企画職に向いている人の特徴は？やりがいや仕事内容を解説

企画職はヒット商品を企画したり、社内外さまざまな人と関わったりする仕事なので、市場の流行り廃りを把握する能力やコミュニケーション能力が必須です。

しかし、実際に転職を決める前に企画職に向いている人や、やりがいなどを具体的に把握しておきたいですよね。

そこで今回は企画職に向いている人・向いていない人の違いについて、仕事内容から適している人の特徴を含めご紹介します。

企画職のキャリアアッププラン大公開！必要なスキルや未経験から転職する方法

企画職に向いている人の特徴

企画職に向いている人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

• さまざまな人と関わるのが好きな人
• マーケティングに強い人
• トレンドを敏感に追える人
• ジャンルを問わずに本を読むのが好きな人
• 人の前に立って話すのが好きな人

さまざまな人と関わるのが好きな人

さまざまな人と関わるのが好きな人は企画職に向いています。企画職は同じ企画チームとの連携をすることが重要です。

さらに、営業企画では営業社員とコミュニケーションをとったり、広報ではメディア関係者と信頼関係を構築したりする必要もあります。

部署や業界をまたいで幅広い人々とコミュニケーションをとることが必要なので、企画職にはさまざまな人と関わるのが好きな人が向いています。

マーケティングに強い人

企画職は自社の製品を考案し、どのターゲット層に売るためにはどのような媒体でPRすれば良いのかなど、製品の立ち上げ～販売までを行います。

販売する際に重要なのは、ターゲット層・販売経路を絞って行いますが、この際に重要なのがマーケティングスキルです。

企画職は市場動向を把握した上で、マーケティングに関する知識を駆使して施策を考える必要があります。

マーケティングスキルがあれば直接知識を活かして、仕事上でも成果をあげるのが速いです。

マーケティング関連の資格を保有している人も企画職で知識を活かせます。

トレンドを敏感に追える人

企画職はその業界のトレンドを把握して、施策を考える必要があります。

トレンドの移り変わりはスピード感があり、流行を追っていくことは簡単ではありません。

さらに、トレンドを追うだけでなく自身の企画によって、トレンドを生み出すこともこ止められます。

チームで考えた商品が話題になって、ニュースなどのメディアで取り上げられることで、その商品が企業の主軸な商品となる可能性もあるでしょう。

トレンドを追えることで自身がトレンドを生みやすくなる点でも、トレンドを敏感に追える人は企画職に向いています。

ジャンルを問わずに本を読むのが好きな人

企画職はアイデア・発想力が非常に重要な仕事。これらはセンスや才能などではなく、日々インプットしたものから着想を経て生まれます。

ジャンルを問わずに様々な書籍を読む人の方がアイデア力・発想力に長けているので、企画職として活躍できる可能性が高いです。

経験や知識があればあるほど良いアイデアが湧くので、日常的に本を読む機会が多い人は企画職を目指してみましょう。

人の前に立って話すのが好きな人

企画職は考案したアイデア・企画を上司やクライアントに伝えなければならず、資料を利用して分かりやすく説明する機会（プレゼン）が多くあります。

回数を重ねれば慣れてくるものの、人の前に立って話すのは慣れだけではなく、その人の性格や適正が重要です。

人の前に立って話すのが好きな人であれば企画職に向いていると言えます。

注目を浴びたり、人に伝えるのが得意な人は企画職を検討してみてくださいね。

企画職に向いていない人の特徴

企画職に向いていない人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

• コミュニケーション能力に自信がない人
• 流行り・廃りを敏感に察知できない人
• スケジュール管理が苦手な人

コミュニケーション能力に自信がない人

企画職に向いていない人の特徴として、コミュニケーション能力に自信がない人が挙げられます。

企画職の仕事は同じ企画チーム内のメンバーや営業社員、各メディア担当など幅広い人とコミュニケーションを取る必要があります。

社内だけでなく社外の人々とコミュニケーションを取る点で、営業のような側面もあるでしょう。コミュニケーション能力に自信がない場合、企画職として業務を効率的に進めていくのは難しくなるとも言えます。

流行り・廃りを敏感に察知できない人

企画職に向いていない人の特徴として、流行り・廃りを敏感に察知できない人が挙げられます。

企画職は市場動向や流行を把握して、それを利用したり自身のチームで新しく流行を作り出したりすることが必要です。

自社の商品やサービスを成功させるには、その時代のトレンドをいち早くキャッチして施策を考えることの繰り返しとなります。

トレンドの把握が遅れると商品やサービスを企画したときには、流行りが終わってしまっている可能性もあるので、流行り・廃りを敏感に察知できない人は企画職に向いていないと言えます。

