20代前半の未経験転職は厳しい?未経験でも成功させるコツとおすすめの職種も紹介
「20代前半だけど転職できるかな」
「職歴やスキルはないけど良い企業へ転職したい!」
このように思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに20代前半は、職歴やスキルや実績がない場合が多く、転職できるのか不安になりますよね。
ただし、実は20代前半という年齢は、最も転職しやすい年齢の1つです。
そこで今回は、20代前半が転職しやすい理由、成功させるコツ、失敗する人の特徴、転職までの流れなど、20代前半の方が転職する際に知っておくべきことを解説します。
本記事を見ることで、やるべきことが明確になり、希望の業界や職種、企業への転職が成功に近づくためぜひ参考にしてください。
20代におすすめの転職サイト・エージェントランキング28選|選び方と転職に成功する3つの秘訣を解説
営業マネージャーや人材開発担当などを経験後、コンサルティング会社へ転職。研修講師として活躍後に2019年に合同会社富士みらいクリエイション設立。
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、企業研修講師。在職者や転職希望者向けにキャリアコンサルティングを行っている。安心して話せる雰囲気と様々な経験を踏まえた的確なアドバイスが好評。
- 職種
- 全職種
- 公開求人数
- 200,000件以上
- 対応地域
- 全国
- おすすめ年代
- 20代から50代以上
20代前半の転職は第二新卒枠での応募が狙い目
20代前半で転職をする場合、「第二新卒枠」での応募が狙い目です。
なぜなら、第二新卒を採用したい企業が多いから。
企業が第二新卒者を採用する理由は下記の通りです。
- 社会人経験がある
- 基本的なビジネスマナーが身に付いている
- 年間を通じていつでも採用できる
- 新卒と同等のポテンシャルがある
第二新卒は、新卒者と違い、社会人経験があります。
そのため、基本的なビジネスマナーが身についているとみなされるのです。
ビジネスマナーが身についていることで、教育コストが削減できます。
また、年間を通じていつでも採用ができる点も、企業側にとってはメリットです。
第二新卒の定義
実は第二新卒に明確な定義は定められていません。
しかし、基本的には下記のように定義されています。
- 学校を卒業後1年〜3年以内で転職を考えている20代
なお、新卒・既卒・中途との違いは下記の通りです。
第二新卒 | 学校を卒業後1年〜3年以内に転職を考えている20代 |
---|---|
新卒 | 3月末で卒業見込の学生 |
既卒 | 学校卒業後に進学も就職もしていない人 |
中途 | 就業経験のある人 |
企業が第二新卒(20代前半)に求めていること
「20代前半はスキルや経験がないから転職は厳しい」と言われることがあります。
しかし、企業が20代前半の第二新卒者に求めていることはスキルや経験ではありません。
厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」によると、企業が第二新卒者に実務経験を求めている企業はわずか9.6%です。
なお、同調査によると、企業が第二新卒に求めていることトップ3は下記の通りです。
- 熱意・意欲:60.5%
- コミュニケーション力:44.7%
- 協調性:32.8%
そのため、熱意や意欲、コミュニケーション力など、20代前半の若手だからこそアピールできることを伝えることが重要です。
20代前半が転職に成功しやすい理由
上述したように、20代前半は転職に成功しやすい時期です。
下記では、20代前半が転職しやすい理由を詳しく解説します。
- ポテンシャルを期待されるから
- 若い人ほど固定概念がなく育成しやすいから
- 人手不足だから
ポテンシャルを期待されるから
20代前半の人の中には、「スキルや経験がないから転職できないのでは?」と思われている人も少なくないでしょう。
ただし、20代前半の求職者は、経験よりも「これからの成長のポテンシャル」を非常に評価される傾向にあります。
企業は、若さや学びの意欲、未来に向けた成長のビジョンを重視します。
実際には、経験が浅いからこそ、企業のカルチャーや価値観を新鮮な目で吸収しやすく、そのポテンシャルは無限大です。
スキルアップの速さや、新しい環境に適応するスピードは、年齢とともに難しくなることから、20代前半の求職者は企業が投資を惜しまない人材である点は間違いありません。
具体的な経験が少ない場合でも、新しいことにチャレンジする意欲や柔軟性を見せることで、企業側の期待に応えられます。
