エンジニアの平均年収はいくら?年収相場と1,000万円目指す秘訣を紹介!
エンジニアの平均年収は日本人全体の平均年収よりも高く、高年収を目指しやすくなっています。実際に年収1,000万円を目指すことも可能です。
しかし、実際に高年収のエンジニアを目指すためには、何をすべきか知っておきたいですよね。
そこで今回は、エンジニアの平均年収について、年収相場と1,000万円目指す秘訣を含めご紹介します。
エンジニアの平均年収は491万円!
求人ボックスによると、2022年3月時点で掲載されていたITエンジニア求人の平均年収は491万円です。
国税庁による令和2年「民間給与実態統計調査」によると、日本人全体の平均給与は439万円なので、ITエンジニアの平均年収は日本の平均年収よりも52万円高くなっています。
【職種別】エンジニアの平均年収
職種別エンジニアの平均年収は以下のとおりです。
- システムアナリスト:1,635万円
- システムコンサルタント(業務系):1,414万円
- プロダクトマネジャー(パッケージソフト・ミドルウェア):837万円
- セキュリティコンサルタント:788万円
- システムコンサルタント:744万円
- パッケージ導入コンサルタント(ERP・SCM・CRM等):679万円
- 通信設備計画策定:673万円
- プロジェクトマネジャー・リーダー(WEB・オープン・モバイル系):658万円
- プリセールス・セールスエンジニア:633万円
- 社内情報化戦略・推進:621万円
- ットワーク設計・構築(LAN・WAN・インターネット):588万円
- SE(DB・ミドルウェア設計/WEB・オープン・モバイル系):576万円
- SE(アプリ設計/WEB・オープン・モバイル系):568万円
- 品質管理(ソフトウェア・ネットワーク):566万円
- プログラマー(汎用機系):550万円
- プログラマー(WEBサイト・インターネットサービス系):548万円
- システムエンジニア(マイコン・計測・画像等/制御系):547万円
- SE(アプリ設計/汎用機系):544万円
- 社内システム開発・運用:539万円
- サーバ設計・構築(LAN・WAN・インターネット):538万円
- プログラマー(制御系):533万円
- プログラマー(WEB・オープン・モバイル系):525万円
- システムエンジニア(通信制御ソフト開発/制御系):524万円
- ネットワーク運用・監視:515万円
- システムエンジニア(パッケージソフト・ミドルウェア):503万円
- ITアーキテクト:500万円
- テクニカルサポート(ソフトウェア・ネットワーク):495万円
- 通信設備設置・テスト:492万円
- 通信設備設計・構築(無線系):489万円
- サーバ・マシン運用・監視:462万円
- プロジェクトマネジャー(制御系):460万円
- 通信設備設計・構築(有線系):457万円
- 導入・運用トレーナー:453万円
- プログラマー(パッケージソフト・ミドルウェア):427万円
- 研究開発(ソフトウェア・ネットワーク):417万円
上記のようにエンジニア関連職種でも、比較的上流に携わるエンジニア職種の年収が高くなります。
特にコンサルを含む業務を行う職種は年収が1,000万円を超えることも可能です。
【地域別】エンジニアの平均年収
求人ボックスによると、2021年12月時点で掲載されていたITエンジニア求人の地域別年収は以下のとおりです。
北海道・東北 | ・北海道:449万円 ・宮城県:420万円 ・山形県:385万円 ・岩手県:373万円 |
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関東 | ・東京都:535万円 ・茨城県:460万円 ・神奈川県:460万円 ・千葉県:448万円 ・群馬県:425万円 ・栃木県:420万円 ・埼玉県:384万円 |
中部・北陸 | ・愛知県:459万円 ・静岡県:452万円 ・石川県:414万円 |
近畿 | ・大阪府:474万円 ・兵庫県:474万円 ・京都府:468万円 |
中国・四国 | 広島県:458万円 岡山県:427万円 愛媛県:415万円 |
九州・沖縄 | ・福岡県:461万円 ・熊本県:450万円 ・沖縄県:371万円 |
※2021年12月時点でエンジニア求人がある都道府県のみのデータ
最も平均年収が高いのは東京都の535万円で、最も低いのは沖縄県の371万円です。
働くエリアによって164万円の差があるので、ITエンジニアとして働く場合は、勤務エリアを考慮することも重要でしょう。
フリーランスエンジニアの平均年収は高い?
