある程度努力をすることも大切ですが、無理をして体調を崩してしまうのは良くありません。
仕事へのやりがいを見いだせない
仕事へのやりがいを見いだせなくなると、仕事のやる気がでなくなります。
例えば、入社当初はモチベーションを高く保てていても、入社半年後は仕事へのやりがいがなくなっていることもあります。
ただし、仕事へのやりがいを見いだせずに悩むことは、社会人であれば誰でも経験することです。
今できることをひたすらこなすか、他にやりたい仕事があるなら転職を検討するのもよいでしょう。
プライベートで悩んでいる
プライベートで悩み事があると、仕事のやる気が出なくなります。
プライベートで悩みがあると、仕事中に思い出して業務に集中できなくなる人も多いと思います。
仕事へのやる気がもともと高くても、プライベートに問題があると少なからず仕事に影響が出るでしょう。
プライベートを充実させることは、仕事のモチベーションに関わることを覚えておきましょう。
給与が低い
給与が低いと、仕事のやる気が出ない原因となっている可能性があります。
業務に対して、見合った対価が支払われていないと「これだけ働いているのに給与が少なすぎる」「今後給与が上がる気がしない」のように考えてしまうでしょう。
給与を上げたいなら転職を検討したり、副業をしたりして何かしら行動を起こすことがおすすめです。
将来に対しての漠然とした不安を抱えている
将来に対しての漠然とした不安を抱えていると、仕事のやる気が出なくなります。
「このまま今の職場で働いていていいのか」「給与は将来上がるのか」など、将来のことを考えて悩んでしまう人も多いでしょう。
しかし、先のことを考えても、今すぐにその問題を解決できることはほとんどありません。
将来を悩んで仕事が捗らないよりも、目の前のことに取り組むほうが大切ではないでしょうか?
誰にでも将来に対して不安があるものですが、悩みすぎて仕事のやる気が出ないことはもったいないといえます。
将来のことよりも今何ができるかを考えるのがおすすめです。
季節の変わり目で体調が優れない
季節の変わり目で体調が優れないと、仕事のやる気が出ない原因になります。
季節の変わり目は誰でも体調を崩しやすいので、無理をしないのがおすすめです。
特に、寒い時期から暖かくなる4月前後は、新しい年度が始まることもあり、忙しくなりがちです。
また、毎年決まって体調を崩しやすい時期がある人は、気をつけましょう。
仕事のやる気が出ないのはうつ病の可能性も…
仕事のやる気が出ない原因は、うつ病の可能性もあります。
うつ病は脳内の神経伝達物質のバランスが崩れて、気分や感情をうまく調節できずに心身の不調が表れる病気。
治療には時間がかかるといわれているため、早期診断、早期治療的支援が重要です。
心当たりがあるなら、無理をせずに仕事を休んで心療内科の受診を検討しましょう。
うつ病の代表的な初期症状
ここではうつ病の代表的な初期症状をご紹介します。
以下のような症状が1〜2週間以上続く場合、うつ病を発症している可能性があります。
- 好きなものへの興味や楽しみがなくなる
- 新聞、テレビを見なくなる
- 人付き合いが嫌になる
- 仕事がいきなり捗らない
- 身だしなみに気を配れなくなる
- ゆううつな気分、落ち込みが続く
- 過去の出来事を思い出して悩む
- 季節感を感じない
- 仕事や将来に焦ってイライラする
- 何でも自分の責任だと感じる
- 集中力が落ちる
- 過去の出来事を思い出して悩む
- 物事の判断が遅くなり、優柔不断になる
- 食欲がわかない
- 食べ物がおいしく感じられない
- 性的関心、性欲が極端に落ちる
- ダイエットをしていないのに、体重が減少する
- 胃もたれ、吐き気、下痢、便秘などが続く
- 眠りが浅くなる
- 早朝に目覚めることが続く
- 目覚めの気分が冴えないが、夕方や夜は少し改善する
- 微熱や低体温が続く
- 体がだるくなる
- 疲れやすくなる
- めまいや耳鳴りの症状がある
- 周りの音が気になる
仕事へのやる気が出ない時の改善方法
仕事へのやる気が出ない時の改善方法は、以下の7つです。
- 1日だけ休む
- 仕事とプライベートのメリハリをつける
- 週末に楽しいイベントを作る
- 毎日自分に小さなご褒美をあげる
- 運動をして気分をリフレッシュさせる
- 仕事への考え方を変える
- 転職して環境を変える
1日だけ休む
仕事へのやる気が出ない時は、無理せず仕事を休みましょう。出勤日でも1日だけなら仕事への影響も抑えられます。
1日休んで仕事のことはなるべく考えずに、趣味に没頭したり、昼寝をしたり好きなことだけを行うと、体力・精神ともに回復につながります。