固定概念がなく育成しやすいから
20代前半の人々はキャリアの初期段階にいるため、特定の業界や職種への固定観念が少ないことが一般的です。
この点は、企業側にとっては「自社の考え方やカルチャーに染め上げやすい」という大きなメリットとなります。
また、学びのスピードが速く、指導や研修の成果を早期に現場での成果につなげやすいのも魅力的です。
人手不足だから
現代の日本は少子高齢化の進行に伴い、様々な業界で人手不足が問題となっています。
特に新卒採用が難しくなってきている中、20代前半の求職者は即戦力として、また中長期的な人材としての採用を目指す企業から高く評価されています。
経験者としての価値と、まだまだ若手というフレッシュさの中間に位置するため、多くの企業が採用したい人材です。
20代前半で転職を成功させる3つのコツ
20代前半はキャリアの形成期となる大切な時期です。
新卒としての入社から数年が経過し、初めての転職を考える方も多いこの時期に、どのようなポイントを抑えて転職活動を進めれば成功率を上げることができるのでしょうか。
以下では、20代前半の人が転職を成功させるためのポイントを紹介します。
- 徹底的に自己分析を行う
- 転職理由を明確にする
- 転職エージェントを活用する
徹底的に自己分析を行う
20代前半で転職を成功させるためには、自己分析は避けて通れません。
自己分析をすることで、下記のことが理解できます。
- 強み・弱み
- 興味・関心
- 価値観
- 性格
- 傾向
これらが理解できると、自分に合う職種や業界が明確になります。
自分にある職種や業界が明確になると、転職理由や志望動機の深みも増します。
自己分析は時間がかかる作業ですが、20代前半の転職を成功させるためにもしっかりと行いましょう。
キャリアプランを明確にする
20代の男性が転職を成功させるためには、キャリアプランを明確にするのも大切なポイントです。
仕事をしていくうえでどうなりたいのかがハッキリわかっていないと、どのような会社に転職すればいいのか判断できません。
前職を退職する理由や自分に足りないこと、今後どのように頑張っていきたいのかをしっかり考え、面接で質問されたときにも明確に表明できるよう準備しておきましょう。
また、キャリプランを伝える際には、年数や期間などを織り交ぜることでより具体的なキャリアプランを伝えられます。
発言に説得力が出るので、採用担当もあなたのキャリアをイメージしやすくなります。
転職エージェントを活用する
転職エージェントは、20代前半の方にとって非常に強力な味方となります。
初めての転職活動は、どのように進めるべきか戸惑うことも多いでしょう。
転職エージェントは、市場の動向や求人情報、企業の内情など、多岐にわたる情報を提供してくれます。
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 非公開求人の紹介
- 市場の動向や求人情報・企業の内情を教えてくれる
エージェントとの継続的なコミュニケーションを通じて、自分自身のキャリアについての意識も深めることもできます。
20代前半で転職を成功させるには、転職エージェントの活用は必須です。
20代前半でも転職ができない人の特徴
20代前半は、人生の中で最もフレッシュな時期ともいえるため、転職のチャンスが豊富に存在します。
しかしながら、全ての20代が転職に成功するとは限りません。
以下では、転職が難航する20代の特徴を詳しく解説していきます。
- 全てが受け身になっている
- 転職回数が多い
- 転職理由や志望理由が曖昧
- 目先のことしか考えていない
全てが受け身になっている
全てが受け身になっている人は、20代前半でも転職できません。
その理由は、企業は自分からアクションを起こせる積極的な人材を欲しがっているからです。
そのため、受け身姿勢ではなく、積極的に行動できることをアピールしましょう。
20代前半で転職回数が3回以上の人
20代前半で転職回数が3回以上ある人は、転職が難しい傾向があります。
その理由は、「またすぐに転職するのでは?」と不安視されるからです。
なお、20代で不利になりにくい転職回数は下記の通りです。
- 20代前半であれば2回
- 20代後半であれば3回
ただし、20代で転職回数が多いからといって、必ずしも転職できないわけではありません。
20代で転職回数が多い人が転職を成功させるコツは、下記の記事を参考にしてください。
20代の平均転職回数は1~2回って本当?企業に好印象を与える方法や不利になる回数について解説
転職理由や志望理由が曖昧