スケジュール管理が苦手な人

企画職に向いていない人の特徴として、スケジュール管理が苦手な人が挙げられます。

企画職は同じチーム内のメンバー、営業やメディア担当者と関わる仕事がほとんどなため、打ち合わせの数も多くなるでしょう。

そこで、対面での会議や訪問、メディア向けイベントの開催など、さまざまな予定を組む必要があるので、スケジュール管理が苦手な人は企画職に向いていないと言えます。

転職したいけど怖い…！恐怖を払拭して転職を成功させる4つの対処法！

知っておきたい！企画職の主な仕事内容

企画職の主な仕事内容として、以下の3つが挙げられます。

• 商品企画
• 営業企画
• 広報やPR

商品企画

商品企画（商品開発）は会社の新商品や既存商品・サービスのアップデートを行います。

顧客のニーズや流行を把握した上で、会社の戦略に沿った企画をする必要があります。企業によって限られた予算内で結果を出すことが求められるので、難しさもあるでしょう。

商品企画はチームでアイデアを出し合って行われます。商品仕様やデザイン、ネーミング、価格設定、など商品が販売されるまで検討すべき点はかなり多く、チームで協力することが必須な業務です。

営業企画

営業企画は営業社員が効率的に営業できるように、社内の営業担当をサポートします。

企業によってどのように営業社員をサポートしていくかは異なりますが、多くの場合で2つのパターンに分かれます。

• 営業活動を直接サポートする
• 営業社員のモチベーションを上げる

営業活動を直接サポートする場合、売上や利益を分析したり、営業戦略を立案したりします。

さらに、競合他社の情報収集や分析なども行い、営業社員がそれを参考に営業活動がしやすくなるような業務を行います。

営業社員のモチベーションを上げる業務は、売上に伴うインセンティブの設定や表彰制度などが挙げられます。

企業の営業社員が成果を上げれば上げるほど、報酬がもらえることでより営業社員のモチベーションアップに繋がります。

未経験でも営業に転職できる？求められるスキルや転職に成功する秘訣

広報やPR

広報やPRは企業の商品やサービスをより多くの人に知ってもらうための仕事です。

広告掲載やテレビ番組で取り上げてもらうなど、さまざまな方法でPRしていきます。

加えて、メディアなどの記者向けにイベントを開くケースもあるので、メディア関係者とのコミュニケーションや信頼関係の構築の重要です。

企画職のやりがい

企画職のやりがいとして、主に以下の3つが挙げられます。

• 自分で立案したアイデアが採用される
• さまざまな人と関わりつつ仕事をこなせる
• 華やかなイメージがありモチベーションが上がる

自分で立案したアイデアが採用される

自分で立案したアイデアが採用されることは企画職をする上での大きなやりがいです。

企画職の仕事は商品やサービスを企画するのに、チームのメンバーで膨大なアイデアを出し合います。

アイデアを立案すること自体におもしろさもありますが、そこで自分で立案したアイデアが採用されることは、直接自分のマーケティング力や企画力が認められたような意味となります。

加えて、自分のアイデアが採用された商品が販売されてから売上が伸びて、企業を代表する商品になる可能性もあります。

さまざまな人と関わりつつ仕事をこなせる

さまざまな人と関わりつつ仕事をこなせることは企画職のやりがいのひとつで、社内外含め幅広い人と関わる仕事です。

業界を問わず多くの人と関わりができるので人脈も広がります。

加えて、マーケティング施策の承認は経営層が行うことが多いので、経営層に向けてプレゼンテーションができるほか、企業の経営層が考えることに触れられる点もメリットとなるでしょう。

