ボーナス(賞与)の支給日はいつ?公務員・会社員の支給日・平均額を徹底解説
"自分のボーナス支給日がいつなのか、わからない人もいるでしょう。
会社員のボーナス支給日や支給回数は、働く企業によって異なります。さらに、国家公務員と地方公務員のボーナス支給日もそれぞれ異なるので、事前に確認しておくことが大切です。
今回はボーナスの支給日について、夏・冬ごとの支給時期と平均額をご紹介します。
会社員のボーナス(賞与)支給日
会社員のボーナス支給日は、企業によって異なります。
一般的には以下の時期がボーナス支給日とされています。
夏のボーナスは7月初旬
一般企業の夏のボーナスは7月初旬ごろに支給されます。
具体的には7月5日〜15日の間に支給されるケースが多いです。
冬のボーナスは12月初旬
一般企業の冬のボーナスは12月初旬ごろに支給されます。
具体的には12月5日〜15日の間に支給されるケースが多いです。
【夏・冬別】国家公務員のボーナス(賞与)支給日
公務員は基本給与のほかに、期末手当・勤勉手当があり、これらが公務員におけるボーナスです。
国家公務員のボーナス支給日は夏が6月30日・冬が12月10日と、法律で定められています。
一方、地方公務員のボーナス支給日は自治体によって異なりますが、国家公務員のボーナス支給日と近い日程であることが多いです。
【年代別】ボーナス(賞与)の平均支給額
厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、企業規模10~999人の大学・大学院卒の男女による年齢別の年間賞与額は以下のとおりです。
年齢 | 年間ボーナス平均支給額 |
---|---|
20~24歳 | 32万2,700円 |
25~29歳 | 72万7,800円 |
30~34歳 | 94万900円 |
35~39歳 | 109万8,100円 |
40~44歳 | 131万4,700円 |
45~49歳 | 158万600円 |
50~54歳 | 171万5,300円 |
55~59歳 | 163万9,700円 |
60~64歳 | 100万1,300円 |
65~69歳 | 66万8,900円 |
70歳~ | 64万4,200円 |
上記のように、年間賞与は20〜24歳が最も低く、50〜54歳が最も高くなっています。
55歳以降は年齢が上がるにつれて年間賞与が低くなっています。
自分のボーナス支給額と上記の平均ボーナス支給額を比べてみるのもおすすめです。
企業によってはボーナス支給が1年に1回のところも
企業によってはボーナス支給が1年に1回のところもあります。
この場合は夏もしくは冬どちらか一方でボーナス支給日が設定されているケースがほとんどです。
ボーナス(賞与)支給の対象は「正社員」のみ
基本的にボーナスがもらえるのは正社員のみで、契約社員やパート、アルバイトの人はボーナスが支給されません。
しかし、企業によっては契約社員でもボーナスが受け取れるケースもあります。
就業規則にボーナス支給についての記載があれば、契約社員でもボーナスが受け取れるので事前に確認しましょう。
【注意】退職予定者にはボーナスが支給されないことも
退職予定の会社員には、ボーナスが支給されないこともあります。
会社によってボーナスの支給条件は異なるので、確認しておくことが重要です。
例えば、ボーナス支給条件として「ボーナス支給日に会社に在籍している者」というケースもあります。
この場合はボーナス支給日に退職していると、ボーナスが受け取れないので、退職するタイミングを調整するのがおすすめです。
ボーナス(賞与)の支給日に関する質問
ここでは、ボーナス(賞与)の支給日に関するよくある質問を紹介し、解説していきます。
Q.支給されるボーナス(賞与)の金額に基準はある?
支給されるボーナス(賞与)の金額は、見込み残業手当や、交通費支給など各種手当を差し引いた基本給を基準に支給額を決定します。
Q.公務員に支給されるボーナス(賞与)の決定基準は?
「公務員」には、国家公務員と地方公務員の2種類があり、それぞれの職種で支給されるボーナス(賞与)の決定基準が異なります。
例えば、国家公務員の場合は、法律で支給時期と計算基準が決められており、地方公務員は、各自治体の条例に従って支給されます。
なお、両公務員ともに、給料に関する交渉権がなく、支給される金額については、民間企業とかけ離れない適切なレベルをキープするため、国は人事院という機関を設置し、毎年、公務員給与に関する人事院勧告を実施しています。
Q.ボーナス(賞与)の査定期間は?
ボーナス(賞与)支給に伴う査定や対象期間は、企業の任意になっており、詳細な情報を就業規則などに明記されているケースが多いので、そちらを確認しましょう。
また、査定期間も会社によって異なります。
一つの例として、以下のような期間で査定を実施する企業が多いです。
- 夏のボーナス(賞与)の査定期間:10~3月or 11~4月
- 冬のボーナス(賞与)の査定期間:4~9月or 5~10月
Q.ボーナス(賞与)の支給に伴って差し引かれる項目は?
年2回のボーナス(賞与)が支給されると、以下の4項目に従ってボーナス(賞与)が差し引かれます。
- 厚生年金保険料
- 健康保険料
- 雇用保険料
- 所得税
なお、項目によって差引額が異なるうえ、算出方法も異なるので注意しましょう。
Q.退職予定者にはボーナス(賞与)が支給されない?
退職を控えている方にボーナス(賞与)が支給されるか否かは、就業規則中の「支給条件」を確認しましょう。
例えば、「支給条件」中に、「ボーナス支給日に在籍していること」や「支給日の1ヶ月前」など、在籍の証明になる基準があれば支給される可能性があります。
しかし、「ボーナス支給日に在籍している者」と明記されていた場合は、ボーナス支給後に退職しないと口座に振り込まれません。
なお、退職を控えている方には支給しないと、断言している会社もあります。
自分がもらえるかどうかわからないという方は、一度上長や総務などに問うてみるのがいいでしょう。
ボーナス(賞与)が支給される日を理解しておこう!
今回はボーナスの支給日について、夏・冬ごとの支給時期と平均額をご紹介しました。
会社員のボーナス支給日や支給回数は、働く企業によって異なります。
さらに、国家公務員と地方公務員のボーナス支給日もそれぞれ異なるので、事前に確認しておくことが大切です。
ぜひこの記事を参考に、自分のボーナスがいつ支給されるかを理解しましょう。
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