フリーランスエンジニアの平均年収は、一般的に会社員エンジニアよりも高くなります。
フリーランスエンジニアは案件を直接請け負うので、受注金額=収入です。
会社員エンジニアのように毎月給与が固定されているわけではなく、働いた分だけ収入になるので平均年収も高くなるでしょう。
エンジニアとして年収1,000万円稼ぐためにすべきこと
エンジニアとして年収1,000万円稼ぐためにすべきことは、以下の5つです。
- 上流工程を経験してスキル・知識を積む
- 自分だけのスキルを身につける
- 今の会社で経験を積んで昇進する
- 有名企業・大手企業に転職する
- フリーランスに転身する
上流工程を経験してスキル・知識を積む
エンジニアが年収1,000万円稼ぐためには、上流工程を経験してスキル・知識を積むことが大切です。
エンジニアは基本的にプロジェクトの上流工程にいけばいくほど、年収が高くなります。
例えば、インフラエンジニアは運用保守よりも、設計フェーズを担当するほうが年収が高くなりやすいです。
しかし、上流工程の業務は経験や専門的なスキルが必要となるので、自己研鑽を続けてスキル、経験を積むことが必要となります。
自分だけのスキルを身につける
エンジニアが年収1,000万円稼ぐためには、自分だけのスキルを身につけることが重要です。
例えば、特定のプログラミング言語を極めて、その分野であれば誰よりも詳しいレベルになったり、自社システムの運用保守に関する業務はすべて理解したりすることが挙げられます。
何かしらの分野でスペシャリストとなり、他のエンジニアと差をつけられれば、エンジニアとしての市場価値が高くなり、年収も上がりやすいでしょう。
今の会社で経験を積んで昇進する
エンジニアが年収1,000万円稼ぐためには、今の会社で経験を積んで昇進することが大切です。会社員エンジニアであれば、自己研鑽を続けていくことでおのずと任される業務も多岐に渡ってきます。担当する業務が増えれば実務経験が積まれるので、エンジニアとしてのスキルアップに繋がり昇進できる可能性も高くなるでしょう。
加えて、企業によっては資格手当が支給されることもあります。
エンジニア関連資格はレベルが高いものもあり、それらを取得することで資格手当がもらえたり、社内評価があがって昇進につながったりします。
有名企業・大手企業に転職する
エンジニアが年収1,000万円稼ぐためには、有名企業・大手企業に転職することが重要です。
有名企業や大手企業には大規模案件が多い傾向にあります。大規模案件が多いとエンジニアとしてさまざまな経験がしやすく、スキルアップに繋がりやすいでしょう。
加えて、大手企業であれば案件が途切れることもなく、次から次へとさまざまなプロジェクトに携わっていくことが可能です。
大規模案件の多さはエンジニアとしての給与にも少なからず反映されるので、有名企業・大手企業に転職する選択肢もよいでしょう。
フリーランスに転身する
エンジニアが年収1,000万円稼ぐためには、フリーランスに転身することが大切です。
フリーランスエンジニアは案件を直接請け負うので、受注金額=収入となります。
例えば、スキルが全く同じエンジニアでも、会社員とフリーランスを比べると、フリーランスのほうが大幅に年収が高くなります。フリーランスに転身することで、年収が1,000万円に到達するケースも多いのでおすすめです。
エンジニアは高年収だが注意すべきポイントも…
エンジニアが注意すべきポイントとして、以下の2つが挙げられます。
- 仕事が多忙
- 拘束時間が長い
仕事が多忙
エンジニアの仕事は多忙なケースが多いです。エンジニア業界はどの分野でも人手不足なので、常に納期に追われているといっても過言ではありません。
エンジニアの仕事は仕様変更や要件追加によって、スケジュールが変更されることも多いです。
クライアントの要望や、あらゆるトラブルによって業務が多くなり、仕事が多忙になりやすい職種といえます。
しかし、企業やプロジェクトによっては比較的働きやすいケースもあるので、働く企業や案件を選ぶことが重要です。
拘束時間が長い
エンジニアの仕事は拘束時間が長い傾向にあります。
エンジニアはプロジェクトによっては、人手が足りておらずひとりあたりの担当業務がかなり多くなることもあります。毎日残業をしないと納期に間に合わない状況が生まれます。
企業やプロジェクトによっては働きやすいケースもありますが、何かトラブルが発生した際や拘束時間が長くなる可能性はあるので、注意しましょう。
エンジニアの年収は高め!高年収を目指せる!
今回はエンジニアの平均年収について、年収相場と1,000万円目指す秘訣を含めご紹介しました。
エンジニアの平均年収は日本人全体の平均年収よりも高く、高年収を目指しやすくなっています。
実際に年収1,000万円を目指すことも可能なので、ぜひこの記事を参考にエンジニアとしてのキャリアを検討してみてください。