転職理由や志望理由が曖昧な人も、転職できない人の特徴です。
企業は「なぜ当社を選んだのか?」や「なぜ前の職ではダメなのか?」といった問いに対して、明確な答えを求めてきます。
曖昧な理由や表面的な理由だけでは、納得のいく人材として評価されません。
- なぜその企業なのか
- なぜこの仕事なのか
- なぜ他社ではないのか
上記のように明確に、具体的に説明できるよう、転職理由や志望理由を言い換えましょう。
目先のことしか考えていない
転職を考える際、目先の給与や待遇だけを重視するのは危険です。
また、中長期的なキャリアの展望や、自らの成長をどうするかといった視点も大切。
目先の利益だけを追求すると、後々キャリアの選択を後悔する可能性も出てきます。
年収が高いだけで入社してしまうなどがよくある失敗例の1つです。
もちろん、転職の軸が年収であるなら良いです。
ただし、とりあえず年収が高いからと言う理由で転職をすると、また転職を繰り返すことも。
そのため、将来的なビジョンを持ちながら転職活動を進めるようにしましょう。
20代前半で転職活動をする際の注意点
初めての転職活動は不安が多いものですが、注意すべきポイントをしっかりと抑えることで、成功に近づきます。
以下では、転職活動を進める上での注意点を詳しく解説します。
- 転職が成功するまで退職しない
- 業界や職種を絞りすぎない
- ネガティブな理由だけの転職活動はNG
- 社会人マナーを疎かにしない
- エントリーする企業数を増やす
- 転職先の企業に求める優先順位をつける
転職が成功するまで退職しない
転職活動を開始する前に現職を退職することは大きなリスクを伴います。
特に未経験の業界や職種に挑戦する場合、転職活動が困難になるケースも少なくありません。
なかなか転職先が決まらないと妥協してしまったり、金銭的な不安に襲われることも。
安定した収入を確保しつつ転職活動を進めるためにも、転職先が決まるまでは現職を退職しないようにしましょう。
業界や職種を絞りすぎない
特定の業界や職種に固執すると、多くのチャンスを見逃してしまう可能性があります。
特に、20代前半の方は、自分が何に向いているのか、何がしたいのかなどが明確になっていない場合もあります。
業界や職種を絞りすぎずに、広い視野で活動することがおすすめです。
ネガティブな理由での転職はNG
転職を考えるきっかけの中には、現在の職場に不満があるから仕事を変えるという方もいます。
しかし、ネガティブな理由だけで転職活動を行うのは避けましょう。
自己成長のため、新たな挑戦のため、キャリアアップのためなど、前向きな目標を設定することが大切です。
また、面接での自己PRや志望動機の説明も、ポジティブな理由である方が好印象を与えられます。
ビジネスマナーを疎かにしない
20代前半で転職を成功させるためには、ビジネスマナーがあることも重要です。
20代前半は、まだまだ若手とみなされます。
ただし、若手だからといって、社会人としての基本的なマナーを忘れてはいけません。
絶対に押さえておくべきビジネスマナーは以下の通りです。
- 言葉遣い
- あいさつ
- 時間を守る
- 整理整頓
- 報連相
- 身だしなみ
社会人マナーがあることをアピールできれば、他の転職者と差をつけることもできます。
特に面接前には、再度確認しておきましょう。
エントリーする企業数を増やす
転職をする際に、企業に求める条件が多くなってしまうと、エントリーする企業の数が少なくなってしまいます。
エントリーする企業が少なくなると、その分採用される可能性が低くなるので、活動期間が長くなってしまう恐れがあります。
そのため、転職を早く終わらせるためにも、なるべくたくさんの企業にエントリーしましょう。
面接に行けば、求人やホームページだけでは伝わらない、リアルな様子を聞くことができます。
面接に行くまでは興味が無かった企業にも、生の声を聴くことで興味が湧く可能性もあります。
結果的に転職の視野が広がるので、納得できる転職ができます。
転職先企業に求めることを明確にする
転職先企業に求めることを明確にすることも重要です。
たとえば以下のとおり。
- 仕事内容
- 業務時間
- 給料
- ワークライフバランス
- 福利厚生
- 昇給・昇進制度
転職先に求めることが明確になれば、企業選定の時間を短縮できます。
また、面接時にも説得力が増します。
20代前半の転職を成功させるためにも、企業に求めることを明確にしましょう。
20代前半の人が転職で感じる5つの悩み
今より高い収入を得たい、やりたい仕事がある、人間関係がうまくいっていないなど、転職をおこなう理由は様々です。