華やかなイメージがありモチベーションが上がる

企画職はさまざまな部署や社外関係者と関わり、他の職種よりも活躍している姿がイメージしやすいです。

新卒者から憧れの仕事にあげられる仕事でもあり、華やかなイメージを持たれている人気の職種 です。

多くの人に憧れられている仕事をしているということが、ヘムの仕事のモチベーションにもつながりやりがいの一つにもなっています。

企画職の仕事の厳しさ・大変さ

企画職の仕事内容で厳しい面として、以下の3つが挙げられます。

• 自分が考えた企画が通る確率はかなり低い
• スケジュールを立ててもスムーズに進行しない緊張感
• 必ず成果につながるわけではない

自分が考えた企画が通る確率はかなり低い

企画職の仕事内容で厳しい面として、自分が考えた企画が通る確率はかなり低い点が挙げられます。

企画を考える際はチーム内のメンバーで多くのアイデアを出します。

さらに、その承認は経営層が行う事が多いので、自分が出した企画が直接そのまま通ることはなかなかないでしょう。

新人や経験が浅いうちでも、アイデアを出す機会は多くても自分が考えた企画が通る確率はかなり低い点で、厳しいと感じる人もいるかもしれません。

スケジュールを立ててもスムーズに進行しない緊張感

企画職の仕事内容で厳しい面として、スケジュールを立ててもスムーズに進行しない緊張感が挙げられます。

企画職の仕事は商品やサービスリリースのスケジュールを立てても、経営層の考え方が変わったり、施策にミスが見つかったりしてスムーズに進まないことが多くあります。

企画が決まっても順調に進むわけではないので、常に緊張感があり時間にも追われるような側面も厳しい面のひとつです。

必ず成果につながるわけではない

企画職の仕事内容で厳しい面として、必ず成果につながるわけではない点が挙げられます。

企画を考える段階からリリースまではかなりの時間がかかります。しかし、時間をかけたからといって、その商品やサービスがヒットするとは限りません。

リリースして成果が出るまでは、不安やプレッシャーもあります。必ず成果につながるわけではない点も企画職の仕事内容で厳しい面のひとつです。

企画職の仕事に活かせる資格

企画職の仕事に活かせる資格には下記のようなものがあります。

• 商品プランナー資格
• ビジネスキャリア検定
• 販路コーディネーター資格

企画職に必須の資格はありません。

しかし、資格を持っているという事実が社内外含めたビジネスパートナーたちに安心を与えてくれることもあります。

初対面の相手のビジネスレベルを判断するのは非常に難しく、一定レベルの知識とスキルを保証してくれる資格という肩書きは、周囲の人からの信頼を得るためにも重要になることがあります。

また企画職未経験の方の場合、就職の際には実務経験のあるライバルたちと求人を取り合わなければいけません。

そんな時に資格を持っていれば、知識やスキル、ポテンシャルをアピールするためにも役立ちます。

企画職の仕事に活かせるスキル

企画職の仕事に活かせるスキルには下記のようなものがあります。

• 柔軟な発想力
• 情報収集・分析スキル
• コミュニケーションスキル

柔軟な発想力

企画職では新たなプロジェクトやプロダクトの構想を考えるため、柔軟な発想が求められます。

従来の考え方に囚われず、新しい視点から問題を解決するアイデアを生み出す能力は企画職において大変重要です。

また、多角的な視野を持つことで、一見関連のない情報や事象からも新たなアイデアを引き出すことが可能になります。

常に情報を吸収し、それを自分の考えに結びつけるためには、物事を柔軟にとらえる力が必要です。

情報収集・分析スキル

企画職では新しいプロジェクトや商品を計画する際に、市場の動向、顧客のニーズ、競合他社の動きなど、多方面からの情報を収集し分析することが重要です。

そのため、効率的に必要な情報を見つけ出し、それを適切に整理し分析する情報収集スキルは必須です。

さらに収集した情報を基に企画を立案し、具体的なアクションプランを作成する能力も求められます。

コミュニケーションスキル

企画職は自らの考えた企画を他の部署や上司、顧客などに説明し納得してもらうことが求められます。

そのため相手の立場に立って考え、明瞭かつ効果的に自分の意見を伝えるコミュニケーションスキルは必須です。

また企画を実行するためには他部署との協力も必要となるため、円滑な人間関係を築く能力や他人を巻き込むリーダーシップも重要となります。

企画の実現に向けて様々な課題を解決していくためには、他人との意見の調整や合意形成が不可欠です。

未経験でも企画職への転職は可能！

企画職は経験者が優遇される傾向があるものの、業界未経験でも企画職への転職は可能です。

というのも、企画職は業務範囲が幅広く様々な業務をするので、営業・広告・マーケティングをはじめとしてこれまでの社会人経験が評価されるため。

これまでの社会人経験の中で、企画職に活かせる経験やスキルがある場合は、履歴書や面接でしっかりとアピールしましょう。

なお、企画職として経験を積めばマネジメント・コンサルタントへのキャリアアップも狙えます。

企画職への転職におすすめの転職エージェント

企画職への転職におすすめの転職エージェントを紹介します。

業界未経験からの転職ならdoda、実務経験ありのハイクラス定食ならビズリーチがおすすめです。

• doda
• ビズリーチ

doda

dodaは転職満足度No.1の転職エージェント。

知名度・掲載求人数をみてもでも業界トップクラスを誇ります。

「企画・管理」の職種求人は常時20,000件以上を保有。

多くの数ある選択肢の中から転職先を選ぶことができます。

エージェントが転職活動をフルサポートしてくれるため、仕事と並行して進めたい人・初めて転職する人などにもおすすめ。

＼掲載求人数100,000件以上！／
dodaに申込む

ビズリーチ

ビズリーチは国内最大級のハイクラス転職サイト。

年収600万円以上ののハイクラス求人を多数掲載しています。

中には企画職向けの求人も多く、経歴やスキルに自信があり、キャリアアップや年収アップを狙っている方におすすめです。

一流のヘッドハンターもしくは企業の人事ががあなたの経歴を見て、直接スカウトする仕組みになっています。

なお、経営企画・経営戦略のKWDで検索した結果、求人は3537件ヒットしています。(2023年7月11日現在)

好条件の求人をお探しの方におすすめの転職サイトです。

＼年収600万円以上の求人多数！／
ビズリーチに申込む

企画職への適正があるか理解してチャレンジを検討しよう！

今回は企画職に向いている人・向いていない人の違いについて、仕事内容から適している人の特徴を含めご紹介しました。

企画職はヒット商品を企画したり、社内外さまざまな人と関わったりする仕事なので、市場の流行り廃りを把握する能力や多くの人とコミュニケーションをとる能力が必須です。

ぜひこの記事を参考に、企画職への適正があるか理解してチャレンジを検討してみてください。