無理をして出勤をし続けるよりも、1日休んで次の日から仕事に取り組むほうが効率がよいこともあります。
仕事を休める状況なら、無理をせず休むのがおすすめです。
仕事とプライベートのメリハリをつける
仕事とプライベートのメリハリをつけることは重要です。
休日でも仕事のことを考えたり、仕事のための勉強をする人も多いでしょう。しかし、休日にしっかり休まないと、毎日仕事だけの生活になりがちです。
週休2日ならそのうち1日は仕事に関することは何もしないなど、工夫して休む習慣をつけるようにしましょう。
週末に楽しいイベントを作る
週末に仕事以外で楽しいイベントを作るのもおすすめです。
週末に楽しみがあるとその分仕事にやる気がでやすくなります。
「週末イベントがあるから頑張ろう」という気持ちになれるので、週末に楽しいイベントを作ることは仕事のやる気を出すのに効果的です。
毎日自分に小さなご褒美をあげる
毎日自分に小さなご褒美をあげることで、仕事にやる気が出るようになることもあります。
例えば、好きな食べ物を食べたり、好きなテレビ・映画を見たりすることで、仕事終わりにリフレッシュすることが可能です。
仕事終わりに少しでも小さなご褒美を自分にあげることで、ストレス解消になります。気軽に実践しやすいので、今日から試してみましょう。
運動をして気分をリフレッシュさせる
仕事にやる気が出ないなら、運動をして気分をリフレッシュさせるのも効果的です。
運動不足になると、夜寝付きが悪くなって仕事にやる気が出づらくなります。デスクワークが多い人は、特に運動不足になりやすいでしょう。
毎日でなくとも週に1.2回は運動すると、ストレス解消にもなるのでおすすめです。
仕事への考え方を変える
仕事のやる気がでないときは、仕事への考え方を変えることもおすすめ。
実際に以前は興味があったけど、いまは自分があまり興味が持てなくなった分野で働いている人も多いでしょう。
そんな場合は、「仕事をすることで趣味にお金を使える」「将来楽になるために今はこの仕事をしている」のように、仕事への考え方をポジティブに変えることもできます。
自分の仕事に対する考え方を変えるのは、簡単ではありません。
しかし、悩みすぎてやる気が出ないよりは、割り切ってしまうほうが楽な可能性もあります。仕事への考え方を変えることも検討しましょう。
転職して環境を変える
仕事にやる気が出ないときは、転職して環境を変えることがおすすめです。
実際に職場の人間関係や仕事内容、給与の低さなど、プライベート以外のことで悩んでいるなら、転職が一番効果的。
環境を変えることが今の問題を解決する近道といえます。
基本的に週に5日は出勤するので、転職すれば毎日の生活が変わります。以前の職場よりも少しでも良くなれば、仕事のやる気が出る可能性もあるでしょう。
転職するのもあり?転職を決断する時の注意点
転職を決断する時の注意点は、以下の3つです。
- 退職してから転職するのはNG
- 年収が下がる可能性もある
- 年齢がアップするにつれて未経験職への転職は難しくなる
退職してから転職するのはNG
今の仕事を退職してから転職するのはおすすめではありません。
仕事をいきなりやめると毎月の収入がなくなります。転職活動をしていて、内定がなかなか決まらなかった場合、経済的に厳しくなって目先の利益を優先してしまう可能性も。
毎月の収入があるとより冷静な判断ができ、より良い転職がしやすくなるので、現職を続けながら転職活動をしましょう。
年収が下がる可能性もある
転職によって、年収が下がる可能性もあります。
例えば、未経験職種への転職や業務内容を重視すると、年収が下がることもあるでしょう。しかし、自分が納得した上で転職しているなら、年収が下がる転職もOK。
前の職場で無理して続けて病気になったり、心身ともに疲弊したりするよりは、給与が下がっても働きやすい職場に転職するのがおすすめです。
年齢がアップするにつれて未経験職への転職は難しくなる
年齢がアップするにつれて、未経験職への転職は難しくなります。
未経験で転職ができる年齢は20代後半までと考えるべきです。
30代以上の人が未経験職種へ転職する場合、内定をもらうことがかなり難しくなります。
未経験職種への転職を少しでも考えているなら、早いうちに行動しましょう。
仕事のやる気が出ない時には自分を見つめ直して対処しよう!
今回は仕事のやる気が出ない原因について、やる気を出すための対処法を含めご紹介しました。
仕事のやる気が出ないときは、無理して出勤しても心身ともに疲弊してしまいます。
職場の人間関係やプライベートなど、なにか悩みごとがあるならどうすれば解決できるか考えることが重要です。
職場に問題があるなら転職も検討しましょう。ぜひこの記事を参考にしてみてください。