ですが、根底は「現状の労働環境よりも良い環境で働きたいから」で共通していると思います。
自分以外の20代男性の求職者がどのような悩みを抱えているのかを知ることで、漠然と抱えている不安を解消しましょう。
不安を解消し、精神的に楽になれば、前向きかつ慎重に転職活動に取り組むことができるでしょう。
- 転職して今より良い会社で働けるか
- 自分の希望通りの仕事を見つけられるのか
- これまでの経歴に自信がない
- 資格をとった方がいいのか
- フリーターや無職から正社員への転職は可能か
転職して今より良い会社で働けるか
「転職して今よりいい会社で働けるか」これが一番の悩みだと思います。
そもそも転職する理由は「現状よりもよい会社で働きたいから」です。
いくら就業条件が良くても、実際に働いてみなければ自分にとって良い会社かなんてわからないと思いますよね。
しかし事前に適切な準備をしていれば、転職をすることで現状よりいい会社で働ける可能性は十分にあります。
自分が転職先に何を求めるのかを具体的にすること、転職支援サービスを利用し、事前準備を怠らないことで転職失敗のリスクを大きく下げることができます。
自分の希望通りの仕事を見つけられるのか
20代男性は比較的転職しやすいタイミングではありますが、必ずしも希望通りの仕事につけるとは断言できません。
転職する際の企業・世の中のニーズ・あなたの経験によって、希望する職につけるかどうかは変わってくるからです。
しかし世の中には数多くの求人が存在します。
すべての希望を満たす求人を探すことは難しいです。
なぜ転職したいのか優先順位をつければ、ある程度理想とする仕事を見つけることはできるでしょう。
これまでの経歴に自信がない
20代前半はスキルや経歴を重視されません。
上述しましたが、企業が20代前半の人に求めていることは、下記の通りです。
- 熱意・意欲:60.5%
- コミュニケーション力:44.7%
- 協調性:32.8%
企業が求めている人物であることをアピールすることで、転職を成功に近づきます。
資格をとった方がいいのか
20代前半で転職をする際に、資格を取れば成功させられるわけではありません。
逆に、資格取得に時間がかかってしまうと、転職しやすい20代前半の時期を逃してしまうことも。
資格はあくまで手段の1つです。
転職する目的と手段が変わらないよう、注意しましょう。
フリーターや無職から正社員への転職は可能か
フリーター・無職でも正社員就職は可能です。
確かに、現在正社員で働いている人と比較するとハードルはあがります。
ただし上述したように、20代前半の転職は「ポテンシャル採用」です。
転職支援サービスや転職エージェントと相談のうえ、慎重に転職活動を進めればフリーターや無職の人にも正社員になれるチャンスは十分あります。
20代前半の転職におすすめの業界・職種7選【男女共通】
それではここから、転職を考えている20代男性におすすめできる、7つの転職先を紹介していきます。
- 営業職
- ITエンジニア
- 外資系コンサル
- 介護職
- 販売職
- 事務職
- 建設業界
営業職
基本的にどの企業でも営業職は必要です。
そのため、求人数も多く、20代前半の未経験者でも採用される確率は高いです。
特に未経験でも採用されやすい業界は以下の通りです。
- 不動産営業
- 人材サービスの営業
- 生命保険の営業
- 営業代行会社
- 製薬メーカーの営業(コントラクトMR)
- OA機器販売の営業
営業スキルを身につけられれば、キャリアの選択肢が広がります。
また、企業によってはインセンティブを設けている場合もあるので高収入が目指せます。
自分の頑張り次第で給料が上がりやすいので、働くモチベーションにもつながります。
IT業界
市場が拡大しており、将来的に見ても成長していくと言われている業界のトップがIT・インターネット業界。
スマートフォンの普及や、5Gなどの新しいテクノロジーの採用によって、IT・インターネット業界は目覚ましい成長を遂げています。
そのため、急成長している企業も多く、年間に数十人単位で新しい人材を採用しているケースも。
また、IT業界に転職するからといって、必ずしもインターネットの知識が必要になるわけではありません。
研修や実務経験の中でスキルや経歴を身に付けていけばいいと考えている企業が多いため、ほとんどの企業で未経験者を採用しています。
今後もさらなる拡大が見込まれていますので、転職するにはおすすめの業界と言えます。
外資系コンサル
年収が高い業界として20代におすすめできるのは、外資系のコンサル会社が挙げられます。
一言に外資系といってもさまざまな職種がありますが、コンサルタントになることができれば、高収入も十分に期待できます。
しかし、英語力や一定のスキルなどハードルが高くなることも多いため、それなりの努力が必要。
また、外資系企業では成果主義であることが多く、結果を出さないといつまで経っても昇給・昇進の機会がありません。
最悪の場合は、クビになってしまうケースも…。
そのため、外資系企業を狙っている人はある程度覚悟を持って、転職しなければなりません。
介護職
介護業界や福祉関連の業界は、人手不足が大きな問題となっており、転職しやすいと業界と言えます。
現在の日本では少子高齢化が進んでいるため、介護サービスへの需要が高まっている一方、労働力の確保ができず人手不足を抱えています。
そのため、介護職や福祉関連の仕事では資格がなくても転職でき、入社後に資格を取得して昇進していくこともできます。
介護関連の資格を取得すれば、一生介護関連の仕事に困ることは無いため、将来的に職を失ってしまう事態に陥ることは無いでしょう。
接客業
アパレルや飲食店などの接客業は経歴や学歴などはほとんど重視されず、主にコミュニケーション力や接客力が求められます。
そのため、これまでの経歴に自信がない人でもスムーズに転職に繋がります。
仕事内容も接客メインで複雑な業務がほとんどないので、接客経験がない人でも採用される可能性が高いです。
人と接する仕事がしたい・人と話すのが好きなど、自分が接客への適正があるかチェックしてみましょう。
事務職
主に女性からの人気が高い事務職男性にもおすすめの職種で、仕事量が落ち着いておりワークライフバランスが整っています。
仕事内容は請求書処理や封入作業などの単調なルーティンワークがメインで、そこまで複雑なものはありません。
そのため、残業や休日出勤などの頻度も少なく仕事とプライベートを両立できます。
転職する上で最低限のPCスキルが身に付いていれば、後は仕事をして行く中で覚えられるので未経験でも転職可能です。
収入は少々少なめですが、プラベートの時間を確保できるので、空いた時間で副業などをしてみるのも良いでしょう。
建設業界
建設業界は体力メインの仕事で学歴や経歴を重視されない職種なので、経歴に自信のない20代男性におすすめです。
また、業界内での高齢化も進んでいる問題もあり、経験の有無に関わらず若い人材を積極的に採用しています。
体を動かす仕事なので体力的にかなりしんどいものの、その分収入が高い傾向があるのでガツガツ働いてい稼ぎたい人におすすめです。
20代前半が転職を成功させる流れ【6ステップ】
以下では、20代前半が転職を成功させるための6ステップを紹介します。
- 明確な転職のスケジュールを立てる
- 徹底的に自己分析を行う
- 求人サイトで気になる求人を探す
- 履歴書や職務経歴書を作成して応募
- 面接を受ける
- 条件の調整と退職手続き
1.明確な転職のスケジュールを立てる
転職は決して簡単なものではありません。計画的に進めるためには、自らに厳しい締め切りを設けることが大切です。
特に20代前半の場合、忙しい日常に追われ、転職活動が後回しになることはよくあります。
そういった事態を防ぐためにも、具体的な期日を設定し、それを遵守することが肝心です。
ただし、転職のタイミングを決めるにあたって、現職の業務の引き継ぎや、進行中のプロジェクトの状況を忘れずに確認し、責任を果たすことも重要です。
2. 徹底的に自己分析を行う
転職を成功させるためには、自己の強みや弱み、そしてキャリアの方向性を明確に理解しておくことが必要不可欠です。
特に、自らのスキルや実績を正確に把握することで、どのような職種や業界が自分に合っているのか、どのような職種や業界で自分の力を最大限に活かすことができるのかが見えてきます。
そのために、日常業務における成功体験や達成実績を具体的にリストアップしてみることをおすすめします。
これらの情報は、履歴書や職務経歴書の作成、さらには面接の際のアピールポイントとしても非常に役立ちます。
3.求人サイトで気になる求人を探す
転職を成功させるためには、企業や業界の徹底的な研究が不可欠です。
転職後に後悔しないためには、希望する業界の現状や将来性を把握し、自分に合った企業を選ぶ必要があります。
求人情報をチェックする際は、給与や福利厚生だけでなく、実際の業務内容もしっかりと確認することで、自分が求めるスキルや経験を磨ける職場かどうかを判断することができます。
4.履歴書や職務経歴書を作成して応募
転職活動の中でも、重要な作業の1つである履歴書は、短い経歴の中でどのように自分をアピールするかが鍵となります。
志望動機の部分では、その企業を選んだ理由や、自分がその企業にどのような価値をもたらせるかを明確に伝えることが大切です。
職務経歴書には、これまでの職歴を単に羅列するのではなく、取り組んだプロジェクトや成果、それを達成するためのプロセスを詳細に記述しましょう。
経歴や実績がないという方は、小さなことでも、学生時代のことでも構いません。
とにかく今まで努力したことや小さな成功体験でも良いので企業側へアピールできるようにしましょう。
5.面接を受ける
面接は転職の大詰めとなりますが、社会人としての基本的なマナーやビジネスエチケットを守ることが前提です。
20代の転職希望者の強みは、その成長の余地やポテンシャル、未経験の分野でも、自身の成長意欲や柔軟性をアピールポイントとして活用しましょう。
また、面接には練習が不可欠です。
不安を感じる方は、専門の面接対策サービスを利用して、自信を持って臨むようにしましょう。
6.条件の調整と退職手続き
内定を獲得したら、次は入社条件の最終確認と現職の手続きを行います。
企業の都合だけでなく、自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、適切な条件を交渉することが大切です。
退職手続きでは、まず直属の上司に退職の意向を伝え、円滑な引き継ぎを心がけることが重要。
退職後も、最後まで誠意を持った態度を保つことを忘れないようにしましょう。
20代前半の転職を成功させるために転職エージェントを活用しよう
20代前半の転職市場は独特のもの。初めての転職やキャリアチェンジを考える時、多くの不安や疑問が出てくるでしょう。
そんな時、転職エージェントの存在は非常に強力なサポートとなります。
特にキャリアの初期段階では、自分の強みや価値を正しく伝えるのは難しいもの。
そのため、専門家のサポートを受けることで、効果的な転職活動が期待できるのです。
以下に、転職エージェントの利用がおすすめされる具体的な理由をいくつか紹介します。
- 転職のプロが完全無料でサポートしてくれる
- 非公開求人を紹介してくれる
- 企業とのやり取りを代行してくれる
- 自分では気がつかない強みを見つけてもらえる
転職のプロが完全無料でサポートしてくれる
転職エージェントを利用する最大のメリットは、転職のプロが完全無料でサポートしてくれる点です。
転職を成功させるためのアドバイスや求人紹介、さらには面接対策まで、一貫してプロのサポートを受けられます。
20代前半の転職者にとっては、コストをかけずに質の高いサポートを受けられる点が魅力的。
経験豊富な転職のプロが、あなたのキャリアをバックアップしてくれるのです。
非公開求人を紹介してくれる
非公開求人とは、公には公開されていない限られた人のみが応募できる求人のことを指します。
転職エージェントを通じてのみアクセスできるこれらの求人は、競争率が低く、待遇や環境が良い場合が多いです。
20代前半の転職者にとって、非公開求人は大きなチャンス。
多くの選択肢の中から、最適なキャリアパスを見つけるサポートを受けることができます。
企業とのやり取りを代行してくれる
転職活動は、思った以上に時間とエネルギーが必要です。
特に企業とのやり取りは、スムーズに進めるためのノウハウが求められる場面も。
転職エージェントは、面接の日程調整や条件交渉など、企業とのコミュニケーションを代行してくれます。
これにより、求職者は、転職活動に集中できるのです。
自分では気がつかない強みを見つけてもらえる
20代前半の転職者は、自身のスキルや経験を適切に伝えるのが難しいことが多いでしょう。
しかし、転職エージェントはあなたの経歴やスキルを客観的に評価し、隠れた強みや魅力を見つけ出してくれます。
プロの目線でのアドバイスを受けることで、自己PRの質を向上させることができるのです。
20代前半におすすめの転職エージェント3選
20代として転職をするのであれば、転職を全面的にサポートしてくれる転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントを活用することによって、求人紹介~アフターフォローまで幅広いサポートを受けられます。
- ハタラクティブ
- doda
- ワークポート
ハタラクティブ
ハタラクティブは第二新卒・フリーター・ニートなどの20代をメインに転職・就職支援をしているエージェントです。
一般的に就職に不利と言われている経歴の人に特化しているので、経歴に不安を抱えている人でも安心して利用できます。
書類選考通過率96%以上、就職成功率は80.4%を超えており、実績とノウハウがあるのも魅力です。
また、利用者の約8割が大企業への転職に成功しているなど他にも多くの魅力と実績がある転職エージェントです。
運営企業名 | レバレジーズ株式会社 |
---|---|
求人数 | 非公開 |
利用可能地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
ハタラクティブの評判は良い?悪い?口コミとサービスからわかるメリット・デメリット
\掲載求人の50%以上が上場企業!/
ハタラクティブに申込む
doda
- 公開求人数
- 235,428件
- サイトのタイプ
- 総合型
- 対応エリア
- 全国
- 運営会社
- パーソルキャリア株式会社
dodaは掲載求人数25万件を超える転職エージェントサービスであり、幅広い職種・業種の求人を掲載しているのが最大の特徴です。
自らエントリーして転職を進める転職サイトと、エージェントからのサポートを受けられる転職エージェントの2つの側面があり、利用者のニーズに応じて利用できます。
エージェントサービスでは、求人紹介や応募書類の添削、退社から入社までのフォローなど様々なサポートを受けられるので初めての人でも安心です。
知名度・実績ともにトップクラスを誇り、利用料や登録料は一切かからないので登録だけでもしておいて損はありません。
運営企業名 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
求人数(2023.11.15時点) | 258,494件(非公開求人含む) |
利用可能地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
dodaの評判は良い?悪い?口コミとサービスからわかるメリット・デメリット
\求人数20万件以上!/
dodaに申し込む
ワークポート
ワークポートは転職決定数No.1の転職エージェントです。
67万件もの転職相談実績をもとに転職コンシェルジュが丁寧にサポートしてくれます。
また、ワークポートは北海道から沖縄まで全国各地に38もの拠点があるため地方の方でも対面でサポートが受けられます。
利用料や登録料は一切かからないので気になる方はチェックしてみましょう。
運営企業名 | 株式会社ワークポート |
---|---|
求人数 | 約5万件 |
利用可能地域 | 全国(38拠点) |
利用料金 | 無料 |
ワークポートの評判は良い?しつこい?口コミ・サービスからわかるメリット・デメリット!
\転職コンシェルジュによる丁寧なフォローアップ/
ワークポートに申し込む
20代後半になると転職が難しくなる
20代後半の転職者は特定のスキルや知識を持つ一方、未経験の仕事に挑戦する際のハードルも高まります。
キャリアアップを目指すことが可能ですが、そのためには確固たるスキルや実績を求められるようになります。
ここからは20代後半の転職事情についても見ていきましょう。
- 未経験職種への転職が難しくなってくる
- 具体的なスキルや実績を求められ始める
- 転職によってキャリアアップを狙いやすい
未経験職種への転職が難しくなってくる
20代後半になると具体的なスキルや経験を期待され、それがないと求人企業から敬遠される可能性があります。
そのため未経験の職種に転職するためには、強い意志と効果的ななアプローチが必要になります。
その上で自身のポテンシャルを強く打ち出し、どのようにその分野で活躍できるかをアピールすることが重要です。
具体的なスキルや実績を求められ始める
20代後半では、特定のスキルや実績を明確に示すことが求められます。
20代前半とは違い、実務経験だけでなく、経験や成果を具体的にアピールすることが大切です。
数字やデータを用いて、自身の成果を客観的に示すことで、企業にとってのあなたの価値を伝えられます。
転職によってキャリアアップを狙いやすい
20代後半の転職はキャリアアップを目指す良い機会です。
20代後半はまだ若く、将来のキャリアパスを模索しやすい時期。
これまでの経験やスキルを活かしさらに上を目指すこともできますし、また自分の適性を十分に把握できている状態だからこそ、より自分に合った分野に転職することも可能。
このように、20代後半の転職事情は前半とは勝手が異なります。
未経験の仕事への転職は難しくなる一方、具体的なスキルや実績が評価され、より高いポジションを狙うチャンスが増えます。
そのため、転職を考えている方は自分のスキルや経験を見つめ直し、どのように活かせるかを考えることが重要となります。
20代前半の転職時によくある質問
ここでは、転職活動を行っている20代男性が抱える悩みや疑問を詳しく解説していきます。
- 20代で転職活動を行っている人の割合は?
- 3年以内に転職すると就職が不利になる?
- 20代が転職に有利といわれる理由は?
- 20代後半も転職に有利?
- 転職回数が多いと評価がマイナスになる?
- 20代前半の転職活動はどのくらいかかる?
- 20代の職歴がない女性でも就職・転職はできる?
20代で転職活動を行っている人の割合は?
「石の上にも3年」という言葉があるように、新卒で入社した後は最低でも3年間はその職場で仕事をするといった風習が日本にはあります。
しかし、実際のところ、3年未満で転職をしている20代の割合は約30%といわれています。
離職する理由は様々ですが、「人間関係が原因のモノ」や「入社前・後でギャップを感じた」などを理由に転職している方が大多数を占めています。
3年以内に転職すると就職が不利になる?
1~3年未満で仕事を辞めてしまうと、転職活動が不利になるという話が度々浮上しますが、早期離職をしたからといって、後の転職活動が不利に働くことはありません。
もっとも、面接の場で、早期離職に至った経緯や動機を伝えられれば問題ありません。
ただし、早期離職を何度も繰り替えとしていると、「採用してもすぐにやめてしまう」という偏見を持たれてしまいます。
20代が転職に有利といわれる理由は?
様々な転職サイトや転職エージェントで、「20代は転職に有利な年」といわれています。
その理由は、若さゆえのポテンシャルを秘めていることや、長期雇用を見越して積極的に採用しているためです。
また最低限のビジネススキルを身に着けている第2新卒として雇用すれば、教育コストがかからないなどの理由から、若手人材の積極的な採用が行われています。
20代後半も転職に有利?
先の質問に対する回答で、「20代は転職に有利な年」と回答しましたが、年齢が20代後半に差し掛かると、社会人経験やスキル等を積んでいるので、本人の経験が重視されます。
併せて、完全未経験の職種に転職する場合、20代後半がラストチャンスということになります。
逆に、経験を活かしてキャリアアップしたい方やもっと大きな仕事をしたいと考えているなら、20代後半は最適な時期といえます。
転職回数が多いと評価がマイナスになる?
転職回数が多いと、「採用してもすぐにやめてしまう」などの偏見を持たれてしまうので、就職そのものが不利になる可能性があります。
転職回数が原因で印象が変わる明確なラインはありませんが、最低でも2~3回以内にとどめておくのがベストです。
また転職回数が多い場合は、転職活動を行った経緯や動機を面接の場で伝えられれば印象が変わります。
20代前半の転職活動はどのくらいかかる?
20代前半の転職活動の期間は、個人のスキルや経験、そして希望する職種や業界によって大きく変わりますが、3ヶ月から6ヶ月の期間を想定すると良いでしょう。
しかし、十分な準備やリサーチ、そして適切な転職エージェントの活用などを行えば、この期間を短縮することも可能です。
逆に、十分な情報収集や準備をせずに転職活動を進めると、予想以上に時間がかかることも。
効率的な転職活動のためには、しっかりとした計画と情報収集が必要です。
20代の職歴がない女性でも就職・転職はできる?
20代の職歴がない女性が転職活動をする際には、不安も出てくるでしょう。
しかし、職歴がないからといって、就職や転職が不可能なわけではありません。
多くの企業は、経験やスキルよりも「ポテンシャル」や「成長意欲」を重視して採用を行っています。
職歴がない女性が転職に成功するためには、自分の強みや魅力をしっかりとアピールすること、そして自分の成長意欲やポテンシャルを明確に伝えることが重要です。
また、転職エージェントなどのサービスを活用し、自分の状況や希望に合った企業を見つけることも有効です。
職歴がないからといって諦めるのではなく、転職に向けて少しづつでも行動していきましょう。
20代前半の転職は将来を見据えて行おう
20代男性は転職に有利と言われているものの、目的を持たず安易に転職してしまうと、転職に失敗してしまう可能性が高いです。
「本当に転職すべきなのか」「どういう目的を持っているのか」など、将来的なことも見据えるのも重要です。
また、自分の適正や希望条件を含めて転職先を探すのも大切なポイント。
20代での転職はその後の将来に大きな影響を及ぼすこともあるため、じっくりと考えてから転職をしましょう。